防具/雅孔・雅穿シリーズ

Last-modified: 2024-01-26 (金) 21:12:14

MHF-Gに登場する古龍、雅翁龍イナガミの防具。
剣士用が雅孔(がこう)、ガンナー用が雅穿(がせん)シリーズとなっている。
ここでは同モンスターのG級防具「雅深(がしん)・雅淵(がえん)」シリーズについても取り上げる。

目次

概要

  • MHF-G5のパッケージを飾った新モンスターである雅翁龍イナガミの素材から作られる防具。
    雅翁龍イナガミの黄土色や紅色の優雅な鬣、体色である黒をあしらった東洋風の華やかな防具である。
    全体的に黄土色(金色)の配色が目立つため、イナガミ自体よりも煌びやかに見える。
    同アップデートでは文字通り黄金金塵龍ガルバダオラの装備、ガルバシリーズが追加されたが、
    そちらよりかは幾分落ち着いた配色にはなっている。
  • デザインモチーフは「公家」(男性)と「かぐや姫」(女性)とのこと。
    特に後者はイナガミが竹林を象徴する古龍であることも影響しているのだろう。
  • イナガミは剛種とG級の個体が存在するが、
    剛種個体からは「剛種防具」の当シリーズ、G級個体からは「G級防具」の
    「雅深・雅淵」シリーズを生産することができる。
  • 両シリーズ、及び剣士・ガンナーに共通する点として、
    耐性値が「火-4、水+3、雷-2、龍-2、氷+3」になっている事が挙げられる。
    一式だと火属性に致命的に弱くなってしまうため注意が必要である(特にG級剣士装備)。
  • イナガミは睡眠属性を活用しながら自身は睡眠の状態異常にかからないモンスターであるが、
    イナガミの防具には睡眠無効スキルは付いていない。
    強化によって睡眠無効が含まれた「耐状態異常」が発現する部位があるので、
    それを用いて睡眠無効とすることはできる。

雅孔・雅穿シリーズ(剛種防具)

  • 剛種イナガミを討伐することで入手できる、雅翁龍討伐の証とイナガミ素材などを用いて作成できる。
    剛種防具は天嵐防具、覇種防具、G級覇種防具、烈種防具、
    そして一部のシリーズは始種防具と強化していけるが、
    雅孔・雅穿シリーズは最終段階の始種防具まで強化することができる。
  • 剣士は一式で「ガード性能+2」「剣術+2」「見切り+2」が発動する。
    風圧や聴覚保護、そして匠を持つ部位が一切ないため別パーツや装飾品での補填が不可欠だが、
    全体的にはランスやガンランスに向いた構成になっていると言えるか。
    他のスキルは頭から順に「斬れ味」「食事」「攻撃」「いたわり」「審判」となっており、
    部位数を調整すれば他の武器種でも十分実用的。
    上述したように一式だと耐性面が厳しいのと、剛種系統防具の強化難度の高さ、
    そしてスロットが最大でも2しか空かないことから、基本的にはパーツ運用が前提となってくるだろう。
  • ガンナーは一式で「反動軽減+2」「狙い撃ち」「見切り+1」が発動する。
    意外にもコテコテのボウガン向けスキルが揃っているといえるか。
    装填数が8Pになっているので「装填数UP」も難しくはないだろう。
    ただしこちらも一式での運用は耐性面と強化難度、スロット数の面で厳しい。
  • 天嵐防具の雅孔F・雅穿Fシリーズはスキル値の微増とLv7でスロット数が3に開放される程度だが、
    天嵐防具としての武器強化効果が大きいものとなっている。
    詳しくは当該項目を参照のこと。

雅孔FX・雅穿FXシリーズ(覇種防具)

