防具/天廊防具

Last-modified: 2023-11-01 (水) 22:26:24

MHFの特殊防具カテゴリの1つ。
同作の定期開催イベント「天廊遠征録」で作成・強化が可能。
天廊遠征録自体はMHF-G6下の2014年12月に初開催されたが、
天廊防具はそれより約5ヶ月後の2015年5月20日より登場した。

概要

  • 天廊遠征録における調査によって発見された「古文書」を元に生産される防具。
  • 天廊防具はMHFにおける通常の防具と同じように強化を重ねることで性能が向上していき、
    最終的にはGXシリーズとなり、各種G級スキルも発現する。
    ただしGXの名を冠するものの、この時点ではG級防具始種防具の機能は一切有していない
    このため、最大強化時の装飾品精錬機能も存在していない。
    • ちなみにGシリーズ以降も既存防具と同じ扱いとなっており、GXシリーズでもGR1の防具として定義される。
      そのためG級防御適正レベル補正が追加で加わることになり、
      加わった後の数値が実際の防御力と捉えてもらって問題ない。
      また、それとの兼ね合いのためG級、始種防具GXシリーズと比べて防御力が低く設定されている他、
      強化も最初から最後まで普通の「ゼニー」を使う。
  • 天廊防具の特徴として、防具の装飾品スロットのほかに
    特別装飾」という専用スロットを有していることが挙げられる。
    この特別装飾というスロットに、「天刻印」という専用装飾品を装着することで、
    G級防具や始種防具、(G級)狩護防具特殊効果の一部を発現できるようになっている。
    つまり天廊武器ほど細かいものではないが、カスタマイズ性のある特殊防具と言っても過言ではない。
    • 上記3防具はいずれもG10までのMHFの最高峰防具として定義されているものであるが、
      同じく特殊防具に位置づけられる秘伝防具については、
      あくまで「秘伝スキルが付随していることが最大の特徴である防具」に過ぎないため、
      天刻印で秘伝スキルを発現させることはできない。
      もちろん、防具のスロットもちゃんと用意されているので、
      そこに秘伝防具の精錬装飾品を投入することで秘伝スキルの発現は可能である。
  • 生産は上述したように古文書を使うことで可能となるが、この書物は踏破報酬及び宝箱報酬で入手が可能。
    ただしワンスシリーズとケイスシリーズの生産に使う「蒼枯の古文書」と「東雲の古文書」については、
    天廊2区の宝箱報酬、及びパートニャー持ち帰り報酬以外で入手することはできない。
    いずれも入手確率はかなり高く、1回の開催で剣士ガンナーフルセットを作成するのも現実的に不可能ではない。
  • 強化については天廊武器同様、遠征録内で入手できる「宝玉」を用いる。
    天廊武器の属性強化に使う「閃きの宝玉」がメインで、使用頻度の高い「勇ましき宝玉」「加護の宝玉」は少なめ。
    1部位トータルの宝玉使用数は武器1個を最大コストにするよりは少なくなる傾向にある。
    • なお天廊防具自体はHR1から生産可能だが、防具の段階毎にメモや秘伝の証など、
      一定HR/GRでないと入手できない素材を少量要求される。
      ただし極限征伐戦で入手できる素材とHC素材は一切必要ない。
  • 天廊防具は上述したように通常の装飾品スロット、及びスキルも存在している。
    その為バリエーションは複数検討されているとのこと。
  • 天廊防具の実装からそれなりに時間は経っているが、
    現状では天廊防具を主力として組み込んでいるプレイヤーは非常に少ない。
    これは同じ強化素材を使う天廊武器の人気が非常に高く、故に防具にまで手が回らない人が多い*1ということと、
    天廊防具自体他の防具(G級防具や始種防具など)と比較して突出した特性を有さないことが挙げられる。
    防具自体に希少スキルやレアリティの高いスキルを持つ部位が無いのもネックとなっている他、
    当初は天刻印(太古の希石)の入手が非常に難しかったのも一因であろう。
    • なお天廊防具の他防具との差別化としては、
      「始種武器の倍率強化とG級防具効果の両立」と、
      「最終的にG級狩護防具を上回る防御力を持ちつつダメージ軽減効果を持つG級防具」の2つが挙げられている。
      その為ニッチではあるが、他の防具種に比べ特筆性がまるでないという訳ではない。

