駆虎呑狼の計

Last-modified: 2017-02-04 (土) 21:55:30

説明文

 

呂布と配下の八健将を使い、曹操軍を倒しましょう。
※この戦闘では固定デッキを使用します。

概要

 

・おそらく前シナリオ中最長。
・茶番劇が延々と続く。
・途中で力尽きないように。

テキスト

 

軍を再編した曹操(そうそう)は再度呂布(りょふ)を攻める。濮陽(ぼくよう)の地で両者は再び相見えるのだった。

 

陳宮:出撃してはなりません将軍!張遼(ちょうりょう)、高順(こうじゅん)の2人が不在の今、城を守ることが大切です!

 

呂布:雑魚の相手など、私1人で十分だ!

 

曹操:戦は一人じゃ勝てないってことを呂布に教えてやろう。

 

合同作戦」は、自エリアにいる『魏』キャラの攻撃力が、その数に応じて上昇するスキルカードです。

 

呂布:一騎討ちに応じる度胸もないとは、見下げ果てた奴め!

 

兵士:報告します!呂布は徐州(じょしゅう)に逃走した模様です!おそらくは劉備(りゅうび)殿に助けを求めたのではないかと。

 

曹操:劉備か……あの2人が手を組むのはちょっと困りものだな。何か手を打ちたいところだ。

 

許褚:肉まん買ってくれたら、劉備と呂布の首を獲ってきてあげちゃいますよ~?

 

荀:許褚(きょちょ)なら本当にやっちゃうかもしれませんねー。ですがここは私の案でいきませんか?名付けて「二虎競食(にこきょうしょく)」の計!

 

荀:劉備は徐州を治めていますが、正式に許可を得ているわけではありません。そこで劉備の徐州統治を認める条件として、呂布の討伐を皇帝陛下に命じさせるのです。

 

荀:この作戦が失敗しても、お互いの関係を悪化させることはできるはず。ねっ?いい考えでしょ?じゃ、早速劉備に送る手紙を用意しますね~。

 

呂布:この徐州の統治を、皇帝から正式に認められたそうだな。実にめでたい話だ、弟よ。

 

張飛:お兄ちゃん、私こいつ嫌い!もう殺しちゃおうよ!

 

劉備:だ、駄目だよう。呂布さんはボクを頼ってきてくれたんだから、ね?

 

張飛:お兄ちゃんはお人好しすぎるの!

 

呂布:酷いなあ翼徳(よくとく)。なぜ私を殺すなんて言うんだ?

 

張飛:曹操の手紙に「呂布は絶対裏切るよ~。KILLしちゃいなよYOU」って書いてあったし!あと私のこと翼徳って呼ぶな!

 

劉備:よ、翼徳っ!ご、ごめんなさい呂布さん。実はこの前曹操さんから手紙をもらって……。

 

呂布:ああ――そういうことか。いかにも曹操の考えそうなことだ。

 

劉備:(こ、怖いよぅ……)

 

劉備:……ボクは陶兼(とうけん)様から、この徐州の統治を託されました。でも、もし、呂布さんが徐州を欲しいというのなら……。

 

劉備:徐州の統治者の証であるこの印を……あなたに、お譲りします。

 

呂布:殊勝なことだ。ならば遠慮なく――

 

呂布は当然と言わんばかりに、劉備の手のひらで輝く印に手を伸ばす。

 

張飛:お兄ちゃん!?

 

関羽:……。

 

呂布:フン、そう怖い顔をするな。今のは冗談だ。

 

陳宮:将軍は劉備殿を裏切るつもりなどございません!なぜ試すような真似をなさるのです!

 

関羽:あなたはともかく、呂布殿を全面的に信用することはできないな。兄上、本当に呂布殿を受け入れるつもりですか?

 

劉備:曹操さんは、ボクと呂布さんの仲を悪くさせるために、こんな手紙を送ってきたんだよ。

 

劉備:と、思うんだけど……雲長さんは、どう思う(チラッ)?

 

関羽:(可愛い)確かに。

 

張飛:私はぜーったいに反対!呂布と手を組むなんて死んでもイヤ!

 

劉備:うう、そんなこと言われても……。

 

使者:報告します!劉備殿のお返事を読み上げます!「呂布さんは怖いけど、徐州を守るには、あの人の力が必要なんですう……」――以上です!

