ネットワークの用語集
Last-modified: 2022-01-27 (木) 12:59:05
0-9
- 3G, 第3世代移動通信システム
- ITU IMT-2000規格を採用した通信システムのこと。FOMAなど。
- 3.5G, 第3.5世代移動通信システム
- ITU IMT-2000規格のうち高速通信規格を採用した通信システムのこと。FOMAハイスピードなど。
- 3.9G, 第3.9世代移動通信システム
- ITU IMT-2000規格のうち高度化された高速通信規格を採用した通信システムのこと。Xi、LTEなど。
- 4G, 第4世代移動通信システム
- IMT-Advanced規格を採用した通信システムのこと。LTE-Advancedなど。
- 512k day, BGPルーターの512K問題
- 2014年8月12日に発生したBGPルーターの経路情報が512000経路を超え、古いルーターでメモリが不足して、通信が行えなくなってしまった問題のこと。
- 5G, 第5世代移動通信システム
- 6G, 第6世代移動通信システム
- 6LoWPAN, IPv6 over Low power Wireless Personal Area Network
- ZigBeeなどの近距離無線通信でIPv6を使う技術。
A
- Access Switch, アクセススイッチ
- リピータハブやL2スイッチなどの総称。
- ACK
- TCPの3ウェイハンドシェイクの応答確認を示すコマンド。
- ADC, Application Delivery Controller
- 負荷分散装置(ロードバランサ)に、SSL認証やキャッシュ機能などを足したネットワーク機器。
- AES, Advanced Encryption Standard
- AH, Authentication Header
- IPsecで使用されるプロトコル。認証機能と改竄防止機能を有する。
- AM, Amplitude modulation, 振幅変調
- Analog modulation, アナログ変調
- Application Layer, アプリケーション層
- OSI参照モデルのレイヤー7。アプリケーションごとに規定する。
- ARP, Address Resolution Protocol, アドレス解決プロトコル
- IPアドレスからMACアドレスを取得するためのプロトコル。RFC826, RFC5227, RFC5494。
- AS, Autonomous System、自律システム
- インターネットに接続されているネットワークやルータのことを指す。基本的には、ISPであったり巨大企業、大学組織などがASである。
- AS Number, AS番号
- IPアドレスと同様にIANAがRIRに割り当て、RIRやNIRが申請者に発行する。現在16bit値で、0~65535のAS番号があるが、このうち、0と65535は予約され、また64512~65534はプライベートAS番号に予約されている。
- ASK, Amplitude Shift Keying, 振幅偏移変調
B
- BB, Broad-Band,ブロードバンド
- 高速通信網。ナローバンドに対して高速な通信。
- Bellman-Ford Algorithm
- RIPなどの距離ベクトル型ルーティングプロトコルで使用されるアルゴリズム。このアルゴリズムの問題点は、距離ベクトル型ルーティングプロトコルのアルゴリズムの問題点になっている。また、Yenによる改良版では、探索経路数を半減することができるが、根本的な解決にはなっていない。DUALというアルゴリズムで解決できている。
- BGP, Border Gateway Protocol
- インターネットの中核を担う経路選択プロトコル。パスベクトル型ルーティングプロトコル。AS間のルーティングなどで利用されるため、外部ゲートウェイプロトコルに分類される。
- BGP Confederation, BGPコンフェデレーション
- BGPによって構築された各ASのルーティング情報の増大を抑えるために、各AS内に子ASを構築する技術。Confederationは、連合という意味。
- Bluetooth
- 主にPC周りで利用され、数メートルから数十メートル間の端末で通信を行うための規格。特にマウス、キーボード、ヘッドセットに利用されることが多い。IEEE802.15.1規格。2.4GHz帯を利用する。
- Bluetooth HS
- HS は High Speed の略で高速通信向けのサブ規格。
- Bluetooth LE
- LE は Low Energy の略で低消費電力なので、携帯端末など向けのサブ規格。
- BPDU, Bridge Protocol Data Unit
- STPに関する情報を含んだデータのこと。
- BR, Basic Rate
- 変調方式の一つ。Bluetoothで使われる。
- BWA, Broadband Wireless Access, 広帯域移動無線アクセスシステム
C
- CAP theorem, CAP定理, Brewer's theorem, ブリュワーの定理
- Consistency(一貫性)、Availability(可用性)、Partition-tolerance(分断耐性)をすべて同時に満たすことはできないとする定理。
- CAN, Car Area Network
- CASB, Cloud Application Security Broker
- クラウドサービスの可視化を行うツール。
- Catalyst Switch, カタリストスイッチ
- CCK, Complementary Code Keying
- 4相偏移変調と拡散符号を組み合わせた変調方式。IEEE802.11bで採用。
- CFP, C Form-factor Pluggable
- Cはローマ数字の100。
- CHAP, Challenge Handshake Authentication Protocol
- チャレンジ・レスポンス方式のユーザ認証を行い、さらに定期的にユーザ認証を繰り返すタイプの認証プロトコル。チャレンジ・レスポンス方式は、ワンタイムパスワード方式。サーバーから送られてくるランダムデータをユーザーのパスワードと掛け合わせ、結果を返すというもの。これによって、パスワードがネットワーク上を流れないため、セキュリティが高まる。PPPプロトコルで使用される。
- CIDR, Classless Inter-Domain Routing, サイダー
- 任意のIPアドレスをグループ分けするもの。192.168.0.1/24などとIPアドレスの最後に「/N」という形で表す。サブネットマスクとほぼ同じ。サブネットマスクは、255.255.255.0とIPアドレスと同じ形式で表す。
- CIFS, Common Interface File System
- マイクロソフト社独自規格のSMB共有を拡張し、異なるOS間でのファイル共有を可能にした規格。
- CRL, Certificate Revocation List, 証明書失効リスト
- デジタル証明書の失効リスト。オンライン上で公開されており取得・検証することができる。
- CoAP, Constrained Application Protocol
- 軽量のHTTP。RFC 7252。
