青熊獣アオアシラ素材で作られた双剣。
三叉の大斧と小振りの小鉞のセット。ちなみに大斧を持つのは左手。
目次
概要
- MHXで突如として登場したアオアシラ双剣。
ボーンシックルからの派生もしくは一発生産で入手可能。
文字が潰れてわかりづらいが「鉞」はずばり「まさかり」の意。
見た目もそのまんま薪割りに使えそうな斧である。
青熊獣武器にこのチョイス、やはり金太郎にあやかってのものだろうか。
エリアルスタイルでアオアシラに跨れば金太郎気分になれるかもしれない。
性能
青熊双鉞
MHX
- 最序盤の武器だけあって作成時点での性能はかなり貧弱。
無属性な上に黄色ゲージしか出ていないし、攻撃力も大して高くない。
では最序盤から作れるこの武器の存在価値は何か?
それは派生強化先が非常に優秀という点に尽きる。 …と様々な属性双剣、しかも序盤から使える物ばかりがずらりと揃っている。
ファイアストーンは忘れていいがツインクルスはそろそろ思い出せ
派生のためにとりあえず作っておいて損はないオトクな武器と言えるだろう。
特にルドロスツインズとスノウツインズはHR解放後までずっと使えるクラスの逸品である。
- 一方、青熊双鉞のままLV6まで強化を進めると青熊双鉞【足柄】に銘を変える。
銘の由来の足柄山はこれまた金太郎(坂田金時の幼名)と縁深い地名。
MHXの近接アシラ武器は大体テンプレ性能そのものなのだが、
これもかなり高い攻撃力230、斬れ味は素でちょっぴり青に匠+2で白ゲージ30という逸品。
双剣で無属性というのは敬遠されがちだが、比較的簡単に作れる割にはかなり良好なスペックと言える。
また斬れ味+1で白ゲージが出るため、ディノS一式だけで必要十分なスキルが揃うのもポイント。
混合防具や良質なお守りを入手するまでの繋ぎとしては極めて扱いやすい部類ではある。
なにより強力な無属性双剣の多くがアカム素材のせいでHR解放後*1まで最終強化がお預けになるのに対し、
こちらは一足早いHR7で早々に完成するのはありがたい。
MHXX
- 本作のG級にて、最終的に青熊双鉞【大江山】となる。
銘の由来の大江山は酒呑童子が根城としていた地名であり彼が討伐された地でもある。
酒呑童子討伐には、金太郎も関わっているので前作から変わらず縁はある。
アシラ武器だと侮るなかれ、そこには素晴らしいスペックが広がっていた。- かなり高い攻撃力350
- 双剣として安定した素で白40の長さ、斬れ味レベル+2で紫10
- スロット0
業物で白ゲージを維持する前提なら、スキルを盛ることは容易であろう。
スロットが3つある真名マアトガナフは中々の競合相手に見えるが、あちらは匠の発動が半ば必須なので、
業物のみでスキルを組むならダメージレースでは突き放せる可能性も秘める。- 殆どの双剣が匠を切るのは難しい中、業物だけで高い攻撃力を持てているのは思った以上にメリットは大きい。
難点を上げるとすればスロットが1つも空いていないところか。
- これだけの性能の代償か、最終的にはG級ラージャンの素材を1つだけではあるが要求される。
とはいえ、激昂個体や獰猛個体の素材ではないので、完成時期はG★4と早い。
- ちなみに派生先の中で問題児だったファイアストーンもG級では物理型火双剣としてだいぶ躍進を見せるが、
最終強化段階を一発生産可能なので派生で作る意味は変わらず薄い。
MHRise
- 上位から登場、最終的には青熊双鉞【足柄】となる。
その性能は- 高めの攻撃力220
- 青20(匠5で白10)
- スロット2が2つ
- Ver2.0時点では唯一無二のスロットであるため使いどころがありそう…だが、競合相手が悪かった。
匠で白を出した火力とほぼ同等の火力を持ちながら素で白20に青も長い轟爪【虎血】、
虎血より火力は劣るが白30に達人芸で斬れ味維持が容易且つ
超会心構成で火力の伸びしろも高くスロット2も併せ持つ夜天連刃【黒翼】、
