防具/バリアスーツ・ゼロスーツシリーズ

Last-modified: 2021-10-16 (土) 09:50:48

MH4Gのイベントクエストの1つ、任天堂の人気ゲーム『メトロイド』シリーズとのコラボクエストである
メトロイド・迫りくる骸蜘蛛」をクリアすることで作成可能な防具。
MHXでは「メトロイド・特殊任務」をクリアすることで作成可能になる。
男性用のバリアスーツシリーズ、女性用のゼロスーツシリーズが存在する。

目次

概要

  • メトロイドシリーズの主人公サムス・アランの姿を模した装備。
    各シリーズは男女別なため残念ながらメットオフ状態は再現できない(海外版とXXでは可能。後述)
    ちなみにパーツ構成は頭・胴・腕・脚で腰パーツはない。
  • 製作にはクエスト報酬の「モジュール機能」が必要。
    またバリアスーツにはエルトライト鉱石と真紅蓮石が、
    ゼロスーツにはコスモライト鉱石とピュアクリスタルが必要になる。
    そして両方共通で悪名高いギルドチケットGの後継者の1種、大長老チケットSが必要になる。
  • 男性用と女性用で外見のみならず発動スキルや防御力が異なるという珍しい防具。
    性能や発動スキルは異なるものの、両シリーズ共に腕パーツには、
    剣士用には匠+3、ガンナー用には速射+3が付随する点が共通している。
  • スロットはどちらも頭・脚に2、胴に3スロの計7つ。
    耐性面は極端であり、龍属性を除く全ての耐性値が+12(ガンナーは+16)、
    龍耐性は-16(ガンナーは-12)となっている。

バリアスーツシリーズ

  • 男性用装備。原作における一段階強化状態であるバリアスーツを再現している。
    発動スキルは剣士、ガンナーともに護法金剛体腹減り倍加【大】(ガンナーは【小】)
    古龍防具に匹敵する高い防御力に加え、状態異常を無効・軽減する複合スキルが2つも発動する。
    さらに腕の匠・速射のポイントやスロット数、そして腰が空いている点から拡張性も比較的高い。
    パーツとして見るならば不動2ptに加えて3スロまでも併せ持つ胴が特に優秀。
    パワードスーツそのものの見た目による他部位との親和性に目をつぶればの話だが…
    スタミナが減りやすい点を強走薬などでカバーできれば攻防ともにスキの無い性能を組む事が可能。
    • なお鎧玉による強化だが、最初から剛鎧玉を要求される。
      発掘装備や黒龍クラスの防具ですら高くても重鎧玉から始まる中、非常に珍しい例といえる。
  • 一式装着すると特定のアクションを行った際原作仕様の効果音を聞くことができる。
    また、武器を持っていると分かり辛いが、抜刀すると腕のアームキャノンが展開するギミックも存在する。
    あの格闘術を習得すれば分かりやすいだろう。
    あのアームキャノンでどうやって武器や釣竿を持っているのかは永遠の謎。
  • 高い防御力に加え護法や金剛体が発動することから、
    一撃が痛い上に攻撃のフレーム回避が難しく、状態異常も得意とする、
    オオナズチやグラビモス、キリンなどに有利な装備といえる。
    サムスの武器を作る方のクエストの目的である、イャンガルルガに対しても相性はいい。
  • 長所にして最大の欠点は、腰装備が無いこと。
    これは腰装備なしで有用なスキルがいくつも発動しているためかなりの自由性を持って
    腰装備を選べることを意味するが、下手に腰装備を付けると
    見た目が大変残念なことになることをも意味する。
    特にヘリオス装備などはまるでパワードスーツの上からふんどしをつけてるかのごとく。
    スーツを作った鳥人族も泣いていることだろう。似たようなデザインを壁画に残しているが……
    • 比較的オススメなのがアーティアXコイル。かなり小さく目立たない上もともと機械鎧のようなデザインのため
      割としっくりくる。しかも匠が2ptつきスロットも二つ開いているため、斬れ味レベル+1を発動させつつ
      さらに追加のスキルを盛ることも可能。
      なお、この場合は真紅蓮石の必要数が全て合わせて9つになる。
    • 色合い的な違和感が比較的少ないのは斉天ノ帯・真及びカイザーXフォールド。
      斉天ノ帯・真は匠が3ptでスロットが2つ、カイザーXフォールドは匠が2ptでスロットが3つ空いてるので
      アーティアXコイルより若干スキルの盛りやすさが上になる。
      斉天ノ帯・真は氷耐性以外の全ての耐性が+なので元々全体的に高い耐性を盛る事も可能。
      カイザーXフォールドを使った時の龍耐性はお察しください。
  • なお、胴部位を装備すると、腹のあたりが物凄く細くなる
    それこそ、そんなに腹を絞り込んで大丈夫なのかと心配になるレベルである。
    また、サムスは女性なのでこの装備は女装と言えなくもない
    パワードスーツという扱い上、そこまで気にはならないが。
  • MHXにも再登場しこちらでは剣士、ガンナー共通で南風の狩人属性やられ無効腹減り倍加【小】が発動する。
    地形も合わせて今作で復活したアルバトリオンを倒せと言わんばかりの装備であるため、
    防具に迷っている場合は一考の余地あり。
    高い耐性と防御力は据え置きだが、スロットが剣士が腕に1、ガンナーが頭に1のみと減っている。
    今作ではR装備やEX装備に優秀なスキルポイントを持つものも多く、
    アカムトRの聴覚保護5などのような腰装備なら、護石と合わせる事で効果を発揮することも可能である。
    もしくは、スロット数が多く見た目の上でもあまり気にならないナルガS装備なども候補に入るだろう。
    アイアンSやスキンライトS装備ならばそれ単体で睡眠無効や防御DOWN無効が発動するが、
    あまり頼りにならない上に使いどころも少ないため、他の装備を選ぶ方が良いだろう。
  • MHXXではようやく女性でも装備できるようになったあの中身超きめぇも再現できる
    G級装備は追加されていないが、防具合成で中身を変えられるようになった為問題にはならないだろう。