- CoCoNuTS, Code based on Constrained Numbers Theoretically-achieving the Shannon limit
- シャノン限界を達成した NTT 開発の符号化方式。
- Collision Domain, コリジョンドメイン
- パケットが衝突する領域。
- CORBA, Common Object Request Broker
- 他のコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル。CDR (Common Data Representation) でやりとりすることが特徴。同様の技術に、DCOM、SOAPがある。
- Core Switch, コアスイッチ
D
- Datagram, データグラム
- トランスポート層のデータ単位(PDU)の1つ。特にコネクションレス通信で呼ぶ。
- Data-link Layer, データリンク層
- OSI参照モデルのレイヤー2。隣接ノード間での通信方法を規定する。ハードウェアアドレスを利用して、通信を行う。フロー制御、エラー制御も行う。具体的には、ネットワークカードのポートごとに設定されているMACアドレスがハードウェアアドレスである。エラー制御の為にフッタとしてFCSを付加する。
- DCA, Dynamic Channel Allocation
- DCOM, Distributed Component Object Model
- 他のコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル。NDR (Network Data Representation) でやりとりすることが特徴。同様の技術に、CORBA、SOAPがある。
- DDos Attack, Distribtued Denial of Service Attack, DDoS攻撃, 協調分散型DDos攻撃
- DoS攻撃を複数台の端末から行う攻撃。基本的には、DoS攻撃と同じであるが、複数台の端末から行う点が特徴。DoSに比べてより強力なDoS攻撃となる。
- Degital modulation, デジタル変調
- DeMilitarized Zone, 非武装地帯
- DHCP, Dynamic Host Configuration Protocol
- 端末に割り当てるIPアドレスを自動的に設定するプロトコル。たとえば1000台の端末にいちいちIPアドレスを設定するのは非常に面倒。そこで自動的に割り振る方法をDHCPが提供してくれる。
- DiffServ
- Directed Broadcast, ディレクティッドブロードキャスト
- 範囲を限定しないブロードキャスト。ネットワークアドレスが不明な場合などに使用する。参考:リミテッドブロードキャスト。
- Distance-vector routing protocols, 距離ベクトル型ルーティングプロトコル
- 距離と方向によってルーティングテーブルを作成するプロトコルの総称。代表的なアルゴリズムは、RIP。基本的に隣接するルータ同士でルーティングテーブルを交換し合い、ネットワークの全体像を把握することがない。これは大きな問題を引き起こす。あるルータが故障した場合に、故障したことを全ルータが知ることができないため、到達すると勘違いするルータが続出し、そのルータ間でルーティング情報を交換し合うと、無限ループになってしまう。
- Distribution Switch, ディストリビューションスイッチ
- DIX
- DEC社、Intel社、Zerox社を指す。
- DNS, Domain Name System
- ホスト名とIPアドレスを関連づけるシステム。世界中で動作して、ドメイン名によるアクセスを可能にしている。手近なところでは、ブロードバンドルーターにインストールされているDNSがある。
- DoS Attack, Denial of Service Attack, DoS攻撃
- サーバーへのリクエストを大量に送りつけサーバーの通常動作を妨害する攻撃。最近ではDDos攻撃と呼ばれる攻撃が主流。
- DSRC, Dedicated Short Range Communication
- 5.8GHz帯による近距離通信。ETCに利用されている。
- DTIM, Delivery Traffic Indication Message
- DUAL, DUAL FSM, Diffusing Update Algorithm finite-state-machine, 拡散更新アルゴリズム
- Bellman-For Algorithmを改良したもの。コンバージェンスが高速で、ループ問題も発生せず、使用するリソースも少ないことが特徴。EIGRPで利用されている。ループ問題は「Feasibility Condition」と呼ばれる条件を導入することで解消している。
- Dynamic Routing,ダイナミックルーティング
- RIPやOSPF、BGPなどのプロトコルによって、ルーティングテーブルを自動で書き換えるシステム。手動設定するシステムは、スタティックルーティング。
E
- EAP, Extensible Authentication Protocol
- Edge Switch, エッジスイッチ
- EDR, Enhanced Data Rate
- BRを改良した変調方式。Bluetoothで使われる。
- EGP, Exterior Gateway Protocol, EGPs
- ASとASの間で使用されるルーティングテーブル交換プロトコルの総称。具体的には、BGPが使用される。AS内部で使用するプロトコルは、IGPという。
- EHLO
- 拡張ハロー。拡張SMTPで用いられるHELOコマンド。
- EIGRP, Enhanced Interior Gateway Routing Protocol
- 距離ベクトル型ルーティングプロトコルであるが、その問題点である無限ループ問題、低速なコンバージェンスを解決している。具体的には、DUALというアルゴリズムを使用してコンバージェンスを高速にしている。
- ELTRES
- LPWAの一種。ソニーが推進。
- Erlang, アーラン
- ESMTP, Extended SMPT, 拡張SMPT
- SMPTに比べ、送信者を認証するための仕組みが入ったプロトコル。
- ESP, Encapsulating Security Payload
- IPsecで使用されるプロトコル。AHプロトコルの認証機能、改竄防止機能に加え、ペイロードの暗号化機能を有する。通信の暗号化を許可されていない国では、ESPは使えず、AHを使用する。
- Ethernet、イーサネット
- 物理層、データリンク層の規格のひとつ。ツイストペアケーブル(より対線)を利用するが、光ファイバ、銅線も利用できる。
- EUI-48
- IEEEが定める48bitのMACアドレスのこと。
- EUI-64
- IEEEが定める64bitのMACアドレスのこと。
F
- FC-AL
- ファイバチャンネルのうち、トポロジーに「調停ループ」を採用したもの。
- FC-P2P
- ファイバチャンネルのうち、トポロジーに「P2P」を採用したもの。
- FC-SAN
