毒怪鳥ゲリョスの素材から作られた防具。
目次
概要
- ゲリョスのゴム質の皮がふんだんに使われており、グラフィック上でもそれが顕著に表れている。
なお、ゲリョスの皮は雑菌が繁殖しやすいという特性があり、消毒のためなのかゲリョス素材と一緒に
大量の抗菌石を要求されることが多い。
特にレアな素材は必要としないが、頭部位を製作する際にやや入手の難しい「毒怪鳥の頭」系の素材を
要求されるのがネックと言えばネックか。
- 下位の女性版デザインはあえて言うなら「衛生作業員」「農作業のおばちゃん」。
髪をまとめて抑え付け、腕や足にゴムカバーを通した作業しやすそうなデザイン。
そのまま工場でベルトコンベア作業や静岡県で茶摘みでもしていそうな感じである。
恐らくゲリョスの野暮ったい体型や抗菌スキルを意識したデザインなのだろう。
亜種カラーだと紫色になりより「おばちゃん」っぽいイメージになる気がする。
- MHP2(G)の女性用のS, X, Zの剣士用は、全体的にぴっちりとしたデザインで、
胸元に空いた隙間から胸の谷間が露出しており、さらに腰防具もミニスカート状になっているなど
かなりセクシーなデザインで人気が高い。
また、ガンナー用の脚防具もミニスカート+オーバーニーソックスの絶対領域ファッション。
スカートの中は見事な白パン- 一方、男性用は剣士用・ガンナー用共に体型を無視したメタボなデザインで、
人によってかなり好みが分かれるものと思われる。
ただ、MH4のSシリーズは下位までと同じデザインになってしまっており、ファンを落胆させた。
- 一方、男性用は剣士用・ガンナー用共に体型を無視したメタボなデザインで、
- G級装備の女性版の頭部のデザインは恐らくエジプト神話の墓の守護神であるアヌビス神からと思われる。
ジャッカルの頭を持つ冥府の神である。
一方男性版の剣士用は、ゲリョスの頭部をそのまま模した外観であり、
ガンナー用は、すぽっと目穴が空いた頭巾を上から被り、その頭巾の左端と右端に短い角が生えている。
あえて表現するなら中世の「処刑人」「拷問官」といった怪しい雰囲気が漂う。
後述するノベル版第一弾の主要人物の一人、フラディオ・ハートも作中で
「死刑執行人」だの「どこぞの悪魔信仰者」だのと言うように表現されている。
- MH4からはゲリョス装備のモンスターとでも言うべき存在が登場する様になった。
MHP2
- 通常種の素材を用いた無印(下位)とS(上位)、および亜種素材を用いたDとUが存在する。
- 通常種の素材を用いた防具は、無印、S共に毒無効が発動する。
さらに、下位は雷耐性+5が発動し、もともと高かった雷耐性がさらにアップ。
装飾品で調整すればランナーも発動させることができるが、その場合、腹減り倍加【小】も同時発動してしまう。
上位のSシリーズは毒無効、さらに下位装備では装飾品込みでないと発動しなかった
ランナーと腹減り倍加【小】がデフォルトで発動する。
スロットは9つと多いので、マイナススキルを消しつつ自分に合わせてカスタマイズしやすいのが強み。
猛毒を撒き散らしながらフィールドを走り回るゲリョスの特性を見事に捉えたスキル構成だと言えよう。
- 亜種の素材を用いた防具は、Dで気絶無効と広域化が発動。
装飾品でいじれば風圧【小】無効も発動できる。
Uは広域化が発動しなくなった代わりに、気絶無効と風圧【小】無効が同時発動する。
毒を持つモンスターなのに、気絶無効…?と思う方もいたかもしれないが、
これは強烈な閃光を発しても平気なゲリョスの特性を反映していると考えられる。
MHP2G
