スキル

各表の最後にある一部スキルの解説は、数値データ以外でのスキルの取捨選択の参考として活用されたし。
また、『世界樹の迷宮Ⅳ』にあるスキルを元にした性能を持つスキルが幾つかある。

【注意】
継承は次のペルソナにスキルを移せる可能性を表す。

• はキャラクター(メインペルソナ)固有スキル。
  ×は継承一切不可のペルソナ固有スキル。
  ○の場合でも、合成後のペルソナのタイプによっては移せないことがあるので注意。
  詳細はこちらへ。

物理スキル

斬属性

• 物理系全般に言えることだが、今作では一発事に命中判定とクリティカル判定がある。つまり多段ヒットするスキルは単発に比べクリティカルを引く確率が非常に高くなる。
• 「紅蓮刀」や「連鎖の炎刃」は斬と火（他に風、氷、雷）の複合属性を持つ。
  この内の敵の低い方の属性耐性のみで計算される仕様上、安定したダメージを与えやすい。
  耐性属性での撃破でレアドロップするシャドウの条件も満たし易い。
  「斬撃の鬼」と「火炎ブースタ」の両方が反映されるのもメリット。
• 「連鎖の○刃」を当てた敵に他のキャラクターが追撃すると、初撃に依存した威力の追撃が発生する。
  初段を当てたキャラクターが戦闘不能になっていても追撃が発生し、またこの追撃で弱点を突いてもブーストにはならない。
  通常攻撃や普通の攻撃スキルなら何でも追撃出来るが、中にはダメージを与えても追撃が発生しないスキルもある。
  変わった所では敵の混乱による自滅でも追撃が発生する。
  追撃込みならコスト相応に使えるスキルだが、専用スキルとの併用で大きく化ける（パッシブスキルの項を参照）。
• 「残心剣」「デッドエンド」「ギロチンカット」といったデメリットや条件が付くスキルは、習得段階の割にダメージが大きい。
  勿論何も考えずに使うと活かし辛いので、他のメンバーのスキル構成と要相談。
• 専用スキルで特筆すべきは、今作屈指の強スキルであるヨシツネ専用の「八艘跳び」。
  8ヒットもあるためほぼ確実にクリティカルし、「刹那五月雨撃」と異なり命中率の心配も無い。
  どれくらい強いかというと、斬耐性・雷弱点の敵に対して「雷神斬」よりも高い合計ダメージを叩きだすほど。
  ヨシツネ自身が「斬撃の神」を始めとするアタッカー垂涎のパッシブスキルを自力で大量に覚えることも拍車を掛ける。
  ただし今作の八艘跳びは敵全体にランダムターゲットで8回攻撃するデビサマ仕様なので、原作と同じ感覚では使えない。それでも十分強力だが。
  これは範囲に多段ヒットするスキル全般がそうなっている。
• この他「カースカット」や「メッタ斬り」など、一見して味方も使えそうだが敵専用のスキルも存在する。

壊属性

• 「熔熱発破」や「閃電砕」も「紅蓮刀」等と同じく複合属性だが、こちらは射程：遠。
• 「ティアドロップ」は1ターンのみ敵の防御力を低下させる、攻撃というよりは後続のアタッカーを援護するスキル。
  何故か「バックドロップ」と「スタードロップ」よりも「ティアドロップ」の方が上昇倍率が高いため、援護が目的なら後者を継承したい。
• これらと「まどろみパンチ」を含めた4系統のスキルは、メインとサブのペルソナのレベル差によるダメージの減少が無いという仕様がある。
  低いレベルのサブペルソナを使いたい、けれども攻撃スキルも入れたいという時に継承するといいだろう。
• 「牙砕き」「胆砕き」はデバフを兼ねる貴重な攻撃スキル。
  特に「胆砕き」は、メギド系を含む敵の魔法攻撃ダメージをまとめて軽減する手段は他にランダマイザ位しか存在しないために重宝する。
• 「脳天落とし」は魔封じという重要なバステを撒く攻撃スキルである。
  「マカジャマ」との違いは攻撃もしてくれるところで、「連鎖の○刃」と相性がよい。

突属性

• 敵の耐性・強化を無視する「イノセントタック」はレアシャドウに大ダメージを与えられる。便利。
• 「刹那五月雨撃」はそのまま使用しても碌に当たらないが、速封じ、麻痺、混乱、睡眠のいずれかと併用する事で全て命中させる事が出来る。
• 「アイオンの雨」は、中盤でコスパの良い全体攻撃として使える。スキルカードにするのもかなり安価で済む。

