防具/スカルフェイス

Last-modified: 2024-01-28 (日) 06:35:26

防具頭パーツの一種。

目次

概要

  • 見た目は名前の通り人間の頭蓋骨を模したもの。
    フェイク系のように頭をすっぽりと覆う作りのためハンター自身の頭部より一回り大きい。
    説明には「名だたる使い手の遺骨を加工した~」などと書いてあり、
    実際に旧シリーズでは達人のドクロと貴重な薬品類で製作されていた。なんて罰当たりなことを…
    よく見ると小さな角のような突起が生えていたり、眼窩が妙に細長かったりするので、
    頭蓋骨の上に別の骨素材を重ね合わせて作っているのだと思われる。

性能

MHG~MHP

  • 初出はこのシリーズ。N級では達人のドクロが手に入らないためなぞの頭骨で代用しているようだ。
  • 性能はGまでは広域化にはらへりのマイナスを基調とする実に微妙なスキル構成。
    防御力はそれぞれ11に21とそれぞれのランクではやや低い程度で十分な数値ではあったが、
    そのスキル故にいまいち使用率が高いとは言えなかった。
    特にGはその性能で達人のドクロ、更にノヴァクリスタルまで要求される無駄な作成難易度だったのもあり
    所持者は余程のマニアに限られていたことだろう。
    一方でSになるとなんと匠4に千里眼6という凄まじいSPを獲得。
    はらへりSPが-2で、無印の-5、Gの-4よりはマシになっている。
    防御力も31とこちらもG級防具として致命的に低いわけではなく、
    他の匠SP持ち装備は防御が高いものも多いため
    当時としては最高水準の防御力200超えも十分に達成できる。
    素材も達人のドクロは相変わらず、ノヴァクリスタルが獄炎石に変更されただけ。
    しかもパーセンテージを考えるとG級でさえあれば獄炎石の方が実は入手は簡単であった。
    したがって、やろうと思えば匠+自動マーキングという当時では非常に高水準な構成も
    この防具によって容易に実現することが出来る。
    ……が、その高性能とその見た目故に
    最近の作品で言うところの呪いのような現象が一部で見られたとか見られないとか。
    そして、この呪いはMHG発売の2005年から2018年のMHW発売まで実に13年もの間、
    スキル面でその形態を変えながらも受け継がれていくことになるとは誰が想像できたことだろうか。
    • ただ、匠のスキルポイントを持つ装備は軒並みはらへりがマイナスになっている。
      組み合わせを上手く合わせないと大抵はらへり倍加が発動するため注意したい。
    • 現在はオンラインクエスト配信が終了してしまったためキリンやミラバルカンの優秀な匠装備が使えず
      結果として匠を持つ頭装備としてこれに頼らざるを得ない呪いに掛かる場面が急増した。
      一応セーブデータ配布などに頼ればまだ解呪可能ではあるが、
      既に10年以上前のゲームであることからデータ入手は難しくなりつつある。
      もしもこれからMHPをというプレイヤーは呪いを受け入れるか相応の対策がいるだろう。
      まあ、見た目の問題のみであればとんでもない力技で解決出来るが……

MH2~MHP2G

  • 達人の魂が宿るためか達人スキルが付いており、スロットは二つも空いている。
    その反面加護がマイナスだったりするのだが、ミスって死んだ達人の遺骨なのだから仕方が無いだろう。
    剣士、ガンナーの共用装備ではあるが、スキルの都合上使用するのはほぼ剣士。
    特にMHP2Gでは匠+2、達人+3、スロ2と優秀なためスカルギザミなどの組み合わせでよく使われる。
    この時代は匠や見切り以外の火力増強手段に乏しかったため、最適解を求めて装備シミュレータを回すと
    高確率で頭部はこれになるというある意味呪いの装備であった。
  • デザインがデザインなため、マッチする装備としない装備の落差が激しい点もよくネタにされていた。
    同じくドクロをモチーフにしているデスギア装備やディアブロス装備、アカム装備等と
    組み合わせた場合は割としっくりくる一方で、
    非常に人気の高かったギザミ・ギザミ亜種装備辺りから段々と雲行きが怪しくなり、最終的には
    ネタとしか言いようのない組み合わせが飛び出す始末…という具合だった為、開き直ってネタ装備としてつける人もいた。
    • こうしたミスマッチなコーディネートではレイア系やフルフル系といった
      デザインの方向性が真逆の装備に混ぜ込む他、
      肌を大きく出した女性用装備の頭部をこれにするといったお遊びで使われていた。祟られるぞ

