渓流汎用戦闘BGM
陽昇る水景
- 使用作品
- MHP3、MH3G、MHX、MHXX、MHXR、MH-R
- 横笛のメロディにリズムよく響く鼓と、和の要素がふんだんに盛り込まれた良曲である。
「和」が全体的なテーマであるMHP3、ひいては渓流にピッタリなBGMであり、
OPムービーやプロモーションムービーでも引っ張りだこになっている。
渓流のエリア6、滝をバックに美しい紅葉の舞い散る川で、
このBGMを聴きながらモンスターと戦った記憶が強く残っているハンターも多いのではあるまいか。
- 当時の汎用戦闘BGMとしては珍しく、テーマとなるモンスターが設定(公表)されていない。
ただし、「陽昇る水景」が流れるMHP3初出のモンスターはドボルベルクしかいないため、
非公式ながらもドボルベルクのテーマ曲という印象を持つ人は多い。- テーマとなるモンスターが設定されていない汎用戦闘BGMは、MHFでは特に珍しいことでもないが、
メインシリーズでは珍しい部類に入る(MHX以降はメインシリーズでも散見されるようになってきた)。 - 後に行われた20周年記念モンスター総選挙のBGM編では、
本曲をテーマに宛がわれたモンスターはドボルベルクのみとなっている。
単純に上述の通り初出モンスターの都合でそうなったとも考えられるが、
ある意味では13年越しにユーザーのイメージが反映されたととも捉えられなくもない。
- テーマとなるモンスターが設定されていない汎用戦闘BGMは、MHFでは特に珍しいことでもないが、
- MHP3のラスボスにして、渓流周辺地域一帯に異変を起こしていたアマツマガツチには
専用の楽曲として『生者を照らす朝日』というクエストクリアBGMが存在している。
渓流というフィールド自体、夜になると光る虫が飛び交って印象が変わる特徴があり、
看板モンスターのジンオウガも「月下雷鳴」のように月夜を強調されていた。
それらを加味すると、本曲の「陽昇る」は比較的穏やかな渓流のイメージといった所だろう。
- MHP3では、オプションで試聴することができる。
しかしゲーム中の村ストーリーの中で実際にこの曲を聴けるようになるタイミングは意外と遅い。
村★1の「恐怖の予兆」や★2への緊急ではアオアシラ、
訓練所での武器の扱い方訓練ではドスジャギィと、
専用BGMを持つボスモンスターたちが早々と登場するためである。
村★2の「ざわめく森」のドスファンゴとの戦闘時にやっと聴くことができる。しかし、その後に…
もっとも集会所の方には最初からドスファンゴやクルペッコのクエストがあるので、この限りではない。
- MH3Gでは渓流に行けるのが更に遅く、上位以降でないとこのBGMを聴くことはできない。
MH4シリーズには渓流は登場していなかったためブランクが存在したが、
MHXでは渓流の復活により、この曲も再び使用されている。
- 『牙獣現わる!』と同様、この曲もMHP3版とMH3G版で若干異なっている。
ただ、こちらの方は間奏部分が約7秒違うので、すぐに気づくことだろう。
なお、MHX、MHXXではMHP3版のものが流れる。
- 外伝作品であるMH-Rでもストーリークエストの4章で使用されている。
MH-Rでは戦闘BGMに主にMHSTのものが使われているが、
4章の舞台である森の都市フウガの雰囲気は渓流と似ており、
かつMHSTの戦闘BGMの中でフウガに合うものがなかったためこのBGMが採用されたと考えられる。- なお、こちらではMH3G版が流れている。
- 狩猟音楽祭では、原曲と比べて三味線や尺八の音色がより強調されており、
より“和”の雰囲気が前面に押し出されたアレンジが施されている。
- MHW:Iではジンオウガが新曲を引っ提げ登場したが、その曲に『陽昇る水景』のフレーズが使われている。
『閃烈なる蒼光』をアレンジした楽曲であるが、原曲におけるサビの前に新たなメロディが追加され、
その部分で『秘湯を求めて』と『陽昇る水景』のサビフレーズが使われているのである。
特に陽昇る水景のフレーズはテンポが速めになっており、よりリズミカルな印象を受ける。
関連項目
フィールド/渓流
BGM/ジンオウガ戦闘BGM - 初登場が同じMHP3。アレンジ版にフレーズが使用されている。