- ファイバチャンネルネットワークによるSAN。ファイバチャンネルプロトコルを使用する。
- FC-SW
- ファイバチャンネルのうち、トポロジーに「ファブリック」を採用したもの。
- FCIP, Fiber Channel over IP
- ファイバチャンネルプロトコルをIPネットワークで運用するためのプロトコル。
- FCS, Frame Check Sequense
- データリンク層のデータをエラーチェックするための値。
- FDDI, Fiber-Distributed Data Interface
- 光ファイバによるLAN用データ通信の規格。現在は、イーサネットに置き換わりつつある。
- Femtocell、フェムトセル
- 小規模な無線基地局のこと。フェムト(femto)とは、一千兆分の1のこと。ミリ、マイクロ、ナノ、ピコの次に小さい値を表す国際単位。
- FHSS, Frequency Hopping Spread Spectrum
- 主にRFIDで使用される電波干渉方式。チャネルを短時間で切り替えて通信する方式。
- Fibre Channel, ファイバーチャンネル
- 主にストレージ用のネットワーク技術。いくつかの方式がある。
- Flooding, フラッディング
- 英語で「洪水」という意味だが、ネットワークにおいては、通信路に大量にデータが流れ込むことを指す。
- FLSM, Fixed Length Subnet Mask, 固定長サブネットマスク
- サブネットをすべて同じ長さのサブネットマスクで割り当てること。基本的にサブネット内でも割り当てたいIPアドレスの個数は異なるので、固定長サブネットマスクでは未使用アドレスができやすいため、可変長のサブネットマスク(VLSM)を使用する。
- FM, Frequency modulation, 周波数変調
- FMC, Fixed Mobile Convergence, 固定網と移動網の収束
- FQDN, Fully Qualified Domain Name, 完全に指定されたドメイン名, 完全に限定されたドメイン名, 絶対ドメイン名
- Frame, フレーム
- データリンク層で扱うデータ単位(PDU)。
- FSK, Frequency Shift Keying, 周波数偏移変調
- FWA, Fixed Wireless Access
G
- Gate Keeper, ゲートキーパー
- Gateway, ゲートウェイ
- Global Address, グローバルアドレス
- Gratuitous ARP
- RFC5227で規定される通信プロトコル。IPアドレスの重複設定を確認できる。
- Groupware, グループウェア
H
- Heartbeat, ハートビート
- 通信相手に自信が故障していないことを伝える手段として使われる。つまり、ハートビートが出ている限りは、相手に自分が生きていることを伝え、相手もそれを確認できる。もしこの機能がない場合、故障してしまった相手との通信を永遠に待つことになるか、自分から確認しに行く必要がでてしまう。ちなみに、heartbeatを日本語に訳せば「鼓動」。Keep alive (キープアライブ)と同じ。
- HIDS, Host-based IDS, ホスト型IDS
- ホストに接続するタイプの侵入検知システム。
- HIPS, Host-based IPS, ホスト型IPS
- ホストに接続するタイプの侵入防御システム。
- HSPA, High Speed Packet Access
- HSRP, Hot Stanby Router Protocol
- シスコシステムズ社の独自プロトコル。VRRPのようなもの。
- HTTP, Hyper Text Transfer Protocol
- 主にウェブページを閲覧するためのプロトコル。テキストや画像といった情報をGETしたり、逆にPOSTすることができる。
- HTTPS
- HTTPで送受信するメッセージを暗号化して送信する仕組みのこと。正確には、URIスキーム。
- HTTP over SSL/TLS
- HTTPSの実際のプロトコル。HTTPで送受信するメッセージの暗号化、復号のためのプロトコル。
- HTTP Live Streaming
- 動画ファイルを細切れにして順次リストファイルに追加していくことで疑似ストリーミングを実現するプロトコル
- HTTP/1.0
- HTTP/1.1
- HTTP/2
- GoogleのSPDYプロトコルを元に策定された標準プロトコル。
- HTTP/3
I
- IANA, Internet Assigned Numbers Authority、アイアナ
- IPアドレス、ドメインの管理を行っている。上部組織はICANN。下部組織はRIR。
- ICANN, The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers、アイキャン
- 1998年設立の非営利団体。IPアドレス、ドメインの管理を行っている。最上位機関。下部組織に、IANAが存在する。
- ICCID, Integrated Circuit Card ID
- SIMカードのシリアル番号。最大19桁。
- ICMP, Internet Control Message Protocol, インターネット制御通知プロトコル
- IDS, Intrusion Detection System, 侵入検知システム
- 不正侵入を検知するシステム。侵入を検知したら、管理者へ通知を行う。侵入を防ぐタイプのものは、IPSと言い、区別される。IDSは、大きくネットワーク接続型のNIDSと、ホスト接続型のHIDSに分類される。
- IEEE 802.11規格
- 無線LANの規格。末尾にアルファベットを付加して通信帯域やらを区別する。昨今は世代をわかりやすくするため「Wi-Fi ??」と番号をつけて呼ぶ。
- IEEE 802.11a
- 54MbpsほどのWi-Fi。5GHz帯。
- IEEE 802.11ac, Wi-Fi 5
- 96.9bpsほどのWi-Fi。5GHz帯。
- IEEE 802.11ah, Wi-Fi HaLow
- LPWAのWi-Fi版。長距離かつ、低消費電力の無線規格。900MHz帯を使用し、主にIoTでの採用を目指す。
- IEEE 802.11ax, Wi-Fi 6
- 9.6GbpsほどのWi-Fi。2.4GHz帯、5GHz帯。
- IEEE 802.11ax, Wi-Fi 6E
- 2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、6GHz 帯域も使える WiFi。
- IEEE 802.11b
- 11MbpsほどのWi-Fi。2.4GHz帯。
- IEEE 802.11ba
- 既存の無線LANを省電力化するための規格や機器。基本的に消費電力の大きな無線LANモジュール本体を寝かせておき、Wake-UPパケットだけを受信する専用のモジュールを用意しておく、Wake-UPパケット受信専用モジュールの待機電力が低ければ、全体の消費電力が下がるという仕組み。
- IEEE 802.11g
- 54MbpsほどのWi-Fi。2.4GHz帯。
- IEEE 802.11n, Wi-Fi 4
- 600MbpsほどのWi-Fi。2.4GHz帯、5GHz帯。
