犬井灰根（いぬいはいね）

表サクセス

　オオガミグループ所属。常にスーツを着込み刀を持ち歩く寡黙な男性。一人称は「私」または「オレ」。
　その正体はオオガミ製のサイボーグ化された第3世代アンドロイド。
　通常の20倍、軽く300億を越えるコストをかけて開発・教育・訓練されており、その戦闘力は第3世代最強を誇る。
　大神博之からは「(犬井より高い)軍艦以上に役に立つ」と評され、13時点で第4世代や超能力者を含めてジャジメント内最強の戦闘力を持つとされる。

　また、6人組の1人でもある。

　8でCCR隊長だった灰原に酷似した容姿だが、しつもんコ～ナ～で

Q.犬井が8に出てきた隊長に見えて仕方がないのですが、これは僕の目がおかしいんですか?

A.別人ですが、遺伝子は同じですからね。

　とあり、灰原の同一個体ではなく、同一遺伝子で製作されたアンドロイドということが判明する。
　ちなみに、犬井と灰原はネクタイの色が違い、犬井は赤で灰原は黄色である。

　『11』しつもんコ～ナ～第22回(1月8日)から

Q.8の灰原と今作の犬井は同じ絵ですが、同じ人物ですか？ 同じ人物ならどういう経緯で大神の秘書になったのですか？

A.別人です。前会長が自分の護衛兼側近にするために作りました。自分の身になにかあったときには息子を守るように命じてありました。

　とあり、元々は大神美智男のために作られたことがわかる。

パワプロクンポケット11（新球団ナマーズ編）

　大神博之の秘書兼護衛役で初登場。
　忠誠心が厚く優秀で実質的にグループを切り盛りしているのは、会長に就任したばかりでまだ不慣れな大神博之では無く、この男である。

　あまり必要でないことは喋らないが、常に持ち歩いている刀の話になると多少口が動くことから、かなりの自信がある模様。
　武内華音からインタビューを受けた際、「ピストルを持ってた方が強かったりして」と言われた後、ピストルを鼻で笑い、持ってる刀について語ってくれる。
　その解説によると、そもそも彼が持ってる刀は日本刀ではなく、比重は鉛の2倍、硬度と弾性は最高のレベルで両立した重金属のチューブ構造結晶であり、刃は付いておらず、刃にあたる部分には別の重金属が貼り付けられていて、衝撃で爆発し1000℃を超える熱と針状の結晶破片を斬撃の軌道上に飛散させ、当たりさえすれば刀身の長さを超えて対象を2つに斬ることが可能であり、厚さ3mの装甲版まで切断し、ビルも両断はできずとも穴だらけにするという。
　大神博之曰くこの内容は「冗談」らしいが、プロフィールによると少なくとも重金属でできていることは本当のようだ（華音も手に持ったとき非常に重いことを確認している）。

　刀の性能はともかく非常に高い戦闘力を持っていることは示されており、作中ではSランクの超能力者であるババヤガンに就けられていた護衛たちを容易く殺害しており、その強さが窺える。

　何故か魔人が見えてる事が判明する場面があるが詳細不明。

パワプロクンポケット12（電脳野球編）

　ツナミ日本支社の専務になっている。
　『11』でジンを認識してたのと同様本作でも携帯電話に移動して来たデウエスの気配を察知したり既存の他アンドロイドを超えた感覚を持つ。この能力については14まで詳細は明かされなかった。

　また「存在するものなら殺せる」とも発言しており、実際に現実世界には存在しないデウエスを一時的とは言え殺害している。
　エピローグでのジオット・セヴェルスとの会話にて「私は強くなれればいい」という発言をしており、プロフィールでも「求道者」となっている。
　ツナミの活動にはあまり関心が無いのかもしれないが、大神博之を会長職に就けようとする際のセリフや、上守甲斐が死亡した直後では極端に口数が少なくなっていた事を見るに、思う所が無い訳ではないようだ。また、デウエスを殺したのも甲斐が死んだ直後にデウエスが不用意な発言をした時の一度のみ（作中の描写的にデウエスを殺したのはその時一度のみのようだ）であり、叫弾することもなく無言で即死させるなど、どこかに彼の逆鱗に触れるところがあったようだ。
　なお、仲間意識が皆無なデウエスに対して嫌悪感を抱いている描写もあり、終盤ではデウエスを倒すべくバックアップを破壊するといった工作を行った。

