武器/雷迅砲サンダークルス

Last-modified: 2023-11-01 (水) 14:24:28

MH3で初登場の、ラギアクルスの素材を用いたボウガン。
MH3G以降はライトボウガンに分類されている。

目次

性能・概要

MH3

  • 初登場。
    この頃はMH3という作品の仕様上ライトボウガンではなく、組立式ボウガンの1種と言う扱いだった。
    ラギア素材製ボウガンとしては下位モデルの雷砲サンダークルスと、上位モデルの雷迅砲サンダークルスという、
    2種類が登場している。

雷砲サンダークルス

  • バレルとストックが存在する。フレームはないため、一式揃えることは不可能。
バレル
ラギアクルスの頭部を模したバレル。
MH3では貴重な電撃弾の速射に対応しており、電撃弾をメインに使うのであれば高確率でお呼びがかかる。
村ラスボスのナバルデウスも雷が弱点なほか、リオス夫婦にもそれなりに有効であるため、ぜひ作っておきたい。
上位版の雷迅砲のバレルは電撃弾速射が使えないため、
オンラインが稼働していた頃にはあえてこの雷砲の方のバレルを使用するハンターも多く見られた。
ストック
下位にしては優秀なストック。
というのも、何かと使い勝手の良いLV1貫通弾に対応しているためである。
また、反動軽減が中である点やスロットが2つも付いている点、重量が軽い点なども見逃せない。
他パーツでLV1貫通弾が撃てるものを採用することができれば、かなり長い間役に立ってくれるはずだ。
しいて言えば、生産時に海竜の逆鱗を要求されるところがつらいか。

雷迅砲サンダークルス

  • こちらはフレームも登場しているため、一式揃えることが可能。
    その場合、総重量の関係で分類はミドルボウガンとなる。
  • 上位素材が要求される関係上、残念ながらオンラインサービスが終了した現在は作成不可能。
フレーム
「神性能フレーム」と、当時のボウガン使いが高い評価を下し、
同時にライバルの素材から誕生したフレームと共に、
フレームパーツの人気を寡占する程の強い人気を誇るパーツ。
件のフレームパーツである「火竜砲改」と比べると、
武器倍率は10下がっているが会心率10%がそれを補い、
反動:大の代わりにリロード:普通、ブレがあるが片方のみ(左/小)、
LV2麻痺弾、減気弾、貫通弾と、幅広い弾種への対応が特徴的である。
この性能から火竜砲改共々、
バレルとストックを変更するだけで全ての環境に適合できるフレームとして強い人気を博した。
あちらと違い、作成にラギアクルスだけでなく、ベリオロスの素材も必要になるが、
生産段階で逆鱗×5を要求してくる火竜砲改と比べれば気にしなくて良い点、と言えるだろう。
一応、最終強化にはレア素材の海竜の蒼玉が1個必要な点には注意したい。
バレル
下位の雷砲とは異なり、生産時にベリオロス素材である凍結袋も少々要求される。
凍結袋の力なのか氷結弾速射が可能だが弾自体には非対応
氷結弾速射をしたい場合は、バレルが存在しないブリザードカノンのバレルとして運用しよう。
欠点として長射程であることと、シールドが無いことが挙げられる。
というのも、氷結弾が有効なモンスターがディアブロスぐらいなのだが、
ガンナーの間合いに対して非常に危険な突進をするが故、である。
作成にレア素材の海竜の蒼玉が1個必要。
電撃弾速射として運用したい場合は下位の雷砲サンダークルスのバレルを用いる必要がある。
ストック
雷砲とは打って変わって地味な存在のストック。あちらと違い、貫通弾がLV2対応なのが原因か。
さらにLV2麻痺弾があるがカオスウイングのストックを使ったほうが良い為あまり使われない。
スロットが2つあるが下位のストックにもあるので正直微妙。
雷砲と同じく、生産に海竜の逆鱗が必要。