天刻印

  • 天刻印は宝箱報酬などで入手できる「太古の希石」という素材を用いて生産する。
    この辺りは天廊武器の天封印と同じだが、天封印と違い太古の希石にはいくつか種類がある。
    また、天刻印の生産には太古の希石以外にも若干の素材が必要となっており、
    例えば狩護防具の効果を持つ天刻印は秘伝書習得以降(HR5~)に入手できる「秘伝の証」が必要であり、
    G級防具の効果を持つ天刻印はG級モンスターから入手できる「絶玉」が必要。
    • また、防具自体もHS段階にならないと特殊装飾スロットは開かない。
      従って、秘伝書を取得していないハンターは物理的にも天廊防具に特殊効果を搭載することができない。
      G級防具や始種防具の主たる効果が発現可能になる特殊装飾スロット2はGシリーズ以降に解禁され、
      Gシリーズの強化には非G級ハンターが宅配サービスなどで受け取れないG級素材を用いるため、
      G級防具の効果を先んじて発現させることはできなくなっている。
  • 天封印で発現できる特殊効果はSP防具を除く全てのMHF特殊防具の効果であり、
    細分化されて1つ1つの天刻印に備わっている。
    具体的には以下の通り。
    • G級防具としての特性を付与する(精錬以外)
    • 始種防具の効果を細分化したもの(1つ1つが別々の天刻印になっている)
      • 体力条件なしのスキルアップグレード効果
      • 特定条件における斬れ味ゲージ1ランクアップ
      • ガンナーのクリティカル距離ダメージ強化
      • 弓の特殊ビン強化
      • 特定条件における攻撃力の強化
      • 特定条件における属性、状態異常値の強化
    • 狩護防具の効果を細分化したもの(同上)
      • 特定条件における体力の自動回復
      • 特定条件における被ダメージの軽減効果
      • 特定条件における防御力の強化
  • 上述した効果については、それぞれの特殊防具のものと全く同じである。
    またこの効果は純正のG級、始種、狩護防具と混在させても該当の防具1部位分として扱われる。
  • 天刻印は上述した「特別装飾」と呼ばれるスロットにはめ込むことで効果を発揮するのだが、
    天刻印(特殊効果)によって必要なスロット数は異なる
    上述した効果の内赤色の効果は、それだけで1部位の全スロットを消費してしまう。
    そのため、全部位でG級防具の特性を持ちながら始種防具の全効果を発揮…
    といった凶悪な万能性を持たせることはできない。
    • ちなみに始種防具のメイン効果である、
      スキルアップグレードと斬れ味1ランクアップ(または遠距離武器の強化)は実現に3スロットずつ使うため、
      スキルアップグレードや斬れ味ランクアップ効果と、
      全部位G級防具の効果であるスキル枠+2効果は両立させることができない。
    • スキルアップグレード、斬れ味1ランクアップといった1部位あればいい始種防具効果に関しては、
      可能であれば天廊防具+天刻印を使うよりは始種防具そのものを組み込んだ方がよい。
      スキル構成上どうしても始種防具では無理、という場合に使うべきだろう。
    • また、同じ天刻印を複数装着することは出来ない。
      例えば「始種効果の攻撃力UPを1部位に3つ装着し、
      その天廊防具1部位で始種防具3部位分の攻撃力UP効果を持たせる」ということは出来ない。
  • このため、既存防具や追加されたばかりの始種防具が無意味なものになるという性質のものではなく、
    それらに不足している要素を補うなどの拡張性に富んだ存在であると考えておけばよいだろう。
    特に同じ日に実装された始種防具の特性全てを天廊防具1部位で発現するのは不可能であり、
    使い分けが可能なように調整されていることがうかがえる。
    ちなみにG級狩護防具はいわゆる「課金防具」と呼ばれる装備に限定されていたが、
    天廊防具を用いることでG級防具+被ダメージ軽減効果の両立は可能となった。
    ただしG級防具+全ての狩護防具効果、ということは不可能である。
  • なお始種防具の効果の内、剛種・天嵐・覇種武器のレア度の緩和効果に該当する天刻印は無い。
  • 天刻印はノーコストで「消去」することが可能となっている。
    ただし消去した場合天刻印は戻ってこない。
    この辺りは天廊武器と同じなので、セットする印は慎重に決めたほうが良いだろう。
  • 太古の希石の内、G級防具と始種防具効果のものについては、
    当初は番人討伐時のパートニャー持ち帰り報酬ぐらいでしか入手することができず、
    非常に入手困難な代物であった。
    現在では日替わり報酬(TRP20000を獲得せよ!など)で入手できる他、二区では宝箱報酬でもそこそこ出現する。
    二区番人を討伐できるなら、剥ぎ取りからも入手が可能。
    ただし斬れ味グレードアップとスキルアップグレードの石は現在でも非常に出にくい*2

