ガイオン・カタストロフ

概要

第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」にて発生した、キョート・リパブリックとガイオン・シティーを襲った大災害の呼称。
その実態はザイバツ・シャドーギルドの首領ロード・オブ・ザイバツ（ロード）と、その側近パラゴンが企図した人為的破局計画「ヘル・オン・アース」であった。
ザイバツの計画実行や、計画外の存在の活動が加わった結果、アッパー・ガイオンは破壊しつくされた挙句キョート城は地上から跡形もなく消滅。キョート市民の3割が死亡する大惨事となった。

その後、この出来事はザイバツ電算部が健在の間に行った情報操作も相まって、一般には「オムラ社による共和国へのテロ行為」として扱われるようになり、全ての責任を負わされたオムラ社は業績不振も相まって倒産。
国のパワーバランスが崩れ日本とキョート間の関係は悪化、事態を防げなかったカブキ・フォースは一時全員のセプクが決まるも後に恩赦される。
更にザイバツが行ったある行動によって多数のニンジャソウルが現世へ流入し、ディセンション現象が活発化したとされる。

「ヘル・オン・アース」略図

ザイバツ本拠地のキョート城は、ドラゴン・ニンジャの手によって作られた、カツ・ワンソーの潜むキンカク・テンプルが存在するオヒガンの門をこじ開け、キンカク・テンプルのバックドアに繋がる機能を持った前哨基地的な存在だった。ロードが三種の神器とドラゴン・ニンジャを求めていたのは、神器とドラゴン・ニンジャのパワー・ハイクがキョート城の起動キーとなっていたためである。
オヒガンからニンジャソウルを呼び出し、それをキョジツテンカンホー・ジツやインロウ・オブ・パワーで従え戦力とし、日本を平定することこそがロードとパラゴンが唱える「ニューワールドオダー」の真相であった。
浮上したキョート城からは地層を貫通する殺人光線と強力な電磁パルスが放たれた。更にデスドレインが無差別殺戮を始め、ネブカドネザルがザイバツの依頼で共和国空軍を攻撃したことで被害が拡大した。

ロードの行いは、「オヒガンを現世に繋げ、行動目的不明のカツ・ワンソーの軍勢を現世に引き込みかねない」危険な行動だった。
ロードは討たれ、機構の正体を知るダークニンジャが、キョート城をオヒガンを塞ぐ蓋とすることでソウルの流入を食い止めた。

第3部では、ロードの亡骸がキョジツテンカンホー・ジツを発動し続けており、外界からはキョート城やオヒガンの門のことを認識できない。
エーリアス・ディクタスの目には、キョートの空に暗黒の太陽が輝いているように見えている。
キョート城はデスドレインのアンコクトン・ジツで廃墟と化したが、中枢は健在であり、新生ザイバツの居城として用いられている。

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