Schofield Revolver

Last-modified: 2021-03-18 (木) 19:44:06

Schofield Revolver

概要

モデルはS&W社のModel No. 3。
名称から察するに.45口径弾仕様の通称「スコフィールドリボルバー」とされるモデルである。

発表は1870年で、意外にもS.A.A.以前の拳銃である。
他の記事でも度々触れるように19世紀末頃は当時のリボルバーに用いられていた.32口径弾から、より高火力の.45口径弾の必要性が説かれた時期であり、No.3もまた小口径のNo.2よりバージョンアップを経て開発された.45口径仕様のリボルバーであった。

スコフィールドリボルバーを語る上で特徴的な「ブレイクオープン」排莢システムは外せない。
リアサイトを兼ねるロックを外し、銃身を下に折り曲げると、シリンダーが露になると同時にエジェクターが作動、空薬莢が排出される。そこからさらに折り曲げるとエジェクターは自動で収納され、装填することができる。
ソリッドフレームのS.A.A.はローディングゲートがひとつのみで排莢と装填に時間がかかるのに対し、一瞬で排莢が完了してなおかつ装填しやすいとあって特に民間では人気が高かったが、間接部でバレルとフレームを固定する構造上、耐久性は芳しくなかった。そしてソリッドフレームの耐久性とブレイクオープンの回転率を併せ持つスイングアウト方式が発明されると、これらのシステムを有するリボルバーは程なく姿を消したのであった。

アメリカ軍に一部採用されたのだが、耐久性及びカートリッジの互換性の問題(S.A.A.はNo.3の弾を撃てたのに対し、No.3はS.A.A.の弾が撃てなかった)もあり、結局ごく一部が納入されただけで正式採用には至らなかった。とはいえ高い評価を受けた銃であるのは事実であり、インディアン戦争から第一次世界大戦までその活躍の場は広く、ロシアに輸出された有名なロシアンモデルを始め、イタリア、スペイン、ルーマニアなどにも売られていた。
現在はS.A.A.同様パテントが切れており、コピーメーカーが今でも生産を続けている。

Schofield Revolver

ゲーム内での扱い

順当に進めればメキシコ編の早い段階で解除されることになるリボルバー。
入手後は野党や民間人もキャトルマンリボルバーと同じく、これを所持し始めるようになる。
何より、伝説のガンマンであるランドン・リケッツのサイドアームとして印象に残る活躍を見せてくれる。