防具/レギオスシリーズ

Last-modified: 2024-04-02 (火) 18:21:56

MH4Gから登場した、セルレギオスの素材を基に作られた防具シリーズ。

目次

概要・性能

  • セルレギオスの鱗や爪を各所に配置した、非常に刺々しい見た目の防具。
    MH4Gでは上位SシリーズとG級のXシリーズが存在するが、
    見た目はどちらもほぼ同じであり、カラーリングもXはSより金色が多い程度。
    また、色彩変更可能な部分がやや異なる。
    ちなみに過去作では上位以降にしか登場しないモンスターの防具はSシリーズと呼称されないのが通例だったが、
    レギオスシリーズは何故か例外となっており、4Gでは無印のレギオスシリーズは登場していない。
    • MHXにてセルレギオスの下位個体が登場したことにより、正真正銘のレギオスシリーズが作製可能となった。
  • セルレギオスの用いる裂傷状態を無効化するスキルの他、
    体術を中心にセルレギオスの素材を用いた武器の特殊効果を活かすスキルが発動する。
    上位装備のSシリーズに関しては、これまではオフラインのストーリーを進めなければ作製できなかったが、
    エピソードクエストイベントクエストの配信によってストーリーを進めていなくても作製できるようになった。
  • 耐性面では、雷が-15に氷が-10、火が+15で残りは±0となっている。
    火耐性が高いのでライバルと言われる火竜系統への相性は中々良い。
    一方で雷や氷耐性の低さから、
    それらの属性を多用するフルフルザボアザギルといったモンスターが多数生息する、氷海での戦いはやや苦手か。
  • 防具の各部位ごとの説明文がなかなか異彩を放っており、妙に印象的。
    基本的には「千の○○を~~する金色(ガンナーなら黄金)の軍隊は、千の△△をし、××する」という形。
    ××のところは征服栄光凱旋など、勝利を思わせる言葉を含んだ文になっている。
    セルレギオスの体表に逆立つ無数の刃鱗と、
    縄張り争いに明け暮れて尽きることのない戦いの日々を過ごす、セルレギオスの生態を表しているのかもしれない。

MH4G

  • 上述の通り、初登場のMH4Gでは無印版のレギオスシリーズは存在しない。

レギオスSシリーズ

  • 剣士では心眼で短い斬れ味によるゲージの劣化で弾かれるのをカバーし、体術で回避行動を執りやすくなる、と
    レギオス武器の特徴を活かす様なスキル構成となっている。
    プレイスタイル次第だがマイナススキルの砥石使用低速化も
    回避で斬れ味を回復できるレギオス武器では無視して他のスキルを優先することも可能。
  • 一方でガンナー防具では体術で自動装填に必要な回避の消費スタミナの軽減し、
    反動軽減で反動大を打ち消すことで使用できる弾の幅が広がる為、ボウガン2種との相性は良好。
    ライトなら主力となるLV2通常弾の速射は初期段階では2発しか装填出来ないものの、
    合間に回避を挟めば運用しやすくなるのに加え、サイレンサーと合わせるとLV2貫通弾も扱えるようになる。
    ヘビィでは貫通弾を主力にするならば反動軽減を追加する為に装填速度が犠牲になりがちだが、
    位置取りの為に回避を多用する都合上、装填にさほど不都合は感じない。
    しかし弓については反動軽減が死にスキルとなり、回避ギミックが無い為他の武器種より体術が活きてこない上、
    溜め段階がデフォルトで2の為装填数アップが必須……とスキルが噛み合わず。残念ながらお世辞にも相性が良いとは言えない。
  • 裂傷無効は、セルレギオス以外には全く役に立たない地味なスキルだが、
    セルレギオス戦では回復や回避の無駄を省くことが出来るようになり、かなり頼もしい働きをしてくれる。
  • スロットは頭・腕・脚に1つずつ、腰に3つの計6つ。
    飛び抜けて多いわけではないが、3スロがあるのはスキル構成を考える上で非常に役立つ。
  • 防御力は、剣士が290→625、ガンナーが145→400。
  • それ程作製難度は高くないが、腰に反逆鱗を要求される。
    といっても1つなので余程のことがない限り手に入るだろう。
  • 防具も装飾品も上位セルレギオスを倒していれば集まる物なので大した手間は必要とせず、
    「どうしてもレギオス一式を揃えなければならない」という性質の物ではない。