万能属性

• 「シャドウラン」は消費HPこそそれなりだが、万能属性の高威力の全体攻撃と高性能。
  特に耐性が多い第5迷宮のシャドウ達に対する全体攻撃手段がこれ一つで事足りるため、重宝する。

魔法スキル

火炎属性

• 魔法スキルは全て射程：遠であり、敵の配置に依らずに弱点を突いてブースト状態を狙いやすい。
• ○○ダインはともかくマハ○○ダインは習得段階でのサブペルソナのSPを大きく上回ってしまうため、燃費は悪め。
  習得はかなり終盤になるが、「光の天路」があればこの心配は無くなる。
  弱点があるボスに対しては、対応した属性の魔法をブースト状態で撃ち続けることで燃費を気にせず使用出来る。
  逆に弱点の無いボスに対しては、主力の攻撃手段として用いない方が良いだろう。
• 魔が低くない物理担当のキャラクターに持たせておくと、ターン開始時にHPが僅かな場合の攻撃スキルの選択肢として活用出来る。

氷結属性

• 唯一パーティメンバーが自動習得する物理スキルでカバー出来ない属性であり、使用機会は多め。

電撃属性

• 「真理の雷」は「ラグナロク」「ニブルヘイム」「万物流転」と同様の高威力な専用魔法スキル。
  トールのみ肝心の「電撃ハイブースタ」を覚えないため、「壊撃の鬼」「壊撃の神」「猛者の称号」が乗った「震電砕」の方がダメージが高くなりがち。
  専用技だけあってエフェクトは格好良いので、どちらかというと観賞用かもしれない。

疾風属性

• 「万物流転」は他の3つの専用スキルと違い、拡散ダメージがある。

光属性・闇属性

• 成功すれば即死させ、失敗すればノーダメージの攻撃スキル。
  弱点を選べば開幕で敵の数を高確率で減らしつつブーストが見込めるので、リスキーと敬遠せずにテキペディアの光・闇耐性の項は積極的に埋めていくといいだろう。
  中にはこれらの属性のみが弱点のシャドウもおり、持っているかどうかで撃破しやすさが大きく変わる。
• 「不浄の手」を持っていると、成功率が目に見えて上がる。
  特に専用スキル「回転説法」「死んでくれる？」との併用は消費SPに見合った凶悪さで、無効でなければ問答無用でシャドウの群れを一掃する。

万能属性

• どれも高性能である以上に消費SPが大きい。
  燃費に目を瞑れば、先手を取る事で敵のダウンと安定した大ダメージの両方を狙えるため、雑魚戦での窮地の脱出に貢献する…かも。
  ブースト状態で使う消費の大きいスキルの当てが無いキャラクターに持たせておくといいだろう。

回復スキル

• 基本的に誰が持っていても役に立つ。
  魔が高いキャラクターならば、高いHP回復量が期待できる。
  速が低く耐が高いキャラクターならば、敵の攻撃が一巡したタイミングで自身が倒れる事無く回復を行える。
  速が高いキャラクターならば、味方の行動が混乱や麻痺の状態異常に影響される前に先手を取って治癒出来る。
  もしも善が居れば、一人でこれらの役割が一通りこなせるので心強い。

補助スキル

強化弱体スキル

• 「タルンダ」は消費SPが低く、物理攻撃主体の格上のFOEと戦う際の大きな助けになる。
• 「マハスクカジャ」「マハスクンダ」は与ダメージの期待値を増加し、同時に被ダメージの期待値を減少させる攻防一体の補助スキル。
  特にこちら側の攻撃ミスが時たま起こる場合にお勧めしたい。
• 「デカジャ」「デクンダ」は補助技の種類を問わず、複数の効果をまとめて打ち消すことが出来る。
  ただし敵の補助技に先手を取って対処することは出来ないので、その際は種類に応じた他の補助技を使おう。
  中でも「デカジャ」で敵の「チャージ」「コンセントレイト」を打ち消せることは頭に入れておきたい。
• 「修羅転生」は今作最高の与ダメージ増加効果が得られる上に、強化枠を消費しないという破格の性能を持つ。
  ただし「修羅場からの帰還」か戦闘不能以外では解除出来ず、どんな行動を選択しようが毎ターン最大HPの半分という大きな反動ダメージを受ける。
  上手く使えば桁違いのダメージを叩きだせるが、その為には行動順を考慮した味方の回復を始めとする手厚いサポートが望ましい。
  「デスチェイサー」や「豪傑の双腕」が発動しても複数回の反動は発動しない点を活かし、使用者に最大限の攻撃機会を与えたい。