パワプロクンポケット13（逆襲球児編）

　ジャジメント日本の専務。大神博之を補佐する立場にあるが事実上NO.2。
　大神博之の意を受け、旧オオガミ派の暴走を抑えつつジオットの動きも監視する「犬井派」と呼ばれる派閥を形成している。ただ、最近はこの立場のせいで前線になかなか出られなくなってしまい、ストレスを感じているらしい。


　犬井のコストが具体的に判明したのが本作リセット座談会から。

パワプロクンポケット14（燃えろ！魔球リーグ編）

　上守阪奈の育ての親で登場。
　かつては戦闘と任務にしか興味が無いアンドロイドだったが、周囲の人間の影響で変化。人間的な感情が芽生えたことを彼自身は「弱くなった」と考えている。
　不器用ながらも阪奈の保護者としての役割を果たしており、阪奈からは『世界一のおじさん』と慕われている。
　白瀬芙喜子とは知り合いで阪奈の護衛を頼む程に信頼しているが、カイの仇とも言える白瀬とどのように出会い、どのようにして現在の関係に至ったのかは不明である。

　彼が開発されたとき偶然にも霊能力に目覚めたため、大神美智男が多額の資金を投資して強化したという事実が明らかになった。
　霊術に呪禁道(古代の呪術の一種)を組み込んでおり、斬られた相手は呪いで死ぬ。これが存在するものなら殺せるというゆえんである。

　阪奈ルートでは暴走を始めたジオットとカタストロフを止めるべく、罠だと理解した上で大神博之の制止を振り切ってジオットが待つ建設中のジャジメントタワービルへ単身で乗り込んだ。
　ジャジメントが新たに開発した新型ロボット兵器「ジェノサイド」の大群を難なく蹴散らし、配備された唯一の護衛であるハームレスと対面する。
　斬られたところを切り離すことで呪いに蝕まれるのを回避するハームレスを相手に一時は不利な状況に立たされるも、斬ることで細胞が少し減ることに気付き、細胞を全て斬り殺すという奇策を取って勝利、戦いに割って入ったジオットと対峙した。
　五年前にジオットをジャジメント会長に推薦した事を自らの「最大の罪」であると深く後悔しており、その償いで自らの手でジオットに引導を渡そうとした。しかしジオットは犬井を倒すためだけに開発した「ビーム系の攻撃に対する防御力だけを限界まで高めた特製スーツ」を身に纏い人工衛星の広域ビーム砲を2人目掛け撃った。その結果、最初の3発のビームを無傷で切り抜けたが、ついに4発目で為す術なく死亡した。
　死亡したが巨大なビル1つ丸々破壊する程のビームに3発も無傷で耐え、世界最強の通り名に相応しい最期を飾った。

裏サクセス

パワプロクンポケット14（札侍編）

　札侍「イヌイ」で登場。表サクセス同様求道者で描写される。
　御前試合で札侍のショウマを相手に完勝したり、他の札侍を寄せ付けない程の高い実力を持ち合わせている。またショウマの惨敗に怒る殿様を鎮め、ショウマの切腹を結果的に回避させたり人格者の面も見せる。
　御前試合の一件以降は性懲りもなく勝負に挑むショウマや許嫁を殿様から許して貰う為にイヌイを倒そうとするワカナに何度も勝負を挑まれる他にワカナが呼んだ助っ人とも戦っている。

※簡単な意見交換にどうぞ。
　雑談・感想目的の書き込みはご遠慮下さい。
　このページにあまり関係の無い内容の場合、コメントが削除されることがあります。