イタリア軍戦車

Last-modified: 2015-12-23 (水) 18:33:39

フィアット・アンサルド L6/40

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L3豆戦車の後継としてフィアット・アンサルド社が開発した5t軽戦車試作3号車を原型に発展させたのが本車である。
リーフスプリング型式の多いイタリア戦車だがL6はトーションバーサスペンションを採用した珍しい戦車だ。

主砲には射撃速度の速いブレダM35 20mm機関砲が搭載された。
車体が狭く砲塔が小さいため2名しか乗ることができず、
車長は自車の指揮以外に砲手、装填手、無線手の3役をこなさなければならなかった。

1940年600両近く生産発注したが同じ砲塔のAB41装甲車の生産が優先されたため、
生産開始は1941年からと遅れ、他国の戦車より性能が劣っていたため1942年末で生産が中止、
L6/40軽戦車として完成したのは283両に留まった。
残りの発注分はセモヴェンテ da 47/32用に車体のみ1943年まで生産されている。

最大速度は路上で42km/hと機動性が高かったため偵察を任務とする騎兵師団に配備されまた、
北アフリカ、東部戦線、バルカン半島などあちこちで奮闘した。
イタリア降伏後はドイツ軍が接収し警察部隊へ配備を行っているが一部の車両はクロアチアなどに輸出されている。


コメント欄

  • L6/40 解説追加してみました。 ネットの情報をコピペしていますが許してください! -- 2015-09-22 (火) 16:39:58