板垣恵介氏の漫画「範馬刃牙」とのコラボ装備の一つ。
主人公範馬刃牙の父親・範馬勇次郎のなりきり防具。
「地上最強の生物」「オーガ(鬼)」「巨凶」など数々の称号を持つ。
目次
概要
- 装備することで、男女を問わず範馬勇次郎になりきることが出来る。
しかし顔は変わらないので、「範馬勇次郎のコスプレをしたハンター」といったところ。
頭装備は勇次郎の髪形を模した鬘の様になっており、
胴装備の背中には筋肉で形成された鬼の貌がしっかりと浮かんでいる。
背中に武器を担ぐ事が大半のため普段はあまり見えないのが残念である
- 頭・胴・脚のみから成る防具で、腕と腰のパーツは存在しない。
剣士用は頭:「逆巻く怒髪」、胴:「地上最強の胴着」、脚:「地上最強の袴」となっているのに対し、
ガンナー用は頭:「威圧の逆髪」、胴:「地上最強の胴衣」、脚:「地上最強の下衣」となっている。
性能
MH4
- 発動スキルは挑戦者+1と挑発のみ。さらに頭には怒+2
胴と脚に底力のスキルポイントが計+5ポイントある。
ただしスロットは一切空いておらず、最終強化時の防御力が各パーツで見ても
剣士99、ガンナー57と下位防具と同程度である。
- 上記の通りスキル構成はいまいちではあるが、耐性に関してはバランスブレイカー並の性能である。
なんと各部位の全ての耐性が、剣士は+6、ガンナーは+7となっている。
つまり3部位で剣士は+18、ガンナーは+21と破格の耐性値となる。
このため属性攻撃によるダメージを大幅にカット出来る他、
剣士は各種属性やられ【小】を、ガンナーは属性やられ【大】を無効化できる。- この性質は、ふらっとハンターにおいてこの防具が文字通り最強であることを示している。
ふらっとハンターにおけるクエスト成功率は、防具の場合はレア度と耐性によって決定される。
この防具はMH4で最高となるレア7であり、かつ全ての耐性が最強となるのである。
- この性質は、ふらっとハンターにおいてこの防具が文字通り最強であることを示している。
- 最大の欠点は他の装備との親和性が悪いことか。
空いている腕・腰装備を追加しようとしても、その見た目から三眼シリーズや勇者シリーズ、
ベルト状の腰装備くらいしか合うものがない。
勇者シリーズはスキル的に合わないが、三眼のスロットとお守りを使うことで、
挑戦者を+2にしたり、火事場力を追加したりする程度なら可能である。
また、腰に坊屋ベルト(ガンナーなら坊屋バックル)を組み込むことで、
見た目を保ちつつ攻撃スキルでさらに攻撃力を底上げすることもできる。
MHX
- 発動スキルは挑戦者+1から力の解放+1に変更され、
怒や底力のSPが消えた代わりにお肉大好きが発動するようになった。
もちろん挑発はそのままなので、敵を惹き付ける力は健在である。
また、一部位辺りの防御力が最大強化時に剣士が132、ガンナーが66とレア度7の上位防具相応になっている。
代わりに耐性が弱体化を食らい、全属性の耐性が剣士+4、ガンナーが+5になってしまった。
もっとも、ふらっとハンターは耐性+15で補正が最大となるのでとくに問題はないが。 - なんと、剣士が脚装備にスロットが1つ、ガンナーで頭と脚に1つずつで合計2つついた。
スロットをすべて没収されてしまった息子の装備一式とは逆になっている。
- 挑戦者から力の解放に変更されてしまった理由は恐らく、勇次郎の名言
「闘争とは力の解放だ 力みなくして解放のカタルシスはありえねぇ…」からだろう。- 原作では勇次郎は「自分以外は全て弱者・餌」と断言する程であり、
他人を自分より格上と見なして「挑戦」する事が無い人物なので、挑戦者スキルが外されたのも当然。
- 原作では勇次郎は「自分以外は全て弱者・餌」と断言する程であり、
- スキルにお肉大好きが追加されているのは、勇次郎の食事シーンによるものか。
今作のコラボクエの元となった超規格外サイズの象を倒した後、バッファローを殴り殺してこんがり肉にし、
息子との朝食の席では日本食が並ぶちゃぶ台の真ん中にワインとステーキ。
これに限らず、刃牙では登場人物が肉を食べるシーンがやたらと多い。刃牙は飯漫画と呼ばれる所以である。
強くなりたくば喰らえ!