- iFCP, Internet Fiber Channel Protocol
- ファイバチャンネルプロトコルをIPネットワークで運用するためのプロトコル。
- IGMP, Internet Group Management Protocol
- マルチキャストグループへの参加、脱退などを行うためのプロトコル。
- IGP, Interior Gateway Protocol, IGPs
- AS内で使用されるルーティングテーブル交換プロトコルの総称。具体的には、RIP、OSPF、IS-IS、IGRP、EIGRP。ASとAS間で使用するプロトコルは、EGPという。
- IGRP, Interior Gateway Routing Protocol
- AS内で使用されるルーティングプロトコル。距離ベクトル型ルーティングプロトコルであり、CIDRにも対応しないため、現在は使われていない。代わりにIGRPを拡張したEIGRPがつかわれている。
- IMSI, International Mobile Subscriber Identity
- SIMカードに記録されている最大15桁のIDのこと。国番号や事業者番号、契約者番号を並べたもの。
- Internet VPN, インターネットVPN
- インターネットを利用したVPN。インターネットを介すので、途中経路での盗聴や改竄の危険性があるが、IPsecやPPPTP、TLSといったプロトコルで暗号化するため、それらの危険性は少ない。
- IntServ
- IP, Internet Protocol
- ネットワーク層のプロトコル。
- IP-SAN
- IPネットワークによるSAN。プロトコルは、iSCSI、FCIP、iFCPを使用する。
- IP-VPN
- インターネットからは切り離された閉塞IP網を利用するVPN。インターネットVPNよりも安全で、通信速度も安定しているし、専用線よりも安価である。
- IPS, Intrusion Protection System, 侵入防御システム
- 不正侵入を検知し、検知した不正パケットを破棄するシステム。IDSと違い、不正パケットを破棄することが特徴。
- IPsec Security Architecture for Internet Protocol
- ネットワーク層での認証や暗号化機能を適用するプロトコル。2つのモードがあり、それぞれ「トランスポートモード」と「トンネルモード」である。トランスポートモードは、ヘッダが暗号化されない。トンネルモードはヘッダも暗号化される。トンネルモードはインターネットVPNで利用される。IPsecでは2つのプロトコル「AH」、「ESP」のいずれかを使用する。
- IPv4, Internet Protocol version 4
- 2の32乗個のアドレスが割り当てられるが、2011年2月3日にIANAが割り当てることができるIPv4アドレスは枯渇した。また、IANAの下位組織で、東部および南アジア、太平洋エリアを管理するAPNICでも、IANAから割り当てられたIPv4アドレスを、2011年4月15日にIPv4アドレスを下位組織に割り当てて、枯渇した。
- IPv4 Transfer, IPv4アドレス移転
- 使用中のIPv4アドレスを他者に名義変更すること。IPv4アドレスは枯渇してしまったため、新規割り当てができないために存在している。金銭の授受が発生することもある。
- IPv6, Internet Protocol version 6
- 2の64乗個のアドレスを割り当てられる。IPv4と比べ、固定長ヘッダとなり、余計なエラー処理もなくなったため、高速になっている。
- IS-IS, Intermediate System-to-Intermediate System
- iSCSI, Internet Small Computer System Interface
- SCSIプロトコルをTCP/IP上に構築したプロトコル。
- ISP, Internet Services Provider、プロバイダ
- インターネット接続業者。
- IX, Internet eXchange
J
- Jabber lock up, ジャバーロックアップ
K
- Kamuee
- NTTコミュニケーションズが開発したソフトウェア・ハイエンドルーター。とはいえ・・、200万円程度のPCと1枚10万円程度のNICが必要となる・・。
- Keep Alive Packet, キープアライブパケット
- 生存確認のためのパケット。ハートビートと同じ。
L
- L2MS, Layer2 Management Service
- LAG, Link Aggregation
- IEEE802.3adで規定される複数のイーサネットケーブルを1つとみなして、冗長化を図る。LAG = Link Aggregation Group でもあり、束ねたいリンク(イーサネット)をグループ化したものをさす。
- LCP, Link Control Protocol
- PPPにおいて、データリンク層本来の処理を行うためのプロトコル。
- LDAP, Lightweight Directory Access Protocol
- LDC, Low Duty Cycle
- 電波干渉を防ぐために、電波の発射時間を短くする方式。キャリアセンス方式は他の機械が電波を使っているかどうかを確認するので仕組みが複雑。
- LDPC, Low Density Parity Check
- Limited Broadcast, リミテッドブロードキャスト
- 範囲を限定するブロードキャスト。ネットワークアドレスがわかっている場合などに使用する。参考:ディレクティッドブロードキャスト。
- Link state routing protocols, リンク状態型ルーティングプロトコル
- ネットワーク全体の構成を把握した上でルーティングテーブルを作成するアルゴリズムの総称。代表的なプロトコルは、OSPF、IS-IS。
- LIR, Local Internet Registry、ローカルインターネットレジストリ
- IPアドレス、ドメインの管理を行っている。上部組織はNIRあるいはRIR。LIRとして、ISPが存在する。
- LLDP, Link Layer Discovery Protocol
- 2005年に IEEE803.1AB として定められたプロトコル。リンクレイヤーで隣接する端末の機器情報を得たり、死活監視するためのプロトコル。このプロトコルが登場するまでは各ネットワーク機器ベンダー固有のプロトコルが
- Load balancer, ロードバランサー, 負荷分散装置
- 基本的にはサーバーの処理負荷を分散させる装置あるいはシステムのこと。
- Loop-free distance-vector routing protocols
- 距離ベクトル型ルーティングプロトコルの無限ループ問題を解決したプロトコルの総称。代表的なプロトコルは、EIGRP。
- Loopback Address
- IPアドレスやホスト名の種類の1つ。自分を指す専用のIPアドレス、ホスト名。IPv4においては、127.0.0.1である。IPv6では、::1である(0:0:0:0:0:0:0:1)。ホスト名としては「localhost」が使用される。
- LoRa, ローラ
