武器/両聖十字グラディアト

Last-modified: 2024-01-05 (金) 14:46:19

徹甲虫アルセルタス&重甲虫ゲネル・セルタスの素材で作られた片手剣。
複数の素材を貼り合わせた上で板金加工で作られており、丈夫だが重く取り扱いは難しい。
貼り合わせる素材の枚数をさらに増やして硬度を増す事で「十字紋の剣盾」となり、
ずっしりとくる安心の重さらしい。

目次

概要

  • 剣にも盾にも大きな十文字が刻まれた大振りの片手剣。「両聖十字」の名はこれに由来するのだろう。
    「重さ」が特徴のようで、軽量が自慢の片手剣にしては珍しい傾向である。
    名前もデザインも非常にオーソドックスで、これもセルタス武器にしては変わった特徴である。
    また、セルタス武器の特徴である、ドリルというデザインから逃れている。
  • 実は、セルタス夫婦の詳細が発表されるかなり前から、ファミ通や公式HPの画像に映し出されていた。
    もちろん、この段階では素材元となるモンスターがどのような姿をしているかはわからなかったものの、
    これまで見たことのない斬新なデザインであったため、
    新モンスターの武器であると気づいたファンは多かったのではないだろうか?

性能

MH4

下位

(ボーンククリ改)→星紋の剣盾スターアームズスターグラディウス十字紋の剣盾

  • なんと下位だけで都合4段階もの強化を重ねる、非常に気の長い武器である。
    一度カタカナになった銘が再び漢字に戻るのも結構異様。
    ボーンククリ改からの強化で作ると徹甲虫の角が不要。
  • 星紋の剣盾はまずまずの攻撃力に長めの緑ゲージを持ち、この段階にしてはそこそこ強力。
    ただ、その後スターグラディウスまで無属性のままであり、
    属性片手剣が顔をのぞかせる頃になるとやや立場が辛い。
    下位なら防具一部位にも相当する防御+10(アームズ)、+15(グラディウス)があるのが幸いか。
  • 十字紋の剣盾でようやく水属性を獲得。ついでにスロット1もゲット。
    鬼嫁ゲネル・セルタスの力を借りてやっとこさアルセルタスも本気を出したようである。
    • やや属性値が低めで物理特化の傾向の強い片手剣である。
      属性があまり通らないブラキディオス戦の前に作っておくと何かと楽。
      古龍素材が必要な武者備え、斬れ味が心許ないロアルクロウよりは扱いやすい一本である。
  • ちなみに強化途中にあるスターアームズは闘技大会の「イャンクック討伐」で
    使用できるよう設定されているのだが、なぜか他の武器よりランクが一つ高い位置にある。
    おそらくリーチの関係で弱点の翼を攻撃しにくく、
    スーパーアーマーがないのでちょっとした攻撃で怯んでしまうため、
    片手剣だけ頭ひとつ抜けたこの武器が採用されたのだろうが、
    今作では段差を利用して翼を攻撃したり、バック回避→突進斬りを駆使することで
    スーパーアーマーを維持できたりしてしまう。
    段差の上からだけでなく下側からも乗りを狙えることや、
    砥石高速により緑ゲージを保ちやすいことも相まって、
    ソロでも並のPSでAランク、上手い人ならSランクも狙えるという事態になっている。

上位

スペリオルクロス両聖十字グラディアト

  • 下位で4段階も強化されたのに、上位でさらに2段階もの強化を必要とする。
    鬼嫁に実力を発揮してもらうには苦労が絶えないのである。
    銘は最終的に漢字とカタカナの混合に変化する。
  • 最終強化の両聖十字グラディアトだが、
    • 属性持ち片手剣としては優秀な攻撃力252
    • 片手剣としては低めの水属性210
    • 斬れ味は素で青極短、匠で長大な青ゲージ
    • あって困るものではないスロット1
    • なぜここを伸ばしたと問いたい驚異の防御力+40
    …となる。
  • 匠を発動しても斬れ味白が出ないのが痛いが火力は十分あり、
    なによりも他の追随を許さない圧倒的防御性能は魅力的。
    本作における最強モンスターと名高い高レベルイャンガルルガブラキディオスが両者共水弱点なので、
    生存率をわずかでも引き上げてくれるこの武器は十分候補に入るだろう
    (もっとも、Lv90以上ともなるとこの性能では流石に火力不足になりうるだろうが…)。
    ブラキディオスには防御補正の生きる裸クエ一応存在するので
    挑戦する価値はあるかどうかは別としてこの武器との相性はいい。
    ただ、片手剣の命である属性値が低めなので豪剣【天羽々斬】との使い分けは重要。
    ちなみに【天羽々斬】も防御力+30で、こちらにはやや劣るがやはり極めて高い防御性能を持つ。
  • 生産難易度はまずまず。濃縮重甲エキスが厄介だが、他に特に面倒な素材は必要ない。
    ここも作成難易度が非常に高い豪剣【天羽々斬】に勝っている。
    ただ、上述したとおりグラディアトまでに最高5回もの強化が必要な関係上、
    要求される素材の総数が多いことには留意する必要がある。

