「センスレス・アクツ」

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登場人物

あらすじ

「仮にフジサンでバンザイ・ニュークが使用された場合の飛散率…」
「備えなさい今。買いなさい今」

経済活動の一環として仕組まれた戦争。
暗黒メガコーポの狡猾なプロパガンダがネオサイタマの空を覆い、人々は不安を抱えながら表面上は変わらぬ日々を過ごす。

アマクダリのニンジャ、ソードフィッシュはテロリストの排除とセクトとしての示威行為をアブハチトラズし、撃破されたテロ・ヘリは今まさに、示威対象であるヤサシイ・サイバーウェア社の家族マンションを目掛けて墜落しようとしていた。

「セクトは貴様らのタダオ大僧正狙撃計画を察知し、誘き寄せたのだ」
「……勘弁してくれ、俺はただのフリーランス・ヤクザだ」
テロリストの地上予備班であるカムロ・シロキは、逸早くインターセプトを察知し離脱を図るが、ニンジャからは逃れられない！
ニンジャスレイヤー無き今、もはやニンジャによる殺戮を止める者は存在しないのか？

その時、落下中のテロ・ヘリが突如空中爆発！眉根を寄せるソードフィッシュの耳に禍々しきカラテシャウトが！
そして見よ！その手に握られているのは……！

解説

キョート・ネオサイタマ戦争開戦後の様子が明確に描写される初のエピソード。
短編ながらも謎と回答が巧みに散りばめられ、さらに先のエピソードへの布石を伺わせる緻密なワザマエが光る。
アマクダリという大局に逆らうニンジャスレイヤーの戦いは「無益な行為」なのか？
恐怖という感情を切除され、復讐を誓うカムロの「無感覚の行動」は実を結ぶのか？
ニンジャとモータルが織り成す「無意味な一幕」。