余談
- 下記の範馬刃牙コラボ武器は気の毒過ぎてとてもツッコめねェ性能であったため、
この防具も大したことがないのではないかとの声も多かった。
蓋を開けてみれば、防御力とスロットは残念なものの、闘魂と底力を両立し耐性が高いと
バキコラボとしては、初めていい意味でプレイヤーの期待を裏切る性能であった。
武器が超優秀であったために酷評された訓練兵団シリーズと比較すれば、
ある意味優遇されたコラボ装備かもしれない。
- ちなみにシンボルカラーの変更で全体の色を変更可能。
胴や脚の装備は見た目自体はそこまで特徴的ではないので、
色を変えると元がなんだかわからなくなってしまう。
頭を黄色、胴・脚をオレンジにするとドラゴンボールの超サイヤ人孫悟空に、
胴を白にして頭を三眼、身だしなみで短髪・髪を緑にして海賊狩りの魂を腰に差せば
ONE PIECEのロロノア・ゾロ(初期)になりきる事も可能。
両者とも背中に鬼くらい浮かんでても不思議でもないし
- 原作では素手での喧嘩を信条とするヤクザ以外の格闘者も
死刑囚や解説もできる柔術家などの一部を除き武器を使うのは稀なため
たとえ対応するコラボ武器であっても武器を担いで戦うのは違和感を持つ原作ファンは多いだろう。
勇次郎になりきって素手での戦いをしたいなら、腕にはめて殴るかのように戦うマガラ双剣、
あるいは文字通り双拳でぶん殴るギガントピストルなどを使うと気分が出るだろう。- ただし前者はともかく後者を担ぐと、抜刀時はともかく納刀時は
麦わら帽子を背負った鬼という公式のパロ漫画や
同じ掲載誌のギャグ漫画のバキパロ回のような光景を拝む事になる…
- ただし前者はともかく後者を担ぐと、抜刀時はともかく納刀時は
- そして本当に素手で戦えることになるとは誰が思っただろうか。
詳しくは、こちらをチェックしてもらいたい。
こちらの武器もG級佳境に進んだハンターからすれば物足りない性能ではあるものの、
G★1やG★2あたりを攻略段階のハンターの目で見れば、十分つなぎとして採用できる性能な点も大きい。
地上最強シリーズが如何に優遇されているかを言葉なく語っていると言えよう。
自身の子の拳を親が扱うというトンデモなく訳のわからない状況だが、
原作第三部での親子喧嘩の最中の回想で勇次郎が物心ついた息子・刃牙に握り拳から教えていた事を考えると、
原作読者にしてみれば感慨深いかもしれない。ただその頃には既に色々アレな描写が多くネタ漫画呼ばわりされてたが
いずれにしろ突っ込んだら負けである。楽しめればそれで良いのだから。
- ちなみに勇次郎が背中の鬼を披露する際は大抵上着は破けており、
服自体はそこまで丈夫ではないと思われるため、本作における防御力の低さはこれが原因なのかもしれない。
上述の通り背中には鬼が浮かんでいるが、胴装備は光沢が少しあるため半裸風にすることは出来ない。
やはり女装備で問題があるからだろうか?
- 勇次郎になりきる、という意味では3DS版のぽかぽかアイルー村DXでも
「範馬勇次郎の服」というマイアイルー用の服がコラボクエストにて入手が可能。
その実態だが…なんと範馬勇次郎の表情を模したお面に彼の筋肉の形の線が描かれた服というもの。
宴会グッズとして存在する肌色の服に筋肉っぽい線が描かれたシャツを想像してもらえばわかりやすいか。
当然ながら色々デフォルメされているアイルー村の世界観からは異様に浮きまくっており、
本作では間違いなく地上最強のネタコスチュームといえるだろう。
関連項目
クエスト/範馬刃牙シリーズ
武器/鬼ノ貌 - 範馬刃牙コラボハンマー
武器/仁剣【侠客立ち】 - 同じくコラボ大剣
武器/範馬刃牙流格闘術 - 同じくコラボ双剣
防具/王者・強者シリーズ - 同じくコラボ防具
アイテム/ドスヘラクレス - モンハンの世界で最強と言われている生物
ゲーム用語/コラボレーション