武器/黒龍剣斧

Last-modified: 2024-01-09 (火) 13:55:24

甦りし黒龍伝説そこに終止符を打った者達の証。
恐怖、誇り、安堵、様々な思い出を刻む。

目次

概要

  • MH4にて登場した、黒龍ミラボレアスの素材を用いたスラッシュアックス
    スラッシュアックスが登場したMH3以降音沙汰のなかった黒龍だったが、
    MH4にてスラッシュアックスの続投と黒龍の復活が相成り、この武器が誕生した。
  • 全体的に刺々しいデザイン。斧刃、剣刃ともに黒龍の角をふんだんに使っている。
    また、斧刃には眼が埋め込まれており、普段は閉ざされているが剣モードに変形するとなんと開眼する。
  • ミラボレアスという存在の恐ろしさを強調する説明文が多い黒龍の武具だが、
    この武器はその例から外れ、「黒龍伝説に終止符を打った」という
    希望や明るさを感じさせる文章になっている。
    ゲーム中では絶滅されると困るためその様子は見られないが。

性能

MH4

  • 攻撃力864に龍属性430、装着ビンは強属性ビン。
    会心率0%にスロットが3つと、高水準な属性寄りの武器である。
    また、特筆すべきはで斬れ味が出る数少ない剣斧であることだろう。
    ただし、紫および白の長さ自体はそれほどでもないため、継戦能力にはやや不満が残るか。
    加えて匠なしではやはり短い青までしかないため、匠は必須スキルと言えるだろう。
  • ライバルとなりうる今作の龍属性剣斧は、滅龍ビンを除くとTHEエグゼキューターアルトエレガンの2種。
    • 前者は強撃ビンに低い属性値、高会心率で物理重視。さらに匠で白60の大業物。
    • 後者は攻撃力が低く斬れ味も匠を付けてなおだが、
      一線を画す龍属性値600強属性ビンが搭載された属性重視武器であり、
      また斬れ味青は匠でおよそ100と、継戦能力は高い。
  • 比較的バランスは取れているが、ビンや斬れ味の関係上、黒龍剣斧がエレガンをやや食い気味か。
    また、エレガンはどうしても相手を選ぶ上に入手にも運が絡むため、
    最終的にはエグゼキューターと黒龍剣斧を持っておけば龍属性剣斧は事足りるだろう。

MH4G

  • G級解禁に伴い、強化先の真・黒龍剣斧が登場した。
    その性能は、
    • やや低めの攻撃力1404
    • かなり高い龍属性620にそれを底上げする強属性ビン
    • 今作のミラ武器のテンプレである、素で青20、匠で白20+紫30の斬れ味
    • 据え置きのスロット3に会心率なし
    と、黒龍の名に恥じないものとなっている。
    低く見える攻撃力も属性特化のスラアクとしてはかなり高く、
    斧モードであれば狼牙剣斧【暴獄】より高いダメージを与えられる場合もある。
    ただ、流石に剣モードの物理火力では敵わないため、
    高い属性値を活かすためにも龍属性が非常によく通るモンスターに担いで行きたい。
    斬れ味の短さが気になるが、今作では匠と業物の両立が容易なのに加え、
    3つもあるスロットのおかげでカバーは比較的楽である。
  • 直接のライバルはアルトエレガンの最終強化であるアルトロイヤル
    彼方は素で長めの白ゲージに720という凄まじい属性値を持つが、匠で紫が出ず攻撃力も武器倍率で50も低い。
    火力では此方の圧勝だが継戦能力やスキルの自由度では彼方に軍配が上がるため、うまく使い分けて行こう。

