防具/ホロロシリーズ

Last-modified: 2023-12-26 (火) 23:40:08

目次

概要

  • MHXに登場する夜鳥ことホロロホルルの素材を用いて作られた防具。
    ホロロホルルの羽毛のごとく鮮やかな藍色が目を引く。
    なお、この色はMHの世界では「夜鳥藍」という色名が付いているとのこと。
  • 色だけではなくその造形も特徴的である。
    ヴェネツィア・カーニバル風と言えばわかる人にはわかるだろう。
    剣士用は燕尾服のように垂れたマントや脚を覆い隠すような腰巻、そして銀色の仮面を身に着けている。
    説明文によれば祝祭や仮面舞踏会で貴族が身に着けるようだ。
    一方ガンナー用は道化師(頭&胴)・手品師(腰)・軽業師(脚)といった
    トリッキーな職業が身に着けるようで、それらに合わせたかのような軽装となっている。
    なお、腕は詐欺師が身に着けるらしい
    • この怪し気かつ華麗な防具はG級ペッコシリーズに通じて、
      異名「幻惑の魔術師」からきたとか。

性能

ホロロシリーズ

  • 発動スキルは剣士/ガンナー共通で弱点特効睡眠無効
    睡眠無効はほとんどの場合死にスキルとなるため実質的には弱点特効のみと言える。
    またスロットが腕に1つ、脚に2つの計3つのみで拡張性に乏しい。
    • 下位ホロロホルルは村★4及び集会所★2の時点でクエストに向かうことができるようになる。
      この時点で弱点特効を発動させることができるのはかなり破格と言ってもいいだろう。
      だがMHXでは下位の火力テンプレ装備としてファンゴ&ジャギィ混合が存在している。
      下位ではあちらの方が火力が出やすい場合が多く、素材集めも楽であり、
      更にアレンジし易くてより長く使えるため、こちらの一式が注目される事は少ない。

ホロロSシリーズ

  • 上位のSシリーズでは、下位シリーズと同じ弱点特効・睡眠無効に加えて捕獲の見極めが発動する。
    弱点特効で効率的にダメージを与え、捕獲の見極めで捕獲できるタイミングを見計らえば
    狩猟時間の短縮に繋がるだろう。
    上位でも睡眠無効は死にスキルになる場面が多いので無視してもいい
  • スロット数は下位から据え置きの計3つのみとなっており、やはり拡張性に乏しい。
    MHXでは全体的に防具のスロット数が抑えられてしまっているので仕方ない部分もあるのだが。
    武器スロットや護石で補う際には自分が必要なスキルをよく吟味するようにしたい。
    • 睡眠無効を切り捨てて、腕と脚のスロットで痛撃と観察眼のポイントを補えば腰を自由にできる。
      これで多少はスキル選択の幅が広がるかもしれない。
      剣士ならば腰の替わりに頭を自由にすることもできる。

ホロロXシリーズ

  • 上位の発動スキルに加えて状態異常攻撃+1が付き、スロットも6つに増えた。
    発動スキルは増えたが、一方で武器を選ぶようになった。
    状態異常武器を担いで観察眼と合わせてサポートに回りたいところだが、この場合痛撃とあまり噛み合わない。
    ソロでも扱いやすい毒武器をメインに据えて、観察眼も活かして手早く勝負を決める使い方が良いだろう。
    またはスロットを活かしてボマーを発動させ、睡爆を狙ってみるのも悪くない。
  • デザインは上位までの祭典の衣装風とは打って変わり、かなり武具らしさを増しており
    特に男性剣士の頭は猛禽を模したらしいフルフェイスの兜で、別シリーズかと思うほど厳めしい。

