防具/ストロマシリーズ

Last-modified: 2016-05-28 (土) 22:34:04

MHF-G3で実装された新モンスターの喰血竜バルラガルの素材から誕生した防具シリーズ。
渇望に耐える強い意志を持つ者のみ着用可能な剛種防具である。

概要

  • MHF-G3アップデート直後から生産・強化が可能であった防具シリーズで、
    バルラガル自身の習性である吸血から連想してか、ヴァンパイア(吸血鬼)をイメージしたものとなっている。
    男性ガンナー装備は頭部に目のようなパーツがあるほか、
    ドラキュラ伯爵を思わせる大きな襟のついた服にも見える。
    女性装備はかなりエロスを感じるデザインになっているが、
    これは夢魔「サキュバス」のイメージも取り入れた、意図的な物と思われる。
  • 実装当初は天嵐防具、覇種防具、そしてG級覇種防具への強化が可能だった。
    その後MHF-G3.2アップデートにて当時の最終派生である烈種防具への強化が追加されることとなり、
    約1年後の2015年5月20日に、剛種系統防具の最終派生である「始種防具」の強化が解禁される。
    また、2015年4月28日に始種防具の性能が先んじて公開されており、
    5月1日時点で唯一その全貌が明らかになっていた始種防具である。
  • 当記事では主に剛種防具、覇種防具、烈種防具、そして始種防具について取り上げる。
    防御力やスロット数はいずれもLv7時点のものを記す。
    なおこれらの防具はMHFの「特殊効果を持つ防具」にカテゴライズされるものであり、
    基本的な性質については、こちらを参照していただきたい。

剛種防具段階

  • 喰血竜の素材と古龍種の稀玉、汎用素材を用いて生産する、ストロマシリーズの最初の段階。
    一式装備時の性能は以下の通り。
    • 剣士 防御力:621 スロット数:10(1部位2スロット)
      属性耐性:各部位火-2 水+4 雷-2 氷+2 龍+0
      • 発動スキル:高級耳栓、業物+1、火事場力+1
  • ガンナー 防御力:391 スロット数:10(1部位2スロット)
    属性耐性:各部位火-2 水+4 雷-2 氷+2 龍+0
    • 発動スキル:高級耳栓、連射、ぶれ幅DOWN
  • 剛種防具全般がそうなのだが、この時点では扱い辛い性能となっている。
    全部位に聴覚保護があるため超高級耳栓の発動も狙えなくはないが、
    基本一式では使いにくいと見てよいだろう。
    ただし、胴と脚には匠+3があるので、匠パーツとしての性能はそれなり。
  • ちなみにG3以降の剛種防具には、該当モンスターを象徴するような
    「希少スキル*1」が発現するものがあるが、
    ストロマシリーズにはそれはない。
    希少スキルは基本的にG級以降にならないと真価を発揮させにくいので、
    その点では余計なスキルがなく、通常のスキルを充実させやすいというメリットではある。
  • 生産に必要な素材は古龍種の稀玉と喰血竜討伐の証を除くと、全て喰血竜素材となっている。
    部位によって必要となる素材は異なるが、胴部位の喰血竜の血は少々入手し辛い。
    また、脚部位の喰血竜の舌も、舌破壊限定素材ということで少々厄介である。
    剛種バルラガルはフィールド特性上舌を長時間晒す攻撃はあまり行ってこないため、
    破壊はなかなか難儀することになる。
    基本報酬でも出るには出るが確率は低いので、頑張って破壊したいところ。
    • ちなみに2016年3月16日までは強化に古龍種素材などが要求されていたが、
      それでも他の剛種防具に比べれば作成は楽な方だった。
  • 次の天嵐防具段階は防御力、スキルポイント共に強化され、
    剣士は防御力698になり、一式で超高級耳栓と風圧無効【小】が発動するようになる。
    更に胴と脚の匠が4Pになるため、斬れ味レベル+1も容易く発動可能となる。
    一式でもスキルを充実させることは不可能ではなくなるのだが、
    底力のポイントが高すぎて剛力珠との相性がかなり悪く*2、超高級耳栓のSPが確保されているため、
    音無珠Gを使った底力のポイント調整が難しいという欠点がある。
    ガンナーは防御力465となり、一式で同じく超高級耳栓と、装填速度+1、装填数UPが発動する。
    だが相変わらず連射スキルが発動しているため、一式で使うのは難しい。
    スロット数も全部位3(合計15スロット)に増え、特定条件で天嵐武器を大きく強化することが可能となる。
    派生時のHC素材は下位ドスランポスの「ランポスの鮮鱗」。
    今となっては最も入手しやすくなったHC素材の1つなので、秘伝書入手後即作成に着手するのも手だろう。