 

曹操:(イラッ)おい荀(じゅんいく)、お前の作戦、失敗したぞ。

 

荀:あら残念。では次の作戦に行きましょう。名付けて「駆虎呑狼」の計!

 

荀:最近、袁術(えんじゅつ)が自分のことを皇帝と名乗っているじゃないですか。これを利用して、劉備に袁術討伐の勅命を出しましょう。

 

荀:おそらく劉備は城の守りとして呂布を残していくはず。劉備が徐州を離れた時、呂布はどうするでしょうねぇ……ぷぷぷ。

 

袁術:この地はアタ……皇帝である、わらわの物じゃ!なんで返さなきゃいけないわけ!?

 

劉備:勝手に皇帝を名乗ったりしてはいけません!陛下に逆らったつっ(舌噛んだ)罪は、重いでひゅよっ!

 

関羽:思ったより時間がかかってしまいましたね。妹だけではやはり心配です。早く城に戻りましょう。

 

劉備:大丈夫だよ。翼徳とはちゃんと「お酒は1日1杯しか飲んじゃだめだよ」って指切りで約束したから。

 

関羽:それはうらやま……いえ、それならば安心ですね。

 

張飛:っ……っ……ぷはーっ!やっぱりお酒はいいねーっ!

 

張飛:約束通り(樽で)一杯しか飲んでないし!っ……っ……くはあああーーーっ!

 

張飛:ろっれらい!わらひはれんれんよっれらいひょー!(訳:酔ってない!私は全然酔ってないよー!)

 

張飛(ちょうひ)は劉備に置いて行かれたことに超不満だった。

 

張飛:ん~?なんらおらえ。おらえろさけらろみらいろか?(訳:なんだお前。お前も酒が飲みたいのか?)

 

曹豹:あ、いえ、私はあまり肝臓が強くないので。

 

張飛:らんらろ~~?おられらあらりろさけらろれらりろら~?(訳:何だとー?お前は私の酒が飲めないと言うのか!?)

 

曹豹:は……で、では、一杯だけ。

 

張飛:ららいらんれいられ、ろんろんりれ~!(訳:一杯なんて言わずに、どんどん飲めー!)

 

曹豹:いえ、お気持ちだけで。

 

張飛:ろらえ、らんれ、いりいりららっれるんら?(訳:おまえ、なんで、じりじり後退しているんだ?)

 

曹豹:いやもうほんと勘弁してください。

 

張飛:られー。あっりろれーれりららうらー、れっれーれーら!(訳:だめー。私の命令に逆らう奴は鉄拳制裁だ!)

 

陳登:張飛将軍、何をしているのです!兵に乱暴を働くなどと!

 

張飛:あう~?られら~?(訳:ん?誰だ?)

 

張飛:おお~、おらえろりこんら!(訳:おお、お前も酒を飲みにきたのか!)

 

曹豹:……張飛将軍、つかぬことをお聞きしますが、あなたは私の親戚のことをご存じですか?

 

張飛:んあ?なんらいきなり。しっれるわけないらろー。(訳:はあ?なんだいきなり。知ってるわけないだろ?)

 

曹豹:そうですか。それは……良かった。

 

張飛:そうらな!よらっらよらっら!(訳:そうだな!良かった良かった!)

 

張飛:ほらほら~!おらえろもっろろれ!(訳:ほらほら!お前ももっと飲め!)

 

張飛:やれろ、れっろーれろ、りょるれろ、ららっれろーい!(訳:矢でも鉄砲でも呂布でもかかってこーい!)

 

伝令兵:報告します!城内の曹豹(そうひょう)殿から知らせが届きました!

 

「張飛は泥酔している、今ならば容易く城を落とせる」

 

陳宮将軍、我々には確固たる地盤が必要です。この機会を逃してはいけません。

 

呂布:分かっている。全軍に伝えろ!目標は徐州の城だ。張飛の泣きわめく顔が目に浮かぶわ!

 

伝令兵:報告します!り、呂布軍に城を包囲されています!

 

張飛:ZZZ………ヒック。

 

かくして荀の策は見事に成功する。呂布に城を奪われた劉備は、なす術なく徐州の地を去ることになった。

 

曹操:全員聞いていると思うが、劉備が僕に助けを求めてきた。みんなの意見を聞きたい。

 

荀:私はSATSUGAIに一票!理由は私の勘が危険だといってるから。

 

曹操:普通に殺害って言え。郭嘉(かくか)、お前は?