朧隠シリーズ

  • MHXXから追加の朧隠ホロロホルルの素材と狩猟の証で製作可能。
    一式で、(真・)朧隠の魂、隠密、明鏡止水が発動する。
    朧隠の魂は高級耳栓・心剣一体(業物+心眼)/装填速度+3、の複合スキルであり、
    真・朧隠の魂になると上記に加え罠師が発動する。
    複合スキルが複合スキルを内包しているという前代未聞のスキルである。
    発動スキル自体は結構豪華なものが揃っているが、
    火力に直結するスキルがなくそれぞれのシナジーがあまりない。
    どの武器種でも腐るようなスキルは無いが、全部のスキルを完全に活かすこともまた難しい。
    特にガンナーは的確に立ち回れば隠密の効果など焼け石に水なヘイトが集まり、ほぼ死にスキルとなってしまう。
    剣士で使う場合は、ガードが使えない上に手数の多い双剣や太刀辺りを担いで、
    明鏡止水を活かせるストライカーやレンキンスタイルで臨むと全てのスキルを活かしやすい。
  • 真・朧隠+3のお守りがあれば、やや扱い辛い隠密と明鏡止水を切り捨て、
    三部位で真・朧隠の魂を発動させた上で、他のスキルを盛ることができる。
    例えば乗り名人や状態異常攻撃を追加で発動できれば、サポート片手剣用の装備としてなかなか
    使い勝手の良いものとなり、武器スロット3があれば連撃の心得と超会心を追加することもできる。

ホロロネコシリーズ

  • MHXにて登場した、夜鳥ホロロホルルの素材を丁寧に加工して作られたオトモ用装備。
    • ハンターよりも道化師寄りのデザインで、
      おどけた雰囲気を持ちながらもどこか不気味。
  • 武器は傘を模した奇抜なデザインの「ホロロネコパラソル」。
    振る度に催眠効果を持つ怪しい音波が放たれる、という説明文通り、
    序盤には珍しい睡眠属性を有している。
    そしてミツネ装備同様に開いたまま納刀するので相変わらず傘が装備に食い込んで残念なことになっている。
    • 上位武器になるとハンター用武器の最終強化の銘に倣い「眠傘公爵ネココウバコ」と大きく様変わりする。
      由来は猫が眠る時の姿勢の「香箱座り」から。
      性能は名前ほど様変わりする訳ではなく上位序盤レベルと作成可能時期相応な強化だが。
    • ただしニャンターで所謂睡眠爆殺戦法を用いるには、
      サポートゲージへの負担が大きい爆弾系のサポートを採用するか、
      PTプレイで他のハンターに協力してもらうしかなく、
      ソロ、それもとりわけニャンターではイマイチその性能を発揮しづらい。
      (不可能ではないがニャンターではサポートゲージとの兼ね合いもあり蓄積値管理が非常に大変。)
  • MHX(X)のマルチではホロロ武器及び後述の朧隠武器を汎用武器として担ぐという行為が一部のブーメランニャンターに見られる。
    ブーメランニャンターは属性アタッカーであるので、睡眠を活用しない場合で本系統を選ぶメリットは皆無である。
    武器としての純粋な期待値も目に見えて低く、マルチでは低火力地雷となりやすい。
    睡眠を活かそうとしても眠らせる速度の速さに対して最初の爆弾用のゲージが溜まるのが間に合わないことが多い。
    にもかかわらず、睡眠を無視して普通の武器としてこの系統を担ぐニャンターがままみられ、オンラインにおける地雷装備の一種となっている。
  • MHXXのG級では順当に通常、獰猛のものが追加されたが、
    注目すべきは獰猛武器の「獰ホロロネコパラソル」。
    睡眠属性がとても高くブーメラン時は驚異の30
    これを貫通ブーメランを覚えたオトモ2体に持たせれば、瞬く間にモンスターが眠る。
    睡眠爆破や睡眠溜め3による火力補助、同時狩猟での一時的な分断、
    ガンナーで蜂の巣にするときの妨害補助、果ては紫毒姫や黒炎王の翼破壊といった、
    戦略的に重要な部位破壊などをオトモの睡眠に頼ることを真面目に検討できる位には寝かせてくれるので、
    適当にカマキリ武器を持たせている人は作ってみてはいかがだろうか。
    乗り状態移行時や、乗りダウン成功時にタイミングよく眠らされて失敗にされてもめげないように。
    • 寝起き初撃のダメージ倍加を抜きにしても、
      睡眠移行→起床→再発覚の流れだけで(モンスターにもよるが)かなり長い拘束が可能なため、
      麻痺武器の代替としての採用も考えられる。
      今作の麻痺ブーメランは最高の物でも属性値16どまりであり、
      モンスターの耐性もあるので一概には言えないが、麻痺武器よりよっぽど役立つこともある。
  • 防具は頭用防具の「ホロロ(S)ネコマスク」、胴用防具の「ホロロ(S)ネコメイル」の二つから構成される。
    美しい夜鳥の羽を加工したというそれらはホロロホルルのような鮮やかな青色を有している。
    夜鳥の猛端材を使えば「猛ホロロネコ~」装備が作成できる。
    • XXでは「ホロロXネコマスク」「ホロロXネコメイル」が追加。
      G級獰猛版は「獰ホロロネコマスク」「獰ホロロネコメイル」。
  • 防具の着彩設定にも対応。
    仮面の左目側の模様、胸のブローチ、スカートのフリルなどがカラー変更に対応している。