ゼロスーツシリーズ

  • 女性用装備。サムスがパワードスーツを外した姿を再現している。
    発動スキルは剣士とガンナー共通で
    軽業師(回避性能+1&体術+1)スタミナ急速回復防御力DOWN【中】(ガンナーは【小】)
    4部位のみだが、スロットは頭、脚の2スロット、胴の3スロットと合計7スロットと拡張性は非常に高い。
    特に腕部位には剣士なら匠+3、ガンナーなら速射+3が付いている。やろうと思えば装飾品のみで発動が可能。
    また外見を重視するなら、空いている腰部位に三眼シリーズを装備してスロットを更に拡張すれば良い。
  • 高い防御性能がウリだったバリアスーツシリーズに対し、こちらは回避重視のスキル構成となっている。
    セルレギオスやティガレックスなど、攻撃判定が短い相手に着ていく事で真価を発揮するだろう。
    スタミナ管理もしやすいため、レギオス武器とも好相性。
    ただし防御力はかなり低く、更に追い討ちをかけるが如く防御力DOWNのマイナススキルが発動している。
    バリアスーツの腹減り倍化は最悪強走薬で無視できたが、こちらは無視できない効果なのが痛い。
    打ち消すのに1スロットで済むガンナーならともかく、剣士の場合打ち消すのにも最低4スロット分圧迫するため、
    どちらにせよ攻撃を食らわない様に細心の注意を払いたい。
    各部位単体の防御力だけ見れば剣士で88→142とレア度9の防具と同等くらいまでは上がる。
    • ゼロスーツは頭をスカルヘッドにし、腰を目立たないものにすれば
      全身タイツヘルメットと言う限りなく怪しい格好になれる。
      しかも頭共々大部分の色を変更できる*1ため、色んな色のよく分からない人型生物を作れる。
      ペ○シマンのようなヒーローも作成可能という高いネタ度を誇る。
      さらに武器を範馬刃牙流格闘術にすれば
      裸一貫で狩場をうろつく宇宙人というとんでもない絵面も…。
  • 残念ながらゼロスーツサムス専用の銃であるパラライザーまでは再現されていない。
    チャージは出来ないが麻痺弾でガマンしよう。
  • MHXにも登場しこちらでは共通でスタミナ急速回復、回避性能+1、防御力DOWN【小】が発動する。
    またスロットが剣士では腕、ガンナーは頭の1つだけになっている。
  • こちらもMHXXでは男性に解禁された。
    もとより海外版のMH4G(MH4U)では用意されていたものであり、ようやく逆輸入。
    外見上の大きな差異として、頭装備の髪型が異なっている。
    ボーイッシュな短髪だが、元ネタはOtherMのムービーで見られる銀河連邦時代のサムスの髪型である。

