MHXXの看板モンスターの一体である鏖魔ディアブロスの戦闘BGM。
鏖魔ディアブロスは二つ名持ちモンスターでありながら、
二つ名持ちモンスターの汎用BGMではなく、固有のBGMが与えられている。
なお、発見時のBGMは他の二つ名持ちモンスターと同じく「二つ名の戦慄」が流れる。
目次
憤怒の奔走
- 使用作品
- MHXX
- 収録
- モンスターハンター 狩猟音楽集XX
- 鏖魔ディアブロスには通常時に加えて暴走状態、狂暴走状態の二つの状態が存在する。
そのうち通常時と暴走状態時のBGMがこの「憤怒の奔走」である。
- 曲調は重厚かつゆったりしていて、凶暴さを押し出した鏖魔の前情報とは少し離れたものであり、
不動の山神、あるいは闘技大会の武器選択画面のBGMに近いイメージを持つ人もいる。
そのため初戦闘時には予想とのギャップに驚いたハンターも少なくないだろう。
また、鏖魔ディアブロスの生息地からか、他の砂漠系フィールドの戦闘曲に近いイメージで作られている。
- 何かと意表を突かれる落ち着いた曲調だが、大技や連撃と隙の介在する鏖魔の戦い方と意外にも合っており、
まだ何かが隠されていることを予感させる…
まさに嵐の前の静けさと言ったところだろう。
- なお、鏖魔ディアブロスと戦うためにはある条件を満たす必要があり、
それを達成した際にイベントが発生するが、
その際に戦闘BGMであるこの曲が集会酒場で流れることになる。
これ以前にストーリー中で発見時のBGMである「戦慄」が流れることはあったが、より物騒な印象を受ける。
鏖殺の暴君
- 使用作品
- MHXX
- 収録
- モンスターハンター 狩猟音楽集XX
- 鏖魔ディアブロスの体力が一定を下回ると移行する狂暴走状態時に流れるBGM。
狂暴走状態に移行する合図の狂気に満ち溢れた様な咆哮に少し遅れて再生される。
- 憤怒の奔走と打って変わり、緊迫感のある激しい曲調が狩人の焦燥を煽り、
鏖にかかる、二つ名持ちモンスター筆頭たる鏖魔ディアブロスの様子をよく表現している。- 曲の前半部は、「双角猛る砂漠の暴君」を更に激しくしたようなアレンジとなっており、
ディアブロスの二つ名個体ならではの演出であり、歓喜した古参プレイヤーもいるとか。 - また、イントロ及び中盤以降は、「集会酒場曲04」と共通するフレーズが使用されている。
「集会酒場曲04」はコミカルな曲調である為、あまりにも違う印象を受けるが、
よく聴くとほぼ同じメロディラインが使われている事がわかる。
シリーズ全体に目を通しても、集会所BGMのフレーズを取り入れた戦闘BGMというのは少なく、
鏖魔ディアブロスと集会酒場の人物達との因縁を上手く表現している。- 余談だが、「集会酒場曲04」も「角々然々」という曲名で狩猟音楽集XXに収録されている。
本来なら「かくかくしかじか」の漢字は「斯々然々(斯斯然然)」であるのだが、
角竜ディアブロスを捩って、意図的に「角々然々」という曲名にしたと思われる。
- 余談だが、「集会酒場曲04」も「角々然々」という曲名で狩猟音楽集XXに収録されている。
- 曲の前半部は、「双角猛る砂漠の暴君」を更に激しくしたようなアレンジとなっており、
- 通常の二つ名BGMと同じく、闘技場のBGMよりも優先度が高い特徴がある。
……もっとも、それが確認できる個体は最初から狂暴走状態という悪魔だが。
- PV3でも鏖魔ディアブロスの登場とともに流れている。
が、双角猛る砂漠の暴君のアレンジ部の時には他の二つ名持ちモンスターの紹介に移ってしまっている。
- 2017年に行われたスマホアプリ「パズル&ドラゴンズ」とモンハンのコラボダンジョンでは、
ボスとして鏖魔ディアブロスが登場したのだが、ボス戦のBGMはこの曲が流れる。
いつもは音量を下げていても、この時だけは音量を上げてプレイした人もいた程
このBGMが流れたことにハンター兼パズドラーは歓喜した。
(ちなみに、道中のBGMはMHX(X)の闘技場のBGM「凜然なる勇姿」である。)
- オトモンドロップでも鏖魔戦で使用されている。
こちらでは難易度に応じて憤怒の奔走か鏖殺の暴君が再生されるのが特徴。