MHF-Gに登場する防具シリーズ。
遥か古の様式美をみごとに再現した防具であり、しなやかなその造りは持つ武器を選ばない。
当記事ではカラーリング違いの別防具である
「ブランシリーズ」「ルージュシリーズ」「ブレオシリーズ」「ロドクルシリーズ」についても述べる。
概要
- ノワールシリーズはMHFでもかなり古株となる、同作オリジナル防具である。
ブラン・ルージュ・ブレオ・ロドクルシリーズはノワールの色違いとなっており、
いずれも生産方法が全く異なる。
- 「持つ武器を選ばない」という言葉通り、この防具群は共通装備となっており、
剣士・ガンナーを問わず装備することが可能。
また、共通装備の割に防御力がかなり高いことでも知られる。
ブランシリーズ以外、全てG級防具への強化ができるのも特徴的。
ノワールシリーズ
- 漆黒の軽鎧、という見た目であり、MHFのオリジナル装備でも根強い人気がある装備。
無料体験期間終了後のHR100以降に入手できる「黒星鉄」を用いて生産することができる。
ちなみに頭防具はいわゆるピアスである。
- 初期の防御力は一式Lv7で499と、共通防具よろしくHR100時点の装備としては物足りないが、
それでも上位の剣士装備並の硬さではある。
- この装備は黒星鉄を大量に投じることで更に強化していくことが可能。
一式で防御603になるFシリーズ、更に防御力が向上しなんと711になるFYシリーズ、
防御力の高さに加えて高難度クエストで更なる防御効果が発生する狩護防具のHSシリーズ、
そして超高防御力と攻撃力・スキル枠増加という高い汎用性を兼ね備えたG級防具へと強化することができる。
ちなみに、狩護防具からG級防具へ強化できるのはいわゆる課金防具を除くと極々限定されており、
狩護防具は(多くがG級への派生を持たないため)あまり実用性が無いと言われる中で、
G級への派生を持つノワールシリーズは作成しても損にはならないと評されている。
なお防具スロットは最初は1だが、FYシリーズより全部位3となる。- また、G級の共用防具は非常に少ないため、
剣士と弓を切り替えるパートナー用としても重宝されている。
- また、G級の共用防具は非常に少ないため、
- ちなみに黒星鉄はいくつか入手手段があるが、
メジャーなのは特殊素材クエストの「黒星鉄と黒狼鳥」。
イャンガルルガ変種を1体狩猟するクエストだが、
この報酬として黒星鉄が確定で2個(G級昇級前なら4個)入手できる。
基本報酬や部位破壊サブターゲットのクリアでも出る可能性があるため、
集めること自体はそこまで難しくはないだろう。- イャンガルルガ変種はフォワード.2アップデートにて肉質が大幅に見直されており、
武器種を問わず戦いやすくなっている。
黒星鉄は1部位17個必要となり、一式で85個必要ということである。
HSシリーズでは1部位2個しか使わないが、G級以降は更に要求数が増え、
最終段階のGXシリーズLv7までの合計必要数は1部位61個、一式で305個も使うことになる。
上で少し触れたが、G級昇級前と後では報酬ブーストの影響で、
黒星鉄の集めやすさが格段に異なるものとなっている。
G級でも使うつもりであれば、昇級前にまとまった数を確保しておくとよいだろう。 - イャンガルルガ変種はフォワード.2アップデートにて肉質が大幅に見直されており、
- スキルについて触れると、HSシリーズまでは共通して「回避性能」のスキルポイントを有している。
それ以外のスキルは胴以下が特殊攻撃、気配、砲術師、聴覚保護、斬れ味などで、
共用防具故か若干中途半端なものとなっている。
頭は反動・連射・毒・気絶とどちらかと言えばガンナー向け。
- G級以降はスキルが一新され、全部位の回避性能は「鼓舞」に変更される。
胴以下のスキルは「適応撃」「炎寵」「三界の護り」「斬れ味」と強力なものが揃う。
頭防具は適応撃、連射、反動、扇射とこちらも中々のもの。
