MHF-G9.1にて登場したモンスター、凍王龍トア・テスカトラの素材を用いて作られた片手剣。
まさしく氷で作られたような美しい水色の刀身を持っており、見目麗しい、高品質の逸品とされる。
片手剣には過去にも氷そのもので作られたようなデザインの武器である「フロストエッジ」が
登場しているが、流石にアレよりは整えられた剣らしい形状になっている。
目次
概要
- 剛種武器として生産され、強化を重ねることでG9.1現在最前線武器の1つである始種武器にまで強化される。
特徴的なのは斬れ味ゲージが緑と紫の2色で構成されていること。
そして天嵐武器以降で、防具効果によって斬れ味がランクアップすると青と空色という
トア・テスカトラのイメージに相応しい寒々しい色に変化する。属性は氷。
これはトア・テスカトラの近接武器に共通する事項である。
- 生産段階の剛種武器「凍王剣【雨氷】」の時点では氷属性値はたったの200しかないが、
一方攻撃力はこの段階で既に371、しかも斬れ味ゲージは素で紫ゲージが出ているという優秀さ。
ただこの段階では遷悠武器であるクロスブリードには1段劣るのが難点ではある。
- 天嵐武器「凍王獄剣【細氷】」を経て、覇種武器「凍王獄剣【垂氷】」まで強化すると
攻撃力こそ399と伸び悩むものの属性値は450と大幅に上昇。
覇種防具の強化効果を併用すれば伸び悩む攻撃力を十分カバーでき、
G級昇格前の氷属性武器としては最高峰の性能になる。
必要になる覇種素材は覇種パリアプリアの「呑竜の爛石」。
- G級覇種武器は「凍王獄剣【氷晶】」。通常覇種武器→G級覇種武器に強化する際には
それほど大きく性能は上昇しないのが通例である。実際攻撃力は413とそれほど大きくは伸びない。
しかし属性値はなんと700にまで上昇し、G級序盤としては破格といえる性能を獲得する。
なお、他のG級覇種武器同様一発生産可能。覇種ドラギュロスの「冥雷竜の焦鱗」を生産・強化時に使用する。
- 烈種メラギナスの素材を用いて強化すると烈種武器「凍王烈剣【氷海】」に。
この段階で更に斬れ味ゲージが伸び、素で80ほどの紫ゲージを持つようになる。
攻撃力588と烈種武器としてはやや高めの水準であり、氷属性も900とかなりの数値に。
さらにメラギナス素材を用いることによって自動発動スキル「弱点特効」を得る。
発動に20ptも必要なスキルが自動発動するのはかなり大きい。
- そして始種として再びトア・テスカトラに相見え、その素材を用いて始種武器となると…
凍王始剣【氷原】
- 現段階での最終強化である始種武器の「凍王始剣【氷原】」の登場である。
この武器の性能はトア・テスカトラの実装前にG9.1プレビューサイトで公開されていたのだが、
その性能は従来の始種武器の常識を遥かに超越しており、多くのハンターを驚愕させた。- 攻撃力777(武器倍率555)
始種防具効果によって更に上積みすることも可能。 - 氷属性1200
- 上記の通り斬れ味は素で非常に長い紫であり、始種防具の効果でそれが全て空色になる
- 空きスロット3
- 烈種武器に引き続きスキル「弱点特効」が自動発動
攻撃力777はG級進化武器を除き片手剣では実装時点では単独のトップであり、
その上斬れ味は優秀の一言、属性値も全く低くない、自動発動スキルも優秀でスロ3。
他の氷単属性武器を軽く一蹴してしまう化け物がここに爆誕したのである。
しかも通常のG級武器と異なり、Lv強化無しで作った瞬間からこの性能。
「無属性だけど高い攻撃力」としてポジションを確立していた「ダードラウラ」や「真司銀剣【銀湾】」といった
G級片手剣達の立つ瀬さえもあっという間に奪ってしまったのである。 - 攻撃力777(武器倍率555)
- 始種武器の設定として、従来は概ねG級武器Lv50と同等の性能で、
その上で始種防具の効果で強化を上乗せするというバランス調整になっていた。
それではG9時点でのGLv50片手剣の武器性能はどれくらいだったかというと、
武器倍率520+属性値1000以上+空ゲの武器が高性能だともてはやされていたくらいである。
そんな中、突如G進化以外では全近接トップタイの武器倍率を持って公開されたこの武器の衝撃は大きい。
そのトップタイ・覇皇刀ザンカムトルム*1も、紫ゲージかつ会心率-10%という設定故に
他のG級武器と比較して群を抜いているとまでは言われていなかった(間違いなく優秀な武器ではあるが)。
しかしこの武器は始種1部位だけでも武器倍率570・空色ゲージ・属性1230を実現する、
まさしく従来の武器環境から1ランク上に位置する武器となっている。
他のトア素材の始種武器も概ね同様の設定となっており、始種武器がG級武器Lv50より上の性能を持つ
という新たな立ち位置が誕生した、その代表といえる武器である。- この時に告知された煽り文が「"極み吼えるジンオウガ"討伐の鍵」である。
つまりこれまでにないほどの超高難易度クエストを想定した武器、ということで
意図的に極めて高い性能に設定された、と見られている。
- この時に告知された煽り文が「"極み吼えるジンオウガ"討伐の鍵」である。
- 同じくトア素材で強化先が実装されたメラギナスの烈種武器「コーレサコタディ」も
この武器に近似した性能を持っており、紫ゲージが若干短く攻撃力770と僅かに低い代わりに
複属性でありながら闇属性1200とこちらも凄まじいスペックである。
また、同じくG9.1で実装されたイャンクック亜種のG級武器「クックココレール」も
紫止まり(ただし匠業物不要レベルの超極長)ながらやはり攻撃力770、炎1300という性能であり、
否応なしに武器倍率550という新たなインフレの到来を体感する武器が続々実装されている。- なお、後のG10.1にてヴァルサブロスの始種片手剣「炎角剣【白虹】」が攻撃力784、
つまり武器倍率560に到達し、氷原を抜き去っている。
- なお、後のG10.1にてヴァルサブロスの始種片手剣「炎角剣【白虹】」が攻撃力784、
余談
- 【雨氷】・【細氷】・【垂氷】・【氷晶】・【氷海】・【氷原】という武器銘は
いずれも氷にまつわる自然現象の用語である。
強化するごとにだんだんスケールが大きい単語に変わっていくのが実にそれらしい。
なお、偶然とは思われるがMH4には氷海というフィールドも登場していた。
関連項目
モンスター/トア・テスカトラ
武器/剛種武器
武器/クックココレール - 同期で、やはり当時の環境に一石を投じる超高性能が特徴。