MHX

  • MHXではミラボレアスが登場しないため、黒龍剣斧も登場しない。
    しかし、本作では黒いかけらや塊を使って作れるブラックシリーズの武器がMHP2G以来の復活を遂げており、
    スラッシュアックスにおいても黒龍剣斧と同デザインのブラックアックスが新たに登場した。
    黒龍武器の前身となっていた他武器種のブラックシリーズ同様、見た目はまさしく黒龍剣斧そのもの。
    しかし、その性能はMH4(G)時代の黒龍剣斧とは大きく異なる。
  • 4段階の強化を経て、クロノアックスに最終強化される。黒の剣斧ではない。
    その性能は、
    • 中々高い攻撃力210
    • それを後押しする強撃ビン
    • おまけ程度の龍属性14
    • 斬れ味は長い緑、斬れ味+2で白20
    • スロットは無い
    と、黒龍剣斧とは打って変わって物理偏重の武器となっている。
  • 高い攻撃力に強撃ビンが噛み合い中々の性能と言えるのだが、本作の龍属性剣斧は激戦区であり、ライバルも多い。
    特に手ごわいのが、
    • 攻撃力は190とやや控えめだが会心率30%、クロノアックスをやや上回る龍属性16
      素で青30と斬れ味+2で白40の上にスロット1つを持つウィルofマインド
    • 攻撃力190、龍属性10はクロノアックスに劣るが、匠無効の白10
      非常に長い青スロット2を持つ焦燥ナル斧星スカルヴ
    の二振りだろう。
    クロノアックスは斬れ味+2での白ゲージが20と心許なく、白ゲージで運用するには業物剛刃研磨が必要となる。
    その分のSPでウィルofマインドに攻撃力UP【小】を発動すると会心率込みでの物理期待値が逆転してしまうのである。
    一応斬れ味+2に火力スキルを盛れば瞬間火力では最大となるが、今度は継戦能力に乏しくなる。
    ならばと長い緑を生かして鈍器運用しても、更に長い青を持つスカルヴに攻撃小を発動した場合の青ゲージに劣る。
  • レア素材は使わず作製難度は低いのだが
    Lv4への強化に発光する上粘液を使う為、最終強化は解放後となり攻略用には使えない。

MHXX

  • ミラボレアスが再登場したMHXXではコツコツとHRを90まで上げ*1
    ようやく戦えるようになった黒龍の素材を使うことで初めて限界突破が可能になる。
    そして更にもう一段階強化(LV7)で究極強化となり、黒龍剣斧と銘を変える。
    その性能はというと、
    • 極めて高い攻撃力340
    • それを後押しする強撃ビン
    • 十分高い龍属性30
    • 素では青30だが斬れ味+2で紫30
    • 会心率は無い
    • スロット1
    と、4系統とは異なりブラックアックス準拠の物となっており、ビンが強属性ビンから強撃ビンに変わっている。
    そのためか物理性能が凄まじく高くなっている。
    4Gの発掘武器の理論値*2に迫ると言えば、その凄さが分かるだろう。
  • これほどの武器であるから、要求されるレア素材はというと…ない。
    強いて言えば部位破壊しなければ入手困難*3な邪眼と剛翼2つずつがやや面倒だが、それだけである。
    地味にクロノアックスから一貫して獰猛化素材も使わない。
    古龍の浄濃血はミラボレアスのクエスト報酬で手に入り、
    発光する濃粘液はオストガロアから採掘しても手に入るので、
    基本ミラボレアスさえどうにかできれば容易に強化可能な代物になっている。
    • これは他のブラック武器から強化して黒龍武器となる武器全てに共通している特徴で、
      これらは究極強化に至るまで古龍の大宝玉を使わないのである。
  • とはいえ、ライバルもないではない。
    最大のライバルはMHXでも鎬を削ったウィルofマインドの究極強化、ウィルofソウルである。
    あちらは攻撃力310ながらも会心率30%を誇り、超会心構成だとこちらと並ぶ。
    匠込みの斬れ味、スロットでは並び、属性値では勝っているため、こちらがやや優位か。
    また、本作初登場のラオ剣斧龍焔剣斧【竜喰】も強撃ビン持ちであり、龍属性50とかなり高い属性値を持つ。
    が、攻撃力300に会心なしと物理火力には大きな差があり、火力でこちらに勝る事は無いだろう。
    • いずれにせよこちらに追い付く可能性があるのはスキル条件付きであり、
      匠+2が全員前提な分、こちらはスキル自由度で勝っているので有利。
      物理のゴア、属性のラオ、バランス…というより両方の黒龍といった具合で、かなり汎用性が高い。
      そういう意味でのライバルはむしろ真名アナトカルナイムの方といえるかもしれない。
      そっちの方は龍属性を別にしても期待値で勝るが、スロットなどを含めた自由度では流石に敵わない。
      最終的にはスキル構成次第と言えるか。
  • ちなみに、あくまでブラックアックスの究極強化なので、レア3である。伝説の黒龍なのに。
    亜種武器はしっかりレア10なのに。
    だからなのか強化費もかなりお安くなっており、両者が40万z以上かかるのに対しこちらは約21万zで仕上がる。
    コスパも良好であり、問題を挙げるとするなら単独でクエストを出すにはHR90(もしくは強化個体との戦闘)が必要、
    かつ伝説の黒龍を征する実力が求められる点ぐらいだろうか。

