BGM/トラベルナ

Last-modified: 2024-02-27 (火) 20:30:09
この広い世界と生命(セモレエト テラ ラヴィルエ) 広がる大地を(ラトエラ デュラティレ)
駆け抜けて行く(コリラトラベレ) 永遠の願いを秘めて(レディラ セレクタ ティレネ)──

目次

概要

使用作品
MHX、MHXX
収録
モンスターハンタークロス オリジナル・サウンドトラック
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
モンスターハンターダブルクロス ミラクル☆ミルクティ
  • モンスターハンタークロスのエンディング曲。
    MHXにおける実質的なメインテーマと言える曲であり、過去作のメインテーマのご多聞に漏れず、 といった様々な曲で共通するフレーズが使用されている。
    なお、上記の曲(トラベルナ含む)の中では、「風と草原の彩る村 ~ ベルナ村」が一番先に作られた曲であり、
    設定上でもベルナ村に伝わる曲をカティがアレンジした曲という設定とのこと*1
  • タイトルは「トラベル」と本作の拠点「ベルナ村」を掛けたものだろう。
    後述のEDムービーも、本作に登場したフィールドや拠点を旅するような作りになっている。

Let's ニャンス

ハンター「やった!ディノバルドを倒した!これでクロスの村クエも終わりか…」
-クリア後のロード完了後、突然ファンシーなピンク背景にアップで映るネコ嬢-
ハンター「!?」
-歌い始めるネコ嬢、周囲にはアイルー達(ニャンコック含む)-
ハンター「!?!?」
-間奏に入った途端踊りまくるネコ嬢とアイルー達、飛行船周囲で大量に並走飛行している鳥竜種と飛竜種-
ハンター「!?!?!?」
-その後も次々と出てくるモンスターと各地の人々、踊りまくりながら和気あいあいと続くムービー-
ハンター「!?!?!?……!」
-そして最初に聞いたフレーズに戻り、歌詞の締めにも使われるあの言葉-
染まったハンターネコ嬢「ニャンニャン♪」

