目次
概要
- 水獣ロアルドロス素材で作られたハンマー。
蓄えられた水分はヒットした衝撃を受け対象の表皮上で爆散する。
- ルドロスシリーズ(剣士・男用)の頭部をそのまま使ったような外見をしている。
後ろでポニーテールのようにまとめられているのが何よりの証拠である。
性能
MH3
- MH3のオンラインサービスが終了しているため、現在では事実上
MH3唯一の水ハンマーとなっている。
…だが、ルドロス素材だけで作られた生産段階のドロスボーンメイス、
そしてドロスボーンスレッジの段階では属性なしである。*1
そこからロアルドロス素材を足してドロスボアハンマーにしてようやく水属性が付く。
傾向的には属性より物理に特化しており、属性値はあまり頼りにならない。
そんなことを言っても、選択肢がこれしかないのだから仕方がないが。 - 更に言ってしまうと、村クエにも出現する水属性が有効なモンスターは基本的に龍属性もそれなりに有効。
何が言いたいかというと、水が有効な相手であってもかのブレス・コアにどう足掻いても勝てない。
攻略用にしてもロックボーン等優秀なハンマーは存在する為、やはり出番は多くない。
せめて、同じ下位の水ハンマーでも「仙石鎚【響】」レベルの性能になるならば価値は充分にあったのだが…- なお、最終的にその仙石鎚系統に派生するので、村でしか使われない武器になっている。
MHP3
- 仙石鎚とは別系統になり、水鎚ヴォジャノーイで最終強化になる。
差別化のためか、こちらが属性寄り、峯山鎚が物理寄りになった。
とはいえ、属性値が5しか違わない一方で、物理攻撃力は20の差がついている。
さらに斬れ味もあちらのほうが優秀と、真っ向勝負ではとても勝ち目がない。- ただし、上位ロアルドロスを倒すだけで作れるこちらの方が圧倒的に作成は楽。
また、作成時期も上位に入ってすぐなので攻略用としても役に立つ。
- ただし、上位ロアルドロスを倒すだけで作れるこちらの方が圧倒的に作成は楽。
MH3G
ローレライ
- 下位で水鎚ヴォジャノーイまで強化可能になった。
その後ラギア亜種やアグナ亜種と言った強力な海竜の素材を足してローレライに強化でき、そこで終わる。- 今作ではガノヘッドが登場したことにより、水ハンマーはライバルが増えているのだが、
コイツはそもそも土俵に上がれていない。
G級まで行けないハンマーなどほぼ話題にすらならないのである。 - 上位ロアル素材を用いた強化が出来ず、
水鎚ヴォジャノーイ(村★5)からローレライ(村★9)まで実に★4もの差があるので、
攻略用としても微妙な存在である。
どうせなら後述する亜種武器にした方がまだ使えるだろう。 - 一応MH3Gには村上位が存在するため、村上位→集会所と攻略していくのであれば有力な武器。
属性値的にも水が有効な敵に対しては素晴らしい火力を誇る。上位までは。
- 今作ではガノヘッドが登場したことにより、水ハンマーはライバルが増えているのだが、
- ちなみにローレライは、上位で最終強化を終える武器で唯一、レア度がG級相当の8となっている。
レア度の割に性能が高い武器というのは多いが、これはその逆という名前負けならぬ「レア度負け」した武器である。
ちゃんとG級ロアルは存在してるのに、その素材に目を付けられないとは…。
レア度8にされたのは、納期の問題故にロアルG級ハンマーを登場させる事が出来なかった開発からの、
せめてもの情けだろうか…?だとしてもこの性能だと皮肉すぎる…。
妖鎚ヴェノロア
- MH3Gから登場した亜種武器。
妖毒の水源に抱かれし者は、じわじわと息の緒を絶やす。- 注意点として「息の根」ではなく「息の緒」である。
そもそも息の根は「止める」ものであって「絶やす」ものではない。
- 注意点として「息の根」ではなく「息の緒」である。
- デフォルトで毒を持つ唯一のハンマー。本作での毒の強化もあり、攻略用として便利な存在。
最終強化の妖毒鎚ヴェノロアブルは、G級ロアル亜種素材のみで強化できるわりに
実用圏内の攻撃力1248にハンマーの中では最強の毒属性460を持つ。
ただし、デフォルトでは短い白に匠でも紫が出ないなど、斬れ味には恵まれていない。
どうしても火力が劣りがちなので、ネブラXなどが出来てしまえば、
最終的にはボルボダンガーか暴風槌【裏常闇】に食われる運命である。