朧隠ネコシリーズ

  • MHXXで追加された二つ名装備。
    「朧隠(X/XX)ネコマスク」「朧隠(X/XX)ネコメイル」からなる。
    こちらはアイマスク形の仮面をつけた貴婦人といったデザインである。
    • 性能的には決して低くはないが最終候補にはならない程度。
      火・水耐性が低いが龍耐性は高め。
  • 武器の「朧傘大侯ニャンブレラ」は属性値は26と獰ホロロ武器にやや劣るが、
    攻撃力が高く二つ名補正もついているので、
    ニャンターの場合はこちらの方がやや優秀か。
    • 通常種のものとは表情が違っており、ちょっと機嫌が悪そうな感じになっている。

余談

  • 防具のデザインコンセプトは通常種が道化師、二つ名は怪盗といった趣。
    二つ名の方で隠密スキルが発動するのはその為であろう。
  • MHXのオープニングムービーでは、ホロロシリーズを着用しバスターソードを担いだ男性ハンターが登場する。
    ディノバルドに斬りかかった際に尻尾と鍔迫り合いになり一度は弾き飛ばされるも、
    その後には火球ブレスをかわして一撃を食らわせている。
    この動きを見るに彼はブシドースタイルの使い手と思われる。
    • …のだが、ホロロシリーズ一式の火耐性は-10であり発動スキルも事実上、弱点特効のみとなる。
      タイミング的に集会所でディノバルドと相対するに際してタマゴ運びでも無い限り
      火耐性が高く、弱点特効に攻撃力アップ【小】が発動するレウスシリーズも視野に入る為、
      よほど腕に覚えがあるのか、でなければ見た目重視のエンジョイ勢とも思える。
      無論、手慣れたジャスト回避の技量を見れば前者である事は言わずもがな。
      見た目重視なら武器もホロロ大剣を使えよ…と言いたい所だが、
      あちらは形状的に鍔迫り合いがし辛い為、シンプルな形状のバスターソードが選ばれたものと思われる。
    • ガンナーがマッカォシリーズで同行している事も併せて考えれば
      MHX新規追加装備の御披露目の演出も考えての選択であろう。
      ハンマー使い、並びにニャンターはベルダーシリーズで身を固めている。
      まあぶっちゃけ、全員火には強くない。*1
      • ちなみに、余談ついでの脱線となるがMHXXのオープニングムービーの大剣使いは
        氷属性-15ゼクスシリーズ(S or X)でベリオロスに挑んでいる。
        XでもXXでも大剣使いはフルフェイスで素顔を確認できないため同一人物か否かは触れないが
        相手の得意分野の属性が弱点防具をわざわざ好んで選ぶ辺り、腕前も然る事ながら自信も凄まじい。
        ちなみに、MHXXのオープニングの大剣使いはエリアルスタイルと思われる。
        スタイルとスキルの相性は悪くないので、スキル重視で装備を選んでいるのかもしれない。
        あと、こちらは武器もしっかりゼクス大剣で見た目もバッチリ。
        次のシーンではべリオ大剣を新調してるけど。
    • なおこの話題のせいなのか、ホロロホルルはすごく火に弱いというイメージを
      持つ人もいるが、一応は第二弱点だがさほど通りが良い訳ではない
  • NS版には女性用ホロロXコートを前側から見るとコートの後ろ側が非表示になるという不具合がある。

関連項目

モンスター/ホロロホルル
モンスター/朧隠ホロロホルル
武器/ホロロ武器
登場人物/四天王装備のパーティー


*1 ニャンターの反応から、そもそもディノバルドと遭遇する予定では無かったと考えられる