MHW:I

  • 大型アップデートでミラボレアスが登場、武器も新大陸へ渡った。
    かつてない強さを誇る黒龍を降し、生産と強化に邪眼を1つずつ使って完成する真・黒龍剣斧の性能は
    • 攻撃力1225
    • 龍属性150
    • 龍封力[大]
    • 会心率-30%
    • 斬れ味紫20、匠で延長可能
    • Lv4スロットが2つ
    • 強撃ビン
  • やりたい放題な防具と同じく凄まじい武器として君臨している。
    攻撃力1225は武器倍率に直すと350であり、かつて生産武器最高の攻撃力を誇った
    金剛角斧カンナリ40もの差がある。というか生産段階でカンナリと並んでいる。
    覚醒能力とカスタム強化を全て攻撃力に捧げた赤龍武器であっても追いつけず*4
    僅かとは言え紫ゲージの補正によって更に突き放している為、
    物理性能においてはまさしく最強と言っても過言ではない。
    • 武器倍率350は他の黒龍武器と並べると平均的なグループに入るが、
      この武器の場合強撃ビンが後押しするので剣モードの時は410にまで達する。
  • 属性値についてはもうどうしようもないので置いておくとして*5
    主な短所としてはマイナス会心とそのままでは短い斬れ味が挙げられるが、
    それらの短所も自由にスキルを盛れ、4部位装備で真・業物まで発動する
    ドラゴンシリーズと併用すれば緩和できる。
    むしろ、強撃スラアクに必須スキルの集中強化持続も含めて、
    ドラゴンシリーズを着込む事が前提の性能な気がしなくもない。
    • 従来のマイナス会心武器は同等以上の攻撃力を持つ武器が他にあったり、
      斬れ味が劣悪だったりでどうにも影が薄くなってしまいがちだったが、
      この武器の場合攻撃力の圧倒的な高さと素紫の斬れ味を併せ持つおかげで、
      スキルなしの環境で比べても物理期待値が最も高い。
    • たとえば見切りLv7 & 攻撃Lv4 & カスタム会心で通常25%、挑戦者・極意で怒り時45%、
      弱点特効で弱点部位75%傷つけ時95%まではもっていける。
      力の解放(極意)渾身(極意)で補うのももちろんアリである。
      スタミナ管理が容易な武器種なので渾身は特にオススメ。
    • あるいは抜刀時会心+40%の真・龍脈覚醒も相性がいい。
      見切りLv6カスタム会心弱点特効で傷つけ弱点部位に100%になる。
      こちらの場合は真・業物に頼れない為、匠による延長は必須となる。
    • どちらの場合でも、紫ゲージ補正の乗った武器倍率350の威力が
      超会心によって1.4倍という凄まじい威力を叩き出す。
      トレーニングルームの柱に斧強化叩きつけを当てると一発で450を超える大ダメージが入る。
  • 強撃ビンが基礎攻撃力に対し乗算する仕様になった関係で、
    狩猟笛に次いで比較的容易に武器倍率500を突破できる武器種である。
    武器倍率350+攻撃Lv7(21)+挑戦者Lv7(28)+力の爪・護符(15)+猫飯攻撃UP大(15) = 429
    EXドラゴンが実装されて積むのが容易になったこれらのスキルだけで武器倍率500を超える。
    さらにフルチャージなどを積めば
    表示攻撃力にして1800を超えるという驚きの数字となる
  • ちなみに、他の目玉付黒龍武器と同じでカメラを追うように目玉が動くようになった。
    過去作と違い斧モードでも開眼している為、抜刀中は常に目玉がギョロギョロ動く事になる。

関連項目

モンスター/ミラボレアス
武器/ミラ系武器
武器/黒滅龍剣斧 - 紅龍素材のスラッシュアックス
武器/ミラアンセスフォース - 祖龍素材のスラッシュアックス


*1 イベントクエストを利用したりオンラインで便乗するならばHR解放が最低条件
*2 武器倍率340、会心率-10%、龍500(50)、匠紫40、強撃ビン
*3 一応基本報酬でも出る
*4 攻撃65555に攻撃カスタムLv2で武器倍率335
*5 属性ダメージが無いも同然なので龍属性やられを無視できるのは利点ではある