武器/海造砲【灰燼】

Last-modified: 2021-07-04 (日) 15:28:54

異国の地より伝わった珍しいボウガン。
火薬を扱うハンターの間で重宝されるのだとか…。
(海造砲【火刃】)

広域破壊を目的とした特殊な鋼砲。
砲身から空へ撒かれた弾は万物を滅し、灰へと帰す。
(海造砲【灰燼】)

MHP3にて登場したヘビィボウガン。
海造砲【火刃】の最終強化形態。
なお、海造砲【火刃】はバレル及びストックとしてMH3が初登場になる。

目次

性能

MH3

  • 海造砲【火刃】としてバレルとストックのみ登場。
    バレルはLV1徹甲榴弾の速射に対応している。
    竜撃弾や徹甲榴弾、拡散弾といった爆発系の弾に特化した性能。
  • ストックの必要素材に稀少特産品である太古のオイルが必要となる珍しい武器である。
    クエストでいくらモンスターを倒しても手に入らず、困ってしまったハンターも少なくないとか。
  • バレルは重量5と非常に軽く、ストックは重量15とやや重め。
    後のMHP3以降ではヘビィボウガンに分類されているが、
    MH3の仕様で考えるとフレームの重量が51以上あることになる…一体どんな魔改造をしたのやら。

MHP3

  • 爆発系の特殊攻撃弾に特化した性能。
    拡散弾が3発ずつ装填可能であり、徹甲榴弾に至っては全レベルのしゃがみ撃ちに対応。
    反動が【やや小】であるため、反動軽減+1を発動させれば9発の徹甲榴弾を素早く撃ちきる事ができ、
    砲術王と組み合わせた時の瞬発的な火力は絶大の一言。
    • 納刀術、罠師、ボマーなどと組み、頭部狙いのしゃがみで速攻スタン→接近して爆弾攻撃…を繰り返し、
      徹頭徹尾爆薬で戦う戦法がなかなか強力で、タイムアタックでも時々見かける事がある。
      爆発弾はヘビィボウガンとあまり相性がよくない、という常識を覆した異端児といえるだろう。
  • 弱点はやはり継戦能力の低さで、持ち込み&調合分の徹甲榴弾を撃ちきってしまうと途端に火力が低下してしまう。
    武器攻撃力自体はそこそこ高く、会心率も15%あるため、物理攻撃弾を撃って戦えないことはないが、
    通常弾はLV2が5発、貫通弾はLV2が3発と装填数が低いため、装填数UPなどでフォローしない限り実用性は薄い。
    3発装填できる拡散弾に頼るのも良いが、それだったら神ヶ島でやれ、ということになる。

MH3G

  • MH3Gでも微妙に性能を調整されて続投。
    ただしG級モンスターの体力の前では相対的に爆発弾の価値が下がってしまい、
    結果としてMHP3ほどの活躍は見込めなくなった。
    また、相性のよさそうな竜撃弾や爆破弾の装填数は、意外にも普通のボウガンと同じである。
    • G級のガンキンZは砲術に加えて反動軽減と、この武器のために作られたのではないか
      と思われるほどスキルがピッタリ。
      しかしどうせガンキンZを作るならほぼピンポイントでこの武器にしか使えないガンナー用より、
      幅広くガンランス全般と組み合わせられる剣士用の方が使いやすいので…
    • 前作と異なり、ブレが左右/小になってしまったので、
      スタン狙いならブレ軽減が必須スキルになってしまったのも痛い。

MHX

  • MH4では敢え無くリストラされたが、MHXにて再び復活。
    ココット村にやって来た交易船の船長の依頼をこなすことで手に入る
    「謎の重弩の秘伝書」を使って生産できる。やはり貴重品。
    今作では【灰燼】とはならず【炎刃】が最終強化となる。
  • 性能の方も殆ど変わらず…と言いたいが、しゃがみ撃ちはLV1&LV2徹甲榴弾のみ。
    LV3はしゃがみ非対応で1発装填。実用圏外である。
    リロードやや遅い、反動やや小、そしてブレは左右/小。
    ちなみに武器内蔵弾がやたら多く、LV2火炎弾、LV2水冷弾、連爆榴弾、LV1斬裂弾、硬化弾。
    ただし装填数がかなり少なくむしろ邪魔ですらある、連爆榴弾以外はまるで使い物にならない。
    そして物理弾の装填数もまったく改善されてない。
    反動軽減+3まで使えば全レベルを3発装填できる拡散弾も使えるが、
    その運用であればライトボウガンの方が適している。
    ネタとして楽しむ分には使えないことはないがPTで使えば味方を吹き飛ばすこれらの弾は好まれず、
    弾切れ後の物理弾も乏しいので実用性は皆無である。

