ラッキー・ジェイク

Last-modified: 2023-08-28 (月) 21:25:57

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ラッキー・ジェイク】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「美味しいお肉ですね。ノパン・サービスはありませんか?オイランは?」
(((噂のクローンヤクザか……ますますツイてないな、ラッキー・ジェイク!)))


人物

  • ネオサイタマに生きる、暗黒非合法ビズを生業とする人物。基本的には冷徹だが、しばしば義理堅く面倒見のいい性根が見え隠れする。
  • 「敵の警戒心を奪う独特のアトモスフィア」の持ち主。本人も自覚づくであり、アウトローなりの処世術として積極的にこれを活用している。
  • 緊張すると煙草を吸う癖あり。
  • 後述の特異な言動の影響もあるのか、「悪名高きラッキー・ジェイク」とそれなりに裏社会では有名な模様。
  • 海外の生まれで、ネオサイタマにはキョート経由の不法入国の身である。わざわざネオサイタマにやってきた理由は、世界最先端のLAN端子インプラント手術をするため。
    • しかし、闇サイバネ医者と代金支払いを巡ってトラブルを起こし、入国や手術代に使用した偽造素子とハンコなどの財産を失い賞金をかけられる始末。半ばヤバレカバレでネオサイタマの闇に飛び込んだ。
  • 祖国に帰った時の箔付けと帰国のための資金稼ぎを兼ねたネオサイタマ非合法ビズ稼業は、一年の間は順調であり、女も作れたほどだったが……。

外見

  • 身長は185センチ前後。短い金髪。
  • 全身の大半がサイバネ化されているようで、多数のサイバーギアや義腕を装備。
  • 左胸に標的マークとその下に「SHOOT撃つ↑」と描かれた強化Tシャツを着用しており、かなり挑発的な外観。
  • 装備を隠す目的もあり、重金属酸性雨を防ぐためのダスターコートを羽織っている。
  • 具体的身体描写は少ないが、「どう見ても日本人ではない」外見をしている。
    • 物理書籍版におけるわらいなく=センセイのイラストでは白人と思しき顔立ちでデザインされており、コートの肩には星条旗めいた星とストライプ、パンツの膝にはユニオンジャックらしき図柄が確認できる。

ワザ

カラテ

  • 幼少の頃から格闘技に親しんでいた彼は、ネオサイタマへの密入国後は肉体のハード面をアップデートするのみならず、ネオ・ロポンギの殺人カラテ・ドージョーで一ヶ月間の集中トレーニングを受け、ソフト面でも強化されている。
    • 義手はもとより踵もサイバネ強化されている描写があり、カラテの打撃威力を上げる目論見もあると思われる。
    • 咄嗟の状況判断能力にも優れ、並のブラックベルト相手なら互角以上に戦える自負があるが、当然モータルの枠を超えないレベルである。

ソウビ

  • 作中で描写があったものだけでも、戦闘用サイバネや銃火器などを多数隠し持っている。

◆ヤマダ社製カスタム型LAN直結型拳銃◆

  • 論理トリガによる精密かつ素早い射撃を実現させる拳銃。
  • 重金属弾を無慈悲に連射し、当たればおそらくニンジャといえどひとたまりもない。作中描写からするにおそらくフルオート。

◆身体のサイバネ化◆

  • 義手や踵だけでなく、人間にとって弱点である心臓を護るため装甲による胸郭のサイバネ強化が施されている。
    • 他にも腰が高速で回るようになっていたり、前述のとおり義腕を装着していたりと人間らしさに乏しい体になっている。
  • 更に両目もサイバネ化されており、LAN直結拳銃と組み合わせ正確なエイムが可能な高性能義眼となっている。
    • ニンジャの急回避動作もトレス可能な性能を持つが、それでも万全状態のニンジャを撃つには一歩及ばないようである。

◆脳内UNIX◆

  • 情報処理能力を引き上げていると思われるUNIX。戦闘時は敵の動きを人間離れした速度で先読みするために使われる。
  • 翻訳機としても機能し、ジェイクがネオサイタマに生きる上で相当な助けとなっている。
  • ジェイクが聞いた言葉を英訳しジェイクに伝えるのみならず、ジェイクが話す言葉も適切な日本語に訳している模様。レストランでの食事くらいなら問題はないようだ。
    • ただ、スラングの辞書は入っていないのか、ジェイクが悪態をつくたびにエキサイトオー翻訳めいた珍訳を繰り出し、ヘッズの腹筋を爆発四散させる。
    • 彼が登場するエピソードの実況では、彼の発する珍訳スラングの原文を推測するのも一つの楽しみ。(例:前後してください!→Fuck!では?)
    • この妙な日本語はネオサイタマ的にみてもおかしいようで、彼を追う者達にとって特徴の一つとなってしまっている。闇社会で指名手配もされているアウトロー稼業の身としてはカッコ悪い上に致命的である。
      • ついでにスラングの中には動物が出てくる事もある(例:「goat f*ck」、大混乱な状態。ジェイク語だとヤギ前後)ため、あるエピソードでは獣姦が趣味だと誤解されてしまっていたりもしていた。
  • 他にもハンドヘルドタイプUNIXを所有している。

