戦闘機不要論

はじめに

主に、爆撃機の機銃は戦闘機に対しては無力であり、
普通はこの機銃を有効活用する手段などは限られており、
そもそも機銃を使用するのは爆撃機としてナンセンスである。

しかし、戦闘機を迎撃することが可能な
実用に耐える爆撃機を製作することは、実は不可能ではないのである。

爆撃機、脅威のメカニズム

では、どうやってそのような爆撃機を生み出せるのか？
答えは単純明快。偵察機パイロットのままレベルを上げれば上げるほど、
爆撃機パイロットで引っ張るよりも戦値が高くなるのだ。
つまり、機銃が最も強い爆撃機は、
"Lv120まで偵察機パイロットで引っ張ったのを爆撃機パイロットに転職させる"
ことによって、頑張れば戦値が3000台の爆撃機を生み出すことが出来るのだ。
(著者は適当な偵察Pを適当に転職させたので2500程だったが理論上は可能らしい)

士官、熟練は多ければ多い程機銃は強くなるのが感じられるだろう。
士官を200人以上増やすと、理論上は本当に戦闘機も太刀打ちできない爆撃機が生み出せそうである。
しかし、爆撃機は戦闘機に比べ士官の損耗が絶望的に激しいので、
生半端な覚悟で士官を100や、100以上にすることはお勧めできない。

さて、こうして生み出された爆撃機にも弱点は存在する。
偵察Pで引っ張った為に攻値が低いのだ。
しかしこの問題は、どの道ワンショットライターの爆撃機には
あまり関係が無く、中級者にもなると敵艦の機銃で落ちるヘマはしないはずだろう。
逆に考えれば、瀕死の敵艦に特攻して止めを刺しやすいというメリットにすらなるのだ。

※戦闘爆撃機のサンプルである。ウェイトが少々重いのもネックの一つだろう。

実戦での機銃使用方法一例

では、爆撃機の有効な機銃の当て方について解説しよう。
爆撃機は戦闘機と違い、敵機を追いかける能力は低く、
より、能動的に敵機に当たる航路を飛ぶ必要があるのだ。
爆撃機の機銃の発射条件は、目的航路に到着した時点で
周囲に敵機がいる時に行う。この特性を活用して、
敵機と交差するポイントの一歩手前をクリックして
爆撃機を待機状態にし、機銃を発射するタイミングを
丁度敵機と重なる時に調整するのがコツである。
うまくいくと、戦闘爆撃機の称号を獲得出来て大変お得である。

しかし、このような理論上は戦闘機不要論なこの爆撃機でも
機銃を自ら使いに行けば行くほど爆撃をする時間が延びてしまい
結果的に損をするという素晴らしいジレンマを抱え込んでいる。

従ってこの機銃が有効に火を噴くことになる局面とは主に三種類存在する。

・敵戦闘機に追いつかれた時
・爆撃を終えた後
・航路上に敵爆雷撃機編隊or偵察機を発見した時

この三つだ。

敵戦闘機に追いつかれた時

まず、第一の敵戦闘機に追いつかれた時から解説しよう。
このパターンでは主に迎撃する敵戦闘機の数が少なく、
空域の脅威度が比較的安全な場合が該当する。
又は、爆撃直前に敵戦闘機に捕捉され、
戦闘機を撃墜してから立て直して爆撃する余裕がある場合が良いだろう。
”戦闘機回避”ならぬ”戦闘機撃墜”によって戦闘機に対処する、
他の対処法とはある意味一線を画す方法である。

爆撃を終えた後

二番目の爆撃を終えた後は、燃料に比較的余裕がある場合か
決死隊として使用する際に有効である。
爆撃を終えて役目は果たした後なので、
他の局面とは違い、どう足掻いてもメリットにしかならない動きが出来る。
敵艦から飛び立つ偵察機を落としたり、
自分から来てくれる戦闘機とダンスを踊ったりとウハウハである。

航路上に敵機を発見した時

三番目は、一番難易度が高いのだが使い所を誤らなければ
短時間で一番有益な効果をもたらす事が出来るだろう。
敵機と進行方向が間逆であり俗に言うヘッドオン、頭突きの航路の時に
使用することが可能である。
こちらに直進してくる敵機と高度を合わせて、
お互いが交差する一歩手前で編隊を乱れさせ、重なる瞬間に機銃を発射する。
決まれば敵CVは、いきなりの奇襲攻撃に混乱すること必至だろう。
しかし、注意する点はヘッドオン時の撃墜が失敗した場合は
深追いせずに、そのまま爆撃に向かうようにすることである。
ヘッドオンを失敗した場合、それ以上はデメリットにしかならない方法なので、
そのことを忘れずに心得ておくことが一番肝心だろう。

最後に

少し話が逸れるが許して頂きたい。
所謂、このページで紹介させて頂いた、戦闘爆撃機の生み出し方は
現実世界で、ソ連のフランカー戦闘機が行った"コブラ"や"クルビット"のように、
NAVY FIELD内の爆撃機の「こんなことも出来るんだ！」というような
無限に広がる可能性を教えてくれるスタイルだと言えるだろう。
実用性は乏しいが、いつまでも全爆使いのロマンに訴えかけるスタイルであって欲しいと心より思う。
　
　
※ 2012年2月、公式サイトBBSに運営からの回答として、機銃攻撃力／防御力ともに偵察機は「偵察」、
戦闘機は「戦闘」、攻撃機・爆撃機は「爆撃」の能力値が反映されているとの記載がありました。
よって爆撃機で撃墜能力を上げようとする場合でも、通常どおり爆撃機パイロットに転職でOKな模様。
(加えて言うと、戦爆雷P候補のルーキーパイロットへのロス無し転職は無駄)