防具/ガルルガシリーズ

Last-modified: 2024-02-23 (金) 15:36:12

黒狼鳥イャンガルルガの素材から作られた防具シリーズ。
ここでは、フェイク系の装備であるガルルガフェイクについても紹介する。

目次

概要

  • クックシリーズをベースとしているために形状は全体として似ているが、
    ガルルガの甲殻を使うためにところどころ棘があり攻撃的なフォルムを持つ。
  • 旧シリーズでは属性耐性に穴らしい穴を持たない。
    最も苦手なはずの水や氷でさえ剣士で+0、ガンナーに至っては何故かプラスである。
    水に弱いのはやはりガルルガの外殻ではなく内臓なのだろうか…。
    ただし火耐性が劇的に強いわけでもない。
  • 近種のイャンクックが音爆弾に弱いくせに、
    こちらは同じく発達した聴覚を持ちながら音爆弾が全然効かないという特性を表したのか、
    殆どのシリーズにおいて聴覚保護のSPを豊富に持つのが特徴。
    ただしもう一つの特徴、「毒に強い耐性を持ち自身の毒素だけでなく外部の如何なる毒も受け付けない」
    という性質については殆ど触れられておらず、MHP2Gなどを除き殆ど毒無効どころか
    わずかな毒耐性のSPさえ持っていない。
  • クック装備とデザインが似ているのは前述した通りだが、
    何故か女性用剣士装備の脚装備は紫色のパンツが丸出しとエロチックな事になっている。

性能

MHP

  • 剣士は一式装備で業物、状態異常攻撃強化を得ることが出来る。
    千里眼のポイントもあるが合計9と中途半端で、また砥石性能半減のマイナススキルが発動してしまうが、
    頭以外の防具を別の物に変えれば状態異常攻撃と引き換えに打ち消せる。
  • ガンナーでは散弾攻撃力UPと体力+10が発動し、代わりに調合成功率-5%にされる。
  • またMHPでは、銀冠以上を獲得してからMH2と連動させるかイベントクエストをダウンロードすることで
    G級イャンガルルガと戦うことが可能で、彼の素材からガルルガSを作ることが出来た。
    剣士防具は業物と耳栓でマイナススキルは回復アイテム弱化、
    ガンナー防具は通常弾攻撃力UPと状態異常攻撃強化で、マイナススキルは調合成功率-5%となる。
    剣士のガルルガSは高い防御力と耳栓スキルを両立できる貴重かつ有用な防具である。
    作成にはなぜか堅殻ではなく甲殻が一部位5個、全部揃えるなら25個必要になるので
    イベントクエストしかない場合はG級個体を相手に出にくい下位素材を集める羽目になる。

MH2

  • 剣士は一式装備にすると見切り+1が発動するが、
    代わりに採取-2も出るので素材集めにはいまいち使えない。
    またスキルこそ発動しないがガード性能はらへりのポイントが合計+7あり、
    頭をガルルガフェイクに変更すると見切りは心眼に格下げされるものの、
    ガード性能+1とはらへり半減が発動する。
  • ガンナーは一式のみでは貫通弾レベル1追加と微妙で、
    その割にマイナススキルがぶれ幅UPと調合成功率-5%と多い。
    これも頭をガルルガフェイクにすると貫通弾追加の代わりに装填速度+1となる。
  • 総じて剣士、ガンナーを問わずスロットは一切存在せず、拡張性がないのが問題。
  • もっともMHPを持っていないとオフではガルルガと戦えず、
    オンラインのイベントクエストでは、下位なのに10000以上というアホ体力にうんざりさせられるので、
    ガルルガの強さと相まって製作は面倒くさい。
    またMHPの時点でガルルガSは存在していたが
    それより後に発売されたMH2にガルルガSは存在しない。

