武器/蛇槍【ナーガ】

Last-modified: 2023-09-08 (金) 22:17:53

目次

概要

  • ガブラスの素材で作られた槍。
    殺傷よりも苦痛を与えることを目的として作られた。
    初登場はMHP2。
  • 後述するように性能はいいのだが、デザインが非常に不気味。
    まるで悪魔が持つようなねじくれた三叉槍と、コウモリが羽ばたくような外見の盾のセット。
    デスギアシリーズとでも組み合わせたら、100%子供が泣くだろう
    また、悪魔のような外見のドラゴンXシリーズに携行させてもなかなか似合う。
    • MHXにて再登場したので、ゴアシリーズなどとも合わせられるようになった。

性能

MHP2

  • MHP2では、「塔に行けるようになったランサーはまずこれを目指せ」と言われるほど優秀で安定した性能。
    毒属性を持つランスの中でも特に総合性能に優れており、毒380を持ちながら、攻撃力も322と及第点。
    斬れ味も緑ゲージが十分長く、会心率5%もあり欠点と言えばスロットが空いていないことぐらいか。
    • ガブラス武器なので、生産難易度が低いのも特徴。
      毒袋以外は全てガブラス素材でまかなえてしまう。
      蛇竜の頭2個が若干厄介だが、村クエの「古塔調査も楽じゃない」を何度か回せば十分集まる数。
  • この性能ながら将来性が高いのも評価点。
    蛇竜の上皮と猛毒袋で上位版の【ヴリトラ】に強化でき、会心率が10%(斬れ味補正で15%)に強化される。
    強化段階の早さに対してスペックが高く、上位通して長く使える一本である。

MHP2G

  • さらに、MHP2GでG級版の【ウロボロス】も登場。毒属性値が470とMHP2G最高値になった。
    攻撃力は506と若干不安な数字だが、会心率10%(斬れ味補正で20%)に匠で紫が付くので十分なところだろう。
    スロットも2個付いて拡張性が増している。
    • G級で作れる他の毒ランスが超物理特化のホウテンゲキ【凶】ツワモノランスしかないので、
      毒ランスの最高峰に立ちうる可能性を持つ槍である。
      しかし、ウカム後には上位までのライバルだったヴェノムランスネイティブスピアのG級版が登場する。
      特に、ネイティブスピアGは毒属性値がこちらと同じ470で、匠抜きで紫が付く優秀な性能。
      物理攻撃力で上手く差別化したい。

MHX

  • MHP2Gの後は一切の音沙汰が無かったが、7年の沈黙を破り、MHXにて遂に復活
    気付けばガブラスの別名も種族も様変わりしていた。
  • 最終強化で蛇槍【ヴリトラ】となり、
    攻撃力190、会心率10%、毒属性40を手に入れ、
    素で短い青ゲージと長い緑、匠で青が長くなり短い白が付く。
    今作の毒ランスの中では攻撃力と属性値のバランスが高い水準で取れている為、
    斬れ味の問題さえなんとかすれば活躍してくれるだろう。
  • しかし、最終的には同等の攻撃性能と毒属性を持つ上に、匠+2で白ゲージ40を得る
    レギーナソーンロゼの劣化品になってしまう。
    とはいえ、あちらは作成には多大な苦労を要する為、それまでの繋ぎとしては十分使えるだろう。
    ただ、こちらも最終強化に金火竜の上棘を使うので、そこの所は覚悟が必要。

MHXX

  • MHXXでも順当に続投し、究極強化で蛇槍【ウロボロス】となる。
    • 攻撃力310
    • 会心率15%
    • 毒属性46
    • 素の斬れ味は白20、匠+2で紫20
    • スロットなし
    …なんと、素での爪護符込み物理期待値は毒属性ランス1位(匠有りでも2位タイ)、
    属性値も1位の2と僅差の3位ととんでもない事になっている。ちなみに毒属性値40以上で唯一の攻撃力300越えである。
    最後に天廻龍と黒蝕竜の素材を使うが、面倒な素材は使わずHR解放前に作れる。
    欠点は匠の有無に関わらず業物等のフォローが必要な事と、スロットが無い事か。