MH4G

ブライトナイトセイントデイム正統十字ペリスケリス

  • MH4GにてG級強化先が登場。G☆1のアルセルタス亜種の素材でブライトナイト、
    G☆2のゲネル・セルタスとその亜種の素材で最終強化ができる。
  • 黄金の輝きを放つ騎士の剣とされており、持ち主の堅き意志に呼応して、その刃は更に鋭さを増すという。
  • 実に下位から8段階もの強化を重ね、遂に辿り着いた最終強化「正統十字ペリスケリス」の性能は以下のとおり。
    • G☆2としては非常に高い攻撃力392
    • 素で短めの白ゲージ、匠で白30+紫20が出現
    • 物理寄りの武器としては充分な水260
    • 空きスロット1つ
    • 怒涛の防御+50
    上位までとは見違えるような強さである。
    G級でも充分すぎるほど防+50の効果は大きく、剛鎧玉までの強化でも防御700を軽く超えられる
    これほどの攻撃力と斬れ味を持ったものは同時期では無属性武器を見てもなかなかない。
    水属性の通りが悪くてもある程度ごり押せるので作成時期の速さから攻略にはもってこいである。
    同じく作成が容易なイーオス剣もあるがあちらは毒属性と引き換えに倍率がこちらより50低い。
    新要素「極限強化」で防御を選んだ場合、防+110未強化のG級防具1部位に匹敵する防御力が得られる
    特にブラキディオスに対しては、肉質の関係上まさに決戦兵器と言える性能であり、
    ブラキディオスが同じG☆2に居ることもありぜひ作っておきたい逸品である。
    斬れ味こそ若干心もとないが、同じくゲネル・セルタス素材のセルタスXシリーズ
    匠+業物の同時発動に非常に有効なため、この武器のついでに作っておくのも良いだろう。
    • 打ち消しが厄介なレベルの砥石使用低速化が付いてくるのが難点だが、業物と同等の効果があり
      匠との両立が容易な斬術スキルを持つレギオスXも選択肢に上げても良いだろう。
      この武器とは色合いとデザインがぴったりと噛み合うのも魅力的である。
  • 強化にはG級レア素材の「特濃重甲エキス」…ではなく、なぜか上位の「濃縮重甲エキス」が要求される。
    そのため、他の武器種より製作難度は低めである(製作段階の多さの配慮とも取れるが…)。
    • G級最終強化にもかかわらずG級レア素材が一切不要なのはレギオス武器にも共通する。
      とはいえ、こちらは名前があまりにもそっくりの素材であることを考えると設定ミスの可能性も否めないが。

MHX

(セクトセロLV3)→星紋の剣盾スターグラディウス

(星紋の剣盾LV2)→十字紋の剣盾両聖十字グラディアト

  • 本作でも続投。セルタス夫婦が上位からの登場なのでこちらも上位からの登場となる。
    無属性だった星紋の剣盾は、本作では水属性を獲得している。
  • そのまま強化したスターグラディウスと獰猛化狩猟の証を用いて派生した両聖十字グラディアトに分かれる。
    それぞれの性能だが
    • 攻撃力はそれぞれ、220190
    • 属性値はそれぞれ、1520
    • 斬れ味は前者が長めの緑で、斬れ味レベル+2でそれなりの青
      後者が長大な緑と極短い青、斬れ味レベル+2で極短い白
    • 防御力はそれぞれ、+15+40
    • スロットは両聖十字に1つ
    両方とも防御力ボーナスと鈍器向けの斬れ味を活かす使い方になる。
    • スターグラディウスは天嵐ノ宝【碧霄】が最大のライバル。
      攻撃力で上回られているだけでなく斬れ味+2で短いながらも白ゲージが出るのもあって、
      防御力ボーナスと作製難易度*1、あちらのマイナス会心を加味しても苦しい戦いになる。
    • 両聖十字グラディアトの方はデュアルシザー
      攻撃力、属性値、斬れ味で上回られており、明確に勝てているのはスロットと防御力ボーナスだけ。
      作製難易度も問題で最終強化に嵐龍の素材を使うため完成はHR解放後になり、
      しかもそれならそちらの片手という選択肢がある。
      対してデュアルシザーはかつてはこちらと同じくHR解放後に作れるのだが、
      イベントクエストにより解放前に作れるようになった。