覇種防具段階(FX)

  • 絢爛豪華な金銀の魚竜種、アルガノスとゴルガノス
    「乱殻」と呼ばれる素材を用いて更に強化したストロマシリーズ。
    覇種防具となり、スキルアップグレードの条件が緩和、スキルが組みやすくなった。
  • 防御力は剣士一式で754、ガンナーは526となり、
    G級★1クエストで十分な防御力を有し対G級序盤戦用の防具としての趣が強くなった。
  • スキルに関しては既存のものは天嵐防具から変化がないが、更に5個目のスキルが解禁されている。
    剣士の追加スキルは頭から順に、気力回復+5、耐状態異常+5、耐震+5、ガード性能+5、達人+5。
    ガンナーは頭から順に、溜め短縮+5、食事+5、耐状態異常+5、回避性能+5、底力+5となっている。
  • 覇種防具自体は「スキルが偏っていたり、あまり役に立たないスキルを持つ部位がある」
    ことから一式では使いにくいものとなっているが、
    ストロマFX剣士に関しては、上述したように比較的有用なスキルがまとまっており、
    底力のポイントオーバーだけどうにかできればそれなりに汎用性の高い装備となっている。
    根性を持つ部位がないため対覇種用として使う場合は少々工夫が必要だが、
    匠珠Gなどを用いれば通常運用に十分耐えるスキルを組むことはできる。
    障壁珠Gを2個付けるとスキルアップグレードで龍風圧無効とガード性能+2を発現でき、
    更にそこから回避性能や早食いなども狙っていけるため、
    ディオレFXの絶対防御との相性があまり良くない、ランスとの相性が良いといえるか。
    なおガンナーについては上述したように一式時の相性は悪い。
  • G級覇種防具段階のストロマGシリーズは、スキル値が僅かにUPしただけである。
    だがこの僅かというのがポイントで、スキル値UP対象に剣士胴と剣士脚の「匠」も含まれているのである。
    つまり剣士の胴と足だけで「斬れ味レベル+1」が発動可能となる。
    G級覇種防具より防具の強化時にも素材が必要となるが、G★1~★2の一般的なものが中心なので、
    入手自体は別に難しいものではない。
    なお、G級覇種防具は派生時とLV7強化時にG級HC素材が要求されるが、
    ストロマGシリーズは派生時にG級HCダイミョウザザミの鎧殻、LV7時にG級ゲリョスの尻尾が必要となる。
    また、変わらず覇種素材(乱殻と鮮烈なる滾血)も要求される。

烈種防具段階(GF)