MHF

  • MH2のデータを引き継ぐMHFでは少々強化されており、剣士・ガンナー共に一式装備で見切りが+3に。
    さらに剣士は耳栓が発動し、ガード性能のポイントは9、はらへりだった部分は斬れ味6となった。
    ガンナーはぶれ幅UP以外がほぼ丸ごとすげ変わり、攻撃力UP【小】と火事場力+1が発動し、聴覚保護も6ある。
    また、MH2で問題だったスロット数は部位ごとに1~2に増えた。
  • さらに上位モデルとして、強化先となるガルルガFシリーズもある…のだが、
    なんとこの装備、防御力が上がるだけでその他の変化が一切無いという問題児。
    まだまだ様子見だった最初期に実装されたものとはいえ、あんまりである。
    一応、当時の基準からすれば今までとは桁が違う破格の防御力を誇ってはいたが。
  • SP防具版も存在するが、元々独特の風貌をしている防具がセンショク草によって
    更にどぎつい色合いになっているため、コーディネートは困難を極める。

MHP2

  • 剣士防具は下位装備のわりにやけにスキル構成が豪華で、一式で見切り+1、業物が発動する。
    スロット総数は7と半端だが、全スロットに達人珠や名人珠を詰めれば見切り+3となる。
    聴覚保護のポイントも7ある上、珍しく加護のポイントがマイナスではない。
    頭をガルルガフェイクにすると悪霊の加護を出さずに高級耳栓を発動させることも容易である。
    マイナススキルが採取-1となるが、戦い自体には影響しない。
    難癖をつけるとすれば、下位の斬れ味ゲージでは見切りの恩恵をフルに発揮するのが難しい点か。
  • ガンナー防具は業物の代わりに貫通弾レベル1追加となる。
    やはりフェイクとの併用で高級耳栓と悪霊回避を両立できるが、剣士に比べると中途半端なスキルである。
    ただ同じガルルガから作れるカホウと組み合わせると、
    ちょうどデフォルトでは装填できないLV1貫通弾を撃てるようになる。
  • 部位破壊以外では期待値の低い黒狼鳥の翼を剣士で計5枚、ガンナーでも3枚消費するのが痛いが、
    性能がよいので元は取ってくれるはずである。
    なお、村長クエストと一部のイベントにしかガルルガがいないのでまたしても上位防具は出なかった。

MHP2G

  • ガルルガシリーズの性能は基本的に据え置きである。真鎧玉を大量に投入すれば一応G級でも使える。
    また、上位以上でもガルルガが出るようになったのでガルルガSが復活、さらにG級のガルルガXも追加された。

ガルルガSシリーズ

  • せっかく復活したまではいいが、下位に比べるとスキルが地味。
  • 剣士は一式で耳栓がつくようになったものの、他のスキルが毒半減とイマイチ感がある。
    ただし達人のポイントが+7あるので、組み合わせ次第では有用。
    スロット総数は8で、頭と腰が1スロだが達人のポイントが+3になっている。
  • ガンナーは耳栓と毒ビン追加でこれまたイマイチ。達人のポイント割り振りは剣士と同じ。

ガルルガXシリーズ

  • 全体的に武器種と武器を選ぶスキル構成になっている。
  • 剣士は一式装備で状態異常攻撃強化、耳栓、砥石使用高速化が発動するが、
    マイナスがダメージ回復速度-1と変わっている。
    頭に申し訳程度の斬れ味SPがあるものの、達人のポイントが全くなくなっている。
    • 特殊攻撃のSPは腕と腰、研ぎ師は頭と脚に大きく偏って配置されている。
      全パーツにスロット2という拡張性の高さもあり、パーツ構成のセンスが問われることになりそうである。
    • 一式装備で最も活用できるのは状態異常片手剣だろう。
      スロット数のおかげで罠師とボマーを両立可能である為、特にハイガノボマーの最適解装備と言っても良い。
    • 逆にガルルガ武器との相性はかなり怪しい。
      剣士用ガルルガ武器の多くは無属性であり、毒つきの武器も最も高いシャミセン【凶】ですら200に満たず、
      それを強化してもどうしようもないのが現状である。
  • ガンナーは砥石の代わりに接撃ビン追加が備わっている。ポイント配分は剣士防具とほぼ同じ。
    武器種によっては剣士以上に多くの死にスキルを抱えることになるので、生産と運用は計画的に。
    • ユミ【凶】は微妙な相性である。
      武器が持つ毒強化の特性を防具の状態異常攻撃強化でブースト出来なくもないが、
      フルセットにすると接撃ビン追加が死に技になってしまうせいである。
  • いずれも、他のガルルガシリーズ同様加護にマイナスポイントを持たないため、
    高級耳栓防具の補助パーツ+αとしても優れている。
  • 生産する場合は黒狼鳥の剛翼を剣士、ガンナーとも計5枚も用いる点がネックとなる。
    翼破壊以外では殆ど出ず、その翼が打撃以外に相当強いので、肝心な時に足りないということもよくある。