条件時攻撃スキル

• 「デスチェイサー」は能動的に活かせるスキル。
  「連鎖の○刃」や同列の味方の「豪傑の双腕」と組み合わせれば発動回数が増え、情報支援ゲージをガンガン溜められる。
  同列の味方の範囲攻撃に対しては、攻撃した敵それぞれに対して追撃する。
• 「デスカウンター」は堅実に働くスキル。
  受動的に見えるが貫通攻撃や全体攻撃を行う敵に対しては狙って発動出来、そのターンの攻撃も兼ねた補助スキルとして扱える。
  また、こちらは回復や防御に追われている際でも問題無く発動可能。
• これらのスキルには武器の攻撃力と属性付与が反映される（状態異常は付与されない）ため、これに限っては使用者に良い武器を選んでおきたい。

防御スキル

• 「○の壁」は一種類の属性にしか対応しない分、魔法攻撃への対策としてはトップクラスの軽減効果を発揮する。
  パッシブの「○○耐性」と同様に、被ダメージを減らすだけでなくその属性が弱点のキャラクターがダウンしなくなる。
• 「聖なる加護」はあるアクセサリーの装備で使用可能な、状態異常と封じの両方に対策出来る数少ないスキル。
  敵に先手を取られると意味が無いので、速の高いキャラクターに使用させたい。
• 「自浄メメント」「解放メメント」は、事前の対策と事後の治癒を兼ねられるスキル。
  特に封じに関しては、状態異常に対する「メパトラ」のような全員を治癒出来るスキルが存在しないために重要。
• 「ヘイトイーター」は後列配置や防御、ラクカジャと組み合わせることで近接単体攻撃による被ダメージを大きく軽減出来る。
  範囲攻撃が増えてくる中盤以降は無意味になる事も多いので、相手を選びたい。
  ランダム対象の複数回攻撃に対しては、使用者が戦闘不能になっても技の終了まで被ダメージを一手に引き受けてくれる。
• 「ボディーガード」はHPが低いキャラクターが回復前に倒れる事故を防げる安心スキル。
  優先度が最速になる訳ではないので、非常に速い敵に対してはブースト等の先制効果を併用しよう。
  「ボディーバリアー」「ボディーシールド」は庇う人数が多く、高いHPや耐性がないと耐えきれない可能性があるので注意。
  全体属性攻撃に対して「○○吸収」持ちに使わせると凄まじいシナジーを発揮する。

状態異常スキル

• 「ポイズンブレス」の毒ダメージは最大HP依存のため、中々にダメージが高い。
  運が高いキャラクター用の敵を選ばない攻撃手段として活用出来る。
• 「サロメの口づけ」は全個所の封じを仕掛けるという、ボスへの切り札になり得るスキル。
  物理特化や魔法特化の敵には狙った箇所が効かない可能性もあるが、逆に行動が豊富な敵にはハズレが起きにくい。
• 「淀んだ空気」は敵に掛かった状態異常の自然回復を遅らせるというもの。
  高確率で2ターンで自然回復するボスに対しては目に見えて効果が表れる。
• なお、全体封じスキル「マッスルダウン」「サイレントノイズ」「スパイダーネット」は敵専用。

魔法陣スキル

• 魔法陣スキルは使用した直後に判定が発生し、以降の持続したターンの最後に判定が発生する。
  同時に1つの陣しか張れないので、封じ以外の異常と封じの両方を狙う場合は魔法陣側は封じがお勧め。
• 「悪霊召喚」「魔法円」といったスキルは、魔法陣の使用者でなくても活用出来る。
• 「魔法円」は所持者の人数に応じてHP回復量が上昇する。

パッシブスキル

威力・成功率上昇

• 各種パッシブスキルは、条件を満たせば補助技抜きで火力を底上げ出来る。
  火力担当に併用させることで目に見えてダメージが伸びるため、習得から終盤まで重宝する。
• 「怒りの鉄拳」等のキャラクター専用パッシブスキルは、倍率が低い同条件のパッシブと併用すると無意味になる場合があるので注意。
• 「○連の鎖」は、「連鎖の○刃」後に追撃が起こる回数が増加する。
  例えば「二連の鎖」「三連の鎖」の併用で4回になり、この場合は連鎖始動役が一番速いパーティで全員が攻撃すれば活かしきれる。
  それ以上を狙うなら仲間の「デスチェイサー」「二又の矛」「豪傑の双椀」などが必要。
  同じく重要スキルである「黄金連鎖」は連鎖回数が増える程に恩恵が大きくなるが、継承不能で習得するペルソナが限られる。
  以上から必然的に連鎖始動役のスキル構成は限られるが、条件を揃えた暁には見合った火力が叩きだせる。
• 「不浄の手」「束縛の手」は、それぞれ封じ以外の状態異常と光・闇属性、封じの成功率を上昇させる。
  特に「不浄の手」と併せた全体光・闇魔法や混乱は今作屈指の強性能。
  素の運の高さよりも、これらのスキルの有無の方が成功率を左右する。両方あれば言わずもがな。
• 「救いの手」は所持者の人数に応じて回復スキルのHP回復量が使用者を問わず上昇する。
  「魔法円」や「癒しの風」も対象だが、回復アイテムは対象外。

