武器/凶宝【翠嵐】

Last-modified: 2023-09-22 (金) 15:49:16

天上神の御霊を宿す片手剣。
荒玉より取り出した琢磨の剣は依り代となり、
大威力を成す。

MHP3で初登場したアマツマガツチの素材で作られる片手剣。

目次

概要

  • 翠(みどり)色の勾玉の尾がそのまま刃になっている、かなり特殊な片手剣。
    勾玉の穴に白い布を通して金色の柄に括り付けている。使っているうちにグラグラしてこないのだろうか。
    縦長の「Ω」形をした金色の土台に黒い鱗を付けて盾としている。こっちも衝撃で外れたりしそう。
    鱗の隙間の金の光が明滅している。また、土台の上の方には日輪のような意匠が見られる。

性能

MHP3

  • 攻撃力255(ブースト込み)と片手剣の中ではかなり物理火力に偏っている。
    一方で属性値は水12と振るわず、会心マイナス20%もある。スロットも空いていない。
    斬れ味は素で青極短、で青延長とアマツ武器のお約束通り。
  • 残念ながら総じて微妙な性能である。
    片手剣の性質上、攻撃力よりもやはり属性値が重視されるため、
    物理寄りの性能ではそちらに特化していなければあまり嬉しくない。
    また、手数で攻める片手剣においてこの斬れ味も致命的であろう。とにかく使い勝手が悪い。
  • 一応匠があれば実用最低限の青ゲージとなるのだが…
    今作では匠の発動が難しく、なまくらがオマケとして付きやすいので調整が容易ではない。
    上手く調整ができたら、高めの攻撃力を活かした物理型片手剣として用いよう。
    ただ、匠込みでも青止まりなのが少々痛い。
    匠抜きで白ゲージを持つ闇夜剣【昏冥】轟剣【虎眼】サーブルガッシュ
    運用が根本から違うので無視できるにしても、
    • 攻撃力235、長めの白ゲージ、防御力とスロ1持ちと全方面に隙の無い山刻デンドロネデス
    • 匠込みで青止まりなのは同じだが、こちらと同攻撃力にわずかにマシな会心率、スロ2の呪魂
    • 攻撃力・会心率こそ劣るものの、素で長い青ゲージスロ2の吼剣【地咬】
    辺りがライバルになる。少しとは言え水属性があるのがこの武器の強みか。

MHX

  • MHXにてアマツ復活に伴いこの武器も再登場。
    本作では新たな強化システムにより3段階まで強化が可能となっており、最終強化で天嵐ノ宝【碧霄】となる。
  • その最終形態である天嵐ノ宝【碧霄】の性能はというと、
    基礎攻撃力こそ水属性片手剣としては最も高い240だが、代わりに-20%ものマイナス会心が付き、
    逆に水属性値は嵐の神が聞いて呆れる12と、全水片手の中では最低の値という今回も典型的な物理特化型。
    名前こそグレードアップしているが基本的な性能自体はP3とほとんど変わってないと言える。
  • 斬れ味ゲージは通常で長い緑ゲージに微妙な青ゲージ(20)のみだが、
    本作では斬れ味+2で僅かな白ゲージ(10)が付与される。
    …のだが、手数武器である片手剣で白ゲージがたったこれだけというのは流石に不安としか言いようが無く、
    実質的には本作でも緑ゲージか青ゲージ武器としての運用が主になるだろう。
    マイナスの会心率も定期的に会心の刃薬を塗ればどうにかフォローできる。
    • 剛刃研磨を使えば短い白であっても強引に運用が可能ではある。
      アイテム使用強化で剛刃研磨と会心の刃薬の時間を伸ばして物理型として使うのが最適か。
      同じ運用ができる武器に真・煌竜剣がある。
      あちらはマイナス会心がなく刃薬の自由もあるが、こちらにはおまけの水属性付き。
      場合によっては強大な力を発揮できるだろう。
  • 物理型武器としてライバルになるのは昆虫夫婦スターグラディウスだろうか。
    ただしスターグラディウスは攻撃力がやや劣り、斬れ味+2でも青ゲージが少ししか出ないというナマクラであり、
    同スキル込みの運用においては追加防御力などを加味しても【碧霄】の方がやや有利と言える。

MHXX

  • HR70にてG級アマツマガツチのクエストが解禁され、こちらも限界突破。
    究極強化をもって太虚ノ宝【天壌】へと名前を改める。
  • 攻撃力は340と属性武器としては依然高い数値。しかし、会心率は相変わらずの-20%でスロットもやはり無し。
    属性値も18と寂しい限り。斬れ味も素で白が20出ているものの、匠をつけても白が伸びるばかりで紫は出ない。
  • 今作では紫ゲージの補正が引き下げられている為、斬れ味面は相対的に見てやや改善したと言えなくもない。
    しかし、
    • 水属性武器としてアテにするにはあまりに属性値が低すぎる
    • しかし無属性武器と比較した場合は大して高い攻撃力でもない
    • 中途半端なマイナス会心で裏会心運用も難しい
    • 防御ボーナスやスロットのような売りもない
    と、煮ても焼いても食えない、悪い意味で絶妙な立ち位置に落ち着いてしまっている。
    それでいて当然のように天空の龍神玉を要求してくるため、作りやすい訳でも無い……
    と、どうにもフォローが難しい。
    格別の思い入れがある場合は別として、基本的に作成は後回しでもいいだろう。
    • 一応白20なら業物だけでも十分フォローは効くので、総合性能はそこまで低くはない。
      普通に使えば、それなりに強い武器ではある。

