MH2より登場したラオシャンロンの素材から作られたランス。
古龍をも一蹴するという恐るべき力を持つ朱き戦槍。
巨龍の脅威を退けた者にのみ所有する事を許される。
目次
概要・性能
- 巨大な双鉄戟のような形状の槍と、人の顔か何かを象った盾が特徴的な朱色のランス。
鼻のところが尖っており、ここで殴ったらすごい痛そうである。
ドラゴリックリムというランスを強化することで入手できる。
MH2
- ラオシャンロンの武器だけあって攻撃力、属性値、斬れ味など、どれを取っても実に優秀。
黒滅龍槍には劣るものの、龍属性を弱点とするモンスターが相手なら無類の強さを発揮する。
場合によっては封龍槍の名の通り、まともな反撃さえ許さずに封殺してしまうほど。
- 原型はドラゴリックリム、そしてこれを一段階強化することで封龍槍【刹那】となる。
たった二回の加工段階だが、ラオシャンロンの武器であるために値段はかなりの高額。
MH2ではドラゴリックリムの生産だけで60,000zが必要となり、封龍槍【刹那】への強化にはなんと120,000z。
初めて作ろうとすると、そのあまりの高額要求に少々面食らうかもしれない。
計画的に製作を考えないと、財布に思わぬ大打撃を受ける危険性がある。
尤も、素材集めもかなり大変なので、クエストをこなすうちにいつの間にか溜まっている場合も少なくない。
MHP2(G)
- MHP2からはドラゴリックリムの強化前として、バーミリオンリムが追加された。
そしてMHP2GではG級素材の導入により、MHFとは異なる強化先を獲得。
亜種の素材をベースとした封龍槍【六徳】、そしてさらにその上の強化形の封龍槍【虚空】が登場した。
カラーリングは亜種のものとなり、これまでとは打って変わって蒼色が目立つ。
相変わらず優秀な性能に加え、ついには会心率までも獲得し、
最終的な性能は黒滅龍槍にも迫る領域まで進化している。
しかし、初期生産を含めた5回にも及ぶ強化過程により、
どうあがいても総額480,000zというPシリーズの武器とは思い難い莫大な費用を請求される。
ランスの中では最高級品であり、前作以上に計画的な資金繰りが必要になる。- ちなみにウカムルバス討伐後に作成可能な、通常種カラーの「封龍槍【刹那】G」もある。
【虚空】の下位互換で【六徳】とほぼ同じ性能。
100,000zでの一括生産+老山龍とシェンガオレン素材が必要だが、
どちらも重殻などの普通の素材…と作成難易度は(相手はG級ではあるが)だいぶ優しい。
今まで持ってないならまずこちらから作るのもあり。いざとなれば売ればいいし。
- ちなみにウカムルバス討伐後に作成可能な、通常種カラーの「封龍槍【刹那】G」もある。
MHXX
- MHXXではラオシャンロンと合わせて久々に登場。
バーミリオンリム→ドラゴニックリム→封龍槍【刹那】
といった感じで強化される。
- 究極強化の封龍槍【刹那】は
- 攻撃力320
- 会心率15%
- 龍属性33
- 斬れ味は素で白30、匠+2で白50&紫30
- 防御ボーナス+30
- スロットはなし
ただし斬れ味がやや悪いので、業物や臨戦でのフォローが必要。- ライバルはゴア・マガラ武器のシールドofレイジ。
物理期待値や属性値はあちらが勝る上にスロット1まで持つ強敵。
こちらは防御ボーナスや白ゲージの長さで差別化したい。
MHF
- MH2の系譜を継ぐMHFでは
さらなる強化先として封龍槍【閃】、そしてさらに封龍槍【刻】へと強化できる。
【閃】以降はラオシャンロンの素材は使われないが、性能はしっかり強化されていく。
封龍槍【刻】まで行けば、黒龍槍を上回るほどのレベルにまで進化する(残念ながら黒滅龍槍には届かない)。
しかし、その分強化費用も凄まじい事になっており、
最終強化するまでにはなんと700,000z以上の大金が必要。
余談
- MHP2Gの銘に付けられている【刹那】【六徳】【虚空】とは、漢字文化圏における数の単位である。
小数点以下、しかもかなり小さい領域を表すものであり、日常的に使われることはまずない。
ちなみに刹那が0.000000000000001(100京分の1、10の-18乗)に相当し、
この1/10が六徳、そしてさらにその1/10が虚空となる。
もともと「刹那」は仏教用語。この世の存在物は、実体を伴っているように見えるが、
実際にはこの1刹那ごとに生滅をひたすら繰り返して、実は実体はないらしい。
もちろん我々にはわからないが、悟りを得た仏にはそれが見えるとされる。
山のような巨体で知られるラオシャンロンのランスに敢えて
極限的に小さな数を表す銘をつける、というのもなかなかの趣がある。
- 封龍槍【虚空】は、飛竜を崇拝しながら飛竜と互角以上に戦ったと伝えられるある男の愛槍だったという。
また、この槍は件の男の夢の中に出てきた古龍から授けられたものであるらしい。
ハンター大全Gによれば、奇抜なデザインの盾はその夢に現れた古龍をモチーフにしたものらしいが、
こんな面妖な面構えの古龍は少なくとも現在は確認されていない。- 強化の途中で蒼くなる武器だが、蒼穹双刃や龍刀【劫火】のような不吉さは持ち合わせていないようである。
- 「封龍槍」という銘からある武器群を思い浮かべる人もいるだろうが、この武器との関連性は不明。
関連項目
モンスター/ラオシャンロン
モンスター/ラオシャンロン亜種
武器/ラオ武器
武器/封龍盾斧【界分】 - 同じく封龍の名を冠する武器