MH4

  • イャンガルルガの復帰に伴い、ガルルガシリーズも復活。
    イャンガルルガが探索およびギルドクエストでしか登場しないために素材集めには少々苦労するが、
    下位、上位共にその苦労に見合う優秀な防具となる。
    ただし耐性面では弱体化されており、水耐性と氷耐性がマイナスとなっている。
    上位装備では剣士一式でどちらも-20となり、今までの感覚でこれらの属性に当たると痛い目を見る。
    どちらも使うモンスターが非常に少ないのが幸いか。
  • 下位のガルルガシリーズは一式で耳栓と見切り+1が発動。
    多くの武器に有効に発動するスキルがセットでそろう。
    かつ、下位防具でありながらスロットが計10個空いているという破格の性能を誇る。
    その上マイナスポイントも剣術たったの-2ぽっち
    そこから高級耳栓まで持っていくもよし、見切りをさらに高めるもよし、
    片寄りのあるスキルポイントの割り振りを生かしてパーツとして使うもよしと、
    下位防具でありながら拡張性の高い防具と言えるだろう。
    • ただ、過去のシリーズでは発動していた業物がないのがタマに傷。属性耐性も優秀とは言い難い。
  • ガンナーの場合も発動スキルは全く同じ。マイナスのポイントはスタミナ-2になっている。
  • 上位のガルルガSでは、下位で発動していたスキルに加え、念願の業物が追加。
    発動スキルは耳栓、見切り+1、業物となる。どれも便利なスキルではあるが、
    実はこれ、一式で見切り+2、業物、耳栓が発動するリオソウルシリーズとほぼ同じ。
    見切りだけ見ればちょっと劣化版なのである。
    • じゃあリオソウル作ればいいんじゃね?とも思うかもしれないが、
      ここでマイナスも含めて両者を比較してみよう。
      • リオソウル一式
        発動スキル[見切り+2(+15)、耳栓(+10)、業物(+10)、体力-10(-12)]
        耐性[火耐性+15、氷耐性-10、龍耐性-20]
        スロット合計7(頭部にスロット3)
      • ガルルガS一式
        発動スキル[見切り+1(+10)、耳栓(+10)、業物(+10)、(剣術-2)]
        耐性[火耐性+15、水耐性-20、雷耐性+15、氷耐性-20、龍耐性+5]
        スロット合計8
    • こう見ると、見切りの分だけ劣化しているというよりも、
      ほぼ同等のスキルを発動できるにもかかわらず耐性があちらより優秀、と言うべきではないだろうか。
      また、MH4では見切りの効果も弱体化している(+2では+15%)ため、火力でも大差が出ることはない。
    • さらに、火耐性と龍耐性を両立している点もリオソウルにはない特徴である。
      また、火属性と雷属性を使うモンスターも非常に多いため、
      属性やられは無効出来ないとはいえ+15ずつ耐性があるのも汎用性で勝る。
      しかし、スロット3を持つ部位がないため、スキルの拡張性においては意見が分かれるところ。
      こちらもスロット2が3カ所あるのだが……。
    • なお、素材元となるリオレウス亜種のクエストはHR6到達の時点で出現しているのに対し、
      こちらは素材入手がほぼギルドクエストでの剥ぎ取り・報酬しかない。
      また、ギルドクエストのモンスターが狩る度に強化されていく仕様上、
      作成には相当の根気と腕が必要となるだろう。
  • とどのつまり、両者共性能・製作難易度はほぼ変わりないと言っていいので、
    自分が作りやすい、あるいはこちらの方が個人的にいいと思った装備を作るべきであろう。
    一式装備に拘らないのであれば、これらを組み合わせるのも良いだろう。
  • ガンナーの場合は業物に代わって貫通弾強化が発動。
    見切り+1、耳栓、貫通弾強化と非常に強力なスキル構成となる。
    もちろんマイナススキルも一切発動しない
    • なお、ライバルたるリオソウルは通常弾強化を持っている。
      弓で運用する場合、ガルルガSはリオレウスの弓と相性が良く
      リオソウルはイャンガルルガの弓と相性が良いという面白い結果になる。

