黒きを滅ぼすという名の龍剣。
龍の唸りに呼応して振動し、
その威力を数倍に増すという。
目次
概要
- 紅龍の素材を使用した片手剣。
MHG~MH2
- ミラバルカンの初出であるMHGでこちらも登場。
MHG及びMHPにおいては最終強化の属性武器に匹敵する属性値400後半に加え、
無属性でもそう多くはない非常に高い物理308によって
存在がチートといっても過言ではない武器であった。
特にMHGではこれを超える物理性能を持つ無属性武器は存在しない。
物理で20上回る真・黒龍剣と10上回る雷神剣インドラがライバルであるが、
属性の違うインドラはともかく真・黒龍剣に関しては属性値の差でこちらが勝つこともある。
- MHPでもスペックや黒龍剣及びインドラとの力関係は変わらない。
強いていえばリオス希少種と戦いやすくなったのでインドラは若干有利な場面も増えただろうか。
物理だけなら煌竜剣が勝つようにはなったが
それでも圧倒的大差とまではいかず、龍が通る敵も多いのであちらの立場はやや危うい。- ただし現在ではMHGのオンラインサービスやMHPのイベントクエスト配信が終了したため、
MHGではもはや絶対に、MHPでもイベクエ入りデータを用意できない限り生産できない。
- ただし現在ではMHGのオンラインサービスやMHPのイベントクエスト配信が終了したため、
- MH2では黒龍剣からの強化に統一され、相変わらず高い物理336に実戦的な龍300を持つが、
マイナス会心20%という手痛い補正を受けるようになってしまった。
だがそれでも物理の高さを帳消しにしてしまうまでは至らず、素の期待値は216となるが
実は物理特化型の性能である独龍剣【蒼鬼】の期待値210に完勝している。
実際には見切り+1で多少ながら会心率のフォローも可能であるため、その差は更に広がってしまう。
というか、今作でも実はこれを超える物理性能を持つ片手剣が属性の有無を問わず存在せず*1、
幾ら属性での有利が問われる片手剣であっても、今作は龍属性が重要な古龍種の存在もあって
甲殻種、牙獣種辺りの龍が通らない相手以外ではこちらが有利になりがちである。
龍属性仲間としては封龍剣【絶一門】がかなり強敵だが、
リオレウスやクシャルダオラのように物理も充分通る相手であれば過去作同様にこちらも強い。
あちらはなんと下位で作れてしまうというお手軽さも強力な武器になるが、
最終的にはこちらとあちらを物理・属性の通りで使い分けすることになっていただろう。
- いずれの作品でもイベントでミラバルカンを倒すという条件が必要になったが、
MHP以外であればこれを作ろうと思う=オンライン接続が前提だった、ということで
フレンドの集まり具合にもよるがひどく苦戦した、とまではいかなかったかもしれない。
MHPに関してはソロプレイを強いられる場合も多くなかなかの難易度になるが、
それを乗り越えるだけの価値は充分ある性能である。
MHP2(G)
- ブラックソードからの派生で作成できる龍属性片手剣。
作成時期は集会所上位の後半も後半だが、条件さえ満たせばラスボス前にでも作れる。
しかしバルカンを狩れる時点では、既に独龍剣系などの龍片手剣を所持している事と思われるが……。
独龍剣【蒼鬼】と比べると、マイナス会心付きではあるが、物理に寄った性能。斬れ味+1で白ゲージまで出現する。
強化で何故か鋼龍の宝玉を2個要求される。
- G級バルカン素材で真・黒滅龍剣に強化できる。
- 攻撃力350だが会心率は-20%と無視はできず、龍属性値も340と充分。
斬れ味は匠で紫30白40となかなか。
総合的に非常に優秀な龍属性片手剣であり、制作難易度もミラ系武器の中では低い方である。
ミラ系武器定番の大宝玉2つは仕方ないとして、それ以外は鱗と角素材しか使わないのである。
部位破壊をしないとロクに集まらない翼や入手率が半端な甲殻に悩まされないだけマシであろう。 - 競合する相手は通常種武器の真・黒龍剣と上記蒼鬼の強化先独龍剣【藍鬼】。
真・黒龍剣のページに詳しいが、こちらより攻撃力の高い真・黒龍剣は斬れ味に難があり、
こちらより属性値の高い藍鬼は攻撃力が極端に低い…というわけで、この武器が総合的に最強の龍属性片手剣とされる。