MHR:S

荒玉より取り出した琢磨の剣は
依り代となりて大威力を成し、
鉄蟲に破滅の力を与えん。

  • Ver.15.0にてアマツマガツチの復活に伴いこちらの武器も復活。
    一発生産のみで、強化先はない。
  • 入手がわりと大変な角を使わないため、生産は比較的容易。天空の龍神玉?それは頑張れ。
  • 無事、カムラの里に降りかかる災厄を振り払ったハンターが手にするこの武器の性能はというと…
    • 相変わらず非常に高い攻撃力360
    • もはや腐れ縁とも言えよう会心率-25%
    • いつも通りスロットは付かない
    • とても嬉しい百竜装飾品スロットLv3 
    • 一体何があった 水属性値41
    • こちらもどうした、短いながらも素で紫、しかも匠延長可
    • トドメと言わんばかりに鉄蟲糸技強化のオマケつき
  • 今までの微妙性能はなんだったのかと言わんばかりに、
    十分実戦クラスの素晴らしい性能を引っ提げて帰ってきた。
  • 本作の片手剣は物理火力を発揮できる環境にあり、攻撃力の高さと斬れ味の良さのお陰で物理ダメージはかなり期待できる。
    また、アマツ武器共通の鉄蟲糸技強化もついているため、風車滅・昇竜撃といった鉄蟲糸技の火力底上げも可能。
    ただし、素の斬れ味は紫も白も長いわけではないため、ケアやフォローは必要になる。
    • 物理面では匠こそ無効だが会心率が10%高い轟剣【大虎眼】改がライバル。
      あちらの会心率が10%高かろうとどちらにせよマイナス会心なのだが。
      匠有効な上に属性値はもちろんのこと、鉄蟲糸技強化の恩恵が大きい。
    • 他には傀異錬成で斬れ味紫40を手にした七星剣【禄存】もなかなかの強敵。
      会心率0%に優秀なスロット4-2となっており、百竜スロットがLv1であることを除いてかなりのハイスペック。
      あちらにはない鉄蟲糸技強化で差別化していきたい。
    • 上記2種は無属性あるいは状態異常属性であるため、傀異スロット拡張での攻撃力の伸び幅が大きいことも
      念頭に置くべきか(特に後者は蓄積時攻撃強化も乗せられる)。
  • 属性武器も復権を果たしたサンブレイクにおいて属性値41は片手剣として見てもやや高めの数値。
    今まではオマケ程度しかなかった属性値の影響で属性攻撃強化の恩恵があまり受けられなかったが、
    今作ではその恩恵もしっかり受けることが出来る。
  • 会心率が相変わらず低いが、今作は会心率を上げる手段が非常に多い。
    そのため、マイナスを打ち消すのは勿論プラスに転じさせるのも難しくない。
    また、百竜スロットが素でLv3なので鋼魂竜珠で会心率を補え、傀異錬成で他の項目に強化を回せる点も大きい。
  • 以上のことから、水属性弱点のモンスターとそうでないモンスターが混ざる大連続狩猟クエストや
    高レベルの傀異討究クエストなどで大いに活躍が見込めるだろう。
    説明文の通り依り代となって大威力を成し、鉄蟲に破滅の力を与えられたこの武器で、
    嵐龍の暴風雨の如き勢いで強敵たちをバッサバサと薙ぎ倒してやろう。
  • 同じ水属性片手剣でライバルを挙げるとすれば …と、なかなかの顔ぶれである上に役割もハッキリしており、この武器には出来ないことが出来るものも存在する。
    相手や戦法に応じて使い分けるといいだろう。

余談

  • 銘の【翠嵐】「すいらん」は青々とした山の佇まいという意味。
    刀身が翠色なのでそこから付けたのだろう。
    最終強化時の【碧霄】「へきしょう」とは、碧く晴れた空を指す。
    究極強化時の【天壌】「てんじょう」とは、文字通り天と地を指す。
  • モチーフは三種の神器の一つ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)か。
    大剣ハンマーもそれぞれ三種の神器がモチーフになっていると思われる。
    剣や鏡と比べて逸話の類が少なく、強いて言えば岩戸隠れの際に使われたということくらいである。
    • 盾の方のモチーフは恐らく銅鐸。
      ベルのような形状の青銅器であり、祭事に使われた楽器だったという説がある。
  • 説明文の「依り代(よりしろ)」とは、神が憑く対象のこと。
    憑いてるならもっと水属性値を上げろよとか言わない。そしてサンブレイクで本当に上がってしまった。

関連項目

モンスター/アマツマガツチ
武器/アマツ武器