  • 村★6「灼熱の刃」にて、ディノバルドの狩猟を成功させると流れる、本作のEDムービー
    ギャラリーにも登録され、自由に閲覧可能。
  • ムービーの内容は、ネコ嬢やニャンコックを中心に、
    本作に登場したNPCがBGMに合わせてダンスするというもの。
    あざとかわいい。さあ一歩踏み出そう、ニャンニャン♪
  • 村に登場するほぼ全てのNPCが登場する。
    もちろん、クールなアイツや、おしとやかなあの方なども愉快に踊っている。
    プレイヤーのなかには踊りを覚えた人もいるとかいないとか。
    • ポッケ村をはじめとした各村のシーンでハンターも踊っているが、
      ダンスが大袈裟でヘタクソだったり、振り付けを覚えていなかったりと散々な有様。
      その他にも、ニャン次郎が転がしてきたダルマをニャンコックが止めたり、
      ニャンコックが金の卵を持ってガーグァに追われていたり、
      タマミツネの泡に包まれたアイルーが特訓の空中浮遊ポーズをしていたり、
      よく見るとゲーム中のアクションを元にした動きが散りばめられていたりと小ネタがたくさん仕込まれている。
      探してみるのも楽しいだろう。
      • 一部では、ココット村のハンター装備と、ポッケ村のダンスを間違えるマフモフ装備、
        およびユクモ村のユクモノ装備のハンターは該当するNPCが存在しないことから、
        それぞれ過去作の主人公なのでは、という説も出ている。
        バケモノ染みた身体能力がありながらダンス一つに苦戦するあたりが彼ららしい。
      • 彼らハンター達をよく見ると銀髪であることがわかる。
        MHP2までのオープニングムービーにはしばしば銀髪のハンターが登場しており、
        どこか懐かしい気持ちになった人もいるかもしれない。
        加えて、かつてMHFのプロモーション映像にて中心となってきたハンターや、
        新規武具の紹介でモデルを務めてきたハンターもまた多くが銀髪であり、
        「ハンター」と「銀髪」との関係には何かしらの思い入れがあるようだ。
  • 総じて、村を存亡の危機から救った英雄を讃えるものが多かった過去作のEDに比べると
    まるでコメディ映画のエンディングを思わせる非常にポップなノリのムービーであり、
    英雄の祭』とはまた違った意味合いでのお祭りムービーと言えるだろう。
    これまでのボーカル入りの曲が歌姫による荘厳な唄に限られていたのも、この曲の明るさを際立たせている。
    上記インタビューによると、当初はアイルーだけを踊らせる予定だったようだが、
    サウンドディレクターからの「エンディングの曲をボーカル入りにしたい」という
    リクエストを受けてこの形になったようだ。
    • 作曲者の裏谷玲央氏曰く「5歳の少女になった気持ちで作曲しました。」との事。
  • 続編にあたるMHXXにはカティの妹であるミルシィが登場し、
    集会酒場のBGMに「トラベルナ ミルシィver」を選ぶことができる。
  • 後述されている日本語吹き替え版を聴くと曲そのものの印象がガラリと変わるのも特徴である。
    「遥かなる旅路 行き交う人々」
    「出会いと別れ すべてわたしの宝物」
    等、ネコ嬢の視点を交えながら自然の驚異や狩人達への激励。そして旅立ちを高らかに歌っているのだ。
    それでもお構い無しに「にゃんにゃん♪」は入れてくるのだが…
    要するにモンハンらしさからかけ離れた曲かと思いきや、実はモンハンならではの曲だったのだ
    ……是非とも最後まで聴いてみてほしい。
    そうすればあなたはきっとこの曲の新たな一面を見ることになるだろう。
  • Let‘s ニャンスはいわゆるMHXの村クエエンディングムービーであり
    村★6「灼熱の刃」をクリアすると再生されて、その後はギャラリーに登録されることは前述の通りであるが
    そこからさらに物語が続いていくMHXXではエンディングでなくなる関係上、
    MHXXから新規にゲームを始めたり、MHXでこのムービー解禁前のセーブを引き継いだ場合は
    ディノバルドを倒してもLet‘s ニャンスは流れずに話が進む。
    というかゲーム開始時点でギャラリーに登録されていつでも見れる。
    なのでモンハン自体が初めてのプレイヤーがいきなりギャラリーを見て「えっ何これ?」となることもあり得るし
    逆にルームサービスのギャラリーまで気にしない人間は気付かずにプレイを続けることもある。
    おそらくこのムービーの性質上プレイ開始直後に見ても物語のネタバレにはならないし
    まだまだMHXXの村クエのストーリーは続くので中途で強制視聴させるほどではないという判断なのだろうか。
    同じように後からG級作品が販売されたMH4Gではそうはいかず、MH4の村クエEDムービーは
    MH4Gでも同様の進行状況まで進めないと解禁されない*3

リリース情報

  • MHXのサントラに収録。
    サントラではFull ver.で収録されており、インスト版も収録されていたりと、色々と手が込んでいる。
    これに加え、なんとボーナストラックとして日本語吹き替え版も収録されている。こちらもFull ver.
    また、サントラのライナーノーツには原語版、日本語版の両方の歌詞が掲載されている。
  • そして、JOYSOUNDのカラオケでも配信されている。
    現在では原語のFull ver.と日本語ver.が配信されている。
    勿論歌詞は表示される様なのでご安心を。
    さぁ、みんなでLet's ニャンス!
    • ちなみにモンスターハンターシリーズよりカラオケに楽曲が配信された前例として、
      MHF-Zにて聴ける『』(ゲーム内原語版『セクレアール』)がある。
      こちらはJOYSOUNDとDAMの両方で、日本語版のみが現在でも配信されている。
      歌っているのは、メゼポルタの新たな歌姫のCVを担当する坂本真綾氏。
  • MHXXのイーカプコン限定版『LIMITED EDITION』に付属のサウンドトラック、
    『MONSTER HUNTER XX Creators Selection Soundtrack』にはなんと、
    「カティとミルシィが歌ったトラベルナ」が収録されている。
    2人のユニット名まで存在し、その名も「ミラクル☆ミルクティ」。
    なお、トラベルナ以外にもあの英雄の証可愛いアイルーのボーカルアレンジも収録されており、
    もはや収録5曲の過半数を占めている*4
    • ユニット名の由来はミルシィとカティで「ミルカティ」に加えて
      モンハンらしさを出すためにMHP3のドリンクのミラクルミルクを加えたもの。
      しかもミラクル☆ミルクティの☆ミの部分はバルファルクの彗星をイメージしているとか*5
  • モンスターハンター 狩猟音楽集XXには「トラベルナ ~ ミルシィver.」が収録されている。
  • ミラクル☆ミルクティのアルバム『モンスターハンターダブルクロス ミラクル☆ミルクティ』にも収録。
    デュエット版、インスト版、カティ版、ミルシィ版、カティ日本語版とこれまでの全てのトラベルナが詰まっている*6