MH4G

  • G級になって新たにガルルガXが登場、後述のガルルガフェイクも復活した。
  • 一式で発動するスキルは高級耳栓、見切り+2、業物/貫通弾強化と、上位版の順当な強化といった趣になっている。
    他に剣士では納刀、ガンナーでは反動が6P付き、スロット数は上位版同様8個開いている。
    水と氷に弱く、火、雷、龍に強いのは上位版と変わらない。
  • パーツ毎に見た場合、やはり注目するべきは胴部だろう。上位版と比較するとスロットは2、
    斬れ味/貫通弾強化のポイントも+2と据え置きだが達人及び聴覚保護のポイントが
    1ポイントずつ増加して+2、+5となっている。
    • たかが1Pと笑ってはいけない。これはつまり倍加するだけで耳栓が発動できる事を意味する。
      もう一つ倍加すればそれだけで高級耳栓まで伸び、斬れ味と達人も6ポイントになり、スロットは2×3で6個。
      残る2部位とお守りを使えばかなり潤沢なスキル構成の高級耳栓装備が組める。
    • 地味ながら腰防具が匠と斬れ味を両立している。
      聴覚保護のポイントもありこの3つのスキルを使う場合候補に上がりやすい。
    • 何気にラスボス武器と相性が良い。
      低い会心率を見切りで、素紫の短いゲージを業物で、それぞれ補える。
      紫と藍の色合いも似合っている。
  • 近縁種であるイャンクックの防具同様、こちらもデザインが大幅にリニューアルされている。
    本作に登場するイャンガルルガが全て頭が傷ついた個体であることからか
    頭部の額部分には大きな傷が付けられており、さらにその傷が右目の目元にまで達して隻眼状になっている。
    とは言え、それでハンターの視界が遮られることはないので、ただの意匠であろうと思われる。
    クックX/Zシリーズと共通の意匠を持ちつつより攻撃的になったフォルムと、
    背中にたなびくマントはなかなか格好良いのだが、
    人によっては某修羅の国第一の羅将にも見えるかもしれない。
    マントの色は全面を好きな色にできるので、ファッション性は高い。

MHX

  • イャンガルルガは無事続投し、このシリーズも作成可能。
  • 下位での性能は聴覚保護+10、剣術(変則射撃)+8、水耐性-12、スロット2となっている。
    剣術の装飾品はガルルガ素材で作成可能なので、実質2つのスキルを発動可。
    MH4シリーズでの剣術マイナスは何だったのだろうか…?
    今作では四天王を含め耳栓で十分な相手が多いため実用性はかなり高いだろう。
  • 気になる上位の性能は
    聴覚保護+10、剣術(変則射撃)+10、採取-10、スロット4。…これだけである。
    これは今作のイャンガルルガの危険度設定が低めになってしまい、
    防具のレア度が下がり、性能が抑えられてしまったため。
    また耐性値は極端であった前作と異なり火耐性+10、水耐性-5、雷耐性+10とかなり控えめになっている。
  • 今作ではキークエストでガルルガを倒す必要があり、素材の入手機会はあるのだが
    わざわざガルルガと連戦してこの防具を作る必要もないため、かなり影が薄くなってしまっている。
  • 弱体化した分、倒しやすくなっているとも言えるので、その段階では貴重な火、雷耐性の両立かつ
    少なくとも有用なスキルを持つ防具としては優秀とも言える。
  • また剣士は発動スキルがHR解放後に作成可能なアカムトシリーズと完全に被っている。
    混合防具として多少の需要はあるかもしれない。

MHXX

  • ガルルガXシリーズが復活。
    スキルポイントは聴覚保護+12、剣術(変則射撃)+10、納刀研磨(速射)+10、採取-10といった感じ。
    スロットはG級防具にしては少なめの5個である。複数のスロットが空いているのも、腰防具の2スロだけ。
    高級耳栓の発動を優先すると3スロしか残らないため、スキルの追加はお守り次第となるだろう。