MH3(G)・MHP3

  • MH3以降も続投。スキルは胴系統倍加に変更された。
    達人のドクロがリストラされて、キー素材はなぞの頭骨に変更。
    説明文には「死者に扮する頭蓋骨模様の~」などと書かれている。
    残りの素材も紅蓮石、なぞの骨、そして勇気の証と、
    あくまでも骨素材を用いて人間の頭蓋骨を真似た装備である事がよく分かるラインナップとなっている。
    • が、あまり長い間着けていると魂を抜かれてしまうだの、
      冥界からの呼び声が聞こえてくるだの、とんでもない事が書かれている。
      死者に係わるというのは真似事でも危険という事だろうか。
      それともなぞの骨系が実はヤバイ素材なのか。
      勇気の証が必要なのは魂を抜かれる恐怖に打ち勝つ勇気が必要だからだろう。
  • MHP3では、上位以降剣士用のスカルSフェイスとガンナー用のスカルSヘッドに分かれる。
  • MH3Gからは剣士・ガンナーそれぞれの専用装備となり、
    ガンナー時には防御力の低いスカルヘッドを使わざるを得なくなった。
    さすがカプコン、こういう所には抜け目が無い。
    まぁ、ガンナー側の防御力に合わせられるよりはマシだが。
    • なお、MH3Gでは何とG級にならないと作れない。というか、HR8以上にならないと作れない
      何故なら素材として真紅蓮石、なぞの骨、覇王の証に加え、太古の龍骨が必要だからである。
      この場合、魂を抜いたり冥界から呼んだりしているのは太古にこの地を支配していた古龍なのだろうか。
      最低でも死人の骨より遥かに危険な代物であるのは間違いない。そりゃ覇王の証も必要になるだろう。
  • 胴系統倍加装備の例に漏れず、スロットは空いていない。
    しかしMH3からMH3Gまでは頭防具唯一の胴系統倍加でネタ的にも優秀というポテンシャルを秘めている。
    見た目もさることながら、胴系統倍加であるため
    適当に頭だけとっかえてもスキルがちゃんと発動する可能性が高いという脅威の性能を誇っている。
    • 特に混合装備で真打が欲しい場合や、ナルガ胴で匠&回避性能を発動させたい時に真価を発揮する。
      優秀すぎて怪人ガイコツ男(女)にならざるを得ない、やはり呪いである

MH4(G)

  • MH4では、剣士用とガンナー用とで名前が入れ替わり、
    剣士はスカルヘッド、ガンナーがスカルフェイスとなった
    ミラ系の防具などでは剣士がヘッド、ガンナーがフェイスとなっているため、これにならって変更したと考えられる。

MHX(X)

  • MHXにも続投。剣士用のスカルヘッドと、ガンナー用のスカルフェイス。
    また、上位版のスカルSヘッド・スカルSフェイスがある。
    数少ない胴倍化スキルを持つ頭装備というポジションも相変わらずである。
    そしてこれまた相変わらずの骸骨頭という見た目の呪い性能の高さであるが
    一応、同じく胴倍化スキルを持つの頭装備であるアイルーヘアバンド(ネコミミ)という逃げ道がある。
    しかし、こちらは共用防具である。剣士は防御力をとって骸骨をかぶるか、
    可愛い見た目をとってネコミミをつけるかを迫られることになる。
    男キャラの場合、どの道呪いが発生しそうである
  • MHXXでは残念なことに、過去作にあったG級防具のスカルXフェイス・スカルXヘッドが存在しないため、
    防御力の低いスカルSヘッド・スカルSフェイスを使い続けることになる。
    また、胴系統倍化を持つG級頭防具が追加されなかったので、
    スキル構成を優先するなら、防御力を犠牲にしてでもスカルS防具を使わなくてはならない場合もあるだろう。
    但し見た目の呪い性能に関しては防具合成で解呪可能になったのは嬉しい変更点。
    もちろん見た目のインパクトが大きいこちらを優秀な装備の見た目に採用してやっても良い。
    頭部位の防具合成は他の部位に比べて早く解禁されるため、G級突入直後から遠慮なくネタに走ることが出来る。
    • ただしスカルフェイス系統は剣士とガンナーで分けられている専用装備のため、
      防具合成をすると中身の頭防具の方にも剣士・ガンナーの装備制限がかかってしまう。
      ガンナーでも使ってる剣士系頭防具、あるいはその逆のパターンにおいては、
      装備制限の都合上もう一つ作らなければいけないことになる。

MHW(:I)