  • 冥雷竜ドラギュロスの覇種を退けることで強化可能となる「覇種防具」に位置づけられるシリーズ。
  • スロット数は全て3で、このシリーズから5個目のスキルが開放される。
    [剣士]
    • 頭部位:達人+4 剣術+4 ガード性能+5 斬れ味+5 耐状態異常+5
    • 胴部位:達人+4 剣術+4 ガード性能+5 食事+5 広域+5
    • 腕部位:達人+4 剣術+4 ガード性能+5 攻撃+5 スタミナ+5
    • 腰部位:達人+4 剣術+4 ガード性能+5 いたわり+5 匠+3
    • 脚部位:達人+4 剣術+4 ガード性能+5 審判+6 匠+3
    [ガンナー]
    • 頭部位:達人+4 貫通弾追加+5 反動+5 精密射撃+5 食事+5
    • 胴部位:達人+4 攻撃+5 反動+5 精密射撃+5 回復速度+5
    • 腕部位:達人+4 審判+6 反動+5 精密射撃+5 回避性能+5
    • 腰部位:達人+4 装填数+5 反動+5 精密射撃+5 耐状態異常+5
    • 脚部位:回避性能+5 装填数+5 反動+5 精密射撃+5 攻撃+5
  • 剣士はやはり脚と腰の「匠+3」がポイントだろう。
    弱点の一つであった、斬れ味レベル+1の発動難度がこれでかなり緩和されることになった。
    覇種防具はスキルを一段階UPさせるスキルアップグレード効果が5部位(4部位以上)
    あれば無条件に機能するため、龍風圧無効や超高級耳栓も以前よりは発動させやすくなっている。
    ただし耐性値は変わっていないのと、
    スキルアップグレード対象であるガード性能や剣術が無駄になってしまうのでやはりパーツ単位運用か。
  • ガンナーは一式で反動軽減+2、狙い撃ち、見切り+2、攻撃力UP【小】、回避性能+1、装填数UPと、
    ボウガンでほしいスキルが大体揃ってしまう。
    ランクアップで反動軽減は+3、回避性能+2になるので、後は聴覚保護と残りの攻撃、
    弾強化スキルなどを補うことで耐性さえ気をつければ十分実用に足る性能を引き出せるだろう。
    無論パーツ単位で使っても強力である。特に脚が強力と言えるか。
  • G級ではG級覇種防具雅孔G・雅穿Gシリーズに強化できるが、スキル値が若干上がった程度となっている。

雅孔GF・雅穿GFシリーズ(烈種防具)

  • 上述したガルバダオラの烈種素材を用いることで強化可能となる、
    烈種防具」に位置づけられるシリーズ。
    烈種防具はスキルアップグレード効果が1部位から常時発揮される。
  • 烈種防具は主に既存スキルのスキル値大幅強化、及び素材元烈種モンスターを象徴する
    「希少スキル(烈種スキルとも)」が一部の部位で発現するのだが、
    雅孔GF・雅穿GFシリーズの特徴として、素材元烈種モンスター以外の希少スキルも発現する事が挙げられる。
  • 発現スキルについては以下の通り。
    [剣士]
    • 頭部位:達人+7 剣術+5 ガード性能+6 斬れ味+6 支援+5
    • 胴部位:達人+7 剣術+5 ガード性能+6 食事+5 広域+8
    • 腕部位:達人+7 剣術+5 ガード性能+6 適応撃+5 支援+5
    • 腰部位:達人+7 剣術+5 ガード性能+6 いたわり+6 匠+5
    • 脚部位:達人+7 剣術+5 ガード性能+6 絶対防御+7 匠+5
    [ガンナー]
    • 頭部位:達人+7 貫通弾追加+6 反動+6 精密射撃+6 食事+5
    • 胴部位:達人+7 適応撃+5 反動+6 精密射撃+6 支援+5
    • 腕部位:達人+7 絶対防御+7 反動+6 精密射撃+6 回避性能+6
    • 腰部位:達人+7 装填数+6 反動+6 精密射撃+6 支援+5
    • 脚部位:回避性能+6 装填数+6 反動+6 精密射撃+6 支援+5
  • 太字のスキルが俗に言う「希少スキル」であり、ガルバダオラを象徴しているのは「支援」スキルである。
    だが雅孔GF・雅穿GFは別の烈種の希少スキルである「適応撃」と「絶対防御」を有している部位がある。
    剣士腕、ガンナー腰部位に至っては支援と適応撃が同時に発動しているから驚きである。
    MHF-G8以降烈種防具での希少スキルの法則性はやや崩れてきているものの、*1
    ただし、強化途中に烈種輝界竜と剛種雷轟竜素材が要求されるため、
    一応統合性は取れていることになる。
  • 他のスキルに目を向けると、匠のSPが5になったことで、
    剣士は脚と腰だけで「斬れ味レベル+1、見切り+2、ガード性能+2、剣術+2」が発動してしまう。
    G級における匠スキルは別のスキルへの置き換えが進んでいるが、
    それらの装備を用意出来るようになるまでの繋ぎとしては十分だろう。
  • また剣士脚、ガンナー腕にはMHF-G8現在でも屈指の人気を誇る「絶対防御」スキルもある。
    ただし烈種防具で発現する当スキルは大半が8Pであるのに対し、
    こちらは剛種雷轟竜素材であったためか7Pしかない。
    そのため他の部位との組合せに支障が出る可能性があり、
    更に20P発動に対して奇数であるため組み合わせによってはギリギリ届かないなんてことも。
    無論、雅孔GF・雅穿GF単独では発動にもっていくことすら難しい。
  • 強化素材は主に烈種ガルバダオラのものなのだが、Lv7ではイナガミのG級HC素材も1個必要となる。