- とはいえ今作最強ハンマーと名高いグロンド・ギガにすら正面から拮抗できる裏常闇は
制作時期も違うので比べようもなかったりはするのだが、
時期が比較的近いボルボダンガーに対しては性能面では確かに劣りがちでありつつ、
これとギガの制作時期の都合で実はこちらの方が攻略上は便利なことが多い。
詳細はボルボダンガーの記事にもあるが、こちらはボルボダンガーと異なり
覚醒・匠を使わずに毒が有効なブラキディオス2頭クエに間に合わせられるという最大の利点がある。
それ以降は明確に毒にしたい場面がミラオス突破までそれ程存在せず、それでいてギガも作れるようになるので
結果的にではあるがボルボダンガーより作られる・使われる頻度は高いかもしれない。
ギガの素材元であるウラガンキンにも毒が通りやすく、かつ覚醒も不要とあり
ギガへの繋ぎとして使いやすい一面もある。
イベクエを使うことでギガの前身ことギガスを使って強引にG1からグロンドギガへ行く道もあると言えばあるが。
MHX
- ロアルドロスと共にMH3Gから久々の復活。これまでの作品では1本の強化系列だったが、
今作では無属性の「ドロスボーンメイス」と水属性の「ドロスボアハンマー」に分けられている。 - まずは、ドロスボーンメイスの最終形態である「ドロスボーンスレッジ」の性能だが、
匠+1から白が出るものの、攻撃力190に会心率0%。
強化途中は分があるものの、最終性能では水鎚ヴォジャノーイが完全上位互換の性能を有している。 - さて、ドロスボアハンマーの最終形態である「水鎚ヴォジャノーイ」の性能だが、
攻撃力200に会心率0%。そして、水属性ハンマー最高値の属性40を持つ。
完全上位互換と述べた通り、素の斬れ味の青の長さも上で匠の白も同等である。さらにスロットも2つ。
水属性と打撃が有効なモンスター、今作で言えばウラガンキンに担ぐのにはもってこいの武器となる。
MHXX
- ドロスボーンスレッジは究極強化で沫砕ドロスレッジの銘を手に入れたが…
- 無属性ハンマーとしては低い攻撃力310
- 素で白30、匠+2でようやく紫10のそこそこの斬れ味
- 一つだけ増えたスロット2
- とはいえ、この武器ならではの強みは一応あり、
下位から数えてもカワズの油×3、水竜の特上ヒレ×1、勇気の証GとXXがそれぞれ1枚を除けば
全て小型モンスターの素材だけで強化できるという圧倒的な素材の軽さは明確な強み。
下が居ない訳ではないが、性能が低すぎるからそもそも作らないし使わないとか言わない
- 一方の水鎚ヴォジャノーイは、究極強化でローレライの銘が復活。その性能は
- 平均こそ下回るが、属性特化ハンマーにしては決して悪くない攻撃力300
- 水属性ハンマー最高の水属性45
- 素は白20と少々物足りないが、匠+2で紫40が現れる非常に優秀な斬れ味
- それでいて水属性ハンマー唯一のスロット3
ハンマーとしては攻撃力が低く、水属性値でも2位以下を極端に引き離せているわけではないが、
斬れ味と拡張性に優れており使い勝手は良好。
本作では物理肉質が固く、水属性に弱いグラビモスが復活しているのも追い風。- おまけに、この高性能で完成時期はG★4。
素材も獰猛を含めたロアルドロス素材を除けば砕竜の剛鉄拳だけとお手軽。
性能が似通っているおきつなみ撓山光明鎚は完成時期がHR解放後*2なので、この差は大きい。 - 素の状態では白20で、匠+1でも紫15なので、匠+2を発動できない場合は斬れ味に何らかのフォローが欲しい所。
好みの斬れ味絡みのスキルを1つ付けるか、狩技に臨戦を採用するぐらいで十分実用的になる。
MHRise
- ロアルドロスの復活と共にこの武器も復活。
ボーンハンマーIIから派生させることでドロスボアハンマーIを入手できる。
ドロスボアハンマーIIは下位緊急マガイマガド戦までに作れる水属性武器としては
唯一IIまでの強化が可能(マガイマガドの弱点属性が水属性or雷属性のため)。
他の水属性武器は強化段階がIということもあり斬れ味が極小緑だったりと、
初マガイマガド戦に持って行くには不安が残るかもしれない、
そんな方はドロスボアハンマーIIを検討してはどうだろうか。
- 最終強化でおなじみの水鎚ヴォジャノーイになる。その性能は
- かなり低い攻撃力170
- 会心率0%
