MHFフォワード.5より登場したヘビィボウガンである。
剛種武器、天嵐武器、覇種武器、G級覇種武器、烈種武器、始種武器がそれぞれ存在するが、
ここでは主に覇種武器と始種武器を取り上げる。
目次
概要
- MHFフォワード.5にて下位ランクの剛種、天嵐武器と共に実装され、
要求素材と、オディバトラスの解禁がすぐであったことによって、すぐ作れる覇種武器の1つとなった。
見た目はやはりというか、背中の砲口部分をかなり模している。
- MHF-G5にて烈種武器、G8にて始種武器が追加された。
MHFのボウガンは基本的に一発生産なので、新たに生産することになる。
- 剛種武器「弩岩重弩【射】」は、
オディバトラスの剛種武器の中では性能と作成労力のバランスが噛み合っている。
ただし性能としては悪くはないが良くもないという感じである。
現在では金塵翔龍重弩【風轟】や輝界白竜重砲【光叫】などの、
使い勝手の良い剛種武器に取って代わられている。
- なお【狙熱射】の読みは「そねつしゃ」ではない。
とんでもない読みが付けられているが、それは余談の項で触れることにする。
性能
弩岩獄重弩【狙熱射】
攻撃力(LV1⇒LV5) | 装填速度 | 反動 | 会心率 | スロット数 |
---|---|---|---|---|
480⇒540 | 普通 | 中 | 0% | 3 |
※ヘビィバレル装着時は上記の攻撃力に+48される。
- 覇種武器なだけあってその性能はとてつもなく、強化を終えた時の攻撃力540は
大蛇ノ重弩LV100と全く同じ攻撃力である。
そして、ヘビィバレルを装着した時の攻撃力588は大蛇ノ重弩【燦然】【絢爛】LV100+パワーバレルと同じ。
さらにスロットが3つあり、スキル構成で不利な面は一切無い超高性能重砲である。
- が、欠点もあり、それは、対応弾種が偏りすぎており、基本的な弾である通常弾に対応していないこと。
このため、小型モンスター掃討がやや苦手な部類に入ってしまい、
小さな相手でも貫通弾を主軸にしなければいけなくなってしまう
(散弾を使えばいいのでは?と思うがPTプレイにおいて散弾は撃ちづらいのが現実である)。
元々が超高火力故に、弾切れの心配はあまりないが、長期戦になった時は不利になりやすい。
また、攻撃力とスロット数は魅力的だが、進化ヘビィボウガンと比べ、
装填速度、反動共に普通なので、補強するためにスキルが必要ということでもある。
特に、安全性を求めるとき、欲しいスキルが多くなる覇種への装備を組むときに、
このスキル枠が切実な問題となり、火力では同等でも、
スキル構成面では進化ヘビィボウガンに劣ってしまう可能性もある。
が、進化武器と比にならない作成難易度と覇種防具の特殊効果を得られるから、
非常に強い武器と言えるのは間違いない。
- ちなみに弾速は「やや速い」で、小柄なモンスターや、
弱点の密集する相手に対する貫通弾撃ちにはあまり向いていないとも言える。
もっともこれは「凄く速い」弾速を持つ進化武器や、同期の覇種武器にも言えることであり、
当時はそれ自体特段問題にはされていなかった。- なお貫通弾が全レベル6発装填できる覇種武器で弾速の遅い武器はMHF-G9現在でもないため、
一部除く超大型相手には非常に便利な武器ではある。
- なお貫通弾が全レベル6発装填できる覇種武器で弾速の遅い武器はMHF-G9現在でもないため、
- 作成が進化武器に比べ容易であることから作成者は多く、
当時のヘビィボウガン人気を支えた功労者の1つと言える。
現在では覇種武器の作成意義を問われることが多くなっており、
G級武器に事実上の上位互換(Lv10ぐらいで祖熱射を超える)に相当する、
爆狼重砲【タケル】があるため、作成する際はよく検討すること。
- MHF-G5において、烈種武器の「弩岩烈重弩【狙激射】」が追加された。
強化を終えたときの攻撃力は696、へビィバレル装着時には744となり、
爆狼重砲【タケル】Lv50より若干強力という性能にはなる。
ただしシジルでひっくり返る他、
この武器は弾種やリロードが狙熱射のそれをそっくりそのまま引き継いでいるため、
狙熱射同様の弱点を有している。
また、弾速も「やや速い」のままなので、近年の環境に適合できているとは言いがたい。
生産に使うモンスター素材の影響から、回避距離スキルが自動発動するが、
最終的には大秘伝装備か秘伝装飾品を使うことになるためヘビィボウガンの秘伝スキルと重複してしまい、
発動スキルは無いも同然となってしまう。
弩岩始重弩【射】
攻撃力(LV1⇒LV5) | 装填速度 | 反動 | 会心率 | スロット数 |
---|---|---|---|---|
782⇒842 | 普通 | 中 | 0% | 3 |
※ヘビィバレル装着時は上記の攻撃力に+48される。
- 攻撃力は強化前の時点で爆狼重砲【タケル】Lv50を大きく上回るようになった。
Lv5強化+ヘビィバレル時の攻撃力はなんと890。
G級武器Lv50から100以上高い攻撃力を実現しており、
G級進化武器Lv100と比較してもその攻撃力差は僅か34と猛追している。
- また実弾をメインに立ち回る武器であるため、
始種防具のクリティカル距離ダメージ強化が有効に機能する武器であるのだが、
始種防具1部位使用時の攻撃力はG級進化武器Lv100と僅か10差まで詰め寄ることになる。
奇しくも、フォワード.5時代の「進化か覇種か」が再来したといえる。
- ただ、弾速や弾種はそのままであり、
貫通弾に関しては相手次第ではフォワード時代同様実用的ではあるものの、圧縮リロードに向かなかったり、
相変わらず通常弾が撃てなかったりという難点がある。
G級進化は弾速が「遅い」に変更されたことや、
上述したように自動発動スキルの回避距離が装備によっては役に立たないという点もある。
こちらのメリットとしてはスロット3による拡張性の高さと、
G級進化には不可能な火炎弾撃ちができることが挙げられる。
当然、G進化に比べ作製難度が圧倒的に低いことも魅力だろう。
G進化の繋ぎとして使うというのも十分ありと言える。
- なおMHF-G7まではヘビィボウガンの最大火力=属性撃ちという風潮が極めて強かったが、
G8で登場したこの武器の存在により状況が変わり始め、
G9のG級進化武器登場でその風潮が瓦解することになった。
進化武器と弩岩獄重弩【狙熱射】は、かつてヘビィボウガンの立ち回りと立場を一変させた武器であったが、
実装順番が逆とは言え、弩岩始重弩【射】とG級進化武器もそのような大きな変化を齎したといえる。
武器銘について
- 運営レポートによると、剛種武器の弩岩重弩【射】はドガンジュウド【ウテ】と読む。
そして上で触れた【狙熱射】は……【ネライアツクウテ】である。
武器の説明文が「よく狙い、構え、熱く発射!」なので、
そこから武器銘が取られたのは誰でも予想が付くが、
まさか読み方までネライ、アツクウテ!だとは誰も思わなかっただろう。
- 始種武器は始種のコンセプト(種の始め)を踏まえてなのか名前が先祖返りしている。
読みは公表されていないが、【射】が【ウテ】なのは間違いないだろう。