いのり

Last-modified: 2006-05-15 (月) 15:18:37

古くからある日本人の信仰、祈りの気持ち。
古代の日本人は山、川、巨石、樹木、草花、動物といった自然物、
火、雨、風、雷などの自然現象に神々しい「何か」を感じ取っていた。
これが「八百万(やおよろず)の神」だ。
日本人の祈りは周囲にある自然への畏敬から始まった。
日本にある行事や慣習は、いにしえからの「いのり」の儀式であり、
稲作文化で培われた儀礼でもあった。
外来からの仏教や儒教とも融合し、日本独自の信仰心、いのりへと収斂していった。