小覇王、立つ

Last-modified: 2017-01-13 (金) 13:37:42

説明文

 

孫策軍を操り、敵軍を倒しましょう。太史慈との一騎討ちではとにかく耐えることが鍵です。
※この戦闘では固定デッキを使用します。

報酬

・経験値9000
・銅貨2000
孫策(小覇王)
蒋欽

概要

・前半はこれまで通り与えられたカードを使い負けない手順を選んでいくだけだが、最後のパートはこれまでとは異なり、固定デッキを使ったガチバトルになる。
・こちらのデッキは大河を組み込んだ水軍デッキ、相手は太史慈コンボを組み込んだデッキである。
・すんなり大河が引けていれば割と楽だが、一度太史慈が連鎖を始めてしまうとなかなかに厄介。
・特に初手で攻撃力4のキャラを攻撃態勢で出してしまうと、太史慈で相打ちされて一気に太史慈(義臣)へつながれてしまう。大河発動状態で蒋欽のスキルを使用したり、周泰の攻撃力をうまく上げることができれば破壊は可能だが、中々に厄介。
密偵も飛んでくるので、大河を破壊されて蒋欽のスキルが使えずに太史慈(豪傑)が処理できないという事態にならないように注意しよう。

 

テキスト

 

孫策:クソがっ!

 

孫策:はぁ……はぁ。

 

孫策:…………ふう。

 

???:若様、ここにおられましたか。

 

孫策:……朱治(しゅち)か、何か用か?

 

朱治昔はよく親父殿の愚痴(フ〇〇ク)につき合わされたものです。若様も抱えているものがあるのでしたら、この朱治に話してみては?

 

孫策:親父か……。江東の賊をあっという間に退治してさ。親父の強さは、俺のあこがれだったよ。

 

孫策:だが今の俺はどうだ。袁術(えんじゅつ)の言いなりになって、ただ燻ぶってるだけだ。

 

孫策:これじゃ親父の意志を継ぐことなんてできやしない。自分の情けなさに腹が立つ!

 

朱治……若様、私にひとつ考えがあります。袁術に兵を借り、挙兵なさるのです。

 

???:その話、乗った!

 

孫策:うおっ! て、程普(ていふ)!?

 

程普:我が部下は数百人程度ですが、どれも皆精鋭ぞろい。若様のためなら、命を惜しまぬ者ばかりです。

 

程普:あとは、どのようにして袁術から兵を借りるかですが……。

 

孫策:親父が手に入れた玉璽(ぎょくじ)を使う。こいつを担保にして袁術から兵を借りよう。

 

朱治:なるほど……それはよい考えだ。袁術の性格なら、きっと受け入れるでしょう。

 

程普:確かにその通りだが……若様はそれでよろしいのですか?その玉璽は形見にも等しい品なのでは?

 

孫策:別にいいさ。今の俺が持ってても無意味な代物だ。それなら袁術にくれてやって、皇帝の夢を見させてやればいい。

 

孫策:俺はこの手で領地を手に入れる。親父を超えてみせるんだ!

 

孫策(そんさく)は袁術に玉璽を差し出し、三千の兵を借り受けた。その中には、かつての孫堅の部下である黄蓋(こうがい)や韓当(かんとう)も含まれていた。

 

伝令兵:報告します!前方に兵の一団を確認!

 

程普:あれが劉繇(りゅうよう)の舞台ですかな。

 

孫策:……いや、違うな。やーっと来てくれたか。

 

???:すみません、あの……通してください。あの……すみません。

 

孫策:周瑜(しゅうゆ)!こっちだこっち!

 

周瑜:お久しぶり、です、孫策様。いきなりの手紙だったので……はぁ、驚き、ました、ふぅ……。

 

孫策:相変わらずの虚弱っぷりだなー。親父の跡を継いで、俺も挙兵することにしたんだ。周瑜、お前の力を貸してくれ。

 

周瑜:……それは孫策様にとって、とても大事なことなんですね?

 

周瑜:―わかりました。持てる全ての力を、孫策様のために使いましょう。

 

孫策:そう言ってくれると信じてたぜ!周瑜がいれば百人力だ!

 

劉繇(りゅうよう):孫策が我が地に侵入してきたらしい。誰か、奴を退ける策はないか?

 

張英:自分に部隊をお預けください!敵が百万の軍勢でもない限り、守り通してみせましょうぞ!

 

劉繇(りゅうよう):うん。分かった、任せる。

 

太史慈:閣下、私にも協力させてもらえませんか。

 

劉繇(りゅうよう):いや、君はまだ若い。ここは張英(ちょうえい)将軍に任せておきなさい。

 

劉繇(りゅうよう)張英、お前に全軍を預ける。敵を追い返すんだ、いいね?

 

孫策:おっと、さっそく援軍のお出ましか!

 

???:まいった!いやー、さすがは噂の小覇王!大したもんだ!

 

???:アハハ!アンタはいつも豪快だねー!

 

孫策:ん?お前ら、敵じゃないのか?

 

蒋欽:私は蒋欽(しょうきん)!こっちは周泰(しゅうたい)!孫堅さんの子が挙兵したって聞いて、ぜひ仲間にして欲しくってさ!