雅孔GX・雅穿GXシリーズ(始種防具)

  • MHF-G8下の2015年9月9日より強化が解禁された、始種防具
    同日に狩猟解禁されるヤマクライの素材を使用して強化する。
  • 始種防具は天嵐系武器の強化能力が大きく向上しているほか、
    ガンナーの始種防具は全ての武器にてクリティカル距離補正ダメージが強化される、
    という強力な効果を有している。
  • また、スキルもG級スキルが中心の強力な構成に変更されるのも特徴的である。
    発現スキルについては以下の通り。
    [剣士]
    • 頭部位:達人+7 剣術+6 ガード性能+6 斬れ味+6 支援+6
    • 胴部位:達人+7 痛撃+5 ガード性能+6 食事+5 剣神+5
    • 腕部位:達人+7 剣術+6 ガード性能+6 適応撃+6 支援+6
    • 腰部位:達人+7 剣術+6 ガード性能+6 いたわり+10 刀匠+4
    • 脚部位:達人+7 剣神+5 ガード性能+6 絶対防御+8 一閃+4
    [ガンナー]
    • 頭部位:達人+7 射手+5 反動+6 扇射+4 食事+6
    • 胴部位:達人+7 適応撃+6 反動+6 扇射+4 支援+6
    • 腕部位:達人+7 絶対防御+8 反動+6 扇射+4 回避性能+6
    • 腰部位:達人+7 装着+5 反動+6 扇射+4 支援+6
    • 脚部位:回避性能+6 装着+5 反動+6 扇射+4 支援+6
  • 実際のところG級スキルの付与具合は他の始種防具に比べると決して多くはない。
    また剣士では剣神と剣術が被ってしまうため一式運用は完全に適さなくなった。
    だがこの防具はG級防具では貴重な達人やガード性能のポイントが、
    烈種防具時代からそのまま引き継がれているためパーツ単位で見れば非常に使いやすくなっている。
    また、絶対防御のスキル値も8に強化されている。
    現状8Pの値がある始種防具はこれとオディバGXシリーズのみであるため、
    その意義は非常に大きいものとなっている。
  • G9現在屈指の人気を誇るのは剣士の脚部位。
    絶対防御・達人・一閃・剣神のSPを持つ脚部位は、
    G9現在これとアニバーサリー2015の特典防具であるディナトGPグリーヴのみであり、
    単純なこの4スキルのスキルポイントで見ると課金防具であるディナトGPグリーヴを完全に上回っている
    そのため、剣神スキルを用いる装備においては武器種を問わず愛用されており、
    現状ではオディバGXグリーヴ以上に勢いがある装備であると言える。
    また絶対防御+8を持つ現状唯一の腕部位である、ガンナーの腕部位もよく用いられている。
  • なお始種防具でG級スキルが解禁されたものの、後述の「巧流」スキルを有する部位はない。