さらに属性武器でも似たような攻撃力な蛮顎双剣フラムクルテ、リムズパルヴィリング、グレイス=ソウルと強敵揃い。
よほどスロットが必要な時か採取の時くらいしかお呼びがかかる機会はないだろう…。- とはいえスロット2は攻撃・体術・スタミナ急速回復・鈍器使い・業物etc…と、使いたいスキルの激戦区。
特にLv1でも立ち回りに差が出る翔蟲使い・回避距離UP等もスロット2。たかが1枠、されど1枠。
「気持ち良く狩る為にスロット2がもう1つ欲しいなぁ…」という痒いところに応えてくれるかもしれない。
火力だけを求めれば同じ物理火力に属性がついてくる双剣たちでいいのだろうが
Riseの火力特化テンプレを更に改良可能で、斬れ味補助スキル込みでもそこから
『攻撃4・会心100%(暫定)・超会心Lv3』による期待値399.81の超火力が実現できたりする。
ライバルが強力で無属性のため肩身は狭いが、それでも間違いなく強いことは確かである。
そもそもナルガ双剣やティガ双剣ですら属性持ちに喰われているのだから尚のこと居心地が悪い…
- 狩猟に用いなければスロット2つが有用なので、ポイント用の特産品集めに使われることがある。
双剣のステップ回避を連打するのが翔蟲連打に並ぶ高速移動であるため、
武器カテゴリとしても採取装備として野を駆けまわるのにマッチしている。
体術や回避距離、翔蟲使いなどLv2スロットが必要なスキルが多いのも追い風か。
- とはいえスロット2は攻撃・体術・スタミナ急速回復・鈍器使い・業物etc…と、使いたいスキルの激戦区。
MHR:S
- 青熊双鉞【足柄】改を得て青熊双鉞【大江山】になる。
その性能は- 平均的な攻撃力330
- 紫10かつ下の白は実用的な80
- 汎用性の高いスロット2が3つ
- そして百竜スロット1が1つ
- ライバルをあげるならナルガクルガの双剣やセルレギオスの双剣だろう。
前者はこちらより攻撃力が30低いが、会心率が40%と非常に高くスキル無しでの期待値は458とこちらを23も突き離している。
後者はこちらより10低い攻撃力320に会心率10%、期待値ではこちらを20も上回っている。
スロットによるスキル自由度で差をつけたいところだが、
現環境では属性特化の方がダメージが出る環境で、無属性双剣である本武器が活躍できる機会は多くない。
使うとしても弱点属性がバラけている連続狩猟くらいか。
紅熊双鉞
MHX
- 二つ名持ちモンスターである紅兜アオアシラの武器もMHXで同時に登場。
9回もの強化を経てたどり着く最終強化は紅熊双鉞【倶利加羅】。
銘の由来の倶利加羅は、越中・加賀国(現在の富山県と石川県に当たる)の国境にある砺波山の倶利伽羅峠である。
源義仲軍と平維盛率いる平家軍との間で起こった、倶利伽羅峠の戦いが有名だろう。
そこそこの攻撃力210に微妙な会心率10%、斬れ味は足柄より青ゲージが少し長い。
- ただ正直なところ無属性双剣としては攻撃力が低く微妙な性能である。
その割に、というかMHXの双剣全体を見渡しても一二を争うほど作成難度が高いのも困りもの。
そもそも高レベル帯の紅兜アオアシラ狩猟クエストは生半可なハンターには手に負えないほど難しく、
しかも頭の部位破壊限定素材をしこたま要求されるのだからたまったものではない。
紅熊武器全体に言えることだが、これも完全に趣味の領域だろう。
MHXX
- こちらのG級のにおける最終的な銘は、紅熊双鉞【神変奇特】となる。
こちらの銘は酒呑童子討伐の際に用いられた神便鬼毒酒を捩ったものとなっている。
強敵と評判の紅兜をG5まで倒したことと引き換えのスペックは…- 原種武器と同様の高い攻撃力350
- そこにとどめをかける会心率10%
- 素で青120、斬れ味レベル+2で白40紫10が出現
- スロット0、狩技ゲージボーナス
一方そのままでは長い青ゲージで無属性武器という特性には頼りない。
無属性武器の汎用性が低い双剣という武器特性も相極まって、作成するかは悩ましいところ。