ZBR

  • 痛みや感情を抑え、戦闘を遂行するために使用すると思われる。注入方法は不明。

リロン・ケミカル社製ガス・グレネード◆

  • 爆発により神経ガスをばらまく手榴弾。ハンドヘルドUNIXによる遠隔起爆が可能。「仕入れ値が高い」らしく、多対一の窮地でこそ有効な虎の子である。
    • 劇中ではジェイク自身が「各種グレネード少々」と暗唱しており、他にも何らかの機構を備えたグレネードを常備しているものと思われる。
    • 物理書籍版「ナイス・クッキング・アット・ザ・ヤクザ・キッチン」では「爆発するグレネード」と「神経ガスをばら撒くグレネード」が別物だと分かりやすいように書かれている。恐らく後者がこれなのだろう。

オナタカミ社製電磁ドスダガー

  • コートの奥に隠し持つ切り札。
  • 片腕で振るってもあっさり足首を切断できる。
「……何よこれ。撃てっての?」

◆胸郭仕込みジャミング装置◆

  • 左胸の強化外殻に仕込まれた小型装置。強烈な光とノイズを発し、相手の視覚聴覚を一時的に奪う。
  • 常人でもかなりの時間ダメージを受けるだろうが、サイバネなどで感覚強化された闇の稼業の人間にはより効果が高い。ニンジャにも直撃なら効果はあるだろう。
  • あのTシャツは伊達や酔狂で着ているのではなく、意図して撃たせるように誘導しているのである。

ストーリー中での活躍

ヤクザがネタバレを運びにいく隙をついて仕掛ける……右から左へ……1、2、3、4…

「死んでください!貴方!前後している!庶子!」

  • 賞金首として追われていたが、一年間逃げ切った事が過信と慢心を招いたのか、不用意に元恋人のモモコの元に赴いたのが仇となり、賞金稼ぎのミコチの待ち伏せを受ける。
  • モモコを殺され這々の体でとあるテッパンヤキ・バーに逃げ込むが、そこはクローンヤクザが出入りするアマクダリ傘下の拠点ヤクザキッチンであった……。
  • 何とか逃げ出そうと策を巡らせるが、ニンジャ・ヨージンボーのブラックシープが(半ば暇つぶしめいて)立ちはだかる。
  • NRSを即座に起こさないという日本人にはないアドバンテージ、サイバネ強化による論理トリガ連射スキルはあれど、対ニンジャ戦の想定などしているはずもないジェイクはあえなく倒され、テッパンヤキ拷問を受ける羽目に。
  • 乱入してきた我らが殺戮者のお陰で逃げ出すチャンスは得たが、追いかけてきたミコチの再襲撃を受けまたも窮地に陥る。
  • しかしそこは「ラッキー」を名乗る男、ミコチがTシャツの模様に仕込まれたトラップにまんまとかかった隙を突き逆転。ミコチを殺しZBRタバコを奪ったジェイクはニンジャを忘れ、ネオサイタマの闇に消えたのだった。
     
  • その後、「マグロ・サンダーボルト」で再登場。ヤクザクランに追い詰められた状況で瀕死の浮浪者と服を入れ替え、身代わりにして逃走した。
    • 彼のこの行動が、後に多くのヘッズのニューロンを焼いたカオス極まる展開の引き金となったのである。
  • 失った武器を補給すべく訪れた闇雑貨店でレッサーヤクザのアベと遭遇。あえなく捕えられ、手錠をはめられ、さらに特殊プレイ用のイルカの着ぐるみを着せられ、覗き穴部分をガムテープでふさがれた状態で事務所へ連行される。
    • アベの名誉のために付け加えておくと、その時店に残っていた全身を拘束できそうなものがそれくらいしかなかったためイルカの着ぐるみを使わざるを得なかったのである。決してアベの性癖によるものではない。また、全身を拘束した理由も「これ以上何をどうサイバネ化してるか知れたものではない」という至極もっともな理由であった。
  • ニンジャスレイヤーとハシバの乱入でヤクザ事務所はジェイクどころではない状態であり、彼はアベにミート・シールド扱いされた後放置を受けた。
  • しかし、幸運にも彼は錯乱したハシバに幻想のサイバーイルカと勘違いされて救出され、またしてもその命を拾い、ネオサイタマの闇に消えたのだった……。
     