- 下位、上位防具の性能はMHP2の時と同じ。さらに、今作ではG級装備としてXとZが登場した。
- Xは剣士用が毒半減、剥ぎ取り名人、体力回復アイテム弱化で、
ガンナー用は毒半減が毒ビン追加に置き換わっている点以外のスキル構成は同じ。
頭部をゲリョスXキャップ(剥ぎ取り+5,他)に、胴部をレザーライトSメイル(運搬+4,採取+5)に
それぞれ変更し、採取珠*3, 運搬珠*3, 皮剥珠*2を、計8スロットに装着することで、
「剥ぎ取り名人」「採取+1」「運搬の達人」「体力回復アイテム弱化」が発動。
トレジャーハンターで有用なスキルが3つ発動し、トレジャー攻略用装備となる。
武器スロットが2つ以上あれば、「採取+1」を「採取+2」にランクアップできる(MHP2G@wikiより一部修正)。
そして好都合なことに、本作のメインモンスター武器は匠不要で武器スロ2を持つ。
トレジャー攻略でこの装備のお世話になった方も多いのではないだろうか。
- Zは剣士・ガンナー用共に一式で気絶無効、ランナー、はらへり倍加【小】となっており、
下位、上位の通常種・亜種防具の性能を複合させたようなスキル構成となっている。
MH4
- MH4でゲリョスの復帰に伴い、この防具も復活。
PV第3弾では、ゲリョス装備に身を包んだ女性ハンターがフルフルと戦闘するシーンがある。
一式で発動するスキルはこれまで通り毒無効、ランナー、腹減り倍化。
Sシリーズになると発動には至らないものの達人のポイントが付く。
Uシリーズは過去作同様、風圧【小】無効と気絶確率半減だがスロット数は6まで減少してしまった。
- 発掘装備にもゲリョスシリーズおよびゲリョスUシリーズが存在しており、
通常とは異なったデザインの防具が入手できることがある。
一部では、「発掘装備版がMHP2GまでのゲリョスSシリーズと同じデザインになっているのではないか?」
という見方もあったようだが、残念ながら全く違うデザインである。
MH4G
- G級個体の登場により、Xシリーズ及びZシリーズが登場した。
- ゲリョスXは一式で見切り+1、ランナー、毒無効、腹減り倍加【小】が発動する。
MHP2のSシリーズのような構成だが、見切りが付いたので若干攻撃的になっている。
腕パーツにはスタミナの代わりに属性解放のSPが付いている。
スロット数は全体で8個と、まあまあの数。
- ゲリョスZは一式で気絶確率半減、風圧【小】無効、スタミナ急速回復が発動する。
脚パーツには匠(剣士)、装填数(ガンナー)のSPが付いている。
スロット数は頭、胴、腰に2個ずつの計6個で、Zシリーズとしては少なめ。
また、達人のマイナスポイントが付いていることに注意。
MHX・XX
- MHXでも無印、Sが続投した。さらに獰猛化素材を使うRシリーズも追加された。
- 無印・S共に発動するのはランナー、毒耐性、腹減り倍加【小】なのだが、
なぜか毒のスキルポイントがそれぞれ+13、+14と異常に多い(今作の毒スキルは+10の毒耐性まで)。
推測の域をでないが、これは劇毒を追加するにあたり
+15で何らかのスキルを発動させるつもりがお流れになった名残なのかもしれない。
そのおかげか一式では厳しいがSシリーズの「胴」は毒+4スロ2とかなりの高性能になっている。
一応スタミナも+1ある- 胴系統倍化を一つ用いて胴に毒耐珠を入れるだけで毒無効に加え空きスロ2個分を確保できる。
今作は黒炎王リオレウスを代表に、
毒で攻めてくる強力な敵が多いので発動しづらい毒耐性を手軽につけれるこの防具は重宝する。
ただし、黒炎王や紫毒姫に着ていく場合、ゲリョスSは火耐性がマイナスなので、