レギオスXシリーズ

  • 発動スキルはSシリーズから、剣士は心眼が複合スキル心剣一体に入れ替わり、
    ガンナーは通常弾・連射矢UP装填速度-2が追加で発動する他、反動スキルが+13となる。
    また、マイナススキルのポイントが研ぎ師-14装填速度-15と大幅に下がっている。
    • 心剣一体は心眼と業物の複合スキルであるため、Sシリーズよりも斬れ味の維持が容易になった。
      このスキルのおかげで匠不要な武器とは相性が良い。
  • スロットは頭・腰に3つ、脚に2つ、胴・腕に1つずつの計10スロットと非常に多い。
    追加で1つどころか、お守りにもよるが2~3つのスキルを発動させることが出来る。
    特に剣士は匠を付けることで、通常は困難な斬れ味レベル+1&業物(+心眼)の構成が可能である。
    • 特にガンナー用のレギオスXキャップはとてつもなく優秀である。
      その性能たるや、反動軽減+4、通常弾強化+4、体術+2、装填速度-3。
      そしてこれだけのスキルポイントがついていながら、なんとスロットは3つ
      この破格とも言える性能から、通常弾・連射矢UPないし反動軽減のスキルを含む装備を
      シミュレータで検索すると必ずと言って良い程頭防具にこの装備が来る
      しかも、これだけ優秀でありながらG級レア素材を要求しない
      千刃竜の断刀角が2つ必要なので最低でも2回はセルレギオスを狩る必要があるが、
      運が良ければその2戦で必要な素材が揃ってしまう。
      • 惜しむらくは装填速度が-3である点だが、これ以上を望むのは無茶というものだろう。
        ただ実際のところ、レギオス防具を使うという事は通常弾装備である場合が殆どで、
        そして通常弾は反動の小さい弾であるため、反動軽減と通常弾強化を同時に発動させるというケースは少ない。
        どちらかの4ポイントとスロ3だけで十分に優秀なので特に問題は無いのだが。
        通常銃かつサブ弾として滅龍弾が使える絶衝重砲【怒王】あたりなら両方活かす運用もできるだろう。
    • 頭防具には若干劣るものの、腰防具のレギオスXコートも反動軽減+1、通常弾強化+3、
      体術+3、装填速度-3にスロット3とかなり優秀。ただし、こちらにはレア素材の鏡玉を要求される。
      Sシリーズと同様1つのみなのですぐに手に入ると思われるが、アイツには要注意。
  • 防御力は、剣士が460→725、ガンナーは250→470とレア度9としては妥当。
  • メインモンスターの防具故か、スキルを活かし切れないハンターもそこそこ目立ったようだ。
    しかし、前述通り通常は困難な匠と業物の同時発動が比較的簡単に出来ることから、
    (この防具に限った話ではないが)一式着ているからといって地雷認定するということは絶対にしないこと。

MHX(X)