製作難易度以外にもスロットがない点に注意。 - 龍属性枠としては間違いなく最強格ではあるが、片手剣全体で見ると実は最強格には一歩劣る。
属性こそ異なるが性能傾向の似ているロイヤルローズがこちらと同じ攻撃力にプラス会心・高い属性値にスロ1まで完備。
何より会心率-20%とスロ0の組み合わせが痛く、カイザミテンプレを使ってもプラス会心にできない*2。
龍属性を弱点とする相手であっても、第二弱点や下手をすると無属性の方がダメージが出るなんてこともあるため要注意。
- 攻撃力350だが会心率は-20%と無視はできず、龍属性値も340と充分。
MH4
- ミラバルカンの復活に伴い黒滅龍剣も登場。今作のミラバル武器の例に漏れず、爆破属性を持つ。
攻撃力は爆砕の裂剣と同じ238であるが、
脅威の爆破属性300に匠で白10紫20(爆砕の裂剣の白ゲージと同等)、
さらにスロット3つと、裂剣の完全上位互換という代物となった。
作成にクシャルダオラとイビルジョーの宝玉を必要とするが、
イベントクエストで比較的容易に入手可能なのでそれほど苦労する事はない。
- 難点は黒龍剣と同じく青ゲージも含めて持久力に難があるところ。
斬れ味対策スキルは必須となるだろう。
- 先述の通り、黒龍剣の方は発掘を加味しても非常に高い性能なのだが、
残念ながら黒滅龍剣に関してはそこまでではないかもしれない。
確かに紫ゲージは魅力だが、
それを加味しても物理期待値は攻撃力252の白ゲージより少し高い程度に収まる点、
そして肝心のその紫ゲージも短めであるという点。
これらのことから、黒龍剣よりは簡単に総合的に超える発掘を入手しやすいと言えるだろう。- とはいえスロット3の拡張性や発掘では到底届かない爆破属性値300が魅力的であるのもまた事実で、
こちらを超える発掘爆破片手を手に入れるのもやはり一筋縄ではいかないのは確か。
むしろ発掘を含めても龍片手で2~3番手くらいには立てる黒龍剣がおかしいだけであって、
こちらも少なくともエストレモ=ダオラを超える氷属性発掘片手を入手するのと同等か、
あるいはそれ以上程度には難しいと考えるべきだろう。
- とはいえスロット3の拡張性や発掘では到底届かない爆破属性値300が魅力的であるのもまた事実で、
MH4G
- MH4Gでも続投し強化先を得た。
- 性能は攻撃力392に爆破340。斬れ味は真・黒龍剣と同等である。
スロットも3つあり、相変わらず非常に強力な性能ではあるのだが、
青と白ゲージがあまりに短いためやはり使いづらい。
運用する上で業物や砥石使用高速化の併用は必須と言えるだろう。
- 前作では爆破片手剣は黒滅龍剣一強だったが、
今作では強力な爆破片手剣が多数登場した。- まずは風化した片手剣を研磨する事で完成するテオ・テスカトルの片手剣「テオ=エンブレム」。
匠で発現する紫ゲージが長く、驚異の属性値500を併せ持つ。
ボマーに火薬術も付ければ戦場は爆発の嵐である。
しかし攻撃力が350と低くスロットは空いていない。 - 前作から登場していたティガレックス希少種の片手剣「絶衝剣【虎王】」。
紫ゲージは短いが圧倒的な物理攻撃力と非常に長大な白ゲージが自慢。
斬れ味関係のスキルを捨てて他のスキルを盛る事ができるのが強み。
しかし爆破属性を得るのに覚醒が必須で、属性値も低い。
問題は前作で見下していたブラキディオスの片手剣「砕光の恒剣」である。- 攻撃力378・属性値390と若干属性寄りだがどちらも微妙な差なので数値火力はほぼ同等。
しかし彼方は白ゲージと青ゲージが長く、持続力は此方の約2倍となっている。
一方此方は上述したように斬れ味の問題を抱えており、紫ゲージやスロットで勝っていようが
扱い易さではどう足掻いても勝てないだろう。
物理攻撃・瞬発力重視というのが片手剣のニーズに今一つ噛み合ってないのが大きい。
- まずは風化した片手剣を研磨する事で完成するテオ・テスカトルの片手剣「テオ=エンブレム」。
- とはいえ、低い持続力をスキルでカバーする事ができれば
他のカタログスペックは優秀なので、結局は使い分けが重要なのである。
MHXX
- ミラボレアスとともにミラバルカンも復活し、禍々しい銘を携えて黒滅龍剣も帰ってきた。
大禍は一般的には『たい-か』と読み、文字通り大きな禍(=災い)を意味する。