  • 今作では胴系統倍化スキルが廃止されているため、先祖返りしてスキルは匠Lv1を持つように。
    レベル2のスロットを1つ兼ね備え防御力も優秀だが、マイナススキルが付いていない代償なのか、
    龍耐性以外は、微々たるものとはいえマイナスになってしまっている。
    なお、正式名称が上位装備に合わせてスカルフェイスαとなっているがβはない。
    剣士・ガンナー用装備の区別も廃止されたため再びスカルフェイス一本に統一された。
  • 今回も素材はなぞの頭骨だが、なぞの頭骨は龍結晶の地にある骨塚からしか採取できない。
    そのため、製作可能になるのは龍結晶の地に行けるようになって以後という事になるが
    この時点で製作可能な防具としては初期防御力が64と非常に高いという特徴がある。
    オマケに本作では骨塚から入手可能なアイテムだけで作れる製作難易度の低さもあり、
    これからネルギガンテとの戦いに挑むという人がこれを被る事も多い。
    悪鬼の如き風貌の龍vs死神のような熱い展開を楽しめる…かもしれない。
  • 同じく頭装備で匠を持つものはゾラマグナαβとクシャナαがある。
    ただし、αにはスロットが付いていないのはもちろん、ゾラマグナβのスロットはレベル1が1個。
    一方で、こちらはレベル2が1個ついているためこちらを採用するケースが多い。
    • 歴戦王クシャルダオラの登場により、鋼龍チケット他でクシャナアンクγが作成可能となった。
      あちらは匠2にスロットLv2を一つ、初期防御力72を備え、雷と龍の耐性以外は上位互換。
      作成はイベント限定かつ最終盤だが、他に有用なスキル発動ができる頭防具にあってなかなか厳しい。
    • また匠と弱点特効、達人芸あたりを使いたいなどの場合
      他にも隻眼やカイザーγなどライバルがちらほら。
      MHP2G以前は達人及び匠、3以降は胴系統倍化、MHFでは強制装備……と呪いの度合いを強めていっていたが、
      初登場から13年にしてやっと解呪の兆しが見えてきたと言える。
  • 見た目の点で気になる人も多いと思うが、今作では頭装備を非表示にすることが可能。
    そのためガイコツ頭を気にせず狩りに赴くことが出来る。
    • なお、色変更はちゃんと対応している。
      前作までと同様全体を変更することが可能。
    • 一方で重ね着の一つとしても登場しており、どんな装備をしていようともガイコツ頭になれるため、
      スカルフェイスと共に歩んできた物好き歴戦のハンターたちのニーズにも対応している。
  • 拡張版であるMHW:Iではマスターランク装備は用意されなかった。
    スキル的にもだが、防御力的にも晴れて呪いからは解放されたといえるだろう。
    重ね着装備で対応してくれ、ということなのだろうか。

MHR(:S)

  • 今作でも登場。剣士用装備名で統一するためか名称がスカルヘッドに戻った。
    上位のスカルSヘッドの生産には小型モンスター素材の鋭利な牙と骨塚から採取できる素材の他に、
    ★6以上でないと手に入らない堅竜骨が必要。
    だが初期防御力が★5クエスト相当の50であり、
    作成可能な時期に対して防御力が低いという、MHWorld時代とは全く逆の状態に。
    更に龍耐性こそ4に増えたが他の耐性は全て-3に弱体化、
    極めつけにスキルは不屈Lv1だけになってしまった。
    一応スロットはLv3とLv2が各1つと強化されており、
    Ver.2.0で登場した匠珠をはめ込むことはできる。
    尤も、その頃には匠とLv2スロットを持ち防御力も耐性も高いマガド頭が作れているだろうが。
  • また、本作でも重ね着装備に対応しているためナルガ胴と組み合わせて例の呪いをある程度再現可能。
    そんな装備をわざわざ作る物好きはいないかもしれないが。
  • 拡張版であるMHR:SではスカルXヘッドが復活。久々にG級環境へ進出を果たした。
    スキル面では再び匠Lv1がついた他、スロットもLv3からLv4にパワーアップ。ただしその代償にLv2スロは消滅。
    生産可能時点ではLv4スロを活かせる装飾品が少なく、かといってゲームを進めると
    クシャナXや月光といった強力なライバルに匠装備の需要を奪われてしまうため、いまいち不遇。
    攻略中に匠が欲しい場合の繋ぎ用と割り切ろう。

MHF

  • MHFでは他のシリーズと違い、スキル値が大幅に変更されている。
    聴覚保護と達人がそれぞれ8にスロットも2の非常に強力な一品…と見せかけて、
    審判-20というおまけ付き。
    達人の呪いなのだろうか?
    他部位の防具の審判スキルで補わない限りは、完全なネタ防具である。
    運営側も分かってやっているようで、
    受注条件がスカルフェイスの装備だったりあまつさえ強制装備だったりするイベントが複数存在する。
    • ちなみにシーズン7.0から登場したスキルカフや、
      シーズン10から登場した審判+5の装飾品のおかげで
      審判マイナスの打ち消しは少しだけ楽になった。
      上手く打ち消すことで条件がスカルフェイス装備のイベント
      連れて行ってもらえるラスタ装備を組むことも可能であった。
      またスカルフェイス装備が条件の毎日イベントに連れて行けるように、
      パートナー用の装備ボックスにもスカルフェイスを常備させる人もいた。
      が、現在はそもそもパーティー全員が装備制限の対象となる毎日イベントにおいても
      各種ラスタの装備は制限にかからなくなり、そういったケースにおいてパートナーの装備も
      わざわざ頭をスカルフェイスに変更する必要がなくなってしまったようである。

余談

  • この防具は全体の色彩もシンボルカラーに依存するため、真っ赤や真っ青、真っ黄色、
    さらにMHP3やMH4(G)、MHX(X)ではの髑髏を作ることが出来て気持ち悪い事この上ない
    Tシャツ系の防具と合わせて色を調節すれば、全身の色を一色に統一することも出来てしまう。
    • 外伝作品のMH-Rでは、悪の組織「黒の使徒」の団員が黒色のスカルフェイスを着用している。

関連項目

アイテム/達人のドクロ
防具/デスギアシリーズ
モンハン用語/呪い