MHXX

  • 限界突破を経て、
    スターグラディウスはシャイングラディウスに、両聖十字グラディアトは両聖剣グランドクロスへと、
    それぞれ名前を変える。
    • 攻撃力はそれぞれ、350310
    • 属性値はそれぞれ、1726
    • 斬れ味は前者が長大な緑で、斬れ味レベル+2で青と白が少しずつ
      後者がそこそこの青と僅かな白、斬れ味レベル+2で白と紫がほどほどに出る
    • 防御力は+15+50
    • スロットは両聖剣が一つ増えて2つ
  • シャイングラディウスは、非常に高い攻撃力350が売り。
    前作でライバル格だったアマツ武器の攻撃力を抜き去る快挙である。
    一方、属性値はたったの2しか伸びておらず、防御ボーナスとスロットに至っては据え置きである。
    また非常に痛いのが斬れ味で、なんとG級に来て止まりという体たらくである。
    斬れ味+2でようやく白が顔を出すが、それも20とやや頼り無い長さ。
    鈍器運用も引き続き検討するべきだろう。
  • 一方の両聖剣グランドクロスは、各種ステータスの全てがまんべんなく強化されている。
    特に嬉しいのが一つ増えて2個になったスロットで、
    アガメムノンくれなゐの色天薫風扇に比べて拡張性で半歩リードできている。
    また、斬れ味も素で僅かに白が出ており、斬れ味+2でが30顔を出す。
    全体的に大きく強化されており、特徴が似通っていたライバルに差を付けた形と言える。
    究極強化にアマツマガツチの素材を要求される為、作成が遅くなりがちなのがややネックではある。
    また単純な火力や属性や斬れ味はライバルと比べ結構差があるため拡張性での差別化も結構厳しい。
  • ちなみに、星紋の剣盾LV2からスケイルソードへの強化ルートが追加されている。

余談

  • 元ネタは古代ローマで使われていた刀剣「グラディウス」。
    「スターグラディウス」として強化ツリーにもその名を連ねている。
    全体に幅広でやや刀身が短いのが特徴。この剣のデザインとはあまり似ていない。
  • 上位最終強化のグラディアトの方は、
    同じく古代ローマの剣闘士「グラディエーター(gladiator)」が元ネタと思われる。
    剣闘士には上記のグラディウスと盾を持つ片手剣スタイルが多かったようだ。
  • 亜種武器の「セイントデイム」のデイムは、英語における女性の敬称の一つで、
    ナイトに相当する叙勲を受けた女性に対して使用される。
  • 最終強化の銘「ペリスケリス」は、「ガーター」のギリシャ語名である。
    • ちなみに、リチャード1世十字軍を率いた際、自分と部下にガーターを着用させた。
      また、現在のイギリスの騎士団勲章の最高位は「ガーター勲章」であり、
      騎士団以外も含めた全ての勲章だとこの上に「ジョージ・クロス」と「ヴィクトリア十字章」が存在する。
      いかんせん「あの弓」という前例があったがために良からぬイメージが先行してしまうのだが、
      十字紋の騎士剣をモチーフとするこの武器においては、むしろ正統派なネーミングといえる。
      別に弓も本来は変な意味では無いのだが。
  • MHXXのグランドクロスの由来は、惑星が十字形に並ぶ現象の事。
    スターグラディウスの星要素と、十字要素をコラボさせたのだろう。

関連項目

武器/セルタス武器
モンスター/アルセルタス
モンスター/ゲネル・セルタス
モンスター/アルセルタス亜種
モンスター/ゲネル・セルタス亜種
武器/グランドクロスアクス - グランドクロスの名を持つコラボ盾斧


*1 獰猛化素材は使うが、サブターゲットでも出るものしか使わない