- LPWAのひとつ。LoRaWANの物理層部分のプロトコル。必ずしもデータリンク層以上がLoRaWANとは限らない。
- LoRaWAN, ローラワン
- LPWAのひとつ。物理層ではLoRaプロトコルを使用する。LoRaアライアンスが推進。
- LPWA, Low Power Wide Area
- 低消費電力で広域をカバーする通信を行う回線。IoTによって大量の小型デバイスがインターネット通信を必要とし始めたことで策定された。LTEなどに対して、回線速度は低速であるが超低消費電力で、広域(数キロメートル~数百キロメートル)をカバーできる。
- LTE, Long Term Evolution
- 携帯電話向けの通信規格。いわゆる3.9G回線。
- LTE-M
- LPWAの一種。3GPPが推進。
M
- MAC, Media Access Control
- MAC Address, Ethernet Hardware address, EHA, Hardware Address, Physical Address, MACアドレス, イーサネットハードウェアアドレス、ハードウェアドレス、物理アドレス
- MCA, Multi-Channel Access radio system
- Message, メッセージ
- アプリケーション層で扱うデータ単位(PDU)。
- MIB, Management Information Base, ミブ
- SNMPによって蓄積される階層型のデータベース。ネットワークの管理情報が蓄えられる。
- MIMO, Multiple Input Multiple Output, マイモ
- MLD, Multi Lane Distribution
- 100GbEtherで使用される技術。100GbEtherはケーブル自体は10GbEtherを束ねて並列伝送する。この1つ1つをレーンと呼び、元々のデータを4または20のレーンに分配して、実質的に40GbEther/100GbEtherとなる。レーンごとに伝送したデータの到着順は一定にならないので、伝送するデータ中にレーンマーカーを埋め、データ順序を整える。
- Modulation, 変調方式
- MPLS, Multi-Protocol Label Switch
- 通常のルーティングテーブル方式のIPルーティングでは、IPアドレスやサブネットマスクを見て、さらに最長マッチしたルーティングテーブル要素が指すアドレスへパケットを転送する。これは非常に面倒な方法で、データ転送にかかるコストを高めていた。これを解決するために生まれたのが、MPLS。MPLSでは、IPアドレスは見ずに、L2ヘッダとL3ヘッダの間に付加した「ラベル」で次のルータへパケットを転送する。当初は、このように高速化のための技術であったが、ルーターの高速化に伴い、意義が変わってきている。1つは、インターネットVPNにおける利用、もう1つが通信負荷の分散である。
- MSA, Multi-Source Agreement
- ベンダー間で同一規格で統一しましょうという取り決めのこと。
- MSISDN, Mobile Subscriber Integrated Service Digital Network Number
- SIMカードに記録されたIDで、通常は電話番号。(国番号を含むので、最大15桁)。
- MTU, Maximum Transmission Unit
- 最大伝送単位。1回の通信で伝送(送信、受信)できるサイズのこと。
- MU-MIMO, Multi User MIMO
- Multi Mode Fiber, マルチモードファイバー
- 光ファイバーの光を通す部分の直径が約50μmまたは約62.5μmのもの。
- MWA, Mobile Wireless Access
N
- NAPT,Network Address Port Translation, IPマスカレード, IP masquerading, PAT, Port Address Translation
- NATの拡張版とも言えるIPアドレスとポート番号の変換機能のこと。NATと違い、プライベートIPアドレス複数に対して、グローバルIPアドレスは1つだけで良いというのが最大のポイント。
- NAT,Network Address Translation, ネットワークアドレス変換
- 主にプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換を行う機能のこと。また、単に「NAT」という場合「NAPT」のことを指すことも多いので、そちらも参照のこと。NATでは、変換するアドレスを一意に決めるため、プライベートIPアドレスの数と同じだけのグローバルIPアドレスが必要で使い勝手が悪い。
- NB, Narrow Band, 狭帯域通信
- ブロードバンドに対して、既存の遅い通信。
- NB-IoT, Narrow Band - IoT
- LPWAの一種。3GPPが推進。LT EMに比べて通信速度が遅い。
- NCP, Network Control Protocol
- PPPにおいて、ネットワーク層との調停を行うプロトコル層を指す。実際には、調停を行うネットワークによって、IPネットワークであればIPCP、IPXネットワークであればIPXCP、AppleTalkネットワークであればATALKCPを使用する。
- NEL, Network Error Logging
- W3Cが標準化を推進しているんネットワークエラーに関するログ情報システム。
- Network Layer, ネットワーク層
- OSI参照モデルのレイヤー3。ネットワークを介したノード間の通信方法を規定する。ここではソフトウェアアドレスを利用して通信を行う。ネットワークを超えていく為に、ルーティングやデータの中継を行う。ソフトウェアアドレスとは、ハードウェアとは結びつかない論理的なアドレスになる。ソフトウェアアドレスは、具体的には、IPアドレスなどに結びつく。
- NGN, Next Generation Network, 次世代ネットワーク
- NIDS, Network-based IDS, ネットワーク型IDS
- ネットワークに接続するタイプのIDS。
- NIPS, Network-based IPS, ネットワーク型IPS
- ネットワークに接続するタイプのIPS。
- NIR, National Internet Registry、国別インターネットレジストリ
- IPアドレス、ドメインの管理を行っている。上部組織はRIR。下部組織はLIR。主にAPNICとLACNICにだけ存在する。
- Northbound API
- SDN/OpenFlowにおいて、アプリケーション側とのインタフェースとなるAPI。逆にハードウェアコントローラとのインタフェースをSouthbound APIと呼ぶ。
- NTP, Network Time Protocol
- ネットワーク上の機器の時刻を正確に維持するために使用されるプロトコル。NTPサーバは、階層型になっていて、最上位のNTPサーバーは原子時計などから時刻を正確に維持している。この最上位のNTPサーバーをStratum1のNTPサーバーと呼び、そのStratum1のNTPサーバーに対して、NTPプロトコルで同期するサーバーをStratum2のNTPサーバーと呼ぶ。世界中に、最大でStratum15までのサーバーが存在している。これらのNTPサーバーに同期する機器をNTPクライアントと呼ぶ。なお、通信経路の遅延を考慮して同期するところがNTPの本質である。