他のパーツを高い火耐性のものにするか、空きスロを利用して火耐性を発動させるなどしないと……
お察しください
- 胴系統倍化を一つ用いて胴に毒耐珠を入れるだけで毒無効に加え空きスロ2個分を確保できる。
- 無印・S共に発動するのはランナー、毒耐性、腹減り倍加【小】なのだが、
- Rシリーズの方は気絶が発動する代わりに毒が7ポイントに減少してしまった。
- ただし、この7ポイントというのは頭だけで賄っているためこちらもパーツとして優秀である。
- 極端なスキルポイントで混合装備のパーツになりがちなR装備だが、無印、Sに比べて
胴と腰がスッキリしたデザインとなっており、一式で纏うとデブでないゲリョス装備を拝める。
メタボなゲリョス装備に落胆していた男性ハンターは一式で着てみるのも一興だろう。
- MHXXでのゲリョスXはお馴染みのランナーと毒耐性に、今まで縁もゆかりも無かった防御力UP【小】という、
変則手段を用いるゲリョスの装備らしからぬ、ド直球スキルが発動する様になった。
スロットは胴と脚が2つで他は1つの計7つ。- 大盤振る舞いだった毒のスキルポイントは剣士+14/ガンナー+15と、
更に毒耐性の上位スキルの存在を勘ぐりたくなる数値となった。
と言うか追加しても良かったのでは。
配分は剣士頭が+3、ガンナーは+4。他は共通して胴と腕に+4、腰+3で足は0。
3ヶ所で毒耐性が発動する上、雷耐性は1高いが他のスキルは同じ値なため、
一式運用の場合、見た目以外でガンナーの頭装備を作る理由が全く無い。
一式運用する物好きがいればの話だが。 - 黒炎王、紫毒姫、隻眼。復活組のバサルモスなど
今作でも毒を用いるモンスターは火属性も駆使する事が多く、
さらには製作タイミングはこちらが先なものの、
毒にも火にも捕獲にも強いイーオス側の方が理に適っているのが痛い所。 - Xでは姿を見せなかったアイツがXXで復活している。
スキル相性は悪くないので久々にゲリョスの皮を纏った者同士で皮の奪い合いに狩りに出向くのもありか。
- 大盤振る舞いだった毒のスキルポイントは剣士+14/ガンナー+15と、
- 他方、リバウンドを起こしデブ装備へと逆戻りしたゲリョスXR。
Xも大概だろ・・・と言いたいところだが見た目にゴツさが加わり、重装備らしい格好良さではXRが一枚上。
一式で発動するのはランナーと気絶無効。
未発動スキルとして毒+9と、腹減り-9に麻痺-6のポイントが潜んでいる。
スロットは胴、腕、腰の1つずつに減少。防御力はメルホアXと同等の96/57。
上位と同様に頭だけで毒+9に加えて、
腰だけで気絶+7、足だけでスタミナ+9と獰猛化装備のお約束通り極端な数値となっている。
ゲリョスネコシリーズ
- MH4Gからオトモ装備が登場。古代エジプトの神官をモチーフにしたデザインが特徴。
メトロイドに登場する鳥人像にも似ているため、サムスの格好と一緒に二匹揃えると映えるかもしれない。
モンニャン隊にゲリョスそのものは登場しないが、上位のシャガルマガラを倒すことで
毒怪鳥の上端材を得てから作成する事が出来る。
- 各パーツの説明文によれば、
・復活を司るという古代の武器であり、
神秘の力で、古くなったお魚もぴちぴちで新鮮な状態に戻せるとか(ゲリョスネコアンク)
・やんごとなき目力と知性を宿す頭用装備。神が復活する時、頭のトサカが光り輝くという(ゲリョスネコアンプ)
・古代の技術を参考に編まれた毒怪鳥の胴用装備。細やかな装飾が神々しい輝きを放つ(ゲリョスネコクロス)
- 上端材はラングロトラやババコンガなどの割と序盤に戦闘することになるモンスターと
