目次
概要
- MHP3で追加された新たな弓。
青々とした竹を赤い紐で繋ぎ合わせただけというシンプルなデザイン。金属らしい部品は一切使われていない。
元ネタはもちろん、あの「竹取物語」。
性能
MHP3
- 攻撃力は70。水属性を持っているが初期では20しかない。
使えるビンは、強撃ビン・接撃ビン以外のビン。どう考えても、サポート専用である。
一応、溜め攻撃の4段階目が連射3なので、ビンの効果を最大限に活かすことができる。
また、曲射も集中型なので隙を見れば一気に蓄積できる。
- 是非とも和風な雰囲気のユクモノシリーズと合わせたいところだが、
弓を扱う上で役立つスキルは残念ながら無い。
発動スキルを重視する場合、ブナハシリーズを選ぶという手がある。
状態異常攻撃+1が発動し、複数の異常ビンを最大限に活かすことができる。
攻撃力DOWN【小】も発動してしまうが、もともと攻撃力が低いのであまり気にならない。
ただ、ブナハシリーズは西洋風なスーツorドレスであるため、竹取ノ弓との見た目的な親和性は皆無である。
- ……と、ここまでは未強化である段階までの話。本来の使い方はそんなマトモな物ではない。
強化していくと、竹取ノ弓【翁】→竹取ノ弓【伽具夜】となるのだが、
最終強化の伽具夜になった途端、水属性値は破格の40となる。
手数の多い弓からしたら、恐るべき数値である。
ただし物理攻撃力は70のまま、一切上昇しない。全く上昇しない。繰り返すがホントに上がらない。
- ここまで来るともはや状態異常ビンは一切必要ない。
溜め攻撃1が拡散4であることを利用し、ひたすら溜め攻撃1を連射し
属性ダメージを伸ばすことがこの弓を最大限に生かす戦法となる。
溜め攻撃1の属性倍率は0.7倍と物理攻撃倍率ほど低くはないので手数で充分補える。
よってこの弓を運用する場合、他の弓では必須スキルである集中やスタミナ補助系、
火力乗算スキルは必要なく、水属性攻撃強化+2と属性攻撃強化を同時に発動させるスキル構成が望ましい。
水属性が弱点のモンスターに対しては充分過ぎる威力を発揮することができるだろう。
ただし水弱点以外のモンスターに担いだ場合……- 要するに2ndGまでに登場した龍頭琴の劣化バージョン。
あっちは強化すれば攻撃力も増えたし、ビンは全て装着可能だったし、
会心率30%もスロット3も防御力上昇効果もあった。
こちらはそれら全てを取っ払っているので、ただただ純粋に属性値を磨くことを考えれば良い。
- 要するに2ndGまでに登場した龍頭琴の劣化バージョン。
- ちなみに最終強化までにドリンクチケットが14枚もいるので、なにかと面倒くさい。
MH3G
- 本作では、水属性が覚醒をつけないと発動しないようになってしまっている。
本作で数少ない覚醒弓の一つである代わりなのか、水属性値は470と高い。
また、溜め段階も若干変化しており、溜め1が拡散1、溜め2が拡散5となったため、
集中を付ける利点は十分ある。- MH3Gで復活したライバルの龍頭琴は
デフォルトで水属性が付き強撃ビン装着可能な連射弓(曲射:放散型)であり、
睡眠ビン強化可能で拡散弓な竹取ノ弓とは差別化が図られている。
- MH3Gで復活したライバルの龍頭琴は
- 長らく同じ拡散弓でかつ覚醒で強力な爆破属性を得る大鹿角ノ破弾弓に食われ気味であったが、
配信クエストにて砕けないと謳われた黒曜石を真っ先に撃ち砕くという偉業を成し遂げた。
相手となるブラキディオスは高攻撃力故に接近戦を仕掛けるのがやや困難であり、
体力も高いので爆破属性だと時間経過と共に息切れしてしまい、そもそも爆破の効きも良くない。
そのため、遠距離からコンスタントに水属性によるダメージを与えることのできる竹取が選ばれたのだ。
しかし、こんな竹で倒されてしまうブラキの心境やいかに…
MH4G
- MH4では登場しなかったが、MH4Gで復活。
エピソードクエストの湯けむり繁盛記で手に入るユクモチケットを用いて作ることができる。
最終強化の【伽具夜】の性能は今まで通りで、
要覚醒だが水属性弓では最大の水属性530を持ち、溜め1が拡散Lv4。
今まで通り溜め1連打の水洗い弓として使えるだろう。
- 今作ではパチンコが弱体化しているので溜め1連打弓として唯一の個性を持っている…とはいかない。