  • 上記の通り、下位からレギオスシリーズが登場。
    スキルは共通して体術+1鈍足が発動し、加えて剣士は抜刀術【技】、ガンナーは弾導強化と、
    下位にしては珍しいスキルが発動するが、構成的にはかなり武器種やスタイルを選ぶものとなっている。
    スロットは頭1、腰2の計3つと平均的。
    • 本作では下位時点からライトもヘビィも貫通弾の運用に優れたボウガンが存在。
      LV1貫通弾速射も実用的になっているため、スキル枠が厳しい時期に下手に貫通弾強化を選ぶより、
      マイナススキルも消しやすく体術も付くこの防具は、しばらくの間結構有用だったりする。
  • 上位のレギオスSシリーズは、スタミナのマイナスポイントがまるごと消滅し、
    体術のポイントが+14まで上昇している。
    この段階になれば抜刀会心や射法のSPを持つ他の防具も揃い始めるため、
    一式よりもパーツ単位での需要が高いだろう。
  • MHXXではレギオスXシリーズが再登場。
    前作ではリストラされてしまった心剣一体が本作で復活を果たしたが、
    レギオスXシリーズに付与されることは無かった。
    しかし、本作からの新スキルである刃鱗のスキルポイントが新たに付与されている。
    これはレギオス武器の特殊効果がどの武器を装備しても発動するというスキルである。
    その他のスキルとしては、体術+2と抜刀術【技】(剣士)/弾導強化(ガンナー)と、
    上位までのスキルを踏襲している。
    • なおこの新スキルを発動してレギオス武器を装備すると、元々の強化効果がさらに増加する。
      …が、この強化度合いはスキル1枠、武器を専用の物にどちらも揃えた結果としては強化率が低い。
      ただボウガンだけは効果が高めなので、相性は良い。
    • 剣士防具の刃鱗追加はありがたいが、抜刀会心を中心とするならば、
      5スロスキルの納刀研磨の登場が壁となっている。
      相手の怒り時前提とはいえ回避とは違い、抜刀を活かすための必須行動で斬れ味を回復できるため、
      軽さも含めて大きな壁となっている。
  • 無印、S、X、と通して、代名詞たる裂傷無効のスキルが今作ではリストラされてしまっている。
    もっとも、裂傷攻撃を仕掛けて来る相手がセルレギオス、ショウグンギザミ、
    あるいは、二つ名たる白疾風ナルガクルガ鎧裂ショウグンギザミしか居ないため
    裂傷無効のリストラ、及び、Xシリーズの新スキル「刃鱗」は妥当な判断だと不評は出ていない。

MHR:S

  • セルレギオスの登場に合わせて、レギオスシリーズも実装された。
    デザインはXXまでにおけるレギオスXシリーズのものが使われている。
  • 気になるスキルは以下の通り。
    部位スキルスロット
    刃鱗磨きLv1Lv3×1
    体術Lv3
    刃鱗磨きLv1Lv3×1
    回避性能Lv3
    匠Lv3なし
    壁面移動【翔】Lv1Lv4×1
    Lv1×2
    壁面移動Lv2
    刃鱗磨きLv1Lv4×1
    回避距離UPLv2
    一式刃鱗磨きLv3Lv1×2
    Lv3×2
    Lv4×2
    体術Lv3
    回避性能Lv3
    匠Lv3
    壁面移動【翔】Lv1
    壁面移動Lv2
    回避距離UPLv2
  • MHXXのレギオスXに引き続き搭載されている、刃鱗磨きを活かす為のスキルが一通り揃っている。
    ただ、全体的にスキルレベルが半端で、一式で考えるとどこか物足りない印象。
    装飾品で補強しようにもよりにもよってLv2スロットが一つも開いていないのが悩みどころである。
  • その中でも特徴的なのは腕部位の匠Lv3。ver12.0.0時点で匠Lv3を持つ腕部位はレギオスXのみである。
    だが、代わりに他のスキルも装飾品スロットも一切ないと言う、良くも悪くも匠特化である。
    • 部位を問わないのであれば匠Lv2+他スキル+スロット持ちと言うのも少なくない。
      他の全てを切ってでも匠のLvを上げるだけの理由は必要となってくるだろう。
      • アップデートで匠珠II【4】が追加されたため、Lv4スロットの空きさえあれば
        どんな防具でも匠Lv2が容易に付与できるようになっている。
        流石に他の付与スキルもスロットも一切ないこの防具を使ってまで
        匠Lv3を付けなければならない事情はほぼなくなっている。
  • 弓で刃鱗磨きを使ったビルドを組む場合、弓の必須スキルである体術が3も付いていて且つ、
    弾強化系スキルを入れられる3スロがある頭の部位がヒットしやすい。
  • 腰は新スキルである壁面移動【翔】と壁面移動が付いていてスロットも豊富。
    しかし正直、壁面移動【翔】は効果が微妙な上、LV1スロットで容易に付けられる。
    これ目当てにわざわざ装備するようなものではない。
    • 傀異錬成で壁面移動【翔】を消してスロット特化の装備にしてみるのも一興か。
      そういう時に限って壁面移動の方のレベルが下がるのはよくある話
  • 胴+脚はアップデートで追加された回避関係スキルありきの立ち回りに慣れた状態で行うサブデータ/他機種データの攻略用装備として有用である。