雅深G・雅淵Gシリーズ(G級防具)

  • 雅孔・雅穿シリーズと同時に実装されたG級防具
    こちらはG級のイナガミ素材を用いてGシリーズから直接生産し、GF→GXシリーズと強化可能。
    G級防具は上述した烈種防具や始種防具とは全く異なる特殊効果を有する。
    詳しくは上記リンクを参照のこと。
  • 剣士防具である雅深GシリーズはG5で登場した新たなスキルである「巧流」を備える。
    攻撃を回避すると斬れ味を回復する、というもので、
    双剣やガンランスなど斬れ味消耗の激しい武器種と相性がよい。
  • 最終段階の雅深GXシリーズの性能は以下の通り。
    [剣士]
    • 頭部位:巧流+4 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 適応撃+3 スロット3
    • 胴部位:巧流+4 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 鼓舞+5 スロット3
    • 腕部位:巧流+4 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 痛撃+5 スロット3
    • 腰部位:巧流+4 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 怒+4 スロット3
    • 脚部位:巧流+4 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 薬草学+5 スロット3
    • 一式時防御力:1982
    [ガンナー]
    • 頭部位:薬草学+5 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 絶対防御+5 スロット3
    • 胴部位:薬草学+5 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 痛撃+5 スロット3
    • 腕部位:薬草学+5 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 調合師+5 スロット3
    • 腰部位:薬草学+5 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 扇射+3 スロット3
    • 脚部位:薬草学+5 一閃+3 達人+7 三界の護り+4 弾丸節約術+4 スロット3
    • 一式時防御力:1686
  • 今でこそよくある「一閃」型の装備であると言えるのだが、
    この防具が登場した当時は界隈に衝撃が走ることになった。
    何故ならMHF-GGまで、防具スロットが全て3空いていて上記のようなスキル水準を有していたG級防具は、
    高難度のイベント防具で極僅かに存在する程度で、モンスター素材装備に至っては皆無だったからである。
    • 当時は安定したスキル水準とスロット数を持つG級狩護防具の存在によって、
      G級防具は「防具として使う意味は(一部除いて)無い」と断じる人が非常に多かった。
      だがこの装備は「防具としてのG級防具」に再び焦点が当てられるに十分な性能を有していたと言える。
      このスキル・スロット傾向は後のほぼ全てのG級防具に引き継がれることになり、
      直後に追加されたヴァイスGXシリーズと共に、G級防具の復権という意味で大きな役割を果たすことになった。
  • ちなみに剣士装備の方は、装飾品を工夫すれば現在でも一線級の性能を有しているといえる。
    スキル配分上一式でも隙の小さい装備ではあるが、耐性には注意。
  • Lv7で装飾品に精錬することができるが、剣士はGFシリーズ以降巧流+3を全ての部位から生成することができる。
    また剣士頭の適応撃、ガンナー頭の絶対防御も精錬で残るので、こちらも人気である。

余談

  • 女性装備の脚部位は、いわゆる生足が眩しい部位としてそっち方面でも一定の需要がある。
    だが靴のサイズの関係なのか、膝の位置が通常の脚防具よりも下がっていると言われることがある。
    もちろん歩行時にそれが原因でポリゴンが崩れたりするわけではないのだが、
    生足が出る他の脚防具と比較すると分かりやすい。

関連項目

モンスター/イナガミ


*1 G7のハルドシリーズまでは保っており、グレアシリーズについては大本が始種であるため例外