  • 存在自体が伝説とされている白き飛竜ゼルレウスの烈種素材を用いて強化したストロマシリーズ。
    2015年4月時点でのストロマシリーズの最終段階である。
    烈種防具となったことで、スキルアップグレードが1部位から常時有効となる。
  • また、烈種防具は素材元となった烈種の「希少スキル」が発現するという特性があり、
    ストロマGFシリーズもゼルレウス防具の希少スキルである「適応撃」が発現する。
    ただし全ての部位で発現する訳ではない。
  • 以下にLV7時の各部位の性能とスキルアップグレード時の発動スキルを記述する。
    • 剣士 防御力:1502 スロット数:15(各部位3スロット)
      頭:聴覚保護+6 回避性能+5 食事+5 広域+10 気力回復+6
      胴:適応撃+5 匠+5 底力+5 いたわり+6 耐状態異常+6
      腕:聴覚保護+6 斬れ味+5 風圧+7 麻痺剣+6 耐震+6
      腰:適応撃+5 斬れ味+5 風圧+7 砲術師+6 ガード性能+6
      脚:聴覚保護+6 匠+5 底力+5 溜め短縮+6 達人+6
      • 発動スキル:高級耳栓,風圧【小】無効,業物+1,斬れ味レベル+1,火事場力+1,広域化+1,適応撃+1
        スキルアップグレード時:
        超高級耳栓,風圧【大】無効,業物+2,斬れ味レベル+1,火事場力+1,広域化+2,適応撃+1
  • ガンナー 防御力:1340 スロット数:15(各部位3スロット)
    頭:聴覚保護+6 貫通弾強化+10 根性+6 攻撃+6 溜め短縮+6
    胴:適応撃+5 精密射撃+6 装填数+6 反動+6 食事+6
    腕:適応撃+5 装填+7 連射+5 スタミナ+6 耐状態異常+6
    腰:聴覚保護+6 装填+7 連射+5 気力回復+6 回避性能+6
    脚:聴覚保護+6 精密射撃+6 装填数+6 達人+6 底力+5
    • 発動スキル:高級耳栓,装填速度+1,装填数UP,ぶれ幅DOWN,貫通弾・貫通矢威力UP,連射,適応撃+1
      スキルアップグレード時:
      超高級耳栓,装填速度+2,装填数UP,狙い撃ち,貫通弾・貫通矢威力UP,連射,適応撃+1
  • 通常スキルとしてはかなり申し分ないスキルが揃っており、
    特に剣士胴は匠と適応撃といたわりを持つ実質唯一のパーツということで当時重宝されていた。
    ただし現在では、烈種を狩猟できる=G級スキルを相応に用意できる、という話でもあり、
    豊富な通常スキルが却って足かせとなりやすくなっている
    また、G級のバルラガルの防具であるプランダGシリーズには「吸血」という専用スキルがあるが、
    ストロマGFには付与されていない。
    適応撃のパーツとしても、適応撃自体が初期の希少スキルということで発動防具はかなり増えてきており、
    その点でも差別化を見出すのが難しい。
    初期のものということで、時代の流れに取り残されている感は否めない烈種防具であると言える。
  • そんな中、MHF-G7アップデートでこのストロマGFシリーズに「始種防具」の強化が追加されることが判明、
    再び息を吹き返すのか、それともやはり現状環境では使いにくいままなのか注目されるようになった。
    始種防具ではG級スキルの解禁が行われるということも明らかとなり、
    一部の使いにくいスキルがG級スキルへと置き換えられるのだろう、と見られていた。
    そしてG7アップデートでは復帰区のリファインと同時に、
    復帰区にてこのストロマシリーズの烈種防具強化までをサポートするという取り組みが始まった。
    だがストロマGFシリーズ自体が既に時代遅れとなりつつあるのに、
    それを(いくら始種防具化が控えているとは言え)最前線復帰用の防具として薦めるのはどうなんだ、
    という声も少なからず挙がっていた。しかし…

始種防具段階(GX)

