MHF-G7で実装された、司銀龍ハルドメルグの剛種武器。
司銀龍の流体金属を精練して作られた殺傷力の高いハンマーである。
目次
概要
- G7の新モンスターであるハルドメルグのハンマーで、属性は一切帯びていない。
ぱっと見は金属質の光沢が目立つ普通のハンマーという見てくれだが、
抜刀することで柄と本体が拡張し、通常よりも長いリーチでの戦闘が可能となるのが特徴的。
また、溜め動作でもこの拡張ギミックを見ることができる。
- ハルドメルグはHR100から挑める剛種モンスターであり、
この武器を強化していくことで天嵐武器、覇種武器、G級覇種武器、烈種武器まで強化することができる。
また、2015年5月20日から解禁された「始種」の素材を用いて、最上位段階の始種武器まで強化が可能となった。
- 本記事では主に剛種武器、天嵐武器、烈種武器について記す。
性能
司銀鎚【孤月】
- まずは生産段階である剛種武器から述べる。
近年の剛種武器の例に漏れず、生産した時点で既に剛種武器として一線級の性能を有している。
- 具体的な性能としては、
- 比較的高水準の攻撃力1352
- 標準で長めの白ゲージを持ち、斬れ味レベル+1で十分な量の紫ゲージが発生する
- リーチ「長」
- 武器スロット2
- G7時点で、リーチ長の剛種ハンマーはこれ以外に「ドドン・デストロイ」と、
「金塵翔龍鎚【風重】」が存在している。
しかしどちらも司銀鎚【孤月】より攻撃力は低く、紫ゲージも心もとない
(ドドン・デストロイにはそもそも紫ゲージがない)。
属性はあるがハンマーという特性上微々たるものであり、
リーチ長ハンマーとしては抜きん出たポテンシャルを有していると言えるだろう。
- ただしHRの時点では、リーチ長のハンマーはやや使いにくいと感じてしまうかもしれない。
真価を発揮するのは秘伝書習得後であろう。
奇しくもハルドメルグ自体も相当な強豪として位置づけられており、
正攻法で挑む場合秘伝書を取得できる段階の装備でないと討伐は厳しいかもしれない。
司銀獄鎚【月夕】
- ドスゲネポス変種のHC素材を投じることで更に強化された「天嵐武器」。
- 斬れ味は据え置きで、攻撃力が1430と大きく向上を遂げている。
天嵐武器ではトップクラスの火力を有しており、乱打との併用でその火力は更に引き上げられる。
有名な怒髪獄大鎚【莫浪】には会心率の差でほんの僅かに負けるものの、その差は誤差と言っていいほど。
こちらはリーチ長、マイナス耐性の影響を受けない無属性というメリットを活かしたい。
- 実はハルドメルグの天嵐武器は、ハンマー以外はいずれも剛種武器からの伸びが小さく、
剛種武器時点のスペックも他武器と比較して抜きん出て高いとは言いがたい。
その為他の天嵐武器と比較し極めて性能上不利な状態にあるのだが、
司銀獄鎚【月夕】は元々ライバルの少ない環境と素の性能の高さから、
既存の天嵐武器をも上回る活躍が期待できるのである。
- しかし彼の躍進もここまでであり、次の覇種武器「司銀獄鎚【明月】」は攻撃力1456と殆ど伸びない。
武器スロット3になるのがせめてもの慰めか…
ただしそれでも弩岩獄槌【粉塵砕】と互角の火力を持ち、
リーチ長覇種ハンマーでは攻撃力TOPという状況に変化はないのが流石と言えるか。
- なおG級覇種武器の司銀獄鎚【淡月】も攻撃力1482と雀の涙以下の強化となっている。
司銀烈鎚【月白】
- 烈種メラギナスの素材を投じて強化された「烈種武器」。
- ここに来て斬れ味が大幅に変貌し、
140もの白ゲージとデフォルトで20(斬れ味レベル+1時は70)の紫ゲージが発生するようになる代わりに、
青ゲージ以下が丸ごとなくなってしまう。
もっともゲージ量だけ見れば純粋に強化であり、青以下は気にする必要はないだろう。
- 攻撃力も2236と大きく強化を遂げ、
強力なスキル「弱点特効」を自動的に発動するという特性も身につけた。
この武器は後発の烈種武器同様、烈種防具2部位でGLv50に比肩するように調整されている。
烈種防具2部位時の性能は攻撃力2392、空色ゲージと強力であることは言うまでもない。
- だが、この時点ではライバルも十分育ってきているのがこの武器にとっての最大の逆風であろう。
まず、剛種時代から上を行っていたガルバダオラのハンマーの烈種武器「金塵翔龍鎚【嵐重】」は、
攻撃力2288、凄まじく長い紫ゲージという性能であり、
内包スキルを無視した場合遂に単純火力で逆転されてしまったのである。
- また、ハルドメルグのハンマーはG級武器にも「真司銀鎚【銀鉤】」が存在しており、
そちらはなんと攻撃力2548、空色ゲージ持ちであり、
単純火力では司銀烈鎚【月白】に勝ち目はない。
- 弱点特効スキルも、G6.1までのハンマー使いであれば最終的に必ず発動を狙っていくものであり、
自動発動が必ずしも機能してくれるとは言いがたい。
専用装備の構築は不可欠となるだろう。
- と言っても、この武器はハルドメルグの烈種武器の中ではまだ良い性能である。
強化に必要な素材も、メラギナスの部位破壊素材で最も厄介な鮮血を使わないため、
強化自体さほど難しい話ではないことも特筆できる。
司銀始鎚【天満月】
- 始種グレアドモスの素材を用いて強化が可能となった始種武器。
天満月は「アマミツキ」と読む。
- 攻撃力が2510と大幅に強化されているのが最大の特徴で、
斬れ味も紫ゲージが伸び、かなり使い勝手がよくなった。
始種防具1部位を投じることで長い空色ゲージが発生し、
攻撃力も2588となるため真司銀鎚【銀鉤】を超えることができるようになった。
G7以降溜め威力UPスキルの上方修正などで、スキル枠が厳しい状態になっているハンマーにとって、
自動発動の弱点特効スキルの存在はありがたい。- ただ、真司銀鎚【銀鉤】との差はそれほど大きくはない。
むしろシジルで簡単にひっくり返るレベルの差である。
あちらは空色ゲージが40しかないので、
リーチ長の本懐とも言える乱打を連発するには業物+2などの補強が欠かせず、
こちらは長い空色ゲージを持つ分有利であると言える。
武器スロットも3あるので、スキルの構築自由度と経戦能力に関してはこちらが優れていると言ってよい。
- ただ、真司銀鎚【銀鉤】との差はそれほど大きくはない。
- ちなみに同時に始種武器化したパリアプリアのリーチ長鎚「ドドドンガ・エデッセ」には、
攻撃力が2532、水属性と毒属性を持つなど火力面で上回られてしまっている。
しかも自動発動スキルが弱点特効ともろ被りになっている。
斬れ味や武器スロットはこちらが優勢なので、それを考えて差別化していきたいところ。
関連項目
モンスター/ハルドメルグ
武器/特殊リーチ武器 - この武器は「リーチ長」である。