一閃や剛撃などの攻撃スキルがないため一式では扱い辛いのが弱点だが、
シリーズ一式で適応撃スキルを有しているG級防具は現時点ではごく僅かであり、その価値は決して低くない。
- ちなみに黒星鉄は当初は非常に入手が難しい(というより面倒)であった。
詳しくはこちらを参照してほしい。
ブランシリーズ
- ノワールシリーズの色違い防具。
ノワールの漆黒に対しこちらは純白となっている。
また、頭防具は余談の項にある「ノワールヘッド」がベースとなっている。
- この装備はMHF2周年記念のイベントで初実装され、
以後MHF-Gまで1年に1回程度のペースで配信されたイベントクエストで入手できる「白星鉄」を用いて生産する。
クエストの配信ペース上、ノワール系統の防具ではある意味最もレアリティが高い。
MHF-Gアップデート以降はイベントクエストが配信されておらず、非常にレアリティの高い装備と化している。- ちなみにMHF-G以降に導入されたPS3・Wii U版のプレイヤーには、
「狩猟解禁祭」という同ハード限定のイベントで白星鉄を入手する機会はあった。
- ちなみにMHF-G以降に導入されたPS3・Wii U版のプレイヤーには、
- 近年配信されていないこともあり、防具としてはシリーズで唯一G級防具への派生がない。
また、狩護防具の段階もなく、その1つ前のHC防具止まりとなっている。
近年の状況から、次に配信された際にはG級の派生が追加される可能性が高いだろう。
ルージュシリーズ
- こちらはルージュ(フランス語で赤)の名の通り、赤を基調としたシリーズ。
- ルージュシリーズはマイトレと深い関わりがある防具であり、
冒険屋に配置した店番アイルーが体を張り、手に入れた素材である「思い出のかけら」で生産が可能。
この「思い出のかけら」は冒険屋アイルーを利用していればいずれは拾ってくるのだが、
たまにしか拾ってこない割に要求数が1部位225個という恐るべきものとなっている。
生産するだけでも一式で50個も必要なため、ロビーでも見かけることが少ない希少な防具となっている。
- このシリーズはF→FY→HCと強化していくのだが、次の段階はG級防具となっている。
そのため、狩護防具の段階は存在しない。
- G級防具への派生には「思い出のかたまり」が必要。
これはG級に対応したマイトレ冒険屋で入手可能になるのだが、
店番アイルーがこれを拾ってくるのはGR600以降となる。つまりG級終盤にならないと強化ができない。
必要数は最終段階のGXシリーズLv7で1部位72個と、かけらに比べれば少ないといえるか…
- スキルはG級以前では運気が発動してしまうこともありPTではやや使いづらい。
G級以降は運気が消えてスキルも攻撃的なものに変化するため、実用性は高い。
作製難度の高さが最大の問題だろう。
ブレオシリーズ
- 青色のノワールと言った趣のシリーズ。
長い研究期間を設けられて密かに開発されていた装備で、
ギルドが開催する狩人祭に参加したものにのみ作成を許されている。
- 狩人祭の勝者が入手することができる「祭典の思い出」を使うことで生産が可能なシリーズであり、
狩人祭のシステム上、入手できるかどうかは相当なリアルラックが絡む。
一応祭典の思い出は敗者でも入手できなくはないが、入手レートが悪いため難しいだろう。
また、FYシリーズ以降は勝者専用のクエストでしか入手できない「祭典の追憶・祭典の響想」が必要となる。- これらは狩人祭の一つ「勝ちネコからの挑戦状」で褒賞クエストが配信されることがある。
これは勝ち負け関係なく受けることができる(勝ちネコ自体、勝ち負けという概念がない)。
- これらは狩人祭の一つ「勝ちネコからの挑戦状」で褒賞クエストが配信されることがある。
- こちらもルージュシリーズと同じく、F→FY→HCという順で強化し、G級防具への派生も用意されている。
なおブレオシリーズは狩人祭防具ということもあり、
