武器/氷結晶武器

Last-modified: 2023-10-31 (火) 21:12:26

氷結晶を素材に用いることで氷属性を付加させた武器。主に鉱石武器をベースとしていることが多い。

目次

概要・性能

  • 透明感ある水色の結晶が美しい武器群。
    雪の結晶を思わせる六角形を意匠として取り入れているものも多く、銘にも「六花」*1とつくことがある。
  • 氷結晶自体は各寒冷フィールドは勿論のこと、
    砂漠・沼地系フィールドの一部ポイントからも手に入る素材である。
    そのため入手時期も割と早め…と思いきや、
    他にライトクリスタルなどのやや入手の難しい素材を要求される場合も多く、
    一概に早い段階で入手できるとはいいがたい。
    その後の強化では氷属性モンスターの素材も取り入れつつ、ランクに応じた鉱石素材で強化されていく。
    作品にもよるが、最終強化可能時期は鉱石武器の系統らしく早め。
  • 武器としての性能傾向は、氷属性が付加されていること以外はおおむね鉱石武器のそれに準ずる。
    最終的な性能は強豪モンスター素材製の武器には劣ってしまう場合もあるが、
    属性値の高さやスロット数などの要素で食い下がっている場合も多い。

MHP2(G)

  • MHP2まではメインシリーズでは片手剣しかなかった。
    MHP2Gでは太刀双剣ハンマーが新規追加あるいはMHFから逆輸入されたものの、
    双剣以外はいずれも派生可能時期がG級と遅い。
    序~中盤、そして最終候補クラスの氷属性モンスター武器が充実していたこともあり、
    活躍の機会が必ずしも多いとは言えなかった。
    • ただし、ゲーム全体で武器数が少なかったために埋もれることもなく、
      彼方が物理型なら此方は属性型……などといった具合で上手く差別化しているケースも多かった。
      しっかり強化すれば十分にその性能を発揮してくれるだろう。

MH3~MH3G

  • MH3では今までのモンスターが大幅リストラされてしまったこともあり、
    空いた枠を埋める…かと思いきや、何故か全部リストラ
    覚醒を利用しない限り、氷属性武器の種類はかなり寂しいことになっていた。
  • MHP3ではMHP2Gと異なるデザインで太刀ハンマーが登場。
    序盤の氷属性モンスターとしてウルクススが登場したが、
    作製可能武器種は重複しておらず、上手く住み分ける形となった。
    • MH3GではG級強化により、MHP2G時のデザインの太刀が復活した。

MH4(G)

  • MH4では太刀ハンマーが続投の他、双剣が復活。
    太刀については初期段階からMHP2Gデザインになっている。
    発掘武器の見た目としては片手剣・MHP3デザインの太刀も登場する。
    • MH4Gではどの武器も順当に強化され、太刀はより氷結晶らしい色に変わり新しい銘を与えられた。
      概ね属性寄りの性能であり、双剣以外はスロット3と拡張性も高い。
      一方双剣は攻撃力・属性値は悪くない水準だが、斬れ味が素では青どまりでスロットも無し……と、
      他武器との差別化点が少なく、ほぼ繋ぎの立ち位置に甘んじている。

MHX(X)

  • MHX(X)では産廃気味非常に癖の強い性能を持つ新デザインのが登場。
    そして片手剣・MHP3デザインの太刀が生産武器として復活し、
    MH4Gデザインの太刀双剣ハンマーが続投している。…このあたりのややこしさは武器の記事を参照されたい。
    性能傾向としては今まで通りだが、今作で導入されたレベル制の強化により、
    大型モンスター素材製に十分並びうる性能まで強化が可能。
    最終強化の容易さという利点は失われたが*2、特に片手剣などは一戦級の性能として名高い。
    • 一方で過去作の武器が多く復活し、
      性能傾向が似通っていても細かな性能差で使い分けられるようになっている
      Xシリーズでありながら何故かリストラされてしまったMHP2Gデザインの弓については、疑問の声も多い。
      当武器の十八番であった氷の拡散枠は、MHXでは属性値がおまけレベルのウカム弓、
      MHXXでは過去作で連射弓だったベリオ弓が担当している。

MHW(:I)

  • MHWorldでは狩猟環境の一新に伴い、リリース時点での氷属性モンスターはレイギエナとクシャルダオラのみ。
    当然彼らの武器だけでは数が少ないため、氷結晶武器が大活躍…と思いきや
    なんとここにきて氷結晶がリストラされてしまったのである。
    そのため氷結晶武器も1種を除いて総リストラである。
    • 唯一リストラを免れたのはフローズンコア系統で、
      今作では「工房武器派生」という扱いになっている。
      また、そもそも氷属性枠が足りないという問題に関しては、
      新たに「氷属性派生」という武器系統が登場し、枠埋めを担っている。

MHR(:S)

  • MHRiseではハンマーの続投に加え、
    太刀片手剣双剣などがようやく復活。
    ようやく完全復活を遂げた……かに見えたのだが実は原材料の氷結晶は復活せず
    その代わりに、寒冷群島の固有素材として復活したアイシスメタルを用いて作成する。
    また、今作の「氷属性派生」はこの一派が担うようになった。
    • 続編のサンブレイクでは氷狼竜派生がこの武器系統から派生する。

氷結晶武器一覧

余談

  • 最初の氷結晶武器であるフロストエッジはMHPから登場している。
    しかし当時はまだ氷属性が存在しておらず、当武器はなんと水属性であった。
    斬りつけるたびに刀身が溶けていたのだろうか
  • 概要でふれた通り、氷結晶はシリーズ通して登場している素材にもかかわらず、
    氷結晶武器はやたらリストラと復活で入れ替わりが激しい。
    安定して登場してくれれば、序盤から使える氷属性武器として確固たる地位が築けると思うのだが…。
    この辺りは他のモンスター素材で作れる武器との枠の譲り合いといった裏の事情が見え隠れする。
    • 枠埋めのための登場とリストラを繰り返している武器群としては、
      他にブナハ武器の各種属性派生などが挙げられる。
  • ブランゴ武器・ウルク武器の一部は強化の過程で氷の刃を纏うことがある。
    氷の刃の色合いは氷結晶武器のそれと酷似しており、素材として氷結晶が要求されるとは限らないものの、
    実質氷結晶を利用して刃が作られていると考えていいだろう。
    • 特にブランゴ武器については、ドドブランゴから得られる素材には直接攻撃に向くような
      硬さや鋭利さを備えたものがせいぜい牙(や共通素材の骨)程度しかないという事情もあるのだろう。
      結果、氷結晶で刀身部位を形成し、強力な属性効果から使用者を守るために
      毛や髭を配する構造になっている…というものが少なくない。
    • 他にはザボア武器も強化することで氷の結晶を纏うが、
      こちらは氷の鎧を纏うというザボアザギルの生態を反映した側面が強いだろう*3

関連項目

アイテム/氷結晶
システム/氷属性
武器/鉱石武器
武器/火刃ファイアストーン - こちらは紅蓮石を素材に用いる武器。コンセプトが似ている。
武器/氷属性派生武器 - ポジションが近い後輩的な存在。Riseでは本武器群が氷属性派生武器として登場する。


*1 六角形の結晶を由来とする雪の異称
*2 今作ではほぼどの武器も最終強化に終盤の素材を要求されるため、その中では強化が容易な方と言える
*3 ただしザボアザギルとの戦闘で氷の鎧をはがした際の落し物は氷結晶であることが多い