同じくらいの位置にソートされるが、作成できる武具に関しては、
何故か古龍装備と同等のRARE10に設定されている。
その上、頭装備100に胴装備150と非常に高い防御力を誇り、武器に至っては何と
束縛のハルスキャット300、猫撫王ボルグデルグ280に次ぐ260と
何故かそこらの古龍をも凌ぐ、超大型並みの優遇っぷりである。- これは、ゲリョス自体がモンニャン隊に登場せず、毒怪鳥の上端材の入手方法が
古龍シャガルマガラを撃退したおまけでのみ入手可能であることが影響していると考えられる。
苦労して古龍を撃退したというのに、作成できる防具がRARE8だったのでは確かに割に合わないだろう。
そう考えると、この扱いも納得である。 - 武器は無属性だが、これはMH4のオトモ武器自体が状態異常属性を持たないため。
- これは、ゲリョス自体がモンニャン隊に登場せず、毒怪鳥の上端材の入手方法が
- MHXでは端材の入手方法が変わったため、本来のランク相応の性能に落ち着いた。
獰猛端材を使った猛ゲリョスネコシリーズも登場。
猛ラギアネコと猛ゼクスネコに並び防御力で負ける全オトモ防具トップタイの雷耐性10(頭)5(胴)を誇る。
武器は近接攻撃の毒属性値がオトモ武器の中で最も高い。
しかし近接特化なのに結構な鈍器な上、会心率も-15/-10と使い勝手は悪い。- XXの獰ゲリョスもやはり斬れ味に問題があり、更に会心率は-15/-15に悪化していたりする。
- なお防具の着彩設定では首や腰の布の他、嘴のカラーを変更可能。
余談
- ノベル版第一弾の主要人物の一人、フラディオ・ハートのメイン装備である。
ただし彼は「ゲリョス素材の質感を肌で直接味わいたい」という理由からインナー未装着、
更にパーティリーダーのエルメリアの流儀に従い、身軽さを意識するために胴装備無し
(どうでもいいが、インナー未装着+胴装備無し=上半身は完全に裸である*1)、
そして何故かゲリョスキャップは食事の時でさえ外さないというツッコミどころ満載な風体である。- ゲーム中ではインナーを外すというのは不可能だが、
男性ハンターのインナーをココットチョッキかミナガルベストなどにした上で上記の装備を揃え、
更に背中にタンクメイジ改を背負えばほぼ完璧なコスプレとなる。 - MH4Gでは完璧な再現が可能になった。
- ゲーム中ではインナーを外すというのは不可能だが、
- 藤岡Dはこの防具の頭部分がお気に入りのようだ。
- 2014年12月初頭に胸元のあいたタートルネックのセーターがTwitter上で話題になったときに、
真っ先に女性用防具を連想した人もいたとか。
- MH2やMHP2GのOPムービーでは下位・上位デザインのゲリョス装備を身に着け、
ウォーメイス系統のハンマーを手にした男性ハンターが登場。
大剣ハンターに組み付いたドドブランゴの横っ腹にアッパーカットを叩き込んだり*2、
リオレイアに追い掛けられた後に捕獲するのを眺めたりしている。
公式的にはハンマーが似合う防具という認識の様だ。
MH2だと鈍足が発動するのは内緒だ!
- ゲリョス装備の一部にはゲリョスに見られない棘状の意匠が見られるが、
ゲリョスに酷似した絶滅種(もとい没モンスター)のバジリスはゲリョスを刺々しくしたような風貌であり、
バジリスが登場していた初代MHのPV時点でこの装備が存在したことから、
ゲリョス装備のデザインはバジリスの装備を流用した可能性も考えられるが詳細は不明である。
関連項目
モンスター/ゲリョス
防具/ハイメタシリーズ - グラフィックの一部が流用されており、外見も酷似している。