シリーズでは唯一G級防具のブレオGシリーズを直接生産することが可能で、
更にノワール系防具では今の所唯一、G級防具の装飾品精錬機能を利用することができる。- なお既存防具から強化してG級防具化させた場合は、
強化(生産)に必要な「祭典の紋章」が少ないというメリットがある。
- なお既存防具から強化してG級防具化させた場合は、
- スキルは達人、食事、溜め短縮、スタミナと中々のもの。
G級以降は食事とスタミナが剛撃、三界の護りに変化し、更なる火力強化が見込める。
精錬すると溜め短縮を高ポイントで残すようになっている。
- 余談だが、このシリーズのみ*1何故か頭防具が「ヘッド」と「ピアス」の二種類ある。
スキルはHCまでは全く異なるものとなっているのだが、G級以降は同一のスキルとなり、
精錬装飾品も「ブレオ珠GX1」に統合される。
外見はヘッドが後述の「ノワールヘッド」であり、ピアスは他のピアス防具と同様。
ロドクルシリーズ
- MHF-G6.1にて実装された、ノワール系では最も新しいシリーズ。
鮮やかな桜色の色彩が美しい防具である。
- 天廊という塔の中で発見された、
空から降ってきたと言われる光の反射が著しく弱い石である「桜星鉄」を使って生産される。
天廊は立地面や環境面から常時赴くことは難しく、
天廊遠征録という定期的に行われる遠征でのみ赴くことが可能。
なお遠征録はHR1から挑めて上限もないため、シリーズの中では最も早期に生産することができると言える。
- こちらはノワールシリーズ同様に、F→FY→HS→G→GF→GXと強化していく。
桜星鉄は生産時以外要求されないので、強化難度はシリーズの中ではかなり低い。
また、天廊関連の防具は強化に★7(最高難度)のG級モンスター素材を要求されることが多かったが、
ロドクルGシリーズ以降の強化は★3~★5までの素材が中心であり、その点でも強化は容易と言える。
- スキルは共用防具でありながら、ガード性能の値が高いという特徴を持つ。
それ以外のスキルは達人・攻撃・底力という俗にいう剛力スキルであり、
火力は高めだがガンナーやガードできない武器種にはあまり向かないかもしれない。
- G級以降は達人が一閃、攻撃が痛撃、底力が怒に変化する。
いずれもG級では大人気のスキルであり、特にこれとガード性能を両立する装備は今まで少なかった…
というより、シリーズ一式でガード性能と一閃を両方持つG級防具は皆無だった*2ため、
ランサーやガンランサーからは早くも注目を集めている。
GXシリーズで付与される5個目のスキルも、頭から順に反射、三界の護り、
回避距離、鼓舞、炎寵とランスやガンランスで用いることを意識したものとなっている。
- なお2015年3月25日より配信されている天廊遠征録では、
単純に上層へ挑むだけで桜星鉄の入手が可能となっている。
ただし今後は、宝箱報酬に置き換わる可能性が高い。
- ちなみにこちらの頭防具は「ヘッド」である。
余談
- ノワールシリーズは黎明期の防具ということもあってか、
シーズン3.0(現、星祭/七夕キット)のパッケージ購入特典で
「ノワールヘッド」という装備を作ることができた。
ブランヘッド、ロドクルヘッド、ブレオヘッドはこのノワールヘッドがベースとなっている。
ノワールヘッドは残念ながら強化段階を一切有していない。
- このシリーズはそこそこの強度を持つ共用防具ということで、防具貸出系クエストで頻繁に使われている。
特に韋駄天では圧倒的採用率を誇るため、
所持していなくてもこの装備の存在を知るプレイヤーは少なくないだろう。
韋駄天は動画も多くUPされているので、興味のある人はチェックしてみるとよい。
- デザイン面で人気の高いこの防具であるが、女性用装備は別の意味でも人気が高い。
関連項目
武器/トライガンランス - ノワールシリーズがモチーフとなっていると思われるガンランス。