MHF

  • MHFにもセルレギオスと共に遷悠防具として登場。
    HR5から挑める個体の素材で原型を生産し、GR100から挑めるG級個体の素材でG級段階への強化が可能となる。
  • 性能詳細は以下の通り。
    なお、防御力とスキル性能については最終段階であるGXLv7のものとなっているので気をつけてもらいたい。
    防具名装備タイプスキル1スキル2スキル3スキル4スキル5防御力
    レギオスヘルム共用一閃+4巧流+5剛撃+4幕無+4巧撃+5408
    レギオスメイル剣士閃転+4纏雷+4雌伏+4420
    レギオスアーム剣神+5幕無+4腕利き+5
    レギオスフォールド巧流+5怪奇+5抜納術+6
    レギオスグリーヴ閃転+4溜め威力+5抜納術+6
    レギオスキャップ共用空隙+4弾丸節約術+5装着+5334
    レギオスレジストガンナー腕利き+5抜納術+6360
    レギオスガード猛進+4三界の護り+5
    レギオスコート血気活性+4吸血+5
    レギオスレギンス幕無+4抜納術+6
    ※自動発動スキルは全系統、全部位共通で<<見切り+5>>
    ※耐属性値は全系統、全部位共通で火+13、水+5、雷-10、氷-5、龍+10
  • 遷悠防具は「自動発動スキル」と「極端な耐属性値」の2つが大きな特徴として取り上げられるが、
    本シリーズは、前者は「見切り+5」、後者は「火、龍、雷」の3属性にそれが見られる。
    以下に、この2点についてそれぞれ分けた上で解説する。
  • まず、自動発動スキルの「見切り+5」であるが、
    これは無条件で会心率が50%上昇するスキルである。
    MHFには会心ダメージを強化する一閃が存在し、そちらも会心率の上昇効果を持つものの、
    その効果はおまけと言える程に微弱で、会心ダメージ強化の効果を活かせるほどではない。
    そのため、会心率が上昇するスキルはMHF-Z以降も非常に根強い需要が存在するのだが、
    現状、見切りと一閃を除き無条件で会心率を強化できるスキルは閃転の会心率+30%のみであり、
    幕無獅子奮迅の2スキルはそれぞれ最大で50%と40%の上昇が見込めるスキルであるが、
    どちらも条件付きであり、プレイヤースキルによってその効果の恩恵具合が大きく変わりやすいスキルである。
    しかし、本防具は1部位の装備だけで見切り+5が発動し、無条件で会心率が50%上昇するため、
    会心ダメージ発生率を大きく強化、期待値の大幅な上昇を見込むことが可能である。
  • 本防具の性能についても、全ての部位に一閃スキルが付与されており、
    自動発動スキル「見切り+5」が活かせる環境を用意しやすいものとなっている。
    MHF-Zの環境では、G級ハンターライフをやり込めばやり込む程、
    達人スキル持ち防具は数を大きく減らし、見切りスキルの発動は困難になっていくため、
    それの、最大段階を自動発動できる本シリーズは、
    事実上のG級防具の後継である辿異防具が主流の環境においても十分強力なものと言える。
    しかし一方で、やらなくても良いやりこみという前提条件はあるが、
    本シリーズの自動発動スキル「見切り+5」と、
    メインスキルの1つである一閃スキルはスキル「不退ノ構」発動下では一切無意味なものとなるため、
    基本的には不退ノ構を使用しない構成向けの防具となる。
  • 次に耐属性値であるが、
    火耐性が13、龍耐性が10という高水準を誇る一方で雷耐性が-10と軽視できないものとなっている以外は、
    他の防具群と大差ない耐属性値となっている。
    そのため、火、龍属性を用いるモンスター相手には強力な防御としても機能してくれる一方、
    雷属性を用いるモンスター相手には致命的な影響となる可能性がある。
    G級遷悠種解禁から100UPしたGR200で解禁される辿異種は、
    耐属性値55以上でないと無効化できない「属性やられ【特大】」を用いてくるため、
    この耐性をうまく活用すれば属性やられ【特大】対策をしつつ、
    属性攻撃のダメージも大きく軽減してくれる事にもなるし、
    雷耐性については対策の困難化、及び一撃一撃が更に重くなる可能性が十分にある。
    性能だけ見て、この耐性に振り回せる事にならないよう、気をつけたい所である。
    • なお、モンスター素材の遷悠防具で2属性の耐属性値が10以上の防具は本防具が初である。
  • GR199までであれば、特に欠点らしいものは「雷耐性が低い事」以外に見受けられない本シリーズであるが、
    辿異種が解禁されるGR200以降は「辿異防具と比べて防御力が低い」事と、
    辿異スキルを有さない」点が欠点として挙げられるようになる。
    前者については火、龍耐性を活かす事で防御力差を補ったり、
    防御力が強化される青魂(可能なら辿異スキル<<喝強化>>もあるとより良い)、支援スキルを発動させたり、