MHRise

  • ガブラスが出現しなかった新大陸での物語を経て復活。
    カムラノ鉄鎗Ⅲからの派生でのみ蛇槍【ナーガ】Ⅰが入手可能。
    ガブラス自体は初期フィールドである大社跡に生息しているものの、強化に
    ドラグライト鉱石が要求されるため、作成は溶岩洞に行けるようになる
    里★4or集会所★3になってから。
  • その後、火竜の翼膜と毒袋を用いて蛇槍【ナーガ】Ⅱへ、翼蛇竜の上皮・猛毒袋・カブレライト鉱石を用いて
    最終強化、蛇槍【ヴリトラ】となる。
    性能は
    • 攻撃力130、会心率10%
    • 毒属性41
    • 斬れ味はそこそこの、匠Lv1から青で、白も出る
    • スロットはLv2一つ、Lv1二つ
    と、状態異常値とスロット以外は非常に低い性能で強化が終わってしまう。
  • 他の毒ランスにはバサルモスのヴェノムスクウィード、プケプケの毒妖槍ヒルヴラリギ、
    スカルダ派生の蠍槍アラクランツェがあり、いずれもこちらを上回る攻撃力を持つ。
    前者2本とは作成可能時期で差別化できるが、アラクランツェはこちらと同じく集会所★4で
    強化できるⅢの時点で攻撃力160を有している。
    なんなら、その作成可能時期もイベントクエストを受注すれば間を埋められてしまう。
    そのため、解説文通り殺傷より苦痛を与える事を目的とするのでなければ
    使う理由を見出すことはできないだろう。

MHR:S

  • 舞台はエルガドに移り、G級に代わる新ランクであるマスターランクでさらなる強化が可能に…
    なったはいいが、できるようになるのがやたら遅く、MR★4まで待つことになる。
    ただ、ガブラス素材以外は劇烈毒袋・エルトライト鉱石・黒ずんだ重焼骨と、
    比較的簡単に入手できるものばかりであるため、そう苦労はしないだろう。
    そうして進化した蛇槍【ヴリトラ】改の性能は
    • 大幅に上がった攻撃力300、会心率10%
    • こちらは微増の毒属性42
    • 斬れ味は短い素白、匠で延長可能
    • スロットは変わらず2-1-1
    • 百竜装飾品スロットはLv3
    と、待った甲斐あって高性能な一振りとなった。
    特に、攻撃力は上位で130しかなかったとはいえ170も伸びるという、凄まじい成長を遂げている。
    そのため、上位でこちらを押していた3振りとも十二分に渡り合っていけるようになっている。
  • その後は、傀異化した爪を用いて最終強化、蛇槍【ウロボロス】となる。
    性能は
    • 攻撃力320
    • またまた微増の毒属性43
    • 斬れ味は白40、匠Lv2から
    • その他は変化なし
    となっている。
    ライバルは上位からの縁であるバジラットヴェノム、毒妖槍ヒルヴンギリー改、大蠍槍ネウランツェに加えて、
    ナルガクルガ希少種の七星槍【天枢】
    特に性能が近いのはプケプケのヒルヴンギリー改で、攻撃力は同値、状態異常値はこちらを超えた50、
    スロットは2-1で百竜Lv2、さらには素で紫10を有している。
    鋼魂竜珠【3】を装着するならともかく、百竜装飾品スロットのLv2と3ではそこまで差が出ないため、
    こちらは匠による紫、会心率10%とLv1スロット一つをどう活かしていくかが鍵となる。

MHF

  • MHFでは、【ヴリトラ】の凄腕強化先として【カーサ】が実装されている。
    攻撃力は、凄腕ランスの中では控えめだが、毒属性の値が500も付属されている。
  • SP武器版に白基調のカラーリングに変化した「セルン・ヴァイスSP」も存在する。火と睡眠の双属性。
    白く鋭い一撃は深い眠りへ誘い、苦痛の世界へ向かうという。

余談

  • 【ナーガ】【ヴリトラ】【ウロボロス】は全て小型モンスターに分不相応な蛇に関する超存在の名前である。
    • 【ナーガ】はインド神話に登場する5本首の蛇の神様。天候を司るとか。
    • 【ヴリトラ】は同じくインド神話に登場する蛇の怪物。乾期の象徴とされる。
    • 【ウロボロス】は広く世界に見られる「自らの尾を咥えた蛇」の図式。
      永遠に続く命の象徴とされる。じゃあもうちょっと斬れ味優遇してよ。
    名前からのイメージではこちらの方があっているだろう。
    • このウロボロスに因んでいるのか、MHXXでは究極強化に天廻龍と黒蝕竜の素材を要求される。
      武器の素材となる龍の生態と武器名称が上手くマッチしている例と言えるだろう。
  • MH4でガブラスが復帰したのだが、この武器は登場しなかった。
    その代わり、同じ毒ランスのホウテンゲキ【凶】がかなり強化されている。
    • その後MHXで復活。ホウテンゲキとも再び顔を合わせることができた。
  • MHXXのコラボ武器にナーガの牙で作られし龍殺しの剣が登場した。
    ただし、あちらの作品のナーガはドラゴンあるいは人の姿をした神竜である。
    そのため、蛇の神の意味で使っているMHの方が元ネタ的には近いか。
  • MHWでは、ドスギルオス素材の武器で、名前に「ナーガ」と付く武器が一部存在する。

関連項目

モンスター/ガブラス