MHW:I

  • イャンガルルガ復活に伴いEXガルルガシリーズが登場。
    旧来の印象を残しつつもデザインを一新し、かつてのガルルガXや隻眼装備のように古代中国の甲冑を思わせる外見になった。
    αシリーズは今までのデザインに寄せてある一方、βシリーズは肩当てや頭装備がさらに中華武将然としたアレンジを施されており、特に頭装備から伸びる触角翎子(りんず)*1が印象的。
     
    部位αβ
    スキルスロットスキルスロット
    見切り+2Lv3×1見切り+1Lv4×1
    Lv2×1
    逆恨み+1逆恨み+1
    耳栓+2Lv1×1耳栓+1Lv4×1
    見切り+2見切り+2
    耳栓+3Lv1×1耳栓+2Lv4×1
    逆恨み+2Lv1×2逆恨み+2Lv4×1
    Lv3×1
    毒属性強化+2
    見切り+2Lv3×2見切り+2Lv4×1
    Lv2×2
    貫通弾・竜の一矢強化+1
    一式見切りLv6Lv1×4
    Lv3×3
    見切りLv5Lv2×3
    Lv3×1
    Lv4×5
    耳栓Lv5耳栓Lv3
    逆恨みLv3逆恨みLv3
    毒属性強化Lv2 
    貫通弾・竜の一矢強化Lv1 
  • 他のモンスターとは異なりシリーズスキルを持たないが、
    スキルは今作で強化された見切りや耳栓など需要の高いものが揃う。
    特筆すべきはβの脚装備で、見切りLv2に加えてLv4スロット1つとLv2スロット2つを持っており、
    今作の見切り人気を支えているのは工房から貰える見切り【2】の装飾品と
    このガルルガβ脚と言っても過言ではない、そう言い切れる程非常に強力な装備である。
    特に達人芸を発動させる際には必須と言われる程の地位を獲得しており、
    達人芸を用いない場合でも、特にシリーズスキルを使わなければ、多くのテンプレ装備に組み込まれている。
    その上、女性用はあちらの用途でも需要がある。
    勿論、剣士だけでなくガンナーでもガルルガ脚は有用な装備とされており、
    (真・)会心撃【属性】を扱う弓や属性ライトボウガン、散弾を用いるヘビィボウガンなど広く用いられる。
    マルチで4人が集まってみたら全員ガルルガ脚、ということも珍しくない。
    • アップデートとともにEXブラキウムやEXマムガイラといった強力なスキル
      およびスロットを持つ脚防具も登場し、防御力で劣るガルルガ脚の採用率も落ち着いた。
      とはいえ、MR解放直後に上述した防具を作るのは難易度が高く、
      手軽に作れるガルルガ脚を作ってからそれら防具の作成に取り掛かるという人も多い。
    • ミラボレアス実装後でもドドドドガ(ドラゴンは腰のみα、ほかは全てβ)とすることで見切りが足腰で5確保できるため、
      非常にレアな達人珠Ⅱがゲーム内配布の1つのみで済むという利点がある。
      そうでなくとも貫通ヘビィなどスキル構成によっては他の脚装備よりこちらの方が採用されることも充分に有り得る。
  • 脚ばかりが注目されがちだが、α腕の耳栓Lv3を始めとした耳栓スキルにも用いられることがある。
    装飾品のレベルが3とかなり重たい為、護石を用いない構成では重宝されている。

隻眼シリーズ

  • MHXから登場した二つ名個体・隻眼イャンガルルガの素材で作成された装備。
    今までのガルルガ装備と違いフルフェイスではないのが特徴。
    また、今までよりも何というか中国の武将らしさも強化されている。というかどう見ても呂布
    ホウテンゲキを持つとえらく様になる事間違いなし。