  • 始種防具は2015年5月20日より強化が解禁されたが、
    上述したとおりそれに先駆けて2015年4月28日にストロマシリーズの始種防具段階の性能が公開された。
    なお同日実装の始種「グレアドモス」の素材で強化できる。
  • インタビュー等で、始種武具はハンター達がびっくりするようなものに仕上がっている、
    という発言があったのだが、公開されたストロマGXシリーズの性能は、
    文字通り最前線のG級ハンター達が騒然となるものであった。
  • 以下にLV7時の各部位の性能とスキルを記述する。
    なお太字が大きく変更されたスキルである。
    • 剣士 防御力:1989 スロット数:15(各部位3スロット)
      頭:三界の護り+4 鼓舞+5 食事+6 広域+10 支援+6
      胴:適応撃+6 刀匠+4 怒+5 いたわり+10 痛撃+5
      腕:三界の護り+4 斬れ味+6 炎寵+5 麻痺剣+6 血気活性+5
      腰:適応撃+6 斬れ味+6 三界の護り+4 炎寵+5 ガード性能+6
      脚:三界の護り+4 刀匠+4 怒+5 溜め短縮+6 達人+6
  • ガンナー 防御力1717 スロット数:15(各部位3スロット)
    頭:溜め短縮+6 三界の護り+4 怒+5 射手+5 痛撃+5
    胴:食事+6 一閃+4 扇射+4 適応撃+6 穏射+5
    腕:連射+6 スタミナ+6 一閃+4 装着+5 適応撃+6
    腰:回避性能+6 気力回復+6 三界の護り+4 装着+5 血気活性+5
    脚:達人+6 三界の護り+4 装着+5 扇射+4 炎寵+5
  • …お分かりいただけただろうか。
    一部のスキルがG級スキルに対応といった生っちょろいものではなく、
    G級に上位版が存在するスキルがほぼ全部G級スキルに置き換えられているのである。
    そして複合スキルなどで圧縮され、余った枠には一閃や炎寵などの強力なスキルがねじ込まれており、
    最新のGX防具GP防具と比較しても、何一つとして遜色の無いものに仕上がっている。
  • ここまでG級スキルが多いと、スキルアップグレードの対象となっているスキル自体が少ない*3が、
    始種防具のコンセプトが「G級防具と混在させて使う」という点に重点を置いている、
    つまり一式使用を前提としていないため、さほど問題はないだろう。
    また、斬れ味や回避性能など、現在でも有効に使われているスキルはそのまま残されており、
    それをアップグレードできるというのはやはり効果的であると言える。
  • なお始種防具は、1部位からG級クエストや剛種クエストにおける始種・烈種武器の強化能力を発現できる。
    また、ガンナーに関してはクリティカル距離補正、強撃ビン補正の強化が、
    剛種系武器のみならず全ての武器に対して発生するようになる。
    そのため、ガンナーで問題となっていた「秘伝防具一式装備への依存状態」が、
    特にライトボウガンと弓では解消されることになった。
    • ちなみにガンナー胴防具はライトボウガンにとって有効なスキルが満載されており、
      G8でジャストショットが強化されたことで穏射もフル活用できるようになった。
      ライトボウガン使いにとっての神器とも呼べるパーツに仕上がっている。
  • ただしGXシリーズという名称ではあるが、G級防具と違いスキル枠の増加効果は発生しない。
    一式で始種武器を大幅に強化することはできるが、
    ストロマシリーズ自体元からあまり一式に適していない装備であり、
    その意図で用いる場合も、他の始種防具と組み合わせつつ用いた方がよいだろう。
  • なお、剣神スキル導入前の防具なので剣神を有していないのは弱点だが、
    逆に言えば真打を中心にした構成では極めて有効な防具群であると言える。
  • ちなみにバルラガルのG級防具であるプランダGシリーズには、
    メインスキルと言える「吸血」が存在するが、ストロマGXシリーズには一切発現する部位がない。
    これは雅孔・雅穿シリーズと同様の性質であると言える。

関連項目

モンスター/バルラガル
防具/剛種防具


*1 特性上烈種スキルと呼ばれることも
*2 MHFでは底力のSPが21を超えると火事場力+1に弱体化してしまう
*3 G級スキルはスキルアップグレードの対象外