MHXX

  • G級が解禁され、無事に究極強化で海造砲【灰燼】となる。
    攻撃力が330と物理性能は悪くないが、相変わらず装填できる物理弾の種類と装填数は控えめである。
    灰燼となったことで再びLV3徹甲榴弾がしゃがめるようになり、再び徹甲榴弾による爆撃が可能になった。
    しかし、MH3G時代と同様に
    G級のモンスターの体力の高さにより相対的に固定ダメージの攻撃が弱体化してしまっている。
    内蔵弾は装填数がやや改善され、上位の頃よりは使えるようになっている。
  • 今作ではブレイヴスタイルのブレイヴリロードによって、拡散弾の遅い装填速度を無視できる。
    また拡散弾の狩技ゲージ回収率はかなり高いため、
    今作で2倍近く威力が強化されたスーパーノヴァも高い頻度で撃つことができる。
    スキル『切り札』を発動していれば、徹甲榴弾によるスタンへの追撃としても有効。
    このような環境の変化により、上位まででの運用価値は前作より向上していると言える。

余談

  • 銃剣…というよりは工房試作品ガンランスにそっくりな見た目である。
    MH3では海造砲【火刃】のバレルとストックそれぞれを生産可能にするための
    「謎の銃身の秘伝書」「謎の銃床の秘伝書」が交易で手に入るのだが、
    「もともとはボウガンであったかも怪しいバレル。」との解説文まである。
    あくまでも推測に過ぎないが、
    この銃の正体はミナガルデ地方などの武器であるガンランスを知らなかった孤島地方の職人が、
    交易で手に入れた設計図を元にボウガンと勘違いして組み立ててしまったものなのではないだろうか?
    よくわからないものを武器に加工できる技術力は素晴らしいが、ミナガルデの職人は泣いているに違いない。
    • ちなみに、MHP3で追加されたシールドのデザインは
      工房試作品ガンランスの盾を真っ二つに割って銃身にくっつけたもの」であった。
      ついでに、パワーバレルの方を選択すると銃身は延長されず先端下部に緑色の刃が現れる
      ああ、やっぱり…
      なお、盾のデザインは何故か紋章を含めて全て左右が反転している。
      やはり工房が設計図を勘違いしているのでは...
    • MHXでは、どうしてこうなってしまったかが推察できる依頼クエストがあり、
      どうやらモンスターの襲撃により、設計図が輸送中に焼け焦げてしまったようである。
      しかし、MH3から時代が経ち工房試作品はもとよりガンランス自体が普及している今作。
      いくら読み取りづらい設計図とはいえヘビィボウガンと間違えるものだろうか…?
      まさか砲撃機構が読めなくなったから勝手に改変して作ったのか...?
      • なんと、この見てくれで竜撃弾に対応していない。
        やはりというか、砲撃機構は見事に抜け落ちてしまったようだ。
        だとしてもそれはランスなのでは
  • MHP3とMHX(MHXX)ではストーリーを進める上で入手できる
    「謎の重弩の秘伝書」というアイテムを素材にして生産可能。
    ガンランスの登場する今作では、外部から製法が伝わったことにしないと何かと不都合があるのだろう。
    なお、秘伝書は1つしか貰えないため、1つのデータで1丁しか生産できない大変貴重な銃でもある。
    つまり、知らず知らず売ってしまうと…。
    • 謎の重弩の秘伝書なので、今回のアイテムはガンランスとしてでは無く
      あくまでも重弩として作られた設計図の可能性もあり、ガンランスにならなかった理由も一応理解できる。
      工房で作成していく途中で気づかなかったのだろうか。
  • MH3GではMH3と同じく希少交易で秘伝書を入手することで生産リストに並ぶようになるのだが、
    ボウガンがパーツ毎に分かれていたMH3と異なり、以前と同じ一体型に戻っているので、
    秘伝書の名称がMHP3と同じ「謎の重弩の秘伝書」に変化している。

関連項目

武器/鬼ヶ島
武器/工房試作品ガンランス