なんと今作では、MH4で水洗い弓の後継者となったカジキ弓にもしっかり強化先が用意されている上、
龍頭琴までもがMHP2G以前の仕様で復活しているのである。
なんとこの3つ、全てが「物理を無視して水属性拡散矢をばら撒く弓」という同じ特徴を持っている。こんなにいらない
竹取ノ弓は要覚醒だったり、カジキは溜め2運用だったりと細部に違いはあるが、
まさか歴代水洗い弓が一堂に会するなど誰が想像できただろうか。
グラビモスの命運は尽きたと言わんばかりである。まあそうとも限らないが…- その使い分けだが、ぶっちゃけ好きなものを使っていい。
スキル自由度では龍頭琴(スキル不要・3スロ)>カジキ弓(集中推奨・3スロ)>竹取ノ弓(覚醒必須・0スロ)と
なっており、水属性値の大きさと曲射の使い勝手はこの逆である。
発動させたいスキルと相談して選ぼう。
グラビモスにとってはいい迷惑である。
- その使い分けだが、ぶっちゃけ好きなものを使っていい。
- 一応、これら3本の弓は曲射の型がすべて違う。
放散型のカジキや集中型の竹取ノ弓は、溜めすぎてしまっても曲射を使えば十分な属性ダメージが得られる
(カジキは元々溜め3でも拡散Lv5が出るが)。
グラビモスの背中破壊に有用となるだろう。
一方で龍頭琴は爆裂型なため、属性特化の弓である以上この曲射は扱いづらい。
ただし龍頭琴は全ビンが装填可能であり、状態異常を狙うのであればこの曲射も有用である。
グラビモス涙目
MHX
- MHXでは覚醒スキルが無くなったため、完全に無属性弓に変更。
溜め攻撃も1段階目から4段階目まですべて貫通とこれまでとは全く異なる性能となった。
最終強化の【翁】の性能は攻撃力250、会心率-30%、溜め攻撃はすべて貫通で1-1-2-5となっている。
なんと攻撃力250はすべての弓の中で3位タイ。
物理火力の期待値では貫通弓の中で2番である。龍属性もつくアルカニスの方が実用性は上だが。 - 今作はバックダイブ、ブシドースタイル、狩技のアクセルレインのおかげで溜め4攻撃も出しやすくなっているため、
実用的なのが溜め4のみなのは欠点ではあるもののそこまで気にする必要はない。
最大の欠点はペイントビンしか装着できないという点である。 - 無属性になったのはともかく、ほぼ全ての性能が変化しており、ここまで過去の面影がなくなるのも珍しい。
高攻撃力にマイナス会心、貫通一辺倒でビンも無きに等しいとは…これは本当に竹なのか…? - ただ、無属性貫通弓であるがゆえに、MH4から続く貫通矢のモーション値大幅カットの影響をモロに受けており、
残念ながら実際の火力は上位武器の中でもかなり低い方である。
このあたりもMH4Gで凋落した剛角王弓ディアホーンと一致してしまっている。
MHXX
- G級解禁で更なる強化が可能に。
究極強化で竹取ノ弓【伽具夜】となる。 - 性能は攻撃力370と更に増加した一方、他は一切成長していない。
またディアブロスが再登場したため、ディアホーンが二つ名版も引っ提げて復活。
案の定性能面はほぼ全て上を行かれ、攻撃力では4位に落ちてしまったが相変わらず無駄に高い。
なお竹弓のすぐ上には風化弓、下にはカマキリ弓、白骸弓、漢弓2張と錚々たる面子が続く。 - 貫通矢のモーション値が4→5と強化されたため、無属性貫通弓自体の使い勝手は上がっているのが救いか。
余談
- このように圧倒的な水属性で相手を押し流したり、とんでもなく高い威力の貫通矢を放ったり、
作品によっては最強格のモンスターを射ち倒すほどのスペックを持った弓であるが、
武器解説文には“遊び心にあふれた逸品”などといった旨が書いてある。加工屋恐るべし。- ただ【迦具夜】の解説文には「類い希なる威力を得る事に成功した」との文言が記されているが、
初登場のMHP3では物理面の威力は一切強化されない。
- ただ【迦具夜】の解説文には「類い希なる威力を得る事に成功した」との文言が記されているが、
- あの古龍の素材でも使えば立派に第一線級の武器として活躍できそうだが、
残念ながらフロンティアにはこの弓は登場しない。
槍や弓は竹を使った武器としては割とポピュラーなので、仲間ともどもぜひとも頑張ってほしいものである。