  • さらに「デッド・バレット・アレステッド・ブッダ」にて再々登場。ネオサイタマ脱出のための資金を求め、アウトローチームの一員として狂気の立てこもり事件に介入、ブッダの身代金3億円強奪を企てる。
  • アンタイブディズム・ブラックメタリストやゾンビー、そしてニンジャという二重三重の危険をかいくぐり、からくもミッションに成功する。
  • 犯罪歴の抹消が済めばネオサイタマを去って帰国する、未練などはアソビ・パブで出会ったオイランくらいだと語っていた彼だが、運命はそれを許さなかった。紆余曲折の末、立てこもり犯に成り代わった彼は、マッポが用意した逃走用ジャンボジェットに乗り、人質と身代金の分け前の1億円と共にオキナワを目指す。
     
  • これでジェイクともしばらくオサラバか…と思いきや「アンエクスペクテッド・ゲスト」であっさり再登場。オキナワには着いたもののそこで捕まってしまい、スガモ重犯罪刑務所に収監される。つまりネオサイタマに逆戻りしてしまっていた。
  • 恨みをもたれていた囚人にハメられ、ストレッチャーで運ばれる程の傷を負うというアンラッキーな登場だったが、そのおかげで直後に起きたカンゼンタイの騒動に巻き込まれずに済み、更に利害が一致した脱走協力者で医師カブセ・ソウヤマと出会うというラッキーぶりを発揮。
    • なお、おなじみ誤変換スラング(「ヤギ前後」)のせいで、カブセにとっては「獣姦が趣味と思われる男」だった。ブルシット!
  • その後目的を同じくするヤマヒロら一行とも手を組み過去の犯罪履歴も消して、なんとか脱出用のヘリに到着。全員で無事にとは行かなかったものの、スガモからの脱出に成功……。
  • …したのだろうか。またあっさり登場するのではないか。今はただ、備えよう。
     
  • 10年後の第4部では「クルセイド・ワラキア」で再登場。ネオワラキアのエメツ採掘場で働いていた。
  • 場所が場所なので翻訳機を使わずに会話しているようだ。そのため「ヤギのファック」「ファッキンバスタード」などのスラングを誤変換されずに発言している。
    • なお、自動翻訳された電子音声は相変わらずである。
  • 並行して掲載されたニンジャスレイヤープラスシャード・オブ・マッポーカリプス(48):オフィス用殺人トラップの数々の語り部は明言こそされていないがジェイク特有の誤変換されたスラングを使っており、恐らく彼が語っているものと思われる。

一言コメント

「意見してください!貴方!形式している!掣子!」
  • ニンジャ相手では手も足も出ずとも、修羅場において冷静さを失わず、突破口を開くためにヤバレカバレの蛮勇を震えるのはやはり歴戦のアウトローであることだなぁ -- 2019-02-13 (水) 06:55:10
  • 未だにフジキドの命が一番やばかったのはこいつが原因を超えられない、マグロは罪深すぎるでしょう? -- 2019-05-07 (火) 06:26:27
  • スレイトにて、ジェイクとタキ、出会ってはいけない二人が出会ってしまった!しかしどうせ大したことにはなりそうもない! -- 2019-11-21 (木) 22:23:46
  • たまたまとはいえ、カシスス=サン助けてイクサに大いに貢献したからしばらく気楽にやってけそうだけど、根っからのアウトローだから、結局ネオサイタマみたいなヤバいケオスが恋しくなったか? -- 2019-11-22 (金) 05:58:59
  • ジェイクでサイバーパンクというと、サイバーパンクTRPGのシャドウランに出てくるサイバー改造魔術師のジェイク・アーミテイジを思い出す -- 2019-12-03 (火) 23:51:01
  • 時代遅れのサイバーパンクアウトローを意識したキャラらしいが、その割りにネオサイタマに来た理由は進んでるネオサイタマのサイバネ手術を受けに来ただから、中身は最新な? -- 2020-07-24 (金) 09:12:04
  • (全く手に負えねえぜ…くたばりやがれ!畜生め!)『ヤギ前後…貴方自身を前後しなさい!庶子!』 -- 2020-07-29 (水) 16:21:34
  • ↑つまりこうだ、「貴方」はヤギ。 -- 2020-07-31 (金) 18:19:11
  • あなたのそのいで立ち、こうしてトンチキエピに登ってくる習性。これらの証拠から、あなたは何の動物か…私には、お見通しよ!あなたは…ヤギね! -- 2020-12-29 (火) 01:23:11
  • ヤギ前後発言からヤギといえば大体ジェイクへの表現だったが、今ではアヴァリスorクロヤギ(=サン)になった感 -- 2023-08-28 (月) 21:25:57