- NWA, Nomadic Wireless Access
O
- OCSP, Online Certificate Status Protocol
- デジタル証明書の状態を確認するためのプロトコル。CRLよりも少ない情報でやり取りを行う。
- OFDM, 直交周波数分割多重方式
- デジタル変調方式の1つ。
- OFDMA, 直交周波数分割多元接続
- QoS, Quality of Service
- 通信する内容に応じて、優先順位や帯域制御を行うこと。L2/L3スイッチに実装されている。たとえば、音声チャットやビデオチャットなど、即時性の重要な通信は優先的に転送するというもの。
- OP25B, Outbound Port 25 Blocking
- 迷惑メール対策の1つ。ISPが行う。
- OpenFlow
- Open Networking Foundationによって標準化が進められているネットワーク制御技術、システムのこと。
- OSI, Open System Interconnection
- ISOによって発表された標準的なネットワークアーキテクチャ。
- OSPF, Open Shortest Path First
- ルーティングテーブル作成のためのプロトコル。リンク状態型で、ダイクストラ法を使用する。主にASないで使用する内部ゲートウェイプロトコルに分類される。
- OTA, Over The Air
- いままで有線通信していたことに対して無線通信を用いること。
- OUI, Organizationally Unique Identifier
- MACアドレスの一部、ベンダー情報を識別する部分のこと。IEEEに登録してもらったID。
P
- PAM, Pulse-Amplitude Modulation, パルス振幅変調
- Packet, パケット
- ネットワーク層で扱うデータ単位(PDU)。
- PAP, Password Authentication Protocol
- ユーザIDとパスワードの組をサーバーに送り、認証を行うシンプルなプロトコル。ユーザIDとパスワードがネットワーク上を流れるため、セキュリティが弱い。PPPプロトコルで使用されるが、実際にはPAPではなくCHAPを利用するのが一般的。
- Path vector routing protocol, パスベクトル型ルーティングプロトコル
- 距離ベクトル型ルーティングプロトコルに通過したノードの識別番号を付加した情報を渡すことで、ループ問題を解決したプロトコルの総称。代表的なプロトコルは、BGP。
- PAX, Private Automatic eXchange
- PBXが公衆の電話回線に対して接続するのに対し、PAXは私有の電話回線に接続する。
- PBX, Private Branch eXchange, 構内交換機, 回線切替機, 内線集約装置, 内線交換機
- 主に複数の電話回線を束ねて、公衆の電話回線へ接続するために使用する機械のこと。IP電話においては、IP電話回線を束ねて、VoIPゲートウェイにつなぎ、IP化される。その後、ルーターを通して、通信される。
- PCM, Pulse-Code Modulation, パルス符号変調
- PDM, Pulse-Density Modulation, パルス密度変調
- PDU, Protocol Data Unit
- プロトコルの扱うデータ単位の総称。具体的にはパケットやフレームのことを指す。現実には、ほとんど区別されず「パケット」と呼ばれている。
- PEAP, Protected Extensible Authentication Protocol
- Peering, ピアリング
- Physical Layer, 物理層
- OSI参照モデルのレイヤー1。物理的にデータをどのように扱うかを電気的、機械的、論理的な条件で決定する。
- PLCP, Physical Layer Convergence Protocol
- IEEE 802.11パケットのこと。
- PM, Phase Modulation, 位相変調
- PPM, Pulse-Position Modulation, パルス位置変調
- PPP, Point-to-Point Protocol
- 二点間で通信するための通信プロトコル。認証、圧縮、マルチリンク、エラー検出といった機能を備えているため、主にそれらが必要な場面で使われる。ADSLやCATV、光ファイバーなどのサービスで利用されている。ベースとなっているのは、HDLC。認証にはPAPあるいはCHAPが使われる。PPPは、ニ階層で構成されている。PPP自体はデータリンク層のプロトコルだが、上位のネットワーク層との調停を取るための層で、NCPがあり、認証や圧縮、データリンク層本来の仕事をするためにLCPがある。
- PPPoE, PPP over Ethernet
- イーサネット環境で、PPPを実現するための仕組み。RFC 2516規格。
- PoE, Power over Ethernet
- イーサネットケーブルに給電用の電気を流すための仕組み。IP電話などで利用される。IEEE 802.3af規格。
- Presentation Layer, プレゼンテーション層
- OSI参照モデルのレイヤー6。データの表現形式を規定する。
- PSDU, PLCP Service Data Unit, Physical Layer Service Data Unit
- IEEE 802.11パケットのデータ部のこと。
- PSK, Phase Shift Keying, 位相偏移変調
- PVST, Per-VLAN Spanning Tree
- PWM, Pulse-Width Modulation, パルス幅変調
Q
- QAM, Quadrature Amplitude Modulation, 直角位相振幅変調
- QoS, Quality of Service
- QUIC, Quick UDP Internet Connections
R
- RADIUS, Remote Authentication Dial In User Service, ラディウス, ラディアス
- 認証のためのプロトコル。利用者がネットワーク上のどの資源に対してアクセスでき、利用できるかを認証するためのプロトコル。
- RCPT, Recipient
- SMTPで宛先となるアドレスを通知するコマンド。
- RDAP, Registration Data Access Protocol, アールダップ
- WHOISの後継プロトコル。
- REST API, RESTful API
- REpresentational State Transferの頭字語で、サーバーで状態管理(セッション管理)がなく、同じURLでアクセスすれば、同じ結果が返されるもの。現実的には、セッション管理がないと、セキュアなアクセスが不可能であるので、認証&セッション管理を含むものが多い。
- Reverse Proxy, リバースプロキシ
