MHF-G7で登場した、爆狼ミドガロンの素材を用いて造られたヘビィボウガン。
仕上げに東方の技術が用いられており、放たれる弾丸の一撃は、爆狼の咆哮を彷彿させる。
概要、性能
- G級モンスター、ミドガロンの素材を原型に用いたヘビィボウガン。
デザインはオルガロンのヘビィボウガンをベースにしており、随所にミドガロンっぽさが見られるものとなっている。
- ヘビィボウガンのG級武器は極端な性能を見せるものが多い。
GR4ヘビィボウガンもその1つで、
強いて言うならフルフルの雷震重砲が散弾の運用に適しているだけ、
といった感じで性能に難がある銃が多い状態である。
また、ミドガロンの武器はどれも使い勝手の良い武器で、
中にはG級初期の武器でありながら、環境が変化したG7現在の環境にもついていけている高性能を見せつけている。
その中、G7プレビューサイトで公開されたこの銃は従来のGR4ヘビィボウガン通りの癖のある性能になるのか、
ミドガロン武器らしい、使い勝手の良い性能になるのか、気になった人はいたと思われる。
- 早速性能に踏み込むとしよう。
過去と違い、現在は強化を終えたLV50の性能で見られることが多いため、この記事もGLV50の性能のみを記載する。- 攻撃力は705と低めだが、会心率10%がそれを補う
- 需要の高い弾種である通常弾、貫通弾の全LVと、火炎弾が使用可能
- 申し分ない装填速度「やや速い」、圧縮リロードに適している反動「小」
- 貫通弾の集弾能力に優れる弾速「遅い」
通常弾の装填数はLV1から順に(9,9,12)、貫通弾、火炎弾は全て装填数6となっている。
会心率も、剣士と違ってガンナーは防具側のみで会心率を100%に持って行くことは不可能であるため、
この10%は非常にありがたい存在といえる。
それ以外の弾は一切使用できないが、欲しい弾が全て高水準で使えるため、気にしなくて良い点でもある。
つまり、欠点といえる点が余り見当たらないのもこの銃の特徴と言える。
- 装填数の多さ、反動、装填速度の取り回しの良さから単発、圧縮どちらでも活躍するが、
覇導砲【裏刃素】と言った強力な単発運用向けヘビィボウガンが既に存在することから、
この銃の性能をフルに活用するのであれば、やはり反動の小ささを活かした圧縮リロードだろう。
装填速度が速めなので装填速度スキルは要らず、
LV3貫通弾を圧縮しないのであれば反動軽減+2で足りるのでスキル負荷も軽めである点も魅力である*1。
もちろん単発での運用も可能だが、そのままでは他単発向けヘビィボウガンと大差ないものとなってしまう。
なので、初期性能に目をつけた、反動軽減、装填速度を切ることができる利点を活かし*2、
他のヘビィボウガンとの差別化を図りたい。- 貫通弾、火炎弾が使用でき、デフォルトの反動が小と聞いて、
MHF-G初期からプレイしているG級ハンターならある銃を思い浮かべるはずである。
・・・そう、グラビモスのG級ヘビィボウガン「ティラーフェルゼン」である。
貫通弾、火炎弾2つの圧縮ができる点が共通しているが、こちらは更に通常弾も使用可能であり、
装填速度もやや速いと良好、更に実弾の威力を強化する会心率10%も備えている。
あちらは拡散弾が扱えるが、G級武器の火力、及びG級モンスターの耐久力を考えると実質無いも当然である。
つまるところ、この銃はティラーフェルゼンの完全上位互換と言える。
- 貫通弾、火炎弾が使用でき、デフォルトの反動が小と聞いて、
- 特記すべき強化素材はLV34で要求される一角竜の硬牙2本と、LV48の創音竜の発音袋1個。
前者は素材元のモノブロスの頭部部位破壊で低確率で入手可能な、ポイント交換に対応していない*3素材である。
更に付け加えるとモノブロスはソロ専用モンスターであり、1人で素材集めをしなくてはならない。
後者については、強豪ばかりのG級モンスターの中でもずば抜けた耐久力を持つポボルバルムのHC素材で、
ポボルバルムの習性を把握し、行動しないとG級終盤で実現できる火力を持ったメンバー4人で挑んでも、
狩猟にかなり時間がかかってしまう相手であり、
最高ランクのモンスターであるためポイント交換も対応していない。
ただ、幸いなことにこれ以外に厄介な素材は無いので、この2つの壁を乗り越えられれば、
LV50までの道のりは険しくはないだろう。
余談
- この銃のデザインの原型である、カム・オルガロン基調の剛種ヘビィ「天狼重砲」であるが、
その銃の実装当時ネ実のスレにて「使ってみた感想を聞かせてくれ」という問いに対し、
とある人が「すごくフィットしている」と答えた事から天狼重砲のことを「フィット感」と呼ぶ人が現れ、
同時にフィット感が天狼重砲の代名詞として広まっていった。
しかし、お世辞にも性能は良いとはいえない方であり、ネタとしての色が強かった。
更に天嵐、覇種、そして烈種とバリエーションも多く*4、
その都度「以前に増して(前の段階と比べて、という意味で)フィット感が増した」とネタにされることが多かった。
対してタケルはデザインの原型である天狼重砲から使い勝手が大幅に向上しており、
汚名返上した姿は紅く染まったデザインというのもあり、まるで怒ったミドガロンのようである。
カム時代のヘビィに対する不評に激おこぷんぷん丸してしまったのだろうか。
いっその事、ネタで排熱噴射シジルを焼き付けてカム着火インフェルノをするのも面白いかもしれない。
- なお、天狼重砲【吹雪】は真舞雷重砲【天鷹】のほぼ下位互換であった為ネタにされていたが、
天嵐以降装填速度が速いに強化されて貫通弾Lv3を撃つ際に装填速度が要らなくなり、
スロットが1つ多い事もあり対大型モンスターにスキル自由度で差を付けられるようになった。
更に覇種武器である天狼獄重砲【氷嵐】は、攻撃面でも期待値上は他の強力な覇種ヘビィボウガンに肩を並べ、
既にネタになるような性能ではなくなっていたのだが、
「より最高のフィット感を求めるあなたに」と、やはりネタにはされていた。