ただし、公式攻略本によれば『おお-まが』と読むようである。
恐らく大禍時から取っているものと思われる。
ブラックソード系列とは派生系統が異なり、最初から黒滅龍剣として直接作成することになる。
当然ミラバルカンの素材を使用するため、G級しか存在しない。
究極強化の【大禍】の性能は- 属性武器としては高水準の攻撃力330
- 攻撃力に干渉しない会心率0%
- 十分な数値を誇る爆破34
- 素では短い青、斬れ味+2で白10紫30
- 今作の爆破剣最終形では唯一のスロット3
黒龍剣と違いかなりの高性能を誇っている。 - 今作の汎用武器の最終候補としてよく名前が挙がるアトラル武器と同じ攻撃力を持つ上に爆破属性が備わっている。
その真名ウンネフェルと比べると斬れ味と防御+60の代わりに爆破属性を得ている形。 - しかし猛り爆ぜるブラキディオスの復活、及び強化派生が分かれたことで最終形が3つになったブラキディオス武器、
古龍武器仲間で属性値ではトップの座を守り続けてきたテオ武器、
二つ名武器で更に相変わらず匠不要のアドバンテージを持つ燼滅刃武器など他の爆破剣も黙ってはいない。武器名 攻撃力 爆破属性値 斬れ味
(匠+2)スロット 備考 真・黒滅龍剣【大禍】 330 34 青20
(白10紫30)○○○ 爆剣エクスサーモ 340 25 青60
(白30紫10)--- 砕巌剣デストルクジオ 310 38 白50
(白60紫40)○-- 砕光恒鋭剣チェブラク 300 44 白30
(白50紫30)○○- テスカ・デル・メダリ 290 45 白50
(白60紫40)--- 真滅閃カシオヴァ 300
会心率5%30 白40紫30
(匠無効)--- 二つ名武器 - 世紀末の様相である。しかし絶妙なバランスで住み分けはできており、
【大禍】の場合「攻撃力と属性値を併せた総合的火力の高さ」と「爆破剣唯一のスロット3」が売りになる。
ただし、「匠が無い場合青止まり」という斬れ味に難がある。
青ゲージであっても攻撃力300の白ゲージと同等の物理攻撃期待値を誇るとはいえ、
売りである火力の高さが損なわれる形になり、それはつまり【大禍】の持ち味をほぼ失うに等しい。
特に最初から斬れ味全開で二つ名補正まで持つカシオヴァに火力面で完全に置いていかれる。
【大禍】を使うなら匠は必須と言ってもいい。
スロット3の拡張性と匠必須という部分は相反するファクターではあるが、
ここを上手く埋めることができればその総合力の高さが輝くだろう。 - 斬れ味のフォローと武器スロによる拡張性が非常に上手く噛み合う装備が存在する。
ディノXシリーズ、および燼滅刃シリーズである。
どちらも斬れ味+2と剛刃研磨を備え、斬れ味の不安は無くなる。これにより最大限の力を発揮できるようになる。
特に燼滅刃の方はG級で強化を進め、スキルが真・燼滅刃になるとボマーが追加され、
まさに爆破属性の武器を振るえと言わんがばかりの性能になる。
二つ名防具特有の拡張性の無さも【大禍】のスロ3によってフォローされるため、相性は抜群。
ディノXの方は燼滅刃と違い、それだけでは斬れ味+2と剛刃研磨(と発動に至らない回避性能4p)のみだが、
スロットが全部で8個あるため自由度が高い。武器スロとお守りを駆使すれば複数のスキルを加えることも可能。
特に片手剣は相性の良い5スロスキルが多く、状況に合わせてスキルを付け替えることができるのは大きい。 - 今作の剣士テンプレの一つ、グギグギグとも好相性。
紫30+業物となるため片手剣でも十分運用可能。
ディノXと同様にスキルの拡張性にも富むため、クエストに合わせてスキルを組みかえることも可能。 - 作製可能時期は黒龍剣と同じ、自発に限ればHR95が必要になるためさらに遅い。
そして当然あのミラバルカンの討伐が大前提、途中の強化に猛り爆ぜるブラキディオスの素材を要求される、
究極強化にはかの悪名高い古龍の大宝玉が必要になるなどハードルが非常に高い。
この作製難度の高さが一番の問題点かもしれない。
関連項目
モンスター/ミラボレアス【紅龍】
モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体
武器/ミラ系武器
武器/黒龍剣 - 黒龍武器
武器/祖龍霊剣 - 祖龍武器