- 決して低くはない水属性37
- 斬れ味は素で青ゲージ持ちだがとんでもなく短い
- スロットはLv2が1つ、Lv1が2つとそれなりの拡張性
- 百竜強化は攻撃力強化III/属性強化【水】II/水やられ特効
- 上位中盤あたりで最終強化を迎えてしまうため、
いつも通りどうも地味さが拭えないが、
最終強化が可能になる段階では他の水属性ハンマーが下位段階の狐鎚ツキヲイザナイIと上位武器だが、
こちらより攻撃力が30も低いD=スィIIしか無いため、
最終強化完了~おきつなみ撓鎚の華石やD=ブレイクへの強化が解禁されるまでの間であれば十分活躍は可能だろう。
MHR:S
- 水鎚ヴォジャノーイ改としてMR帯に侵攻開始。
ロアルドロスがMR★1ですぐ登場するので、本武器も早々に強化できる。
攻撃力230、水属性40と既にRise最終強化を一蹴する性能に覚醒している。
この時点ではおきつなみ撓鎚の華石・D=ブレイク共に強化できない為、
水属性のハンマーを使いたい場合はしばらくこれ一本で行くことになるだろう。
MR★2への昇格のための緊急クエストの相手であるビシュテンゴ亜種戦に備えて作っておくのも良い。
- その後、MRオロミドロ素材で「ローレライ」へ銘を変える。
攻撃力280・水属性43と順当に強化される。
この頃にはD=ブレイクもMR帯デビューを完了させてくる他、ギザミヘッドアクスも登場するが、
前者は水属性値こそこちらを上回るが攻撃力が20低く、後者は攻撃力がこちらと同じで
水属性値が16しかない為、引き続きこちらを使うプレイヤーも多い。
ちなみにおきつなみ撓鎚の華石のMR帯デビューはMR★4からともう少しお預け
ただ、おきつなみ撓槌の華石改やD=バースト改、ギザミヘッドアクス改への強化が解禁される頃になると
これ一本で行くのは苦しくなってくるかもしれない。
- 最終的に傀異化した竜骨を投入することで「ローレライ改」に至る。
竜骨はMR20で解禁されるので、最速でこそないがやはり早い段階で入手できる。
その性能は- これでも水ハンマー2位の攻撃力320
- 会心率0%
- 凶鏡【妖雲】次ぐ水属性49
- スロットはLv3が1つとLv1が2つに拡張
- 斬れ味は素で白。匠2から紫が出る
- 百竜装飾品スロットはLv3
対抗馬のおきつなみは素で紫に会心を持っているため対抗は少々厳しいか。
また、凶鏡【妖雲】は頭一つ抜けた攻撃力350と鉄蟲糸技強化を持っている。
ローレライ改はLv1スロットの多さに活路を見出したい。
加えて、レア素材を必要とせずにこれだけの性能であることが最大の利点かもしれない。
余談
- それにしても、海綿質(=スポンジ)素材というのは打撃武器の素材としては相性最悪ではないのだろうか?
そんなものでも実用的なハンマーにしてしまう工房の技術力には頭が下がるが…。- スポンジが打撃武器に向かないのは、軽さ(密度の低さ)と、
柔らかく変形することで衝撃を吸収してしまうせいだが、
水鎚ヴォジャノーイはたっぷりと水を含んだルドロス系統の素材を使用しており、
重量の問題は充分にクリアできるだろう。
そもそもこの武器は打撃面については骨武器状になっているので、
わざわざ柔らかい部分で殴っているワケではない。
また、高圧放水で物が吹っ飛んだり、高いところから水面に落ちれば大怪我をするように
水は猛スピードで叩き付ければ変形前に衝撃が加わるので、
一定以上の速度で打ち込めるなら柔らかさはほぼ無関係である。 - 武器の説明文にある「水の炸裂」が、何かの機構によるものなら、そちらで衝撃を生み出している事になるだろう。
ひょっとしたら、こいつは機械鎚並みの野心的カラクリ武器なのかもしれない。
- スポンジが打撃武器に向かないのは、軽さ(密度の低さ)と、
- ヴォジャノーイとは東欧の神話に出てくる水の精。
蛙のような顔をした緑色のおっさんとも言われ、
人や家畜を水中に引き込むなど、見た目や行動が河童と比定されることもある。
ウンディーネの仲間らしい。
関連項目
モンスター/ロアルドロス
モンスター/ロアルドロス亜種
モンスター/ルドロス
武器/ルドロス武器
モンスター/アン・イシュワルダ - MHW:Iのラスボス。登場するクエスト名の1つが『遥かなるローレライ』
武器/ローレライ・リーべ - ローレライ仲間