MHFに登場する、水属性の大剣。
その銘で連想される物の通り、見た目は釣竿そのもの。振る時に「シュッ」と音が鳴る。
概要・性能
- 大剣で属性というと手数が少ないから実用性が薄そうだがこれは物理攻撃力もそこそこありスロットも1、
斬れ味も十分に白ゲージある。そして水属性値が1500と何か吹っ切れた数値である。
- ただし生産難度はそれ以上に吹っ切れており、なんとカジキマグロ約3000匹を必要とする。
これによって挫折する人もおり、実装当時はMH史上ぶっちぎりで製作難度の高い武器といえた。
マイトレの冒険屋を使えば、時間はかかるが釣りをせずとも集める事も可能。
クエスト内容が釣りないし納品と簡単な割に入手HRPが多いため、HRP稼ぎ目的で使われる事の方が多い。
- 後に「蛟竜」に強化可能となった。属性値+100とスロット+1だけと物足りない感じがするが、
親方印になったため若干使いやすくなったのかもしれない。
さらに後にはHC武器の「オロチ」への強化も可能となった。
性能はほとんど変わらないので、HCクエスト以外では親方印の方が有用かも知れない。
いずれの強化の際にもさらにカジキマグロ1000匹が必要であり、もう面倒くさいことこの上ない。
余談
- 密林のレアトレジャーには「たいこうぼう」と読む魚がいる。
ただしそちらの名は『太』ではなく『鯛』だということを忘れてはならない。
釣りを極めし者の前にしか姿を見せないといわれる幻の魚なのだという。- MHP2Gの公式ガイドブックには「太公望への道 ―魚影の見極め―」と銘打たれて
トレジャーハンターに登場する魚の見分け方講座が開かれている。
- MHP2Gの公式ガイドブックには「太公望への道 ―魚影の見極め―」と銘打たれて
- 太公望とは、中国周時代の軍師であった呂尚の呼び名に由来する。
こう呼ばれるようになったのは、呂尚が釣りをしていたところへ周の王がやってきて、
「わが太公が待ち望んでいた人物である」と言って召し抱えたことに由来するとされる。
この故事から、日本では釣り好きの人のことを太公望と呼ぶようになった。
この武器の名前も、呂尚と上記の故事から採られているのだろう。 - また、「覆水盆に帰らず」*1という故事成語の由来でもある。
- その話を大雑把にまとめると、
「呂尚は士官になる前、ある女性と結婚していたのだが、女性は読書と釣りしかしない呂尚に呆れ、離婚した。
しかし、呂尚が周王のもとで太公望として出世したため、その女性は呂尚に復縁を申し出る。
だが、呂尚は盆に入っていた水を落とし、『水を盆に戻すことができたら復縁を受け入れよう』と言う。
女性は『それは不可能な事だ』と反論すると、太公望は『一度離婚したのだから、復縁はできない』と言って断った」というものである。
- その話を大雑把にまとめると、
- 読みは「たいこうぼう」であり、「たいきんもち」ではない。
- また、別のとあるMMOにおいても太公望と名の付くアイテムを大量の魚と引き換えに手に入れるイベントが存在する。
ただし、あちらはなんと10000匹もの要求数を誇っており、
それ以外の事を忘れて釣りに没頭しても一人で達成するには最低でも2~3か月は必要とされており、
MHFの太公望に負けず劣らず一筋縄ではいかない入手難度となっている。
ちなみに手に入るのはMH世界と同じく釣り竿だが、こちらと違ってあちらは釣り以外の用途には使えない。
- 強化後の「蛟竜」は、天に上らず水中に潜んだ竜のこと。
いわば大空を舞う龍となる前の幼体であり、
天に上るに相応しい風雨が訪れるのを待つとされる。- これが転じて、「活躍の機会を待つ人」「能力はあるが、それを発揮する環境に巡り合っていない人」の喩えにも使われる。