主人公(4)の父(しゅじんこうのちち)

Last-modified: 2023-07-31 (月) 00:12:49

表サクセス

パワプロクンポケット4日の出高校編)

 主人公(4)の実父。医師。46歳。
 妻が亡くなった後に働いていた大学病院を辞め、日の出島に渡る。腕は確かな模様。釣りが趣味でよく息子を誘う。
 元々勤めていたのは「都会の大病院」らしく、「あのまま街での生活を続けていたら父さんはどうなっていたんだろうって思うよ・・・。」「いろんな人間に気を使いながら、いくら偉くなっても、何の意味もない」、「父さんが、もう少し母さんの事を考えていたら・・・。」といった述懐からは、医者としての栄達を求めるがあまり、家庭はもちろん自分すらも犠牲にしていた(と本人は思っている)半生を覗うこともできる。
 そんな本人の後悔に満ちた述懐に対して、息子の主人公(4)は父の都会での生き方や母を失った事などに恨み言を言う事は全くなく、逆に「俺が父さんの事、元気づけてやらなきゃ!」といった決意をすることに見られるように、親子関係は極めて良好である。

 歴代主人公の親たちの中では珍しく、いわゆるエリートコースを歩んでいた人物であるが、主人公(4)の学力が(歴代の高校編主人公同様に)低いことを鑑みるに学問方面での教育には熱心ではない。むしろ野球を自由にやらせていたことから見るに、主人公(4)の興味の趣くままにしていたことが窺える。
 このことは葉月デートイベントで入れる主人公(4)の部屋からも推測することができる。彼の部屋には明らかに子供の小遣いの額を超えたゲームハードの山*1や各種AV機器*2やデジカメ、高城秋生との連絡にIRCを常用していたというPC+まだ当時少数派であったインターネット回線持ち*3という珍しい高額機器の数々が部屋に置かれている。
 以上の事例から、同時に金銭を出すことを厭わない育て方であったことも窺える(大病院勤務の医師であることから、家計は比較的裕福であったこともある)。

 

 展開次第では、深雪に想いを寄せ息子と三角関係に陥る事も。上手く行った場合は仲睦まじい2人の姿を息子が羨ましげに眺めるアルバムを見る事になる。
 一方で深雪が本当に好きだったのは息子の方となる場合は葛藤に悩んだ彼女は両方と別れる事を選び、そして結局は2人共彼女への想いを捨てきれずに2人揃ってストーカーじみた姿を晒す情けないアルバムも用意されている。
 言うまでもなくこの展開の場合はみゆき先生は幽霊ではない。


 余談であるが、『7』以降のシリーズで定番となる「最後は爆発する夢オチの試合操作説明」のイベントは、実は4の時点で没データとして存在しており、そこではこの父親が解説役を担当している。

裏サクセス

 壮年男性役として裏サクセスに複数回登場しているが、エキストラ扱いの方が多い。『13裏』だけ例外で重要人物役。

パワプロクンポケット4(RPG風ファンタジー編

 「チチロ」という名前で登場。主人公(4裏)にアイテムを渡して仲間になろうするが、相手にして貰えない空腹で悲しい中年剣士。
 安直な名前ではあるが表サクセスで本名不明だった人物に裏サクセスで名前が付いた初のケースの人物ではある。
 主人公(4裏)に渡すアイテムは「ゴミパーツ」とランダムアイテムの2個で、そのランダムアイテムはプラスアイテムだったり、マイナスアイテムだったりする。
 自分を「強い剣士」と主張するが胡散臭く主人公(4裏)の仲間になりたがるのも「主人公(4裏)の仲間になれば食事にありつける」という考えである。

パワプロクンポケット5忍者戦国編

 各地の村で主人公(5裏)に妖怪の討伐や資金援助、畑や用水路拡張の手助けなどを頼むモブ村人として登場。
 とら池を5回うろついた際にも登場し、そこでは池の名前の由来について語り、神の怒りに触れて姿を消す。


 『ダッシュ』の図鑑では「この村では最近色々な奇妙な事が…」とようろう村での会話パターンでコメントし、「頼み事ばっかりだよ…」「ゲームでやんすからね…」と主人公と凡田に嘆かれている。

パワプロクンポケット7大正冒険奇譚編

 日本各地の村人役として出演。
 モブキャラクターだが、『ダッシュ』パワポケ図鑑で「父雄(ちちお)」という名前が設定されている事が判明。

パワポケダッシュ地獄ダンジョン編

 『地獄ダンジョン』にいる謎の鍛冶屋。衣装は『4』の時と同じ。武器や防具を鍛えたりして生計を立てている。

パワプロクンポケット13海洋冒険編

 主人公(13裏)の父として登場。本編開始時点では故人。
 コンキスタ号の船長で若い頃から冒険して名声を得た為パラポルトでは「世界一の冒険家」で知られている。
 カリムーの宝を追いかけヒノモト国まで辿り着くが鎖国状態のデジーマに入港できず、一度息子を育てるためパラポルトに戻った所で海賊に主人公(13裏)を人質に捕られ命を落とした。
 その死に際して、彼等の先祖がカリムーに犯した罪(世界一周の証拠となる宝を略奪)を息子に明かし、その贖罪という自分達の一族に課せられた宿業も受け継がせることになる。


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  • 13裏の父と4主の父おなじか -- 2013-06-02 (日) 18:29:06
  • 海洋冒険のほうがましだな -- 2014-01-12 (日) 01:59:05
  • 結構裏で出番多いんだね -- 2016-11-15 (火) 07:31:58

*1 全て発売当時のハード本体定価でFCが14800円、SFCが25000円、N64が25000円、GCが25000円、GBが12500円、GBCが6800円、GBAが9800円、VBが15000円。当然ながらソフト代が追加でかかる。対して高校時点での主人公の小遣いは月額5000円と、部屋にあるハード量と明らかに釣り合わない。その上、4の時代を発売年の2002年前後と仮置きした場合、主人公(4)が幼い時期に発売され、ハードの世代交代を終えているFC・SFCや、当時リアルタイムで買っていないと入手困難なほどに全く売れなかったVBまで混じっていることからすると、親が買い与えている可能性は十分ある。
*2 特にレーザーディスク再生機も保有しているが、2002年時点では既にメーカーが生産撤退を検討するレベルのハード衰退期。中学生かそれ以前に既に買われていた可能性が高く、ゲームハードと同時に購入していることを考えると、やはり子供の財力ではない。
*3 平成14年通信利用動向調査より、2001年末時点でインターネット普及率が人口比44.0%。2002年末に54.5%と初めてネット普及率が半分を超える。