- 外部からの接続を一手に引き受け、内部端末にリダイレクトすることで、様々な効果を実現する。たとえば負荷分散や暗号化処理高速化、シングルサインオンの実現などに用いられる。
- RFC, Request for Comments
- IETFが公開している技術仕様のこと。プロトコルなどの標準仕様になる。
- RIP, Routing Information Protocol
- 距離ベクトル型のルーティングプロトコル。2つのバージョンがあり、それぞれルート情報の通知の仕方とVLSMアドレスに対応しているかが異なる。
- RIR, Regional Internet Registry、地域インターネットレジストリ
- IPアドレス、ドメインの管理を行っている。上部組織はIANA。下部組織はNIRあるいはLIR。RIRとして、現在5つの組織(ARIN, RIPENCC, APNIC, LACNIC, ANIC)が存在する。
- Route Flapping, ルートフラッピング
- ルーターにて、ネットワークの経路情報が増減して、ルーターの負荷が上昇し、通信が遅くなるトラブルのこと。経路情報が増減することで、ルーターは経路情報の最適化を行うため、経路情報が増減し続けると、最適化処理に時間を取られてしまう。
- Roaming, ローミング
- 複数のアクセスポイントに同じSSIDを設定しておき、電波の強い方にアクセスさせる仕組み。
- RPKI, Resource Public-Key Infrastructure
- RSSI, Received Signal Strength Indicator
- RSVP, Resource Reservation Protocol
- ネットワークで音楽や映像を配信するため、ネットワーク資源を予約するためのプロトコル。
- RX-SOP, Receiver Start of Packet Detection Threshold
S
- S/MIME, Secure MIME
- 電子メールを保護するための規格。
- SAE, Simultaneous Authentication of Equals
- WPA3で使用される手続き。
- SAM, Security Accounts Manager
- SAN, Storage Area Network
- ストレージ(記憶装置)を接続するための専用ネットワーク。専用とは言っても、どこかにアクセスする口はある。SANには、大きくIP-SANとFC-SANの二種類に分類される。
- SCSI, Small Computer System Interface, スカジー
- コンピュータと周辺機器を結ぶインタフェース規格。基本的にはパラレルインタフェースであるが、SCSI-3においては、シリアルインタフェース規格も存在する。
- SD-WAN
- SDNをベースにしたWAN仮想化技術。
- SDP, Session Description Protocol
- SIPやRTPで使用するメディアの種類、プロトコルの種類、ポート番号を記述する形式のこと。
- SDN, Software-Defined Network, ソフトウェア定義ネットワーク
- OpenFlow
- Segment, セグメント
- トランスポート層のデータ単位(PDU)の1つ。
- Sesssion Layer, セッション層
- OSI参照モデルのレイヤー5。あるプログラムとプログラムをつなぐための仕組みを提供する。このため、OSにおいてプロセスの識別や管理、セッションごとのパラメータ管理などを行う。
- SIGFOX
- LPWAの一種。フランスのシグフォックス社が推進。
- SIP, Session Initiation Protocol
- ネットワークで音楽や映像を配信するために、セッション(接続、切断、更新)を行うためのプロトコル。
- SIM Card, Subscriber Identity Module Card, SIMカード
- 携帯電話などに装着させるカードで、通信事業者が配布する。この情報に基づき、携帯電話が通信事業者のネットワークにアクセスする。具体的には、IMSI、MSISDN、ICCIDといった識別番号や、ネットワークにアクセスするための鍵情報、端末のパスワード(利用者が設定する)や、電話帳データなどの情報が記録される。
- Single Mode Fiber, シングルモードファイバー
- 光ファイバーの光を通す部分の直径が約9μmのもの。長距離伝送に用いる。
- SOAP, Simple Object Access Protocol
- 他のコンピュータ上にあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル。XMLデータでやりとりすることが特徴。同様の技術に、CORBA、DCOMがある。
- Something You Are
- ユーザーで認証すること。例:生体認証
- Something You Have
- ユーザーしか持っていないもので認証すること。例:IDカード
- Something You Know
- ユーザーしか知らない情報で認証すること。例:パスワード、暗証番号、PIN
- Southbound API
- SDN/OpenFlowにおいて、ハードウェアコントローラとのインタフェースになるAPI。逆にアプリケーションとのインタフェースになるAPIはNorthbound API。
- SPDY Protocol, スピーディープロトコル
- 次世代HTTPとも言えるプロトコル。Webコンテンツの読み込みをプロトコルレベルで改善するためにGoogleが提唱した。
- SPF, Sender Policy Framework
- SMTPメール送信において、送信者のドメイン偽装を防ぐためのドメイン確認方法。
- SPF, Shortest Path First
- 主にAS内で最短経路を見つけるために使用するアルゴリズム。
- SNMP, Simple Network Management Protocol
- ネットワーク管理を行うためのアプリケーション層のプロトコル。SNMPマネージャと呼ばれる端末とSNMPエージェントと呼ばれる端末によって、ネットワーク情報を管理する。SNMPマネージャが特定のネットワーク管理情報を「Get-Request」コマンドによってSNMPエージェントにリクエストし、SNMPエージェントが「Get-Response」コマンドによってネットワーク管理情報を返却する。続きの情報がある場合、再度SNMPマネージャがSNMPエージェントに「Get-Next-Response」コマンドを送り、「Get-Response」が返ってくる。ネットワーク管理情報を設定したい場合、「Set-Request」コマンドで設定を送り、「Get-Response」で設定が完了する。例えばパケットを送れない状態が続いた場合、SNMPエージェントが「Trap」コマンドをSNMPマネージャに送信する(ここだけ方向が逆な点に注目)。Trapコマンドを送ることで早期にネットワーク端末の異常を検知できるようになる。
- SS7, CCSS7, CCITT, Common Channel Signaling System No.7, 共通線信号No.7
- 固定電話網用のプロトコル。
- SSB, Single-Sideband Modulation, 単側波帯変調