性能

  • 一式で発動するスキルは「連撃の心得」と「根性」。
    防具のLvを6まで上げると、「気絶無効」と「挑戦者+2」の複合スキルである「隻眼の魂」が発動する。
    • まさにキレやすい奴の相手をしろと言わんばかりの構成。
      怒り易い相手ならば挑戦者は活き易く、不意の気絶や即死もスキルで予防できるとシナジーは中々。
      但し「連撃の心得」がある為、最も活かせるのは手数の多い武器や貫通弾特化のボウガン辺りだろう。
      その中でも一番相性がいいのはやはり双剣。上記のランスも連続攻撃はしやすい方なので相性は悪くない。
      但しガルルガだからかスタミナ関連スキルは一切無しである為、この辺はフォローしたい。
  • 因みにキレやすく、連続攻撃の頻度が高い隻眼ガルルガ自身との相性は良好。
    但し毒に火属性やられまで使ってくる為「根性」がほぼ死にスキルになってしまうのが痛いか。
    その他だと、ブラキディオスやディノバルドあたりとの相性が割とよさげと言ったところ。
    ただしこちらも爆破や火属性やられで根性が死にスキル化するが…
  • 防御面を重視して見てみると、付けにくい気絶無効と攻撃スキル二つが同居している上に、雷耐性持ちである。
    そのため、属性やられも含め気絶の危険性が高い、高難易度の雷属性を操るモンスターとの戦闘でも非常に役立つ。
  • 続くMHXXではG級の隻眼イャンガルルガの素材を使う事で
    隻眼スキルが上位スキルの真・隻眼スキルに変化、不屈が追加される。
    • 確かに攻撃と防御も上がるが、乙前提の扱いの難しいスキルを追加されても…というのは通常の話。
      この防具が生きる場面とは、即死級の威力圧倒的な体力を持つ相手にソロで挑む場合。
      つまり隻眼一式は超特殊許可ソロ攻略において決戦兵器とでも呼ぶべき存在なのだ。
      超特殊許可クエストでは攻撃力も防御力も上昇し、根性で即死を避けられるこの防具は独自の立場にある。
    • 特に青電主ライゼクス金雷公ジンオウガ燼滅刃ディノバルドに対しては、
      火耐性と雷耐性の高さや気絶無効による事故の起きにくさに加えて
      挑戦者と連撃、そして不屈という充分な火力スキルを持つこの装備は相性抜群。
      必須スキルの少ない武器種では最適解の一つとなるだろう。
    • 実際にソロでの超特殊許可クエストはこの防具を装備し保険飯を食べ二乙するまで回復しないという戦法や、
      気絶無効を活かし連続で攻撃に当たりにいき即二乙する戦い方が一種の主流になっている。
      ただしいくら防御力が上がっていても即死しないというだけで連続で攻撃を受ければ簡単に力尽きる。
      余程のことがない限り回復薬が足りないということは起こりにくいので、
      回復薬節約のために意図的に力尽きたり、回復しないというのはかなり危険である。
      勿論パーティでわざと回復しないまま、力尽きたりすれば高確率で地雷と見放されてしまうので
      パーティで使用したいという場合、普段通りの堅実な立ち回りに専念する事になるが、
      仲間からの粉塵やこのスキル構成のおかげで安定感はより増すので、プレッシャーも多少軽減されるのが救いか。
  • 高難度クエストという状況に限定されるものの、
    スキルの組み合わせが固定される二つ名防具では珍しく全てのスキルを無理なく有効に生かしやすい防具である。
  • なお、気絶無効と攻撃スキル二つ所持、かつ雷耐性付きの防具としては、対抗馬にドラゴンシリーズが登場した。
    拡張性も高く麻痺まで防げるので超特殊許可以外の雷属性モンスターとの相性はあちらの方が若干有利だが、
    こちらの保険の多さもやはり魅力である。
  • 女性用の脚部位は通常のガルルガシリーズの外見を踏襲したデザイン。
    …なのだが、新たにパンツ某箇所が着彩設定の対象になっており、紳士な貴方にもお勧めの一品である。

ガルルガフェイク

  • こちらはイャンガルルガの頭部を模した頭用防具。MHPから登場している。
    男性用と女性用の見た目の違いが非常に小さく、素で気付かない人も多い。
    ただし、どちらかというとクチバシよりも耳の方が特徴的なので、ぱっと見ではウサギっぽくもある。
    一部では「ガルルガ仮面」の愛称で親しまれている。