原作での扱い

バリアスーツ
パワードスーツは、主人公サムスが通常着用している戦闘用強化服で、
育ての親でもある超高度文明種族「鳥人族」の技術によって作られたものである。
一見すると機械のスーツであるが、実は特殊なバイオ素材で出来ていて、
かつ装着するとサムスとスーツが生体的に融合して稼働するようになっており、
遺伝子情報が合致するサムス以外は装着することが不能となっている。
また、それ故にサムスの意識が無い場合はスーツを脱がすことが出来ず、
『メトロイドフュージョン』ではこれが原因で
スーツ内に侵入した寄生生物の除去が困難になり、死に掛けたこともある。
  • シンボルカラーを弄る事でカラーリングを変更できるが、その内の桃色や紫色で染めると
    原作におけるグラビティスーツ*2の再現をする事ができる。
  • 「バリアスーツ」はパワードスーツの防御力強化アイテムであり、
    敵からのダメージが減少するほか、高温,極寒地帯の外気のダメージを防ぐ効果がある
    (残念ながらMH4でそのような効果は反映されなかったが、
    高い属性/状態異常耐性で再現されていると考えるべきか)。
    MHXで再登場した際には晴れて南風の狩人が発動するようになり、バリアスーツの耐熱性の再現と相成った。
    この状態だと溶岩に触れても平気になるため、上述した「グラビティスーツ」の再現とすら言えるかもしれない。
    溶岩は平気だが強酸はダメな辺りも、鉄面皮が発動しない分で再現されていて芸が細かい。
  • 実はシリーズの多くの作品でバリアスーツは初期装備ではないのだが*3
    メトロイドシリーズのパッケージや広告などにおける
    サムスのビジュアルで一番多用されるのがこのバリアスーツを装着した状態のものである。
  • 男性用ザザミシリーズはバリアスーツと異様にソックリ。
    その理由は当然も当然、バリアスーツもザザミシリーズもアメフトをモチーフにしているから。
    今作ではダイミョウザザミも復活しているため、男キャラだけ装備がダブってる様で忍びない。
  • 当たり前だが、ハンターがこれを着た状態でしゃがんでもモーフボール*4になることはできない。
    というかサムスの敵であるスペースパイレーツがそれをマネしようと実験し、
    被験者が文字通り「肉団子」になってしまったというエピソードがある。
    いくら超人のハンターとはいえ死は免れないだろうから止めておいた方がいいだろう。
    お宝エリアで岩で塞がっている向こうに青い採掘ポイントが見えるという、使いたくなるシーンはあるが。*5
    なお、モーフボールのように丸くなって転がるというと、今作には皆が嫌うアレがいる。
    改めて見てみるとなかなかソックリ。だからといって悪夢をもう一度見に行く必要はないのでご安心を。
  • スーツのデザインにはシリーズ毎に差異があり
    今回のデザインはアームキャノンと同じく『メトロイド アザーエム』の物。
ゼロスーツ
ゼロスーツとはパワードスーツを脱いだ状態のサムスのことである。
もはや原作ファンの間では周知の事実であるが、サムスは女性である。
パワードスーツを脱いで女性だと分かる状態のサムスは、
シリーズ恒例の、短いプレイ時間でエンディングを迎えるとボーナスという形で見ることができる。
さらに、シリーズ第1作目のリメイク版『メトロイド ゼロミッション』で追加されたストーリーでは、
パワードスーツを失った状態でサムスを操作し、敵から逃げながら新たなスーツを探しに行くという展開があり、
その際にパワードスーツのインナーとしてゼロスーツのデザインが作られた。
  • なお、"ゼロスーツサムス"という名称はメトロイドシリーズ本編で付けられたものではなく、
    任天堂のクロスオーバー作品『大乱闘スマッシュブラザーズX』にこの姿のサムスが出演した際に
    通常のサムスと区別するために付けられた名前である。
    • 同作においてパワードスーツ装備のサムスよりも俊敏という調整がされた為、
      メトロイドをプレイしたことのないユーザーには勘違いされがちだが、
      実際には全能力が弱体化するだけであって、機動力が上がるなど絶対にありえない話である
      生身のサムスがいくら重武装の兵士の群れを単独かつ素手で正面から瞬殺出来るほど強いといえど、
      本来のゼロスーツはあくまでパワードスーツのインナーであり、戦闘用の衣服ではない。
      事実、上記のゼロミッションのゼロスーツ姿は変わらず身軽なものの耐久力は非常に低く、
      当然いつものビームやミサイルは使用不可。モーフボールも使えないので狭い場所は匍匐前進するしかない。
      唯一の武装であるパラライザーも単発式(弾は不要だが代わりに充電時間がかかる)な上、
      元々が護身用の拳銃なので敵のモブ戦闘員を数秒痺れさせて足止めする程度の威力しか持たない。
      そんな状態で敵の戦艦に忍び込む羽目になるという、かなり危機的な状況に陥ってしまっていた。
  • 素材の「モジュール機能」とは原作においてパワードスーツが持っている能力のことであり、
    外部から様々な兵器や装備をパワードスーツに取り込んで融合させ、
    自身の能力とする機構である(パワーアップアイテムを取ってスーツ強化できるのはこのおかげである)。
    原作においては、データ化させた装備情報を取り込んでパワーアップしたり、
    未知の異星人の製作した装備や機能を問題なく取り込むことができるなど、
    「どんな文明のアイテムでも解析し取り込み、使用できる便利機能」となっている。