 

周泰:アハハ!アンタはいつも直球だねー!

 

孫策:おお!そういう話なら大歓迎だぜ!今日から二人とも俺の仲間だ!

 

劉繇(りゅうよう):よくもまあ僕の前に顔を見せられたもんだね!お前なんかクビ(斬首)だ!

 

張英:そ、そんな!どうかお慈悲を!

 

&color(foreground[,background]){text};:劉繇様、私からもお願いします。張英殿が失敗したのは事実ですが、あの孫策という者が強すぎるのです。

 

伝令兵:報告します!南西の丘に敵が単騎で姿を現しました!孫策本人のようです!

 

劉繇(りゅうよう):そんなの罠に決まってるじゃないか!いいかい、誰も孫策を追ってはいけないよ!

 

太史慈:閣下、これは絶好の機会と考えるべきです!誰か、私とともに孫策を討とうとする者はいないか!

 

その声に応える者は一人もいなかった。太史慈(たいしじ)はかぶりを振ると、自らの馬のもとへと走り去った。

 

劉繇:なんて勇気のある若者だ……じゃなくて!早く彼を呼び戻すんだ!

 

張英:放っておきましょうよー。勝手に出ていったアイツが悪いんですよハハハ。

 

太史慈:ここから先へは通さん。

 

孫策:へ?

 

太史慈:お前が孫策か?

 

孫策:なんだお前。まずは自分の名前くらい名乗ったらどうだ?

 

太史慈:私は太史慈。お前に一騎打ちを申し込む。

 

孫策:俺は孫策だ。そーかそーか、一騎打ちがしたいってか……いい度胸してんじゃねーか!

 

太史慈:武人の誇りにかけてお前を倒す!

 

2人の死闘は数時間に及び、天気はいつしか嵐に変わっていた。

 

精魂尽きるまで死力を尽くした2人の戦いは決着がつかず、引き分けという形で幕を閉じる。

 

孫策:太史慈ってやつは本物だな!劉繇にはもったいないくらいだ。

 

韓当:きっと明日の戦にも出てくるはず。決着はそれまでお預けですな。

 

孫策:おう!

 

周瑜:孫策様、その太史慈という方……仲間に誘ってみてはいかがでしょうか。

 

周瑜:太史慈殿を捕える方法は私が考えます。孫策様は敵を攻め落とすことだけに集中してください。

 

孫策はかつての孫堅を凌ぐほどの強さで劉繇軍を駆逐した。敗戦を悟った太史慈は、逃走する味方を庇いつつ必死の抵抗をつづけたが、周瑜の指示で城外の林に潜んでいた伏兵に捕えられた。

 

孫策:お前は本物の武人だ。だが劉繇はお前を重用しなかった。だから負けたんだ。

 

太史慈:……殺せ。

 

孫策:まぁ聞けって。昨日の戦い、俺はすごく楽しかったぜ。お前はどうだった?

 

太史慈:…………。

 

太史慈:……そうかも、しれない。

 

太史慈:この私と互角に戦える者など、今まで一人もいなかった。お前と剣を交えた時、心が震えた。あんな感情は……生まれて初めてだ。

 

孫策:俺も同じさ。すっげー怖いのに、楽しくってたまらないんだ。

 

孫策:この江東は、あちらこちらで賊が暴れては住民を苦しめてる。俺は一人残らずそいつらを退治してみせる。

 

孫策:そのためにはお前みたいなやつが必要なんだ。力を、貸してくれないか?

 

太史慈:…………。その言葉に嘘がないのなら、この身を預けても構わない。

 

孫策:よっしゃ!今日は宴会だな!

 

太史慈:待て。無礼を承知で、一つ頼みがある。私に明日の昼まで時間をもらえないか?

 

孫策:ああ、いいぜ。

 

太史慈:っ!……感謝する。

 

太史慈は孫策に一礼すると、その場を去っていった。

 

黄蓋:……帰ってきますかな?

 

孫策:俺に一騎打ちを挑んだ奴だ。帰ってくるに決まってるじゃねーか。

 

翌日、太史慈は約束を守り、多くの兵を連れて孫策のもとに赴いた。こうして孫策は信じられる仲間をまた1人得たのだった。

攻略手順

1.テキストを読み進める
2.最初の戦闘は適当に攻撃するだけで勝てる(孫策のスキルを発動させておくと終結を早めることができる)
3.周瑜で周泰を攻撃
4.孫策のスキル発動、周泰の攻撃力を下げる
5.孫策と黄蓋で周泰を攻撃
(返しで孫策が蒋欽の攻撃で破壊される)
6.周瑜で蒋欽を攻撃
(孫策と太史慈の一騎打ち)
7.決死の覚悟を孫策に使用
8.太史慈を破壊するとどんどん大きくなっていく。手に負えないサイズになったらひたすらターンエンド
9・孫策が覚醒したらまた決死の覚悟を使用してひたすらターンエンドでこのパートも終わる
(最後のパートはお互い固定デッキのカードがランダムで手札に入るため確定した手順はない)

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