概要・性能

  • MH2では現在と性能が異なり、ガード性能、装填、はらへりのポイントがそれぞれ+3されていた。
    剣士でもガンナーでもいまいちかみ合わないスキルポイントだったため、
    この頃はあまり使い勝手がよくなかった。
  • MHP2(G)ではスキルポイントが見直された。
    聴覚が発達している癖に音爆弾が効かないイャンガルルガらしく、聴覚保護のSPが高くなっている。
    なので耳栓系スキルが欲しい時には重宝する。
    スキルの特性上、ガード不可武器使いに人気が高く、
    強化すればそこそこ高い防御力になる為、特にガンナーには大人気である。
    加護が-3になっているが、聴覚保護の+6に比べれば低い。
    うまくやれば悪霊の加護を避けて高級耳栓を出せるため、かなり便利である。
    あまりにも優秀な性能のため、装備や装飾品の質が上がるG級に上がるまでは
    ずっとこの防具をかぶったまま過ごす、なんてことも珍しいことではなかった。
    いわゆる呪い装備の先駆け的な存在だったと言えよう。
    • MHP2Gでは完全強化には真鎧玉が21個も必要。しかも強化の度に2230z掛かる
      財布や在庫と相談しながら強化しよう。
  • MH4ではイャンガルルガが復活したにもかかわらず生産できなかったが、
    MH4Gではイベントクエストの報酬、フェイクカタログを使って久々に生産できるようになった。
    その性能はと言うと、聴覚保護+10・スロット2というとんでもないもの。
    MHP2に続き今作屈指の呪い装備となるのに時間はかからなかった。
    • 剣士・ガンナー共通装備なので防御力は高くないが、腐っても(何故か)レア10装備。
      ガンナーからすればレア9後半~レア10前半クラスの防具と同等の防御力を有しており不足はない。
      耐性も何故か全属性+2であり、ガルルガ装備なのに水や氷にも強いという謎耐性。
    • これだけの逸品でありながら、生産はとても簡単。
      真紅蓮石1個がG★2にならないと手に入らないこと以外は、
      ガルルガ素材は全て上位個体から入手できるものばかりで、
      他のフェイク装備では要求される大長老チケットを使わない。
      そしてキーとなるカタログを入手するクエスト自体も、
      乱入ガルルガから逃げ回っているだけでもランポスゲネポスは勝手に死んでいくので、
      クリアだけならG級装備が無くてもなんとでもなってしまう。
    • 単体で耳栓が発動するという使い勝手の良さもさることながら、
      前述の通りガルルガXの胴がちょうど聴覚保護+5を持ち、他のスキルポイントやスロット2もある等
      高級耳栓への引き揚げもかなり容易という環境にも恵まれている。
    • フェイクと言ってもガルルガフェイク自体が結構スタイリッシュなデザインであるため、
      普通にガルルガ装備一式と組み合わせても違和感はほとんどないが、
      一式にフェイクまで装備すると聴覚保護のポイントは過剰になるため、
      ギルカ用装備でないならパーツ単位での運用に留めよう。
  • MHXでも続投。
    全体的にスキルポイントが控えめに抑えられているだけあって、スロットも没収され聴覚保護+7のみと
    MHP2(G)の頃のような性能になっている。
    下位防具のガルルガフェイクと上位防具のガルルガSフェイクとあるが、
    防御力が変わるだけでSPやスロットに変更はない。
    • MHXガルルガ(S)一式から頭の分を抜いた聴覚保護のSPは8なので、頭を(S)フェイクにしたなら、
      心眼などを犠牲にする代わりに聴覚保護が15pになり高級耳栓にすることができる。
      特に下位のガンナーならばガルルガキャップよりもガルルガフェイクの方が防御力が高く、
      空いてるスロット2つで不足した変則射撃のSPを補えるので、上位互換として運用できるだろう。
  • MHXXではガルルガXフェイクが再び聴覚保護+10加護-5の性能で復活…したのだが、
    なんとスロット0という弱体化を食らってしまった。
    さらに、装備場所は違えどアカムトXR腰が聴覚保護+8、スロット1で高防御力を誇るため、
    お呼びがかかる機会はガクッと減ってしまった。
    今作のメインモンスターの一角高級耳栓必須レベルということもあって、活躍の場を奪われてしまったのは惜しい所。
    まあ、この防御力でうっかり鏖魔の攻撃を受けようものならとんでもないダメージを受けることになるが。

