◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【クロマ・アオイ】 ◆殺◆
登場エピソード
「怒ボタンだよ!イヤーッ!」
人物
- キョート人の青年。ネオサイタマに住む友人チカマツ・ソマに会いに来るが、チカマツがハイデッカーの抜き打ち検査に引っかかってしまい自身も巻き添えで強制収容所「アケガ・ターミナル」に連行されるところから物語は幕を開ける。
- 映画のシーンに合わせて「喜」「怒」「哀」「楽」の4つのボタンを押すという拷問めいた治療を受け続ける日々の中で精神を磨り減らしていたが、アイザワと名乗る男と出会ったことによって彼の運命は大きく変わることとなる。
- 常人なら三日もいれば「仕上がって」しまう環境に置かれながらも自分を襲った理不尽に怒りを覚えており、自我を強く持った人物であることが伺える。あくまでモータルの域を出ないものであるとはいえ、いざという時の行動力や決断力にも目を見張るものがあった。
- 「ドゥームズデイ・ディヴァイス」においてランペイジが引き起こした大破壊に巻き込まれたが、死神の姿を見たことによって力を取り戻し、命を拾ったという過去を持つ。
- その記憶は後にアイザワのインストラクションを受けたことで「心の王国」に昇華された。
外見
- 青年であること以外は不明。
- 彼自身はLAN端子を持っていない。何たるとばっちりか!
ワザ
心の王国
- 自身のカラテと記憶を拠り所とすることで自我を強固に保つ技術。一種のマインドセットとも言えるか。
- 元々はアイザワやタネコが属していたクランで受けていた訓練であり、拷問に備えたものだったらしい。
- クロマの「心の王国」も二人に負けず劣らずのもので、ニンジャのジツにも一時的に耐える程である。
ストーリー中での活躍
- アイザワの脱出計画とは、同じく収容されているハッカーのタネコを救出し、彼女とアイザワが施設をハッキングして外にいるローニン・リーグに施設を攻撃させるというものだった。
- タネコと合流したクロマは、彼女がハッキングを進める傍ら、自らをローニン・リーグの一員と名乗って他の収容者を鼓舞して立ち上がらせるも、そこにアマクダリのニンジャ、デプレッサーが現れる。
- デプレッサーのデプレッション・ジツに抗うべくクロマが見ようとしたのは、巨大な腕を持つ悪鬼めいたニンジャと赤黒の死神であった。やがて悪鬼は陽炎めいて滲んで消えたが、死神は消えなかった……。
- その後はローニン達と共に戦うが、そこで再会した瀕死のチカマツから、彼がローニン・リーグの一員であったことを知らされる。チカマツ、アイザワ、タネコら関わってきた人々を救うことは出来なかったが、ローニン・リーグのヨージンボーであるレッドハッグ、フェイタルの助けもあり、何とか生き延びて脱出を果たす。そして今のネオサイタマがどうなっているのかを見定めるために、ネオサイタマに留まり本当にローニン・リーグに入ることを決断するのであった。
- 「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にて再登場。再定義の影響によって他者の声が聞こえるようになり気を失いかけたナラキに自分を保つためのアドバイスを与え、自身の経験からニンジャのイクサに慣れていないナラキのニューロンを支えるという役割も果たした。
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