目次
凍土汎用戦闘BGM
零下の白騎士/ベリオロス
- 使用作品
- MH3、MHP3、MH3G、MHXR
- 氷牙竜ベリオロスのテーマBGM。
- MHシリーズの中では珍しいピアノを前面に押し出された曲。
- オリジナルサントラの中で作曲担当スタッフは、世界観を崩すことなくピアノの音を押し出すため
どうやってピアノの音を汚すか試行錯誤していたところ、
別のスタッフがピアノの鍵盤を掌で叩き鳴らし、それを採用したというエピソードが語られている。
- 物々しいイントロから始まる緊迫感のある前半部や、
点在する暗い洞窟を連想させるような静かな中盤部において
至るところにピアノが使用されている。
クライマックスでは曲が盛り上がると共にピアノも激しく狂っていく。
- オリジナルサントラの中で作曲担当スタッフは、世界観を崩すことなくピアノの音を押し出すため
- ベリオロスのテーマではあるが、ベリオロスより先に登場する上に聞き様によっては不気味にも聞こえるため
ギギネブラの印象が強いというハンターも少なくない。
実際、対峙しているモンスターがギギネブラかベリオロスかでこの曲の聞こえ方が変わる気もするから不思議である。
ただ、どちらにしても雰囲気にぴったりであり、人気が高い曲である事は確かである。- MH3の頃はギギネブラがほとんどPVに登場せず発売前情報が少なめだったこと、
凍土の下位クエストで乱入してくるモンスターがほとんどギギネブラだったこともあり、
「ギギネブラを知らないまま遭遇」という状況が多数発生したことも一因だろう。- ベリオロスは他のエリアにも登場することがあり、亜種の生息地は砂原である一方、
ギギネブラは通常種亜種ともども凍土にしか登場しない
(4以降の作品ではポジションを再びフルフルに奪われており、現在に至るまで共演を果たしていない)
ということも、理由の一つとして挙げられるかもしれない。
MH3のシステムに起因するトラウマを経験した人もいるとかいないとか。
怪異なピアノと合わさるとホラーそのものといった状況になっていたが、
MHP3以降の作品では洞窟が明るくなってしまい、MH3のような状況は少なくなった。
BGMの影響力とはなかなかに侮れないものである。 - ベリオロスは他のエリアにも登場することがあり、亜種の生息地は砂原である一方、
- MH3の頃はギギネブラがほとんどPVに登場せず発売前情報が少なめだったこと、
- MHW:Iでは復活参戦したベリオロスの登場イベントムービーでアレンジ版が流れる。
他のMHW:Iにて復活した大型モンスターのほとんどが専用BGM持ちのため、
当楽曲がベリオロスの専用曲に昇格するのでは?と期待する声も存在していたが、
やはり戦闘BGMは汎用曲である『凍て地に轟きし猛哮』だったため、
前作のリオレウスやリオレイア亜種と同様にイベントシーンのみでの採用となった。
- 特殊個体である氷刃佩くベリオロスの素材より作成できる狩猟笛「グィラキエース」を演奏した際、
この曲の冒頭部分が流れる。特に顕著なのが△演奏をした際の演奏音である。
BGMとしての採用はなかったものの、この仕様には喜んだカリピストも多いとか。
因みにグィラキエースのモチーフ楽器はギザギザした表面を棒で擦って音を鳴らす「ギロ」と言う楽器だと思われるが、
奏でる音色は明らかにギロのそれではない。かっこいいからいいけど
余談
- MHFにおいて遷悠種としてベリオロスが導入された際に採用を求める声があった。
残念ながら本曲は導入されず、ベリオロスは遷悠種としては初の専用BGMがないモンスターとなった。
遷悠種で他に専用BGMを有していないモンスターはウラガンキンのみである。- また、中国で展開されていたMHOにおいても本曲は導入されず、汎用的なBGMが使用されていた*1
- 一方、MHXXやMHW:I、MHFやMHOなど後続作品でこの曲が専用曲扱いされなかったことで、
ベリオロスは寒冷地の主要な汎用戦闘曲を殆ど網羅しているという特異な存在になっている。
雪山(Fの凄腕やG級含む)、凍土、氷海、渡りの凍て地、寒冷群島、極海などなど、
ベリオロス以外ではありえないBGMの組み合わせが楽しめるモンスターでもある。