MHXで登場した剣斧。武器に刻まれた紋章とその名の通り、龍歴院武器の一角である。
目次
概要・性能
MHX
- 生産素材はやっぱり龍歴院チケットが1枚、ドラグライト鉱石が1個、夜鳥の尾羽が2枚、
そして爆鎚竜の耐熱殻が4個である。キー素材は龍歴院チケットなので、
ゲームの進め方によっては割と早くから生産リストに名を連ねるが、作成可能時期はちょっと遅め。
- 性能は攻撃力120、強属性ビンに会心率、スロットはなし。
そして龍歴院武器の例に漏れず、爆破属性、防御力+20を所持している。
特筆すべきは斬れ味で、緑ゲージは同ランク帯のスラアクと比べて長く、継戦能力についてはピカイチである。
しかし属性値が10と低く、強属性ビンを活かしきれていないのが非常に惜しい。
あれ?こんなパターン前にもあった気がするなぁ…。
- 龍歴院正式剣斧LV2、LV3と続き、最終強化のLV4で名前がヴルツァベイルとなる。
その性能はというと、- 平凡的な攻撃力200
- 相変わらず低めの爆破15に強属性ビン
- 初期状態から据え置きの防御力+20、会心率、スロット0
- 素晴らしい長さの緑ゲージ、斬れ味レベル+2でやっと白ゲージ
- …先に言っておくと、この武器は5本ある爆破剣斧の中で最弱である。
- まず、同じ強属性ビン持ちでありながら40というこちらを上回る属性値を持つテオ=キャッスルには
まず敵わない。そもそも強属性ビンを活かして運用しようとしても属性値が低すぎてまるで使い物にならないのだ。 - 残る3本の爆破剣斧であるブラキ武器の破岩剣斧エクリクシーと爆斧グランスラッシュ、
二つ名ディノバルドの武器である燼滅斧グリマルス、
これらは皆強撃ビン持ちの爆破剣斧でありながら最低でも26以上の爆破属性値をマークしている。
そして、ベイル剣モードの属性値は15×強属性ビン補正1.25(小数点以下切り捨て)で18である。
…もうお分かりであろう。なんと強属性ビンを持ってしても彼等の属性値に届かないのだ。 - 物理攻撃力についてはベイルの最高期待値が白ゲージの283.8である。
対して上記3種で190と一番攻撃力が低いエクリクシーの期待値は270.6だが、
例によって強撃ビン補正でなんと324.72にまで化ける。
素の攻撃力では勝っていていも、強撃ビンがあるだけで逆転され、逆に40以上の倍率の差を付けられてしまう。
強撃ビンと強属性ビンの大きな差がまじまじと伝わってくる例である。
- まず、同じ強属性ビン持ちでありながら40というこちらを上回る属性値を持つテオ=キャッスルには
- ならば作成可能時期で差別化を計ろう…と言いたい所だが、ベイルへの最終強化時には炎龍の塵粉が要求される。
つまり、こいつが作れるようになるという事は、テオ=キャッスルへの強化も出来てしまうということである。
もはや完全に立場がない。
- 鈍器スキルと相性が良いように見えるが、鈍器の真価を発揮させるためには
ある程度攻撃力が高くないといけないため、平凡な攻撃力のこの武器にはあまり向いていない。
加えてスラアクは物理攻撃力を極めるなら強撃ビン前提という半ば必須条件があるため、
その点においてもあまり相性はよろしくないのである。
- 一応、下位の製作時点ではこれほどの緑ゲージを持つ長さの武器はそうそうないため、
ある程度活躍が見込めるだろう。ゲームを進めると強力な強撃ビン持ちの剣斧が出てくるため、
そちらに次第に担ぎ変えていくほうが望ましい。
MHXX
- 続編であるMHXXでは限界突破によって、LV6でグランヴルツァへと強化される。
その性能を見てみると……- 爆破剣斧中トップタイの攻撃力330
- やはり低いままの爆破属性20に強属性ビン
- 更に磨きがかかった長大な緑ゲージ、しかし匠を付けても白止まり
- 防御力+20、スロットなし
- 上位と同様、低属性値+強属性ビンの組み合わせが足を引っ張る形となってしまっている。
加えて物理面でも強撃ビン持ちには勝ち目がない。要するに前作と同じ問題点を抱えていることとなる。
余談
- 最終強化および究極強化に冠せされる「ヴルツァ」は、ギリシャ語で「筆」を意味する。
確かに軸の部分は筆というか万年筆の様な形状をしている。
ビンの中身が刃に送り込まれるスラアクの機構も、それぞれインクと筆先の関係のようであり、
なかなか的を射たネーミングとなっている。