防具の一覧

  • MHF-G10現在では、「ランヴォシリーズ」「ニュイシリーズ」「ワンスシリーズ」「ケイスシリーズ」が存在する。
    MHF-Zでは新たに「リュミエシリーズ」が追加された。
ランヴォシリーズ
天廊防具第1弾として実装された防具。「清雅の古文書」で生産できる。
上述したようにGXシリーズまで強化が可能。
スキルは三界の護りなど近年のG級防具やG級狩護防具と比較して何ら遜色のないものとなっている。
防具スロットもG級防具同様最大15スロット空き、特別装飾も15スロット空くので拡張性は申し分ない。
ちなみに頭防具はファントムマスクのような顔半分を覆うものとなっている。
ニュイシリーズ
天廊防具第2弾で、ランヴォシリーズの色違い。「荒涼の古文書」で生産可能。
黒と赤のシックなカラーリングが特徴的。
ランヴォシリーズ同様GXシリーズまで強化でき、スキルは炎寵刀匠扇射など、
人気のスキルが揃っている。
また、ガンナーの胴部位には速射が備わっている。
ワンスシリーズ
G8で追加された天廊防具第3弾。「蒼枯の古文書」で生産可能。
ランヴォ・ニュイシリーズと異なり、衣服系のデザインになっているのが特徴的だが、
細部に、天廊防具の特徴の1つとも言える発光部分も兼ねた無機質パーツが見受けられる。
一閃や痛撃などの攻撃的なスキルが特徴。
上でも少し触れたが古文書は二区の宝箱報酬などで入手できる。
ケイスシリーズ
G9.1にて追加された天廊防具第4弾。「東雲の古文書」で生産可能。
ワンスシリーズの色違いで、ニュイシリーズ同様の黒と赤のカラーリングとなっている。
全部位に一閃、達人、剣神(剣士)/穏射(ガンナー)、回避性能(剣士)/装填(ガンナー)のスキルポイントを備える。
こちらもワンスシリーズ同様、古文書は二区の宝箱報酬などで入手できる。
リュミエシリーズ
MHF-Zで追加された天廊防具第5弾。「紅雪の古文書」で生産可能。
こちらもワンスシリーズの色違いで、紅と白のカラーリング。
全部位に剛撃と炎寵のスキルポイントを有し、吸血や怒、巧流など、
近年有効性が再び認識されるようになってきたスキルポイントが付与されている。
ワンスシリーズ同様、古文書は二区の宝箱報酬などで入手できる。
  • なお天廊では「ライオスシリーズ」「ボニトシリーズ」「メイリダシリーズ」「ロドクルシリーズ」
    「ミニオムシリーズ」「ハリメノシリーズ」という防具の素材も入手できる。
    ただしこれらは天刻印をセットできる天廊防具カテゴリには属しておらず、普通の(G級)防具である。

関連項目

システム/天廊遠征録
フィールド/天廊
武器/天廊武器
防具/G級防具
防具/剛種防具 - 始種防具について記載
防具/HC防具 - 狩護防具について記載


*1 上述したように勇ましき宝玉の必要数は武器の半分以下なのだが、言い換えれば半分近くは勇ましき宝玉を使ってしまうということである
*2 G10現在、これを天廊防具に付けるメリットはほぼないとされており、さほど問題にはなっていない。