歌詞

  • 先述の通り、この曲には日本語verとモンハン語verが存在する。
    歌詞をそのまま掲載するのは著作権の都合上難しいので、
    ここでは「Let's ニャンス」でも採用されている1番の歌詞*7のみ記す。

 

トラベルナ
作詞・作曲:裏谷 玲央
編曲:和田 貴史
歌:ネコ嬢カティ/酒場の看板娘ミルシィ
(CV:上田 麗奈/高野 麻里佳)

 

この広い世界と生命(セモレエト テラ ラヴィルエ) 広がる大地を(ラトエラ デュラティレ)
駆け抜けて行く(コリラトラベレ) 永遠の願いを秘めて(レディラ セレクタ ティレネ)

 
どこまでも澄み渡る空(セラトゥオト ヴィデラクアシエ) 草木の匂い感じて(レラ エレティオ セティラ)
旅立とう(ラセタビト) はじまりの村ベルナ(ヴィラデ デブーラ ベルナ)
希望と夢胸に抱くの(エストレヴェ セスディラ ポリネ)

 
遥かなる旅路(レーラルーラ スィティラ) 行き交う人々(キーレルロエティエ)
出会いと別れ(レラレ ト セティラ) すべて私のたからもの(トレト セレティリ テアモレ)

 
この広い世界と生命(セモレエト テラ ラヴィルエ) 広がる大地を(ラトエラ デュラティレ)
駆け抜けて行く(コリラトラベレ) 勇気をだして(レコラトレモテ)
今ここにあるすべては(ラニエ イル メス メタナト) かけがえのない(セレンエンイルプレ) Ah~
さあ、一歩踏み出そう(ユータナトナ プレミテ) 
にゃんにゃん(ニャンニャン)

関連項目

シリーズ/モンスターハンタークロス
シリーズ/モンスターハンターダブルクロス
登場人物/ネコ嬢
登場人物/酒場の看板娘
世界観/ベルナ村
BGM/ニャンてハッピーラッキーデイ!


*1 実際の作曲者は当時のカプコン所属の作曲家である。
*2 ニャンコックはネコ嬢の事をこう呼んでいる。ちなみにミューズとはギリシア神話における学芸全般の女神であり、ギリシア語では「ムーサ」となる。
*3 それ以前のP2→P2Gでは無印にはEDムービーと呼べるものはないし、3→3Gなどは引き継ぎ自体ができないためMHXXのような状況は起きない。
*4 もう2曲は「英雄の証 ~MHXX Short ver.」と遺群嶺戦闘BGM「天空の聖嶺」
*5 前述のLIMITED EDITIONに同梱の書籍『Production Note』より。また英語版での表記はMiracle☆Milcatyである。海外でMHP3は出ていない上にミルクティは和製英語なのでそれらを加味できなかったのだろう。
*6 ただしインスト版にはMHXサントラにはないモンハン語コーラスが追加されている。
*7 歌詞は「狩猟音楽祭2017」で配布されたパンフレットより引用。