Crazy 2x3x3 解法
DaYan社製のものについて解説しています。
このキューブは変形が可能で、完成状態から中列を90度回転させた状態でU2またはD2を行うことができます。(右図)
構造にクセがある割に自由度が高く、普通の2x3x3よりだいぶ手間がかかります。
パーツの名前は図のように設定します。
回転記号は3x3x3に準じます。
円内
円内は1x3x3と同様に解けます。
しかし変形を交えて回転させると、円内パーツの上下の相対位置が変化して上下ペアが同色になり、1x3x3の手順だけでは揃えられなくなることがあります。
上下に同色のパーツがある時は以下の手順で修正します。
- M' U2 M (写真と矢印絵)
※考慮する必要のないパーツの移動は省略。
→同じ面に同じ色のコーナーを4つ集める
→エッジのパリティを直す
→エッジの色を揃える
という段階を踏むようにすると無理なく揃えられます。
完全1面
「このコーナーパーツがある面は円内と外周が固定される」という性質をもつコーナーパーツが1つあります。
このコーナーパーツの事を、以降は「固定パーツ」と呼びます。
ここから先の段階では、手順に固定パーツを巻き込むと全体が大きく崩れてしまいます。
U面に固定パーツがあるとPLLの邪魔になるので、固定パーツがある面から完成させます。
完全1面は、クロス作成→コーナーと揃えていきます。
回転数や固定パーツに気をつけて、円内を崩さないよう工夫してください。
以下の手順では固定パーツをDBL(左下奥)に置いて、固定パーツの巻き込みを回避しています。
また、手順①~⑤では円内のパーツが崩れません。
クロスの作成
①M2 U M2
②M2 U2 M2
③R2 U R2
コーナー
④R2 U R2 U R2 U2 R2 (固定パーツの右隣と対角線上のコーナー)
⑤R2 U' R2 U' R2 U2 R2 (固定パーツの左隣のコーナー)
完全2面(PLL)
以下に示す手順を組み合わせてコーナー→エッジの順にU面を完成させます。
完全1面と同様、手順に固定パーツを巻き込むと円内が崩れるので注意しましょう。
以下の手順は、固定パーツをDBL(左下奥)に置いて行ってください。
コーナー
①R2 F2 U' F2 U' F2 U2 F2 U' R2 U2 R2 U' R2 U'
②R2 U2 F2 U' R2 U2 R2 F2 U' F2 U2 F2 R2 U
エッジ
③R2 U R2 U' R2 U2 R2 U2 R2 U' R2 U R2 U2 R2 U2
④R2 U' R2 U R2 U2 R2 U2 R2 U R2 U' R2 U2 R2 U2
⑤M' U2 M R2 U2 F2 U2 R2 U F2 U2 F2 U2 F2 U' F2
Tag: 直方体、Crazy系