MH3G

  • 言うまでもなく続投。仕様変更に伴い、ライトボウガンに分類された。
    亜種武器が更なる強化先に登場したほか、別の強化ツリーで希少種武器の作成も可能となった。
  • 作成にあたって尻尾を要求されるが報酬・捕獲で尻尾は出ないという軽い嫌がらせがあったりする。
    剣士に手を出していない人は作成に四苦八苦するかもしれない。
    G級強化には亜種素材が主体になり、最終強化すると白雷砲エクレールになる。
    • MH3版とは異なり電撃弾とLV2貫通弾が速射対応。
      リロードがやや速い→普通 反動が中→やや小、に変更されている。
    • 電撃弾の装填数は強化するたび上がり、最終強化のエクレールまでには6発も装填できるようになる。
      また最終強化前のネオサンダークルスからLV1麻痺弾も速射に対応するため、
      麻痺でモンスターを拘束してから電撃弾でラッシュをかけるという芸当を一人でできる。
    • 一方物理弾は通常弾は装填数が豊富で非常に使いやすい反面、
      速射に対応しているLV2貫通弾も速射後の反動の関係で使いづらく、その他も装填数は平凡。
      せっかく反動がやや小なのにLV3貫通弾が装填できないのは惜しいところ。
  • もう一方の冥弩エンプロクスはジンオウガ系のライトボウガンからの強化となる。
    そのためか速射対応弾も受け継いでおり、電撃弾に斬裂弾、LV2散弾に加えLV1水中弾にも対応。
    残念ながら電撃弾以外の速射は速射後の反動の影響で、かなり使いづらい。
    • ロングバレル込みの攻撃力が387と非常に高く、会心率も高いため
      ライトボウガンの中ではトップクラスの火力を誇る。
    • 電撃弾の速射に対応している先程のエクレールやギギネブラ亜種のグリーフスペクターと比べると、
      装填数が1発少なく、麻痺弾の速射にも対応していない分高い火力を持つため、
      純粋な電撃弾速射ライトとしてはこちらが勝る。今作はジンオウガ亜種や、ガノトトス
      イビルジョーなど雷属性が弱点の強モンスターが多いので需要は高い。
    • 反動が中になった代わりにLV3貫通弾が装填可能に。また通常弾の装填数も相変わらず多いので、
      反動軽減スキルを付けリミッター解除をすれば高火力からの通常弾&貫通弾をばら撒くことができる。
    • ヘビィボウガンの冥砲エンヴァトーレ同様に一発生産が可能。
      生産素材では海竜の蒼天鱗が2個も必要になりもう一方のガオウ・バルゾルデからの強化も雷狼竜の天玉が必要。
      またどちらもあの堅すぎる頭をカチ割って手に入れられる冥海竜の剛角が5本、
      レア素材の冥海竜の雷魂が1個と同じ量必要なため生産と強化の難易度は大して変わらず、高い。
      生産するか強化するかはアイテムボックスと相談して決めよう。

MH4

  • ラギアクルス自体はお留守番になってしまったがこの武器は続投を果たした。
  • グラビモス亜種との素材交換で手に入れた海竜の高電殻(黒鎧竜の頭殻)と
    ジンオウガ素材を投入することで、まず雷砲サンダークルスを生産できる。
    この時点では電撃弾速射に対応していないので注意。
    更にフルフル素材と古龍骨、海竜の蒼玉(鎧竜の延髄)で雷迅砲サンダークルスへと強化可能。
    レア素材はあまり使ってないにもかかわらず、この時点でレア度は7となる。
    • 最終強化でも攻撃力は234と低めだが、それを補うかのように会心率15%が付く。
      ブレは左/小だがこれも慣れてしまえば気にならない。
      反動はやや小と貫通弾や麻痺弾を扱う上では地味にうれしい。
  • 今作はご存知のとおり雷属性モンスターの群雄割拠状態であり、
    フルフルジンオウガラージャンキリンと電撃弾速射のライバルが多い中、
    唯一の電撃弾5発速射+LV2貫通弾の3発速射で特徴を見せた。
    • 他の属性弾速射ボウガンを見渡しても連発数+1抜きで5発も速射できるものは他に無く、
      的確な運用さえできればかなりの火力を発揮できる。
    • アカムトルムイビルジョー等体躯が大きく貫通弾が威力を発揮でき、
      かつ雷弱点のモンスターが多いのもこの武器を後押ししている。
  • が、しかしこの速射こそがこの武器の最大の特徴でもあり同時に弱点でもある。
    速射中は当然身動きが取れず、その上連発数も多いため硬直時間が長い。
    縦横無尽に暴れ回るリオス夫婦やティガなんかに担いでいったら、
    こちらの弾が空しく飛んでいく様子を眺めながらブレスじゃがいも飛ばしによるカウンターで
    返り討ちにされる…という悲惨な展開が待っているだろう。
    • 実はリミッター解除を行うことで取り回しが劇的に優秀になる銃でもある。
      扱い辛かった電撃弾は6発装填に、LV2貫通弾はなんと7発も装填できる。
      素の反動がやや小であることを活かし、スキルや猫飯でとにかく火力を積んで低めの攻撃力を補うことも可能。
      この場合は火力ライトの金獅子筒【万雷】が目の上のたんこぶになるが、
      スキル自由度と作製難度では圧倒的に勝る。
  • 電撃弾速射はライバルは多いがそれだけ選択肢も多いということでもある。
    幸いどれも差別化は容易なので用途や狩猟対象に応じて使い分けていこう。
  • 本作では発掘武器にも『雷砲』が登場する。