ガルルガネコシリーズ

  • イャンガルルガの登場から実に9年もの歳月を経て、MH4Gにてようやく登場したオトモ装備。
    「ガルルガネコ頭巾」、「ガルルガネコ衣」を身に纏い、武器として「ガルルガネコ羽扇」を持つ。
  • デザインはハンターのものが中国の武将然としているのに対し、こちらは中国の軍師然としており、
    風を呼ぶだの礼を尽くした人物に従うだのの説明文から、特に諸葛亮を意識したものと思われる。
  • MH4Gの公式サイトにおいて、オトモ合体技の紹介ページにて
    カイザーネコシリーズのオトモと共にネコ式火竜車・改の紹介画像に登場している。
  • 防具の着彩設定にも対応。
    帽子の土台部分と腰紐、肩の紐状の装飾のカラーを変更できる。
  • MHXにも続投。今作では下位装備が登場した他、新しく二つ名装備として「隻眼ネコシリーズ」が登場している。
    詳しくは下記参照。
    • 獰猛化イャンガルルガは上位獰猛化モンスター最速タイ(厳密にはこの内2つクリア後出現)の集会所☆6で戦えるが、
      猛ガルルガネコ装備はどういう理由かここから更に☆7まで進めないと解禁されないので注意。
      ナルガクルガやザボアザギル等と同じタイミングな訳だが、開発時点ではもう少し遅くする予定だったのだろうか?
  • MHWorldの研究基地に登場する一部のNPCは帽子を含めてこの装備とよく似た服装をしている。
    • もしかしたらイャンガルルガの素材で作られているのかもしれない…

隻眼ネコシリーズ

  • MHXにて二つ名・隻眼イャンガルルガの登場に伴い登場したオトモ装備。
    • 見た目は原種ガルルガネコ装備をより老齢にした印象。ここまでくると軍師というよりは仙人に見えなくもない。
    • 太く垂れた眉で左目を隠し、隻眼要素を回収(?)している。
  • オトモアイルーのレベリングのために狩られまくっている隻眼イャンガルルガだが、その装備はなかなか優秀。
    • 特に「隻眼Sネコ羽扇」はブーメラン特化の武器の中では白疾風Sネコ手裏剣に次ぐ攻撃性能を持ち、
      白疾風には無い毒属性を有している。
      毒属性の効きやすい相手や、毒によって風纏い・龍炎纏いを封じられる
      クシャルダオラやテオ・テスカトルに対しては、白疾風よりも実力を発揮しやすいといえる。
    • MHXXの「隻眼XXネコ羽扇」も引き続き最強の毒ブーメラン。
      攻撃力174・会心率10%・毒属性値35斬れ味紫・二つ名補正付きと全く隙が無い。
      属性値で「マジンXネコダマシ」に負けるが、物理性能でこちらが上回るので使い分けよう。
      また、「獰ガルルガネコ羽扇」に物理性能で上回られているが、
      属性値は隻眼XXの方が1.5倍ほど高く、二つ名補正もあるのでこちらはライバル足り得ないだろう。
      • ニャンターなら隻眼はXXでも変わらず狩りやすい相手のため作成難度も易しめ。
        しかもXXネコ羽扇は解放条件がG4のクリアのため、
        あのクソ面倒な難易度の高い隻眼G5をクリアしなくても作れるのもうれしい。
      • ただし、今作ではニャンターの物理火力がMHXと比べてかなり抑えられており、
        ほとんどのモンスターの場合で属性武器に最適解を譲る形になってしまった。
        とはいえ弱点がバラバラな大連続クエスト等には便利なため作っておいて損は無い。
  • 「隻眼装備なんざ興味ねぇんだよ!」とでも言わんばかりに隻眼イャンガルルガを狩り続けている
    ハンター、もといニャンターも作っておいて損はないので検討してみてはいかがだろうか?
  • こちらも防具の着彩設定にも対応している。
    原種装備と同様、帽子の土台部分と腰紐、肩の紐状の装飾のカラーを変更可能。

関連項目

モンスター/イャンガルルガ
モンスター/隻眼イャンガルルガ
防具/フェイク


*1 古代中国の高官、武将が帽子や兜にあしらった羽飾り。某無双ゲーの呂布を思い浮かべると分かりやすいだろう