武器/棘蝕双ローゼンエッジ

Last-modified: 2023-01-05 (木) 22:56:43

MHF-Zに登場する、辿異種エスピナスの素材を用いた双剣。
毒気に染まった樹海の主の素材を惜しまず使用した逸品である。

概要

  • エスピナスの双剣は原種、亜種、希少種のものが存在しているが、
    それらが非常に形状を表現し辛い特殊な形状をしていたのに対し、
    棘蝕双ローゼンエッジはいわゆるショーテルに近い形状となっている。
    辿異種エスピナスの「発達部位」である角をモチーフにしたと思われ、
    先端部分は毒々しい紫色に染まり、刀身には荊状の装飾が巻きついている。
    また、毒が流れる管と思わしき部分は発光するギミックがあり、より毒々しさを強調した形になる。
  • 公式プロモーションサイトでは他武器との掲載の兼ね合いかかなり小さく見えるが、
    実際は双剣全体で見てもかなり巨大な武器となっている。
    納刀、抜刀時共にその威圧感は抜群。
    武器のリーチも、使い勝手の良い「リーチ長」となっている。
  • 辿異種エスピナスの武器にはいずれも毒属性が宿るが、当武器でもそれは例外ではない。
    奇しくも、2016年以降「毒双剣」は条件さえそろえれば非常に効果的な運用が期待できる、
    という事が認知され、実際に重宝された武器も登場していた状態であった。
    後述するが本武器も、その期待に応える性能で注目を集めることになる。