耐性、無効化

• 荒垣・直斗以外のキャラクターは全員何かしらの弱点属性を持っているので、対応した「○○耐性」か「○○吸収」を持たせると安定する。
  作中の敵に多用される全体封じに対しては、キャラクターの役割に応じて「○封じ無効」を入れておくと有用。
• 状態異常無効化スキルは、おおよそ各迷宮に一体以上は役に立つ敵が存在する。
  また初登場の敵に対して全員がその状態異常になる事態を防げるので、開いた枠に入れておくと忘れた頃に役に立つ。

その他

• 「二又の矛」は効果対象が通常攻撃なので、ダメージ目的ではなく状態異常武器や味方の追撃系スキルとの併用で使いたい。
• 「豪傑の双椀」は物理スキルだけでなく、攻撃魔法スキルも対象となる。
  1回目でブーストになれば2回目に補正が乗り、なおかつ2回目の攻撃でもブーストが解除されないため強力。
• 「ソードブレイカー」「ルーンの盾」「イージスの盾」「白銀の硬貨」は、同列の味方が対象となる。
  いずれも表記が「発動率：中」以上なだけあって発動機会は多い。
• 「ヘイトサーチャー」「修羅の本能」は、運が良ければ開幕の行動に余裕が出来る。
  未発動の戦闘で改めて発動させたい場合は、別途に対応したスキルを使う必要がある。
  特に「修羅の本能」は大きな反動ダメージが付いてくるので、強化込みで開幕で敵を殲滅出来ない場合は雑魚戦では使わない方が無難。

情報支援スキル

戦闘時支援スキル

• 情報支援スキルを自力で複数覚えるサブペルソナに継承することで、情報支援スキルを6つ持ったサブペルソナを作る事が可能。
  第二迷宮以降、移動用と戦闘用とで専用のサブペルソナを育てていくと、冒険の大きな助けとなるだろう。
• 戦闘中の情報支援スキルはパーティメンバーの行動とは別にターンの開幕に効果を発揮するため、いずれも有用。
  特にパーティメンバーのスキルで代用出来ないものは積極的に利用したい。
• どんな苦境でもリーダーさえ無事なら1ゲージで必ず逃走出来る「スタコラフット」による安心感は絶大。
  逃走出来ない迷宮中のイベントも積極的に踏みに行ける「蛇ニラミ」もあれば死角無し。
• 「久遠の調べ」は味方の強化スキルをまとめて延長出来るので、ありったけのバフを揃えて一気に叩くタイプのパーティにお勧め。
• ナビ二人の据え置きのスキルでは、1コストのものが燃費に実用性に光る。
  「癒しの風」は雑魚戦で開幕にとりあえず使うといざという時の保険になる。
  また、ボス戦ではHP消費の大きい物理攻撃の連打も躊躇わず行えるようになる。
  「スポットライト」はブーストや「獣の咆哮」よりも優先するので、回復に補助に連鎖始動にと使い所は多い。
  敵より、あるいは味方より速く発動する事により意義が生まれる行動に、あるいはそもそも先制出来ない敵に。
• 「オラクル」は支援ゲージを使わない程度のFOE狩りの際に使うと、経験値上昇効果が非常に美味しい。
  それ以外の効果が出ても、攻撃力上昇効果が付けば撃破時間の短縮に繋がる。
• 「勝利の息吹」があると、HPに関してはほぼ永久機関が出来上がり、ダンジョン探索が段違いに捗るようになる。アークエンジェルから抽出出来るため序盤から使える。

移動時支援スキル

• 採集関係のスキルをフル活用すると、一か所のパワースポットからレア素材を大量に獲得出来る。
  レア素材を複数必要とするアイテムのため、最低でも「豊穣祈願」「大豊作」のいずれかは用意しよう。
• 「光の小路」「光の路」「光の天路」は、魔散の護符と合わせると利便性が増す。※2人に付けても重複しない。
  特に「光の天路」は雑魚戦での燃費の心配が無くなり、メギドラオン等の高SP消費スキルも躊躇い無く使えるようになる。
• 「安全祈願」はパワースポットでの採集時に敵に襲われる可能性を下げるが、「大安心」は採集時に完全に敵に襲われなくなる。
  つまり「大安心」があれば「安全祈願」は不要。