- SSID, Service Set Identifier, サービスセット識別子
- SSL, Secure Socket Layer
- ネットスケープコミュニケーションズ社が開発した通信プロトコル。セキュリティを確保するため開発されたが、SSL1.0、SSL2.0、SSL3.0ともに脆弱性が存在しており、現在は使われていない。一般に「SSL」と呼ばれるものは、「TLS」である。
- SSO, Single Sign On, シングルサインオン
- 複数のサーバーに対する接続に対して一度のサインオン(認証)で、すべてのサーバーにアクセスするための仕組み。たとえば負荷分散のためにサーバーを分散した場合に各サーバーにアクセスする度に認証を求められたのでは使い勝手が悪い。
- Stateful firewall, Stateful Inspection, ステートフルインスペクション, ステートフルファイアウォール
- ファイアウォールのセキュリティ機能の1つ。普通、LANからWANへ投げたパケットは、ACK付きでWANからLANへ返ってくる。これを悪用して、ACKを付けたパケットが素通りしてしまっていた。これを防ぐのが、ステートフルインスペクション。ようわ、LANからWANへ投げたパケットに帯する応答パケットだけを許す仕組み。
- STP, Spanning Tree Protocol
- パケットの無限ループを防ぐためのプロトコル。
- Switching Capacity, スイッチング容量, スイッチングファブリック
- L2スイッチの性能指標の1つ。1秒あたりに転送可能ビット量で表す。
- SYN
- TCPの3ウェイハンドシェイクの切っ掛けとなるコマンド。
- SYN Flooding Attack, SYNフラッディング攻撃
- 大量のSYNを送りつける攻撃。
T
- TCP, Transmission Control Protocol
- トランスポート層のプロトコル。コネクション型。
- Teaming, NIC Teaming, NICチーミング
- コンピューターに複数のNICを装着し、それらを束ねてコントロールすることで、冗長性の向上、速度の向上(Link Aggregation)、負荷分散などを実現する技術。
- TKIP, Temporal Key Integrity Protocol
- TLD, Top Level Domain, トップレベルドメイン
- URL/URIのドメイン名のうち、国などを表す部分のこと。jpやorg、net、comなどのこと。
- TLS, Transport Layer Security
- トランスポート層をセキュリティで保護するためのプロトコル。一般に「SSL」と呼ばれていることが多い。
- Topology, トポロジー
- TransferJet
- 「あえて3センチしか飛ばない無線」をコンセプトに開発された近距離無線通信の規格。二つの端末を「かざす」程度に近づけることで通信を行う。SUICA、ICOCA、PASMO、PITAPAなどに代表される「FeliCa」と同じ機能であるが、技術的には全く別。FeliCaの高速版という認識が強い。
- Transport Layer, トランスポート層
- OSI参照モデルのレイヤー4。ネットワーク層によってネットワークを超えた通信が行えるが、トランスポート層でそこにさらにエラー制御や順序制御、フロー制御を行う。
U
- UDP, User Datagram Protocol
- トランスポート層のプロトコル。コネクションレス型。
- UDP Hole Pantching, UDPホールパンチング
- UNAP, Universal Network Acceleration Protocol
- 2013年1月に富士通研究所が発表したトランスポート層のプロトコル。TCPの弱点である遅延(エラー発生時に再送信するため)を改善したもの。UDPの持つ高速性に近づくことになる。UDPに同社のエラー訂正技術を適用した形になる。
- UTM, Unified Threat Management, 統合脅威管理
V
- VANサービス, 付加価値通信網サービス
- VLAN, Virtual LAN, Virtual Local Area Network
- ブロードキャストストームを避けるため仮想的なLANを構築する技術。構築方法によって、ポートベースVLAN、MACベースVLAN、サブネットベースVLAN、プロトコルベースVLAN、タグVLAN、マルチプルVLAN、と呼ばれる。ブロードキャストストーム防止以外にも、大企業においてはVLANでセクションごとにアクセスを許可、不許可にする用途で使用されている。
- VLAN tagging, タグVLAN
- タグによって識別するVLAN。IEEE 802.1Qで規格化されている。
- VLSM, Variable Length Subnet Mask, 可変長サブネットマスク
- サブネットをさらに小さなサブネットで分けるための技術。逆にすべてのサブネットを同じ長さで分ける技術はFLSM。
- VoIP Gateway, VoIPゲートウェイ
- IP電話回線網と、IP網の間に位置し、それぞれの回線網を流れるデータを仲介する機器。
- VoLTE, Voice over LTE, ボルテ
- 音声データをパケット通信ネットワークLTEで送る技術。
- VPN, Virtual Private Network
- 企業の拠点間通信において、専用線を結ぶことが難しい場合に利用される技術。共有回線を利用して、仮想的なプライベートなネットワークを構築する。プライベートとは、つまり第三者による盗聴、改竄を防止するという意味である。大きく、「インターネットVPN」と「IP-VPN」が主流である。
- VRRP, Virtual Router Redundancy Protocol
- RFC2338に規格化されているレイヤー3機器の冗長化プロトコル。たとえばレイヤー3機器のルーターを複数用意し、マスターとなるルーターとスタンバイ(サブ)となるルーターを決めておき、これらのルーター群で「VRRP Advertisement」というハートビート的なメッセージを常時通信しておく。このメッセージが途切れた場合、マスタールーターに異常が発生していると見なし、スタンバイルーターがマスタールーターとして振る舞うようになる。なお、この際、MACアドレスが変わると通信が正常に行えないため、正常状態からMACアドレスには仮想MACアドレスを用いる。
W
- W52
- 5.15GHz - 5.25GHz の周波数帯。
- W53
- 5.25GHz - 5.35GHz の周波数帯。
- WAF, Web Application Firewall
- ネットワーク機器の1つ。
- WAN, Wide Area Network
- Wi-SUN
- LPWAの一種。
- WPA
- WPA2
- WPA3
- 2018年6月に発表された無線LAN向けのセキュリティ規格。
- WHOIS, フーイズ
- IPアドレスやドメインなどの問い合わせプロトコル。1982年に制定。
X
Y
Z
- ZETA
- LPWAの一種。
- ZigBee
- 主に家電向けの短距離無線通信。チップが安価に製造でき、消費電力も少ない。IEEE802.15.4で規格化されている。2.4GHz帯を利用する。