    そもそも真根性スキルを内包する腕利きを発動させて、
    即死という、最も避けたいものを無くすという手段はある。
    またレギオスシリーズ自体、「G級防具」として見ると防御力は上位の方であり、
    1部位程度であれば極端な防御力ダウンに繋がるわけではない。
    後者については遷悠防具の特性上、
    <<スキル枠拡張+1>>を発動し、その枠に見切り+5が入る」という見方も出来るため、そこまで気にならない。
    耐性については対・辿異種戦で有利になる部分と不利になる部分があるのは上述した通りである。
  • ただし、上記の点はかつてのガンナー始種防具のような
    「(GR200以後も)レギオスシリーズを外す選択肢がない」事を意味しているわけではない
    前述の通り、スキル「不退ノ構」発動下では当防具を装備する利点は耐性ぐらいしかなく、
    そうでなくても単に「戦闘中に会心率を100%にする」だけであれば、
    一閃・閃転・秘伝書会心率効果に、武器自体の会心率を付与する事でも達成でき、
    使いこなせれば前述の幕無や獅子奮迅といった手段も存在している。
    かつては、見切り+5の存在から武器自体の会心がなくても会心率を常時100%にすることが容易であり、
    更に発動するだけで会心率+100%を受けられる不退スキルの存在も有り、
    現在でも「武器自体の会心率を使わず、クエスト開始前時点での会心率100%は当たり前である」
    つまり見切り+5(レギオスシリーズ)が必須であると受け取られかねない言説が見受けられるが、
    実態としてはそうとは言い切れない部分が多々あるため、
    その声に囚われず、柔軟に考えて本シリーズから1部位採用するか否か、判断していくと良い。
    • 詳しくは会心率の記事にもあるが会心率100%を達成できればなんでも良いという訳ではない。
      これは「決着が付くまで攻撃し続けられる」モンスターハンターというゲームのデザイン上、
      (攻撃力と会心率、会心ダメージの3点に絞って見た場合)火力は期待値に収束していくためで、
      多少期待値が下がっても、ベースとなっている攻撃力の引き上げで幾らでもカバーできる。
      レギオスシリーズのスキル水準は後でも述べるが別に辿異装備には見劣りしないため、
      レギオスを使ったから攻撃力の低下を招いてしまった、という事はまず起こらないが、
      一応頭に入れておくとよい。
    • この細かい事情を抜きで見た…即ち「本防具」の採用具合は、
      辿異防具が主流となった環境下でも、(辿異防具5部位と比較した場合の)「防御力の低下」や、
      「一部属性耐性の偏り」を承知の上で採用するハンターが、
      上述した「不退スキル」未採用者の中では少なくない傾向に見られる、
      つまり「一定の人気を勝ち得ている」と言える状況となっている。
      実装時期による「恵まれた防具スキル構成」という面もあるにはあるが、
      一番の動機はやはり、MHF-Z環境下でも強力である一方、
      発動が現実的ではなく、直接の代替手段も無い*1存在である「見切り+5」の採用を見込んでのモノが多い。
      言い換えて、本防具の性能と自動発動スキルは、
      「辿異防具ではない、というデメリットを補って採用する価値が十分にあるもの」
      と見られている証左でもあり、遷悠防具の中では数少ない、
      現在も一定以上の需要を博している防具となっている。
  • 次に、上述した「見切り+5の自動発動」「耐属性値の極端さ」を抜いた、
    純粋な防具性能としての本シリーズの解説を行うが、
    何れの部位も上述した一閃に加えて基礎攻撃力強化のベースとなる剛撃が備わり、
    そこに各部位ごとに、様々な需要に応じたスキルが備わっている形になっているため、
    需要を見定めて1部位選定する事は難しくない。
    また、ガンナー用防具は本シリーズと共に初解禁となった新スキル「空隙」が全部位に備わっている。
    詳細は該当記事を参照してもらいたいが、
    空隙スキルはガンナーの基礎火力スキルとも言える程の強力なスキルであったため、
    同スキルの発動手段に乏しかった解禁当初は、
    同スキルを求めて自動発動スキルを無視してでも採用するガンナーも見受けられた。
  • なお、最後の補足として本防具を採用する場合、
    「閃転スキルがないと会心率増加が無意味になる」可能性と、
    逆に「閃転スキルを発動させてもその価値が殆どない」という状態になる可能性がある。
    このような一見矛盾する2つの可能性が起こる理由については、
    詳しくは同スキルの記事を参照していただきたい。
  • ちなみに、メインシリーズのレギオス武器は「回避すると斬れ味が回復する」効果があるが、
    これを意識したのかは不明だが、この効果と類似の効果を持つ巧流スキルが、
    剣士用の頭と腰の2部位に付与されている。