性能

  • エスピナスの辿異武器はGR200の辿異クエストで生産が可能になり、
    GR400、GR600、GR800の辿異クエスト素材でそれぞれ強化ができる、4段階派生の武器となっている。
    棘蝕双ローゼンエッジは生産した際の名称で、
    GR400では「棘蝕双ローゼンコルノ」、GR600では「棘蝕双ローゼンローク」、
    最終強化のGR800では「棘蝕双ローゼンケラス」となる。
    ちなみに、生産に限って言えばGR400以降のクエストだけを攻略していっても素材が揃う。
    • 「コルノ」はイタリア語で、「ローク」はロシア語で、「ケラス」はギリシャ語で、それぞれ『角』を意味する単語である。和訳すれば全部同じってコト
  • 棘蝕双ローゼンエッジの性能は下記の通り。
    • 攻撃力665
    • 毒属性560
    • 標準で長めの紫ゲージがあり、斬れ味レベル+1では20だけだが空色ゲージも出る
    • 武器スロットは3。辿異武器のため、シジルと装飾品どちらの装着も可能
    • 辿異スキル劇物強化
  • なお、劇物取扱皆伝スキルのもう一つの効果として、
    武器の状態異常属性値の1/40(実数値の1/4)を武器倍率に加算するというものがある。
    棘蝕双ローゼンエッジの場合、武器倍率+14=攻撃力684相当、となる。
    ここまで来ると、無属性双剣としてもかなりの水準に達するといえるだろう。
  • 棘蝕双ローゼンコルノと棘蝕双ローゼンロークは、攻撃力と状態異常値だけがUPする。
    ただ、初期の辿異武器ということもあり伸びが非常に良く、
    コルノの時点で攻撃力693、毒属性620で、ロークまで強化すると攻撃力721毒属性680となる。
    劇物スキルの補正を足すと、コルノが攻撃力714、ロークが744になる。
    この時点で、G級、遷悠、改G級武器をも上回る最強の毒属性双剣となったのは間違いない。
    だが、この武器は更に上があるのである。
    • ローゼンロークまでは斬れ味が伸びないため、
      巧流スキルが無いと空色ゲージを維持できない。
      ただ、魔剣ダーインスレイヴを除くと空色ゲージが長い毒属性双剣自体が無いため、
      差別化という点では気にしなくてもよい。
  • GR800の棘蝕双ローゼンケラスは、攻撃力こそ749とそれまでに比べ伸びが若干悪くなるが、
    毒属性が800という、双剣として空前絶後の水準に達してしまう。
    いくらMHFの武器と言えど、ここまでの水域に達した双剣は存在しない。
    あまり伸びなかった攻撃力に関しても高い水準を有しており、劇物スキルと合わせると、
    • 攻撃力777
    • 毒属性値330あらゆる攻撃*1で100%蓄積できる
    という訳の分からない性能に到達してしまう。
    また、弱点だった空色ゲージも延長され、斬れ味レベル+1で70になる。
    巧流要らずとまでは言わないが、こちらが圧倒する状況でも斬れ味は落ちにくくなった。
  • MHFの双剣は度重なるバランス調整の結果、多少物理が秀でていても、
    属性で勝るならそちらを重用したほうがよいという考えが主流になっている。
    毒に関しては、先述した「堅い肉質を持つモンスターに対しての有効策の一つ」と認識されており、
    ローゼンケラスは属性値に優れる他の辿異双剣(特に、複属性タイプのもの)を喰うとまではいかないものの、
    辿異種、極み個体といった毒が多少なりとも効くモンスターへの汎用性に関しては、
    G級進化武器すらも超えるポテンシャルを有するという評価になっている。
    • G級進化武器は攻撃力こそローゼンケラスを超えるが、劇物スキルを加味すると、
      属性特化(と言っても、属性特化型辿異双剣を下回る)の【絢爛】派生との差は僅か21、
      武器倍率に直すとそれ以下の差しかない。
      リーチが同じ【煌然】でも差は49で、同じく武器倍率に直せばこれより低い数値が出る。
      属性値を踏まえると「劇物&状態異常追撃」で期待できる追加ダメージ*2を超えられないという声が多い。
      ローゼンケラスの作製難度は決して低くはないが、G級進化武器と比べれば天と地ほどの差があり、
      その点も、当武器の高い評価に繋がっていると言える。
  • 唯一、基本スペックでほぼ完全に上回るのは邪剣ダーインスレイヴだが、
    こちらはいろんな意味で作製難度が高く、棘蝕双ローゼンケラスとの比較は適切ではない。
    また、よほど優秀なシジルを所持していない限り天廊武器レイヴンハートも強力なライバルとなるが、
    レイヴンハートは武器スロットが使えないため差別化は容易。
  • 2018年2月7日アップデートで状態異常追撃と劇物取扱皆伝に加え、状態異常攻撃強化も複合したスキル
    「怪奇」が実装されたことでスキルの問題がいくらか改善され、
    この武器も真価を発揮させやすくなった。
    発動に必要なSPは15だが、辿異防具ZXシリーズで6Pになり、
    装飾品も3P~5P付与するものがあるため発動させやすい。
    怪奇を持つ辿異防具の辿異スキルも「劇物強化」以外のものが多いため、
    この武器の辿異スキルを活かしやすいのも嬉しいところだろう。
  • 公式狩猟大会においては、使用可能な武器が辿異武器になって以降、
    毒が効かない一部の例外を除いて常に最適解となっている。
    これは、武器スロットのみで怪奇を発動させられ、本武器の性能を最大限引き出せる、
    G級・怪護珠(怪奇+5、三界の護り+2)の存在と、
    怪奇毒双剣の強力さが噛み合った結果と言える。
  • 作製難度については、辿異種エスピナスの対策を講じているかどうかで激変するといっても過言ではない。
    辿異種エスピナスの「猛毒」はスリップ速度が早く、
    体力を削りながら戦う双剣にとって文字通り致命的な足枷になってしまう。
    辿異スキル「耐毒強化」でも無効化は出来ず、
    スリップダメージが減少したとしても上記の点より他武器種ほど柔軟な戦闘はできないため、
    戦闘中に落とす「抗毒液」を切らさないように立ち回る必要があると言える。
    閃光やられにすると攻撃で怯ませなくても抗毒液を落とすので、不安なら調合含めて大量に持っていくとよい。
  • 対策を講じていれば、エスピナス本体は決して相性の悪いモンスターではないのだが、
    初期の辿異種ということで非常に耐久力が高く、
    毒が効かないこともあって弱点をしっかり狙わないとジリ貧になる。
    ちなみに、GR400以降は発達部位の頭破壊素材(極上角、極剛角、極絶角)と、
    腹・背中破壊で出る「棘竜の毒腺」「棘竜の刺胞嚢」が多数必要になる。
    頭は弱点なので問題ないが、腹と背については斬肉質10~15と際立って堅く、
    耐久値も発達部位ほどではないにせよ凄まじく高いため破壊には難儀する。
    双剣の場合、背と判定を共有する首(怒り・非怒り問わず斬20)を狙い背破壊を行ったほうがいいかもしれない。
    そもそも辿異種エスピナス自体、辿異武器PT4人でも全破壊が極めて難しいモンスターとして知られるため、
    PT募集をかける際は、背中(または腹)破壊を優先してもらえる
    (要は毒腺・刺胞嚢狙いである事を示す)よう工夫すべきだろう。

関連項目

武器/エスピナ武器
武器/辿異武器


*1 ただし、乱舞と乱舞改のみ属性値が低下する
*2 変撃スキルによる追加ダメージと、毒ダメージそのものを合算して考える必要がある