余談

  • MH4Gの海外版である「Monster Hunter 4 Ultimate」でも本装備は登場しているが、
    日本国内版とは別物に差し替えられる事の多いコラボ装備の中では珍しく海外版でもそのまま登場しており、
    さらに海外版では国内版と違いバリアスーツ・ゼロスーツ共に男女関係なく装備可能となっている。
    原作通りバリアスーツを女性ハンターに装備させる事はもちろん、
    逆に男性ハンターに体にピッチリフィットするゼロスーツを着せる事も可能、というわけである。
    日本国内の一部のネタ装備好きから残念がる声が上がっていたのは言うまでもない。
  • MHXでは配信オトモとして「サムス」がいる。サポート傾向はボマー。
    配信専用スキル「モーフボールボムの術」を覚えている。

関連項目

クエスト/メトロイド・迫りくる骸蜘蛛
クエスト/メトロイド・特殊任務
武器/アームキャノン - サムスのメインウェポン。主な攻撃は全てこれで行う。
ゲーム用語/任天堂
防具/スネーク/ザ・ボスシリーズ - 性別でスキル構成が変わるイベント装備
防具/アーティアシリーズ - パワードスーツつながり


*1 ただし変更可能部位の元の色が濃いため、純白などにはできない
*2 バリアスーツの上位互換装備。重力の影響と水の抵抗を軽減し水中でも自由に行動できるようになり、作品によっては溶岩の中に入ってもダメージを受けなくなる。色が違うのは2D作品と3D作品での違い。
*3 ノーマルスーツという初期スーツが存在する
*4 サムスが使用する自身をボール状に形態変化する機能。通常では通れないような狭い通路を通る時等に使用する。
*5 「メトロイド」作中においてそのようなシーンでは大抵他の隠し通路等から回り込むことになる。高威力のボムやミサイルで無理矢理吹き飛ばすこともあるが。