MH4G

  • 前作に引き続き登場、期待のG級派生はネオサンダークルス→白雷砲エクレール→冥弩エンプロクスと
    一本道に統合された。報酬対応モンスターは変更されたが発掘武器の雷砲も健在である。
  • そして気になる性能であるが、速射対応弾は3Gと同じくLV1麻痺弾が追加されたくらいでほぼ変更なし。
    相変わらずLV3貫通弾が装填できず、弾追加スキルの重さが悩ましい。
    他の変更点としては、エンプロクスに強化するといきなり左ブレが無くなる。
    通常弾や電撃弾が扱いやすくはなったが、暴れ撃ちの適正は無くなってしまったので一長一短。
    しかし強化を重ねるうちにMH4からの愛用者は異様な違和感を覚えることになる。「…なんか攻撃力高くね?」と。
  • 上位時点では下から数えた方が早いくらいだった攻撃力は強化を重ねるごとにメキメキと上昇し、
    最終的には攻撃力403会心率20%という全武器でもトップクラスの攻撃性能を獲得する。
    会心込みの期待値ではあの崩天弩エイヌオンカムをも超え、極限強化【攻撃】を使えば
    発掘武器ですら及ばないというMH4G最強の威力を持つライトボウガンである
    (さすがに装填数の関係で、総合性能では発掘武器には敵わないが)。
    貫通弾の装填数にやや癖があるのは変わらないが、ここまで攻撃力が高ければさしたる問題はない。
    リミッター解除し貫通弾追加スキルを付けてLV3貫通弾を追加した途端に驚異の貫通ライトが完成する。
    LV1麻痺弾の速射対応も装填数にボーナスがついたと捉えてしまうのが良いだろう。
    何気に素の反動がやや小なので貫通弾の使用に反動軽減が不要なのは嬉しいところ。
  • しかしこれだけ強力な銃だけに、欠点は幾つもある。
    まず装填速度が普通なのでフルリロードに要する時間が長く、可能なら装填速度+1が欲しい。
    さらに貫通弾全追加スキルが必要で8スロットも消費するためスキルの圧迫が半端ではない。
    また貫通弾の装填数が3/7/(4)と物凄く偏っているため、普通に使うとあっという間にLV2貫通弾だけが無くなる。
    こうなるとフルリロードのうまみも薄れてせっかくの火力も生かしづらくなってしまうので、
    可能ならLV1, LV3貫通弾の運用のために装填数UPも発動させたいところ。
    スロットが2つあるとはいえ、どれもこれも重いスキルばかりであるため装備構成には頭を悩ませるだろう。
    しかしうまく装備を作れれば、待っているのは生産武器最強火力の貫通ライトである。
    悩むだけの価値は十分にあるだろう。
  • ちなみに最終強化の時期もかなり遅く、強化素材のラギアクルス希少種素材は
    ラスボス戦後に猛り爆ぜるブラキディオスの素材(+覇王の証G)と交換しなければならないので
    作成難易度が半端ではない。
    極めてレアなことで知られる「不滅の炉心殻」も当然ながら要求される。
    それだけに作れた時の喜びもひとしおなので、頑張って素材を集めよう。
  • 他にもリミカ貫通ライトとして扱われるボウガンもあるが、
    それぞれ一長一短があるので好みで使うといいだろう。
    こちらはスキルの重さと取り回しの難しさの代わりに最強の攻撃力がウリである。