 

郭嘉:劉備を殺してはなりません。駄目です。

 

郭嘉:劉備は多くの民衆から慕われています。彼を殺せば民衆の恨みを買うどころか、下手をすれば反乱が起きる可能性すらあります。

 

郭嘉:それは結果として曹操様の評判を落とすことにもなるでしょう。どうか軽率な真似はお控えください。

 

曹操:まともな意見を出してくれる部下がいてくれて助かるよ、本当に。

 

程:それでは、劉備を部下にするのですか?

 

曹操:劉備がボクに従うなら考えてもいいな。どちらにせよ、今回は郭嘉の意見を採用する。

 

簡雍:我が主(あるじ)、劉玄徳の命で馳せ参じました。呂布に奪われた徐州の城を取り戻すため、どうか丞相のお力をお貸しください。

 

荀攸:呂布を相手にするのなら、ある程度の犠牲は覚悟しなければならないでしょう。

 

郭嘉:ですが、時間を置けば呂布が徐州で力をつけてしまう。今が呂布を討つ好機と考えるべきです。

 

曹操夏侯惇(かこうとん)夏侯淵(かこうえん)に先鋒を命じろ。そろそろ呂布と決着をつけたいと思っていたところだ。
目標:呂布軍の撃破

 

乱戦の中、曹性の放った矢が、夏侯惇の左目を射貫く。

 

夏侯惇:っ!

 

夏侯惇は眼球ごと矢を引き抜き、躊躇せず飲み込むのだった。

 

夏侯惇:…………(嫌だなぁ)。

 

夏侯惇から発せられる気配が変わり、周囲の敵に動揺の色が走った。

 

陳登:曹操軍の被害は甚大です。対して我が軍は損失も少ない。これも皆、将軍のお力でしょう。

 

陳珪:民衆も将軍を褒め称えています。呂布将軍こそ、支配者に相応しい人物と。

 

呂布:ハハハハ。この勢いで曹操を倒し、天下に呂布の名を知らしめてくれよう!

 

陳宮:……。

 

陳宮:(陳珪(ちんけい)と陳登(ちんとう)……。あの2人、本当に信用してよいのか?)

 

呂布:どうした陳宮。景気の悪そうな顔をして。

 

陳宮:いえ……なんでもございません。

 

呂布:む……?高順(こうじゅん)、なぜお前がここにいる?城はどうなったのだ。

 

高順:そういう将軍こそ、なぜ城を出ているのです?

 

呂布:私は陳登から、高順の守る城が陥落しそうだという知らせを受けたのだ。

 

高順:私も陳登殿の使いから、呂布殿の守る城が危険だと伝えられたのです。

 

呂布:どういうことだ?伝令が間違えたのか?とにかく、いったん城に戻ろう。

 

2人の将軍が徐州の城に到着した時、城門には曹操軍の旗が掲げられていた。

 

呂布:これはどういうことだ!?まさか、陳登っ、この私を裏切ったのか!

 

陳登:私は劉備様にお仕えする身。裏切ったことなど一度もありません。

 

関羽:我が兄の信頼を裏切った罪、ここで贖ってもらうぞ。

 

陳宮:将軍、ここで争いを続けても勝ち目はありません!下邳(かひ)の城へ逃げるのです!あの城ならばまだ十分な物資があります!

 

呂布:ぐ……分かった。

 

呂布軍は曹操の追撃を振り切り、下邳城へ逃れる。逃走中の呂布の顔には、今まで一度も見せたことのない苦渋の色が滲んでいた。
目標達成:呂布軍の撃破

攻略手順

1.テキストを読み進める
2.決死の覚悟を典韋駄にプレイ
3.合同作戦を発動
4.総攻撃
5.ひたすらテキストを読み流す
(劉備vs袁術の場面)
6.適当に攻撃
(劉備と関羽が破壊され墓地へ)
7.劉備をプレイ、桃園の誓いをサーチ
8.桃園の誓いで手札と墓地の関羽をプレイ
9.関羽に青龍偃月刀をセット
10.青龍偃月刀をつけた関羽で6/4を攻撃、つけていない関羽で4/2を攻撃
11.あとは総攻撃で終了
張飛vs呂布の場面は何をしても負ける。
夏侯惇vs呂布軍の場面は適当に攻撃すると夏侯惇が覚醒する。夏侯惇の能力を使っても使わなくても相手キャラを全滅させれば勝ち。

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