柿右衛門

Last-modified: 2006-02-27 (月) 12:08:51

かきえもん

伊万里焼の様式のひとつ、またはそれをつくる佐賀県有田の陶家のこと。性は酒井田。
米のとぎ汁色にたとえて「濁し手」と呼ばれる乳白色の生地に、
余白を生かした絵画的な上絵付けのなされた端正な形の作品が特色。
また初代・柿右衛門(1596~1666)は、赤色を主調として、緑、黄、藍などで上絵付けする
「赤絵」の技術を確立した。
柿右衛門の磁器は盛んに海外に輸出され、ドイツ・マイセン窯やフランス・シャンティ窯などでは、
十七世紀中頃~十八世紀を通して柿右衛門の絵付けが模倣された。__銅鐘