MHX(X)

  • 水中戦が無いと言われていたMHXで衝撃の登場を果たしたラギアクルスと共に、サンダークルスも続投。
    上位素材を使っての一発生産か、火竜砲からの派生強化で生産できる。
    リオレウスのボウガンから派生するのは、やはりMH3でのライバル関係を意識しているのだろう。
    今作では一発生産に尻尾は必要ないので、それほど難しくはない。
    むしろ火竜砲から派生する場合、途中の強化に火竜の逆鱗を使うので一発生産の方が良いだろう。
  • 最終強化は雷迅砲サンダークルス。
    お馴染みのスロット2つにリロード「普通」に反動「やや小」。
    そして攻撃力200に会心率20%…ちょっと低いが、まあ及第点といったところか。
    速射もお馴染みのLV1電撃弾5連射…ではない
    なんと速射はLV2貫通弾のみ例によって没収である。
    武器内蔵弾を見ても、LV1&LV2強装弾に鬼人弾、硬化弾、LV2電撃弾…と妙に電撃関係が少ない
    素材元のラギアクルスは希少種も真っ青の多彩な電撃攻撃を操るようになったというのに。
    装填数を見ても、貫通弾は4/5/0と少ない上に、LV2貫通弾速射自体がデメリットと言われている。
    そして過去作で救済措置であったリミッター解除はMHXには存在しないためフォローも不可能。
    よって貫通銃としては全く使い物にならないが、散弾は散弾で5/4/0とやはり微妙すぎる。
    まともに運用できるのは通常弾と速射もできないLV1電撃弾、そしてLV1貫通弾と武器内蔵弾くらいである…。
    はっきり言ってシハンボウガンの方がよっぽど使える。
    もちろん、フルーミィシリンジサージ電竜砲などとは比べ物にならないほどの断絶がある。
    こんな性能の武器に強敵ラギアクルスの素材を投入する価値があるかというと、かなり微妙であろう。
    • MH4Gでは使い物にならない速射をリミッター解除で捨てることで最強威力ライトの地位を誇っていたため、
      たとえ速射がそのままだったとしても高い評価を得られなかったのは間違いない。
      リミカと速射のいいとこどりが可能なMHXでは、使い物にならない残念な速射を持っている時点で
      もうどうにもならないレベルのハンディキャップを抱えてしまうのである。
      これはラスボス武器ですら例外ではない。
  • 続くMHXXではG級素材による限界突破により、究極強化で豪電迅砲クルサンダーとなる。
    しかし攻撃力320に会心率25%止まりで、そんなに威力は高くない。
    スロットは変わらず2つ。
    速射もLV2貫通弾のみで実用性ゼロのままである。
    と思いきや、通常弾の装填数が9/12/10というかなり多めの数となっている。
    貫通弾の装填数は6/6/0とLV3は装填できないが、反動軽減なしで撃てる。
    スロット2や会心率を生かした装備を組んであげよう。
    真・王牙弩【天鼓】とスロットや会心率込みで性能がダダ被りで、
    通常弾回し撃ちや電撃弾の適性はあちらが上手なのは禁句。

余談

  • 白雷砲エクレールの「エクレール」とは、
    エクレアのフランス語読み(Éclair)であり、「雷・稲妻」の意味である。
    現実世界では、よく知られている洋菓子の一つ「エクレア」の名前の由来にもなっており、
    命名された「雷・稲妻」の意味については、様々な諸説があり、
    中のクリームが飛び出たり表面のフォンダンが溶けないうちに、
    稲妻のように素早く食べなければいけない事から名付けられたという説、
    焼きあがった際に表面に出る割れ目を稲妻に見立てたという説などが存在する。
  • MHSTではラージャンが覚える特技の一つに「雷砲」と言うものがあるが、このボウガンとは関係ない。

関連項目

モンスター/ラギアクルス
モンスター/ラギアクルス亜種
モンスター/ラギアクルス希少種
武器/ラギア武器
武器/アイスエクレール - 同じく「エクレール」の名を持つ、ヘビィボウガン。