レギオスネコシリーズ

  • セルレギオスの端材から作られたオトモ用の装備。
    MH4G時点では上位版のレギオスSネコシリーズのみだったが、MHXで下位の無印や獰猛化版などが登場した。
  • 金色に輝く西洋の甲冑のようなデザインのオトモ用装備。
    アクセントとして肩の辺りに怒り状態のセルレギオスのように逆立った刃鱗の装飾がみられる。
    背中は松ぼっくりそのもの。
    古より伝わる金色の軍隊が装備していた代物とされ、使用者に勝利を約束すると語られている。
    しかし伝説は伝説、流石にこれを着込んだだけで常勝不敗になれるはずは無く、
    過度の攻撃を受ければ他の装備と同様に撤退を余儀なくされるのは変わらない。
  • 武器は「レギオスSネコシクリ」。銘の由来はラテン語で「斧」を表す「securis」と思われる。
    オトモの武器に斧型のものは少ないが、その中でもとりわけ本格的なバトルアックス型の武器である。
    なお、ハンターの武器のように独特な特性が付加されているわけではなく、ごく普通のオトモ武器である。
    端材では特性を引き出しきれないのか、
    それともそもそも斬れ味を気にする必要が無いから取り払ったのか…。
    • 刃鱗飛ばし攻撃を意識したのか、Xシリーズではブーメラン特化のステータスになっている。
      斬れ味は残念ながら他と比べて特別秀でるわけではない(匠要らずの最高斬れ味ではない)。
      下位・G級版は会心無し、上位版(獰猛化端材版を含まない)にのみプラス会心率があるという
      実に妙な特徴を持つ。
      獰猛化端材版ではどういうわけか妙に高めの防御ボーナスがつく。
  • 下位の胴パーツに限り、性能がレックスネコの下位互換と化している。
    まぁ下位互換と言っても氷耐性が1低いだけなのだが。
  • 防具の着彩設定にも対応。
    兜の左右ベルトがカラー変更の適用範囲となっている。
    正直あまり変化が目立たないが。
  • アイルー村DXではこのレギオス装備を着たアイルー、「レギオス」が登場。
    性格は(アイルー村の基準で言えば)普通だが、語尾になぜかオスが付く。
    勇ましげな見た目の通り、職業はハンター。序盤でも仲間になるので即戦力になる。
    ただし村の仲間たちのページを見ると、「すばらしい装備をもっているが実力はない」らしい。
    • 仲良し度を上げる事でもちろん彼の持っている装備をもらう事ができるが、
      G級昇格以降も上げ続ける事でもらえる「レギオスメイルG」は毒々しい紫色
      「極限まで鍛え上げた」という説明文といい、
      4Gをプレイしたハンターにとっては嫌でもアレを思い浮かべてしまうだろう。
  • MHR:Sでは体験版でのオトモアイルーがレギオスXネコシリーズを装備している。

関連項目

モンスター/セルレギオス
武器/レギオス武器


*1 実力によるカバー手段としては「幕無」や「獅子奮迅」スキルの存在が挙げられる。